いよいよ、明日になりました。
10回目のドイツ修養の旅
Die zehnte Bildungsreise nach Deutschland
The 10th Anniversary of German Club's Tour
10回目です。3年行けなかった年があるので、13年の取り組みです。
13年前というと、僕は31歳。今の僕は44歳。
そう考えると、長いこと、これを続けてきているなぁって。
これまでの10回、一つの事故もなくやってきています。
なので、まずは「安全第一」「無事故第一」で帰国したいです。
今回は、「新型コロナウィルス」が世界中で広まっているということで…
自分たち自身が、世界の人から「警戒」されている中での出国となります。
中国と日本と韓国を中心に広まる新型コロナウィルス。
いったいどうなってしまうのか…。
いずれにしても、安全第一で頑張るしかありません。
僕がこの取り組みを頑張って続けている理由はいくつもあります。
①内向きになっている若者たちに「外の世界」を伝えたい。
②外国語（英語以外）の魅力や面白さを体験させたい。
③海外の人たちと直に出会い、触れ合ってほしい。
④外国の教育施設や福祉施設の実践を見てもらいたい。
⑤過去と向き合って生きるドイツを知ってもらいたい。
⑥「個」を大事にしつつ「みんな」で大きなことをしたい。
…
僕の半ば妄想的？な大きな未完のプロジェクト。
今回は、12泊14日、ANA直行便、厳選したホテル（4泊は四つ星ホテル）。
ユーレイルグローバルパス付、強制収容所見学、ロマンティック街道巡り。
幼稚園・保育園・児童福祉施設、赤ちゃんポスト、母子支援機関見学あり。
ドイツ～スイス～フランス～（リヒテンシュタイン）～オーストリアを巡る旅。
これで、費用は一人21万円（現時点でもうギリギリのギリギリ…）。
…
それでも、うちの学生たちからすれば「高い」んです。
お金持ちの家の若者は、いくらでも海外にいけるでしょう。
海外に気軽に行ける若者は、どんどん「外向き」になっていきます。
外国語だって覚えるモチベーションもできるし、海外の友達もできる。
けど、そういう若者は実は一握り。
ほとんどの若者は、海外に行く機会もきっかけもなく、社会に出ていきます。
社会に出れば、もうそこは「修羅の世界」。
12泊14日の旅なんて、絶対に無理。。。
（ドイツでは、これがしっかり保障されているんですけどね♪）
日本という国で生きる以上、14日の海外旅行なんて、定年退職後じゃないと…。
しかも、その退職時点でよほどの金持ちじゃないと、、、
って考えると、ホント「ワンチャン（一回のみのチャンス）」なんです。
けれど、一度、この長旅を経験したら、、、
14日の旅は無理でも、ほとんどの子が「もう一度行きたい」ってなるんです。
この旅に参加した卒業生の多くが、その後海外にどんどん飛び出ています。
海外と接触のある人生と、海外と無縁の人生と。
多くの学生が「この旅がなかったら、海外には出なかった」と言います。
そう、きっかけさえあれば、みんな、世界に目を向けられるんです。
世界に目を向けている教師や保育士になってもらいたいんです。
でっかいヴィジョンやパースペクティブをもった大人になってもらいたいんです。
繰り返しになりますが、一定の富裕層？の若者は海外経験をたくさん持っています。
けれど、そうでない多数の若者は、その機会もきっかけもないんです。
国内のことしか、いや、国内といっても自分の住んでいるところしか、
いやいや、自分の住んでいるところと東京しか知らないって言っていいかも。
だからこそ、僕はこのプロジェクトを必死になって続けてきたんだと思います。
（他国を知り自国を知るというか、他を知り己を知るというか）
（根源的？な不平等～アンフェアを壊したいというか）
いつも通り、グダグダと書きましたが…。
毎年、素敵な学生たちとめぐるヨーロッパの旅。
自分もたくさん学び、楽しんでいます。
学生連れだからこそ見られる場所もいっぱいなんです。
幼稚園や保育園の見学も、学生と一緒だと本当によく教えてもらえます。
ドイツやスイスは、それこそ社会的養護や幼児教育の原点ともいえる場所。
ペスタロッチやフレーベルが生まれた場所。
僕も学生と共にいっぱい学ぼうと思います。
（今年は久々に、フレーベル博物館にも行ってきます！）
今年も貪欲に色々と刺激を受けつつ、勉強してきたいです。
海外の旅はやっぱり面白いし、刺激的です。
飽きることもないなぁって。。。
あと、この行く前の直前が一番ドキドキしますよね（苦笑）。
行っちゃうと、もうどったんばったんですから。
この行く前の静かなる高揚感みたいなのが心地よいんです。
また、今回もリアルタイム？で旅日記を公開します。
お楽しみに！！＼(^o^)／
