ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

ケーブルの不思議

2014-08-09 16:33:37 | オ-ディオ
前回の拙宅オフ会から5ヶ月が経ち、その後スピーカーケーブルをベルデンの

ヴィンテージモデルに交換して低域の被りが消え、各楽器の存在が以前にも増して

くっきりと浮かび上がって躍動感も素晴らしいレベルまで引き上げられた感じでした。

ここまできたら欲が出るもので、高域の抜けがもう少しだけ向上すれば、

当面の目標だったものが取り合えず達成されそうな領域がみえてきました。

上様にはこの先まだやれることがあるようで、具体的には聞きませんでしたが

秘策を秘めている感じがムンムンしていました。

しかしながら当面私の方はこの状態で暫く聴きこんで、

次回のヒントを探っていく方向で進んでいくようにしました。

仕事の方も新しい部署に配属がきまり、正直オーディオどころじゃなかったと言うのが現実でした。

かなり聴き込んだと言うのは嘘で、なかなか思うように時間が取れずに

時間があるときに集中して聴いておりました。

そうこうしている間に先日の香川うどんツアーでオーディオに

嫌気がさして暫くお休みしたい衝動にかられて、アンプのスイッチも

1ヶ月ほど入れる事もなく過ごしておりました。

有難い事に小生のようなものでも今後お付き合いをしていただける方が何人かいらっしゃって、

その方々のお話を聞かせていただけるだけでも非常に心強く思った次第です。

やはり、信頼の置ける仲間が数人でも居てくれることが

心の拠り所になることを思い知らされました。

先日のオルフェのサンバさん復帰オフ会で、小生も完全に吹っ切れた感じで

オルフェのサンバさんには感謝しております。

本当に素晴らしい音で音楽が躍動しておりました。

非常にSNのすぐれたハイエンドなサウンドで、拙宅では到底再生できないような

鳴りっぷりに元気を貰った感じです。

またまた、長い前置きになってしまいましたがオーディオの難しさを

また思い知らされたことがありました。

話が冒頭のベルデンのスピーカーケーブルに戻りますが、

正直、交換した直後は中低域が締まった感じが出てきたものの

まだ、力強さがなくて低域と高域を少し圧縮したような感じが残っていました。

そこで「静」のCNC-20-200のケーブルノイズキャンセラーを装着すると

音の芯と力強さは出てきましたもののその感じはまだ残っておりました。

このつまった感じがどの時点で無くなったかはハッキリしないのですが

先日紹介したファンダメンタルの電源ケーブルACC180が引き金になりました。

ACC180の導入はいちばん効果の出るDACのdc1.0に使っておりましたが

どうしても以前のような力強さが少しだけ足りないように感じられましたので

元の純正ケーブルにハッベルのプラグをつけた物に戻しました。

新しい電ケーのACC180はトラポのct1.0に戻して真剣に聴き込んだ結果

スピーカーケーブルのエージングも進んでいた所為もあったと思いますが

高域方向の抜けも申し分なくその上に力強さもスポイルされることも皆無で

太いシンバルの音も健全でパーカッションの輝きもきらびやかに再生されております。

可聴帯域における再生に於いては「ヴィンテージケーブルだから高域の抜けが少し足りない」

ということは全くないどころか充分すぎるほどに再生されているという事です。

今まで思っていたことは小生の大きな間違いであったことが証明されました。

音楽を再生するにあたって可聴帯域で少し違和感がある場合、

その機器がヴィンテージであるとか最新式に機器であるとかは

全く関係のない事柄でそのシステムの持つポテンシャルを

セッティングや使いこなしで充分に引き出してあげることの方が

最重要課題であると今更ながら思い知らされました。

思い返してみると当然と言えば当然で、音楽の再生に於いては

今も昔も変わることがなく、スピーカー自体の構造が何らかの素材で

空気を震わして音にしていると言う根本的なことが変わっていないのですから

ヴィンテージだから霞がかかったような味わいのある音がするとかは全くの嘘で

当時、映画館の隅々まで音が浸透していくように作られた機器で

あいまいな音であるはずがありません。充分に調整されたウエスタンのシステムを聴いても

その音楽の浸透性は半端ではありません。

システム自体音楽が旨く伝わってこないのは、そのシステムの使いこなしが充分でなく

間違った方向に調整されていると言って間違いないように思います。

今一度システム全体を見渡して、要らない物を省いてシンプルに戻して

再構築されることを提案します。


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1 コメント

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Unknown (上様)
2014-08-10 02:13:08
いろいろなCDから気持ちよく音楽を聴けるようにチューニングしないと、すぐ録音が悪いと責任転嫁してることになります。 簡単な逃げ道でオーディオを正当化しても問題は解決しないでしょう。

自分の足に合わない靴を履いて外反母趾になってる人と同じです。
自分に合わない靴が、好みだからと体調に影響することは避けたいものですね。


ROKSANさんが生で感じた音のバランスを基準に、所有する機材&アクセサリー&セッティング等をいろいろと試し追い込んでいけばオーディオ迷信がいかに怪しいものか理解できると思います。

楽器の音に反応するROKSANさんの反応は私も認めておりますから どこぞで聴いたオーディオ真似ア等では私は無口になりますからね!

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