散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

Kiki Smith : Her Home

2008-08-28 16:46:37 | 美術関係


Kiki Smithの展覧会がもう時期終わってしまうと思いながら後2日で終了という日になってあわてて出かけた。(先週の金曜日の事だ。このところ一日がいきなり消えてゆくような気分で呆然としている)
Krefeld市の閑静な住宅街にあるMuseum Haus Esterは私の好きな美術館のひとつだ。Mies von de Roheの設計で、もともとは住居であった。
小さな空間ではあるが、それだからこそ集中できる広さといえる。






彼女のすべての作品が好きというわけではないのだが、この展示では導かれ入り込む糸口がすんなりと見つかって彼女の不思議な世界を楽しむことが出来たが、私の中でまだ消化はされていない。
繰り返されるテーマは身体、生命、死だ。
この空間に綿密につむがれた世界は静かだった。

帰り道はアトリエまで歩いて見ることに決めた。
ほぼ一本道をひたすら30分ほど歩く。次は自転車で行って見よう。
アトリエについてから急に空腹感が膨れ上がってきたので、あわててコーヒーをいれちょうど友人が焼いてくれたケーキをリュックサックに持っていたので、ありがたく戴いて人心地ついたところで、作業を始めると急に空が暗くなり間もなく雨が降り始めた。

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写真のコラージュが終わってそれらを印刷してから製本した。
紙の選択にもう少しの考慮が必要。
(コラージュ作業のために丸2日間コンピューターの前に座って居たが、気がつくとすっかり顔がやつれている。健康的な作業で無いなあ。)

このところ特に絵を描くのが楽しい。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
色々な (LE)
2008-08-29 03:22:53
ダイメンションが混ざっていて、いいかんじの展示会ですね。天井からぶらさがっているのは、金色の頭をした鳥?種子の飛行を思い出しました!このスタチューもいいな。

明朝は4:45出発で日帰り出張。帰りのフライト着時間は21:15。今から考えるだけでどっと疲労。でもコンピューターの前にそんなに長時間坐りすぎよりかは、まだましか?あのおいしいマカロン、一番大きい箱を買ってかえるぞお。

写真や映像の加工や編集って始めると止まらなくならない?寒くなってきたのでお風邪など召されませんように!
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LE さんへ (Seedsbook)
2008-08-29 05:15:47
天井から下がっているのはラメがまぶされた電球のようなオブジェ。
鳥も多々登場します。
ガラス絵がなかなか良かった。

出張ご苦労様です。
朝早いのはそれだけで私など、前日憂鬱になってくる。
コンピューターの前に丸々朝から夜中まで2日間張り付きました。おかげで腰が重いし。。。
食べるのもまじめに実行しなかったせいか、げっそり。。。まあ、すぐ戻りますが。
あのマカロン!!
食べに行きたいなあ。

映像の加工作業は確かに面白いから、止まらないというのもありますね。
LEさんも季節柄風邪に気をつけてね。

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目にきをつけてください (kei)
2008-08-29 08:45:44
ちかくにおいしいものもあって身近に同じようにおもう作家もいてたまらなくいいなあ
こちらはイチジクがたくさんでています
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かわいい! ね。 (migumi)
2008-08-29 16:03:54
いきなりの棺桶、この人の「身体、生命、死」は概念からではなく、たとえば、記憶=戦争とか言ったものなのからでしょうか・・・・。ギャラリーの裾の可愛い絵がかえってその深さを感じさせます。
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Kei さんへ (Seedsbook)
2008-08-30 02:21:44
こんばんわ。
なんだか今いろいろなことが同時に平行して進行しているので、ゆっくり見たものの事をかんがえていられませんが、そのうちに。。。
美味しい甘いイチジク食べにゆきたいです。来年行きたいと思っていますが、どうなるか?
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migumiさんへ (Seedsbook)
2008-08-30 02:28:18
父親の死と双子の姉妹の片割れの死が彼女にこのテーマを押し付けた、またはそこから始まったというような事を読みました。
彼女は父親がミニマルな作品を作るアーティストでしたからずっとそんな中で育ったのだそうですが、彼女は別の方向にやがて向かい、それも日常的なものを使うことで意思を表しているようです。なぜなら芸術派彼女にとって日常なのだから。。。 ”芸術”は崇高な祭壇の上に立てられるものではなく。。。
その辺の在り方は私も共感を感じます。
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