散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

Traumspiel

2010-12-29 09:39:15 | 夢遊
「それならR美術館に行きましょう」と私は提案した。
人と連れ立って歩くのは久しぶりだったので、少しはしゃいでいた。
路面電車でDと言う街まで行くのだ。
路面電車の切符売り場で「R美術館に行きたいのですが。。。」と係員に申し出ると、それならばPuriPori駅までですね。と言う。
おかしな名前だ。
そんな駅名を聞いたことが無い。
とにかくPuriPori駅に向うことにした。夏のような日差しが心地よく遠足気分が膨らんで踊る。
電車は止まる度に左右に広くドアが全開して乗客たちは停車の度に降りて陽射しを楽しんだり、一杯飲んだりにぎやかだ。
食べ物売りの屋台を見つけて近づくと、串に潰れたボールのようなものが刺さった食べ物を売っていた。薄茶色い焼きイカの様でもあるけれどひしゃげたゴムボールのようだった。
そうやって電車の旅はなんだかいつまでも続くような気がした。そしていつまでも続いたってかまわないという気分だった。

一体何処へ行くのだろう?






。。。。という夢を見た。