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Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

rice◆Genesis 2015年、元Raphaelの二人は今も戦い続けてる!

最近、Raphaelの音源を聴きたい気分が多々ある。

なんとなく、聴きたくなるんだよなぁ。。。

華月が亡くなって、15年が過ぎたんだなぁ、と。

…もう、あの四人のRaphaelとしては、二度と活動することはありません。

寂しいけど。

けど、、、

YukiとHiroは、riceを結成して、素敵な音楽を創り続けています。

もう、6th Albumになるんですね。

それが、こちらのジャケットが素敵な「Genesis」です。


2015年。

今年もCDはいっぱい買いました。

一応、いい大人なので、とりあえずいいなと思ったものはすぐに買います。

でも、若い時のようなみずみずしい感性はないので、だいたいのCDは一度、二度聴いたら、それでおしまい、ということが多いです。心に響く音楽って、なかなか出てこなくなった、というか…。

だけど、2015年の暮れ。

改めて考えると、この作品はかなり聴いた気がします。

純粋に「作品」として、とってもクオリティーが高かったように思います。


1:Air-variation-

riceの名曲「Air」をモチーフとしたSE的な曲。女性の語りがそこに加わります。内容的には、若者(?)の苦悩、というか、若者(?)の迷い(を振り返る)みたいな感じですね。最初、「うわー、蒼いなぁ」って思ったけど、聴いているうちに、「こういう気持ちって、僕にもかつてあったなぁ」って思いました。

2:Fake star
先行シングル曲ですね。この曲、ホント好きです。90年代後半のヴィジュアル系の王道サウンドという感じ。この曲は、Raphael時代にYukiが作った曲なんですよね。で、華月が「いいね」って言ってくれた曲だとか。個人的には、HIROのドラムがいいなぁって思って聴いています。音にキレがすごいあって…。

3:Gleam
これまたなんともいい感じのギターリフで始まるノリノリ・イケイケな曲。これまでのriceのキャリアを考えると、かなり弾けた曲になっているように思います。本作にかける意気込みみたいなものを感じます。音的に、最近のコテコテなヴィジュアル系のようなやり過ぎヘヴィー音じゃないので、聴きやすいです。でも、rice的にはラウドな曲かな、と。

4:Plasma
なんともアンニュイで、けだるい感じの楽曲です。ボーカルのエフェクトの効果もあって、とてもdizzyな感じというか。Raphaelがあのまま活動していたら、こういう曲もやっていたんだろうなって思うような曲。大人になった二人ゆえに出せる音というか。途中のシンセ音になるところも、どこか壮大で気持ちいいです。途中からはダンサブルでオシャレなロックになります。

5:Kagome
これまたなんとも形容し難い楽曲。近未来的でキャッチ―なイントロ。でも、Aメロに入ると、途端にYukiワールドに変貌します。さすがはYuki。かなりエモーショナルな歌い方をしていて、引き込まれますね。テンポはミディアムだけど、かなりnoisyで、ワイルドで、激しい感じがします。歌はともすると「演歌」になりそうな、、、。ロックと演歌の境界線上に位置づくギリギリの曲。

6:Scape[goat]
しっとりとした出だしのソフトな曲。でも、サビになって一転しますね。いやー、いい曲っていうのは、いつの時代になってもいい曲なんだなぁ、っていう。それと、やっぱり歌い手さんがいいと、本当にいいんだなぁ、と。バンドの顔はやっぱりボーカル。ボーカルの良さが全てなんだなぁ、と。古くから彼らを応援しているファンにとっては、とっても嬉しい一曲じゃないかな!?

7:to you-Gospel ver.-
ビックリしたー。ホントにゴスペルだ…(苦笑) to youっていうと、DIE IN CRIESが思い浮かんでしまうのは、僕だけじゃないはず(苦笑)。これもまたいい曲です。riceの音楽性の幅広さを感じさせてくれます。これ、シングル曲だったような…(うるおぼえ)

8:Tera
6-7と続いて、ミディアムテンポのしっとりとした曲が続きます。もはやロックの領域を超えたスロウな曲。最後のアウトロあたりは、もはや異国の曲になってる…。

9:Never
これも先行シングル曲(になるのかな)。僕的に、かなりツボな曲。昔は、こういう曲をやるV系バンドもいっぱいいたよなぁっていう感じ!? ちょっとRaphaelっぽさもあり…。文句なしにカッコいいrice風ロックです。

10:Asterisk
これも既に発表されてる曲ですね。穏やかで壮大なミディアム曲。2015年冬に、しっとりと聴きたい曲。「生きてるんだなぁ」って実感できる曲っていうか…。

11:STAY
もう、タイトルからして、「大当たり」な曲(苦笑)。 「これを聴かずして、riceを語ることなかれ!」って感じ!? 今年、この曲、いっぱい聴いたなぁ…。アウトロの旋律が凄い好き。ヴァイオリンっぽい音で、フェイドアウトしていく感じがたまらない(マニア)。

このアルバム、思い入れの強い曲になりました。

この夏、一人でドイツに行ったとき、i-Podでいっぱい聴きました。

だから、このアルバムの曲を聴くと、この夏の思い出がふわっと浮かんでくるんです。

「僕もまだ、人生という旅の途中にいるんだなぁ」…。

Yukiの歌、riceの曲って、ヨーロッパで聴くと、むっちゃいいんですよねー。

***

2016年。

また、Raphaelとして、ライブをするそうですね。

そして、一人、音楽の世界を引退するそうです。

ちょっと彼らより年上の僕からすると、「いっぱい悩んだんだろうな」って思います。

人生を考える時、いつか「線」を引かないといけない時がくる。

音楽は、夢の世界。しかも、とても儚い夢の世界。

現実を考えると、なかなか続けていくのが難しい世界。

でも、終わりは新たな始まり。

残した音楽は消えることはありません。

Raphaelの曲もriceの曲も、多くの人の心に届いています。

それを支えに生きている人もいっぱいいると思います。

それに…

音楽は、またいつでも、どういうかたちでもやれます。

かたちにこだわらず、また音楽活動<も>、やれるといいですよね。

僕だって、まだ色々と諦めてないもん。(ヘタクソだけど…苦笑)

コメント一覧(10/1 コメント投稿終了予定)

sei
お久しぶりです
これは……解説した方が良いですか?(笑)



有紀くんは変わらずに華月に取りつかれ…(言葉、悪いですね)
悩み苦しんでるように見えます。
自分自身の思い、華月ファンの思いと格闘してるように思います。

夏に……
華月のギターをステージ上で弾きました。
青いギター。
華月の音のままでした。


華月が忘れ去られるのが怖い……
そんな思いが強いのか?
普段、他愛もない話しかしないから感じないのですが
歌詞だったり
NEVERを唄ってる有紀くんの姿は……
そう思えます。


それにしてもriceは可笑しいです。
Fanの人たちを大事にする。好きなのか?一緒にいる時間が長すぎて……。
先月も4時間イベントが会場をあけ渡すギリギリまで5時間半イベントになる、とか
そんなLIVEやイベントばかりです。


書き始めると長くなるので、これで失礼します。
暖冬と言え寒いです。仕事が忙しいご様子。体調には気を付けて下さい。
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