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散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

今朝のテラス

2011-05-11 13:24:35 | 自然観察










去年日本に行った時、甥のRyuが採って来てくれたナガミヒナゲシが咲いている。
もう一つ別の芥子も蕾が上がってきた。毎日テラスの植物の様子が変わるので楽しい。
ピエール・ドゥ・ロンサールの鉢が具合悪く半分ほどになってしまったが咲き始めた。
テージング・ジョージアは元気ではあるけれどバラゾウムシが蕾を食い荒らすので蕾がボロボロと落ちるのだ。
これは実に腹立たしい。
私にとっては許しがたいが、バラの蕾を食べて育つ幼虫がすこしうらやましくもある。









メモ:

ドイツの倫理委員会は遅くとも10年以内に原子力発電から手を引く事、古い原子力発電所は直ちに廃炉を発表。




















自家発電

2011-05-10 18:22:01 | 思考錯誤

フィジオセラピーに行くと自転車漕ぎを必ず10分する。
まあ、30~35キロカロリー位の消費くらいな物だ。始めたころは筋力がかなり落ちていたのでその半分くらいからはじめた。
自転車漕ぎをしているといつも思うのはこれで発電逐電出来ればいいのにということだ。調べてみるとエアロバイク型発電機というのがあるらしいけれど実用にはむかないのだろうか?

そんなことを考えていたら、以前タルコフスキーの弟子 Konstantin Lopushansky監督の"Dead Man's Letters"という旧ソビエト映画を見たのを思い出した。足踏みミシンのような人力発電で消え入りそうな明かりを取りながら手紙を書く場面がある。核兵器カタストロフィー後の世界を描いたこの映画が上映されたのは1986年でありチェルノブイリ原発事故のあった年だった。
最後に棒切れや小物でクリスマスツリーを組み立てて蝋燭をともす場面、
残された子供達が壊れた世界に出発してゆく姿がとても切なく悲しい。







1940年以来現在まで国際原子力事象評価尺度4およびそれ以上のレベル原発事故は33件。しかしINES4以下の事故は数え切れないほどある。

私達はこれほどに危険なものを増やしてはいけない。
途方も無く長い間、危険物のお守りを私達の後に続く人々が引き受ける事になるのだから。













ルバーブ

2011-05-10 00:46:43 | 飲食後記
またもや、食べ物の話。食べる話。

ルバーブ10本ほどの束60セントを見つけて、頭の中がルバーブケーキになった。
しかしとりわけルバーブケーキが大好きなわけではない。
蕗が赤くなったようなこの植物のことはドイツに来るまで知らなかったので興味深深だった。
昔、これを蕗かなにかのように料理して失敗した日本人もいたようだ。何しろ酸味の塊だから出汁で煮たらどうなるか想像が付く。
もっともイタドリなどもかなり酸っぱいが出汁で煮含めると美味しいので、どうかな?やってみようかな?という気にもなったのだがイタドリと比較にならない酸味だと思うので、砂糖を使ってジャムやケーキが無難だ。そのうちに気が向いたら実験してみるかもしれないけど。

友人はこれを子供の時に良く齧ったものだという。(これを食べられる人ならばウメボシも大丈夫ろうな)母は子供のころスカンポを齧った話をしていた。
若いものなら薄く切ってサラダに入れるとか、スープに入れるのも悪くない。
最近は日本でも長野県辺りでルバーブを作っていると聞いたから、何か日本人ならではのルバーブ利用法が存在するかもしれない。
苺とあわせてジャムを作ったり、ジュースにしたりもするが花が咲いてしまうと蓚酸が強く身体に良くない。またセンノサイドを含むため敏感な人は下痢を起こすかもしれない。自然の便秘解消薬だ。

四季を感じる野菜の一つなので、時期になると一度は買ってケーキなどを作ることにしている。






  





ルバーブにシナモンをかけて、ケーキの生地には数枚のバジリコを入れてみた。焼き上がりにミラベルリキュールを(甘すぎて飲まずにあったもの)ふりかけた。(私の好みからするとシナモンは余計だった)
ジャムにもミラベルリキュールを砂糖の代わりにたっぷり投入した。美味しい。





IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によれば40年のうちに再生可能エネルギーで世界中の必要エネルギーの77%はおぎなえるというレポートが出たという。
世界的に再生可能エネルギーに移行してゆくといいなあ。 枯渇性エネルギーはもうみすてるべし! 世界中でその気になったら四分の三などといわず100%補う事は夢じゃないのではないのか?















1001脚の椅子 その後

2011-05-09 09:09:34 | 美術関係




途中報告。



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現在 110 の椅子を受け取りました。
今週、とりあえず受け取った椅子の写真をまとめて印刷し第一弾を中国大使館に送りますが、
事態が明るみに出るまでこのキャンペーンは続けるつもりでいます。

今週末当ギャラリーではこの椅子の写真を展示させていただき更にアピールを強化したいと考えています。

Die Westdeutsche Zeitungやこの地方紙に「アイ・ウェイウェイのための1001の椅子」についての報道されました。

賛同頂き賛歌してくださった方々には心からお礼を申し上げますとともに、
まだ解決の情報を私達が受け取るまで皆様のご協力をお願いいたします。

バーバラ・シュミッツ=ベッカー

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第一弾は今週中発送。
まだキャンペーンは続きます。

アイ・ウェイウェイのための1001の椅子  








納豆を作る

2011-05-08 10:55:31 | 飲食後記
 



 


昔、実家では週末の朝ごはんは必ず納豆にお味噌汁が付いてくるのが決まりで、私はその2品は好きなものではなかった。
お味噌汁の匂いがしてくるだけでうんざりしたものだ。ちなみに母は料理が上手だ。
サトイモや豚コマ、蒟蒻、にんじん、ごぼうなど沢山実があれば、色々な味に誤魔化されて美味しく食べるのだが
父はお味噌汁の中の具は二種類という鉄則を持っていて、それ以上は嫌うので、そういう味噌汁は当然出てこない。
若布と豆腐のお味噌汁に納豆の小鉢が付いていたら、もう泣きそうに嫌な朝の始まりだった。食卓でため息をついてしまい、こっぴどく叱られたこともある。
それがいつの頃からか食べるようになり、今ではどちらも好きなのだから可笑しなものだなあ。
良く思い出せば納豆が好きだと気が付いたのは、ドイツに来てからの事だった。
日本食品を扱う店はあるから買う事はできるけれど当時は今より高値(比較の問題)で、その上電車に乗って隣町まで買いにゆくわけだから度々楽しむことは出来なかった。
入手困難の状況にあって、臍曲がりにも納豆が好きになってしまった。
それではと、手作り納豆に挑戦することにした。無いものは工夫して作る。
カナダ産大豆を入手し、納豆を一パック買ってきて蒸した豆に混ぜ込んで作ったが、これは出来にむらがあって酷くがっかりすることもあるのだ。
その後納豆菌を日本で調達し自家製納豆を大量に作って冷凍しておくことも覚えた。
大豆は身体に良いし、イソフラボンを含むから、それを良く食べる日本人女性には更年期障害など無いと多くのドイツ人は信じている。
日本人だからといって大豆を毎日食べるっていうわけでもないのにね。

今日は大豆を水に潤びさせるのを忘れていたので、乾燥大豆フレークを使って納豆を作っている。
乾燥フレークは熱湯をかけてしばらく待つと割合ふっくら戻るので、そこに一つ残っていた納豆一パックを混ぜ込んだ。
納豆菌が切れたのだ。
豆を入れた器を保温しヒーターの上だとかに一晩放置すると出来上がりだ。

昔の藁つとに入った納豆。先人は上手いことを考えたものだなあ、とつくづく思う。姿も美しい。

納豆菌というものが一体なんなのか? 日本にしかないわけではないだろうと思い調べると、Bacillus subtilis var. nattoは何処にでも居るようだ。
枯草菌(こそうきん)という菌で枯れ草には付いている。
枯れ草に付く他の雑菌を熱処理するとして枯れ草を煮込み、それを使って大豆を包めばよいわけだ。
納豆菌は100度の熱でも死なないつわものだから、まずかなり煮込んでも大丈夫らしい。
今度作ってみようかな?と実験熱が燃え上がりそうになったが、立ち枯れの麦が手に入るまでにはまだ間があるし、少々面倒だ。
インスタントラーメンが如く大豆フレークに熱湯かけて納豆を作るほうが無難に思う。


でも、日本で食べる納豆は菌も強くて美味しいのだよね。
水戸納豆というのが有名だけれど、今回の震災で被害を受けただろう。
美味しい納豆がいつまでも作られますように。




★  実情 
-隠された被爆労働~日本の原発労働者ーというドキュメンタリー(↓)の続編と言える。

 もう一つLEさんのブログで紹介されていた上関原発 中国電力の問題発言 

 どれだけ癒着しているのか知らないが。。。驚く発言。




昨日から妙に夏空気。 今外の寒暖計を見たら30度。もっとも日向だったのだけれど。。。。
5月にこういう日が数日続いて、その後にまた寒くなったりどんよりするパターンが通常。
晴れているときは楽しんでおかねばといいながら、散歩には出ずテラスの片づけで一日が終わりそうな今。。。





























メモ

2011-05-07 00:18:05 | 思考錯誤
チューリップの咲き終わった芯だって飾るとなかなか面白い。
緑の骨
盛りの過ぎたライラックにもスズランにも美しさはある。
















浜岡原発一時停止の要請を7日に取締役会議で決議するようだけれど、さすがにこれは通さざるを得ないのだろう。
ところで安全保安院って国民の安全は考えていないのだろうか? 
中部電力が津波対策には2~3年かかるといっているのに、なぜか保安院は2年程度で出来ると言う。(利権だね?)
兎に角数年の猶予が出来た事、そして他の原発がそれに倣う可能性を考えると、やはり喜ばしいことではありませんか。
(自動車産業は電力不足を懸念しているようだ、もちろんしかるべき会社に努める方々の不安も理解できるが、ここは是非工夫を凝らして乗り切ってほしい。)








幾つかの興味深いと思った動画のリンク。
原発での被曝労働について  
浜岡原発の危うさについて 
おまけは東京原発という映画です 








浜岡原発停止まで。。。後一歩

2011-05-06 15:11:33 | 思考錯誤




今日はLaboに来客があったので出かけ、一仕事終わってから、いつもの安い出店の八百屋で苺とホワイトアスパラガスを買った。
晴れて暖かで気分は良かったが、脚が重くて背中の荷物が重くてとぼとぼと停留所までの道のりは二倍遠かった。
電車の中は更に居眠りを強要する空気で、しばらくノートに書き物をしているといつの間にか目がとじている。
目が閉じているときに隣の連結車に見えた不思議な話はまたこの次にまわすことにして、途中早回しで家に戻って些事を片付け
珈琲を入れて、さてメイル開くと
NHKニュースを見て、朗報だよ。とあるので早速見にいった。

「菅総理大臣は6日夜、緊急に記者会見し、静岡県御前崎市にある中部電力の浜岡原子力発電所について、近い将来の発生が懸念されている東海地震に対する対策が完成するまでの間、現在運転している4号機と5号機を含めた、すべての原子炉の運転を停止するよう、中部電力に要請したことを明らかにしました。」


政治的思惑があろうとどうだろうと、そんなことはかまわない。地震対策が整うまでだとしてもとりあえずは少しばかり安心。
少し先に歩が進んだかな?
本当に止まってくれるまで皆で祈りませんか。
この一歩の後押し。

ここまできたら、もう少し話を進めて完全永遠廃炉にしましょうか、首相!



関連記事











5月5日

2011-05-06 09:04:47 | 思考錯誤



















昼、来客あり。

自家製揚げおこげに野菜あんかけ

カボチャのスープに焼き大福。

さくさくと揚がったおこげを齧る音。

香ばしい匂い。

さくさく。。。ボリ。。

のんびり のんびり

亀桶から聞こえてくる静かな水音。(水循環ポンプ)

パチャパチャ。。。チリ、チョロ。。。。

何処からか忍び込んだ蠅の羽音

陽射し 

誰かが動けば、天井からつるされた紙切れの揺れ動き

ゆうらゆうら

陽だまり 

陽だまり

眠たげな白ゲシの花

ほらほら

眠くなる

時計の針が

ゆっくりと

ほら













聴覚

2011-05-03 19:17:51 | 思考錯誤













昨日尋ねてきた知人が、内耳筋肉は母体の中で鍛えられるそうだけれど、
成人後もある程度は鍛えることは出来るのだという話をしていった。
一番早く完成して一番早く老化の始まる器官なのか?(テスト)
知人は舞台女優なので音声学の勉強もする。
私は聴覚があまりよくないのだろう、いまだにRとL、BとW、FとHなど言い間違えてしまうし、無駄に緊張してしまう。
以前は発音やアクセントも練習して気をつけていたものだが、それも最近かまわなくなった。
開き直りなのだ。
彼女の読んだ音声学の本によれば、内耳筋肉を鍛えると、どういうつながりかわからないが姿勢もよくなるのだそうだ。
そういえば最近私は姿勢も悪くなってきた。
内耳筋肉強化訓練ってどうするのだろうか?


あまりにも酷い話
どうにかできないものだろうか。。。



聴覚の強化訓練も出来たらいいとは思うけれど、真実を聞き分けられる耳。。。
真実が聞こえてくる耳を持ちたいものだ。

















向こうに見え隠れしている

2011-05-03 00:42:41 | 思考錯誤





震災、原発事故から一月以上がたった。カレンダーを眺めていたらごそっと時間が抜け落ちたような錯覚がある。
はじめの2週間はコンピューターの前に張り付いて情報の渦の中に身を置いて途方にくれていた。
その後、立ち直りつつも原発事故の経過を追いかけながら色々な情報をあさる癖が抜けずに居る。
先頃見えてくる情報が減った感があったので、メディア・マニプレーションが始まったのかと疑心暗鬼になっていた。(もっとも情報操作なんていつでもあるのだけれど)

アカウントを取りながらもずっと未使用だったTwitterは情報の収集には役立ったし、眺めていると情報の拡散の仕方は実に興味深いものがあった。
それは確かに情報散逸してしまう危険もあるし、踊らされたり、危険もあるのだろうと感じた。
しかしこれだけ縦横無人に情報が伝播するとデマ情報が広がるのは早いけれども訂正情報の拡散もはやいようだ。 
面白い世界だ、が。。。草臥れもする。
それぞれの言葉でのつぶやきでなく、拡散マシンのようなページなどを見ていると、
情報がどんどん一人で走ってゆく形が見えるようで映像的に想像したりすると眩暈がする。
求めつつも押し流されて息が出来なくなりそうにもなる。
これが正しいのかと判断がゆれたり、検索に検索を重ねるのできりが無い。この作業はかなりエネルギーを喰らう。
このエネルギーを物を作る方に向けるべきだ。。。
と思い直してスイッチを消そうとすると、また何か気になる事態がニョキッと現れる。

それは兎も角、やはり変わらない気持ちは、脱原発または即フェイドアウトさせる準備を始める事が必要だということ。
日本政府にはここで新しい一歩を踏み出して欲しい。
理論武装した推進派の知識人の言葉がどんなものであっても納得はいかない。
ましてや科学畑の学者先生が出発点に原発の100%(またはそれに限りなく近い)安全を謳うのを見るに付けどうにも理解できない。
自動車や飛行機の事故を引き合いにするなぞもってのほかだ。

今、一体自分のできることはなんだろうか?
そんな事を最近繰り返し考えている。
自分がきちんと自分に向き合って生きて行くと答えは見つかるのかもしれないなあ。
この年になってもちゃんと向き合えていないのが現状なのだけれども。。。。





小佐古教授辞任騒動の後で、ようやく政府が放射能拡散予測情報を公開し始めた。 → 
予測の公開にどれだけ意味があるのか?などと言っていた様だけれども、それは国民が判断するべきだ。

この事ばかりでなく情報を伏せて「安全」といい続けていた東電や官僚の罪は大きいと思う。




第二のFukushimaか?と敦賀原発の損傷が騒がれている。この敦賀ではこれまでも事故が多い。
こうやって見てゆくと福島ほどの惨事にならなかっただけの話であちこちで事故や、ミスが起こっているのだ。
これを見てもコントロール可能と言える人の気が知れないね。




昨日興味深いと思った記事





















藤の下で踊ってきた

2011-05-02 16:00:54 | 思考錯誤




















藤の下で踊ってきた 

    Wurde unter der Glyzinie Tanzen

藤ダンスの下にあった 

    Fuji wurde im Rahmen des Tanz

富士山はダンスの下にあった 

    Fuji wurde im Rahmen des Tanz






Google自動翻訳機の不思議。

面白いのでまだしつこく遊んでいる。
ことばによってはそれほど大きく変化しないが
物によってはどういうわけが意味が正反対になって行く事があった。

伝達ゲームの面白さと同じだ。
面白いけれども、うわさという奴もこうやって変化しながら
出発点にあった原文がモンスター化して一人歩きすることっだってあるのだろう。
噂話にはご用心。
一つの情報をすぐに信じるべからず。