酒々井町にやってきました。
酒々井町は、成田、八街、八千代、佐倉に囲まれた小さな町。
酒々井と言えば、実力派人気店『麺や太尊』がありますね☆
太尊は、本当に素敵なお店です!!
それ以外にも、色々とラーメンを出すお店はあります。
で。
今回、僕が向かったのが、
というお店でした。
google mapで、酒々井を表示させ、そこに「食堂」と入れて検索すると、出てきました。
で、さらにgoogleで、「一軒屋食堂 酒々井」と検索すると、、、
さすがは悪麺友さん。しっかりレポを上げていました。
素晴らしいです!
…
こちらのお店は、国道51号線から少し入ったところにあります。
かなりいい感じの、昭和の食堂って感じで。。。
老舗感、昭和感、レトロ感、全て満載です。
しかも、このお店、中も、注文システム?もかなりユニークなんです。
店内に入ると、店主さんの奥様がおられて、いきなり注文をしなければなりません。
メニューを見て、「●●をお願いします」、というと、それをご自身のメモに書き加えます。
券売機ではなく、奥様がメモを取って、注文を完了。
あとは、呼ばれるのを待ちます。
しばらくして、料理ができると、「●●の方!」、と呼ばれるので、厨房カウンターに行きます。
そして、出された料理のトレーをもって、自分でテーブルに運びます。
このシステム、面白いなぁー。
お客さんは、ほぼ常連さんなので、メニューも見ないで、さっと注文していきます。
で、その肝心なメニューは、というと、、、
こんな感じです。
zoom up!
僕は、、、
ラーメン一杯300円も気になるところですが、、、
チャーシューメン(400円)を頂きました。
チャーシューメン、一杯、400円って、、、(・_・;)
そりゃ、もう、心中は穏やかではありません(苦笑)。
400円のチャーシューメン、、、
いったい!?!?
ジャジャーン!
こちらが、
一杯400円のチャーシューメンです。
凄いでしょ!? 美味しそうでしょ!?
オーラもしっかり出ていました。こりゃ、間違いないぞ、と。
スープを飲むと、じんわりと美味しさが伝わってきます。
「おお!これぞ、昭和の名店の味わい!」
最初は、なんか「ふつ~のラーメン」のように感じるのですが、、、
徐々に、いぶし銀のような、じわりとくる美味しさが増してきます。
この値段ですし、取り立てていい食材を使っているわけではないと思います。
が、長年の知恵と経験で、ここまでたどり着いた、、、
そんな深い味わいのスープでした。
麺はこんな感じです。
田舎らしい、素朴で、牧歌的な麺でした。
これぞ、昭和の麺!という感じ?
でも、意外と、今の時代でも「これは!?」というような麺だったかも!?
まさに、レトロフューチャー!!!
あと、特記すべきは、この見事な自家製チャーシュー。
80歳手前の店主さんが自分で作ったチャーシューを丁寧に切っているところを目撃しました。
このチャーシューが、もう、半端なく美味しかった。
臭みもなく、ラーメンのためだけに作られたであろう絶品チャーシュー。
これには、参りました。
…
全体的に、完璧なバランス系のラーメンになっていました。
これで、400円ですからね、、、
恐るべしです。
いや、これで味が普通なら、「そんなもんだよなー」って感じなんですけど、、、
ここのチャーシューメン、めっちゃ旨いっす。。。
僕の中では、「千葉県を代表する千葉の名店」と命名したいですね。
ラーメンだけじゃないんです。
お客さんに人気なのが、、、
こちらの「肉野菜炒め定食」です。
シンプルな肉野菜炒めに、味噌汁とご飯とお漬物のセット。
これで、600円。
ラーメンと比べると、やや高い気もしますが、お肉もいっぱい。
元祖、昭和のG系定食って感じがしました。
お客さんの多くが、これを頼んでいました。
一軒屋食堂。
店主さんは、78歳くらいだそうで、、、
43年前までは、大井競馬場辺りで料理人をしていたんだとか。
で、43年前、昭和47年に、こちらにやってきたそうです。
それから、半世紀もの間、ここで、地元の食堂として頑張ってきました。
そういう意味でも、行く価値のあるお店だと思います。
ちなみに、奥さんとお話をたくさんさせてもらいました。
ラーメンのメニューの裏を見ると、なんと「ラーメン 150円」と書いてあります。
「昔は、150円だったのよ。その前は、90円だったわ…」、と。
こういう話ができるのが、老舗店の魅力なんですよねー。
酒々井の老舗の名店、ここにあり!
でした♪