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ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

リベラメンテ試聴&プチオフ会!

2012-07-15 20:38:55 | オ-ディオ

Mt.T2さんからのお誘いに乗りまして、インフラノイズの新しいケーブル(リベラメンテ)の自宅試聴とプチ・オフ会に参加しました。
参加者は初めてお目にかかります、オルフェのサンバさんとRayさんとMt.T2さんと私の4人でオルフェのサンバさん宅から始まりました。オルフェのサンバさんと私は初対面でしたので、興味津々でオルフェのサンバ邸でどのように鳴らされているか楽しみでもありました。

お伺いしたオルフェのサンバ邸は羨ましいかぎりのハイエンド機に囲まれた専用ルームで拙宅のリビングオーディオとは比較になりません。音はというとご本人は納得されておりませんでしたが、十分にハイエンドの音がしておりました。

現在、オーディオに没頭されているというなんとも羨ましい環境で、今後の機器の追い込みが非常に楽しみでもありました。アナログ系が本調子ではないようで、ご本人もあまり聞きたくない様子でしたが、無理やりに利かせていただきました。

フォノイコのセッティングに今一考の余地があるようで、次回十分にセッティングを詰められた音が楽しみです。あまり時間も無かったせいで、オルフェのサンバ邸でのリベラメンテの試聴は次回ということになり、拙宅に移動しました。

拙宅も最近はあまり熱心にオーディオと取り組んでいないので、自宅試聴という大それた事もできなかったのですが、Mt.T2さんのご好意により試聴する事ができました。

拙宅での色々なCDでの試聴は十分な結果が得られなかったので、誤解を招く可能性がありますので委細は掲載しないようにしました。

と言うのも拙宅からRayさん宅で試聴場所を移しても同様の結果でしたが、最後時間切れで終了直前にRayさんがアップコンバートした状態で聴いた音が素晴らしかったのです。

Mt,T2さんが試聴前から仰っておりましたが、「クロックケーブルと同時に使用しないと本来の音が出ない。」と言う事でした。
拙宅は当然ながらクロックはありませんので、DACからプリ間に使用しましたが、聞きやすくなり反面立ち上がりのスピードが鈍り、エッジが丸くなり少し緊張感に欠ける音でしたので、ソースを選ぶと言う結論に達しました。

Rayさん宅でも同様で凄く良いものがある反面、あまり良くないものも出てきましたので「拙宅と同様ですね!」と終わりかけた時に先程のように素晴らしい音が鳴り響きました。

でもまだ実証するには少し時間が必要だと思いますので、結果としてはRayさんとMt.T2さんにお任せするとしてひとまず終了と言う事にします。

話は別として久々のRayさん宅の変貌には驚きました。何時も伺う時には音が変わっており何度と無く驚かされましたが、今回の変貌には正直空いた口が塞がりませんでした。

今までも十分すぎる音楽性の溢れた再生音でしたが、今回はそれにオーディオの快感が十二分に追加されてこれ以上何も要らないのではないかと思わせるほどの完成度でした。

ある意味非常に上様宅と共通した部分があり、ただ使用機器は正反対ですが出てくる音の共通点の多いことに驚きを隠せませんでした。Mt.T2さんは違う感覚を持っているようですが、明日上様宅に行かれた感想が楽しみではあります。

最近、拙宅はオーディオの浦島太郎状態でありますが、久々に実りの多い1日を過ごせました。参加の皆様どうもありがとうございました。


気がかりな事!

2012-07-02 22:50:21 | オ-ディオ

ご存知、フィリッパ・ジョルダーノです。

先日、上様宅で聴かせて頂いたアルバムです。拙宅でも以前は幾度と無く聴いていたアルバムですので、細部に至って記憶しているつもりでした。

上様宅の音は豊かな低域に支えられた、破綻のしない艶やかなボーカルが引き立てられた素晴らしいものでした。拙宅でも以前B&WのSS25を使っていた頃は上様宅に遜色の無い歌声を聴かせていたものでした。

このSS25充実した中域は非常に密度が濃く、特にボーカルは他の追従を許さないほどでした。あまりの素晴らしさで数年は試聴環境の事を抜きにしても、女性ボーカルばかりを聴いておりました。

今のTAOC FC-5000にしても、今までこんなに歌わないボーカルは始めてでした。原因が何処にあるのかさっぱり解りません。最近は響きを極力抑えて素の音作りに励んできたのですが、そのことが一つの要因であるのは確かだと思います。

小手先のチューニングであることは解っているのですが、DACからのケーブルを三菱電線のCX-1に交換しました。昨年、壁コンをクライオテクノロジーのものから、CESのCONⅡに交換した時から解像度は上がったのですが艶・色気というものが無くなり、極め付きは静のCDスタビライザーの導入で決定的となりました。

さて、インコネをCX-1にしてCDスタビを使用しないとどうなったかと言いますと、大分艶やかで色気も出てきましたが所詮小手先の改善策でした。

しかし、現状これ以上はどうしようもありません。1つでもシステムを変えるとバランスが崩れて大変な事に成り総替えにもなりかねません。

やはり、オールマイティーは無いのでしょうか?それともHB-1?・・・。あぁ、くわばらくわばら。

進化したHB-1を官能!

2012-06-24 20:20:18 | オ-ディオ
今日、久々に上様宅で進化したHB-1を官能しました。以前より音がガラッと変わっていると言う事をお会いする度に聞いておりましたが、なかなかお伺いするようにならず今日に至っておりました。

前回は拙宅のパソコンがつぶれて途方にくれていたところを上様に救って頂いたときですが、HB-1を聴かせて頂く余裕もなく早々に失礼しました。

今日は、上様に頼んでおいたキムチを取りにお伺いしたのですが、キムチ以上に進化したHB-1を賞味させて頂きました。

最初にHB-1を聴いた印象と全く別と言ってもよいくらいに出てきた音が違っておりました。



山本真希 リュートピアを聴かせて頂きましたが、通常HB-1からはとても聴こえてくるはずのないと思えるパイプオルガンの低音がズーンとこちらに迫ってきます。
しかも、拙宅ではここまでの音階が明確に聴こえませんが、上様宅のHB-1からは芯のある音がはっきり聴こえてきます。

これには正直驚きました。そのうえ、以前は鋭く耳に突き刺ささるのように聴こえていた音も
力強さはそのままに、滑らかさを伴って浸透力のある歌声で迫ってきます。

このHB-1というスピーカーはどこまで進化するのでしょうか?
上様曰く、クリップする寸前までパワーを入れて徐々にHB-1のボディーが
パワーを吸収して音に変える作業を根気良く続けてきたからだそうです。

ただただ、バーンインCDをかけたぐらいではこのようには成りませんね。
それだけは小生でも理解できますが、ここまで守備範囲が広がった音を目の前にすると、
ただ呆然と聴いているのが精一杯でした。

それにパワーを絞った状態でも音楽のバランスが崩れる事も無く、
浸透力のある再生音はそのままに、より心に染み渡るかのように聴こえてきます。

これは、実際に聴いてみないと理解できないかも知れませんが、同じハワイアン・コアのHB-1でもこのようには鳴りませんし、
全く楽器とおなじで名手によって鳴らし込まれた楽器がより良い音で響くのと同じではないでしょうか。

そういう意味において、これほど使い手によってどこまでも進化するスピーカーはないでしょうね。

しかも、オンリー・ワンですからこれに変わるものはありませんし、

次回どんな音を奏でてくれるか楽しみです。

中津川詣その2

2012-04-23 19:51:03 | オ-ディオ
りゅーとぴあ山本真希グレンツイングオルガンの魅力

オーディオ南海西田辺店での静ブランドのアクセサリーの試聴会の時に、原さんからパイプオルガンの録音をした時のお話を伺っていたので、CDが発売されたら是非聴いてみたいと思っておりました。

ちょうど原邸に伺う1週間前ぐらいに、このオルガンの録音を聴ける機会に恵まれじっくりと聴いてみたのですが、兎に角今まで聴いたオルガンの音とは全く違う音が目の前に再現されました。

今までカンターテドミノ等に代表されるパイプオルガンの名録音とされるCDのどれもが力強さや音の芯とは無縁の、どちらかと言えばオルガンの音よりもホールの響きが良く再現されている音が良い録音とされる傾向であったと思います。しかしながらこのパイプオルガンの音には力強さがあり、尚且つ音に芯があります。

今回の録音はホールを3日間貸切にしてホールの響きを聴きながら丁度良い響きになるまで客席を1席づつ取り除いたそうです。その作業をするときのプレイバックモニターを全てHB-1で調整されたようです。

最初、HB-1の大きさに不安を抱き「こんなので大丈夫ですか?」と心配されたようです.しかし音が出た瞬間にパイプオルガンの圧倒的なスケールを正確に再現する能力に一同驚嘆されたようです。

当然の結果ですが今までHB-1を1度も聞いたことがないと、聞くまでは信じられないでしょうね。それと、大口径スピーカーには無い反応の速さがマイクの位置決めの正確さに貢献しているのは言うまでもありません。

このような作業を繰り返しながら手間暇かけて録音されたCDでも必ず商業的に成功するとは限りません。むしろ厳しいものが多いのではないでしょうか。

しかしながら私として出来ることは一人でも多くの人に、このCDを聴いて頂けることを祈るばかりです。

中津川詣!

2012-04-22 23:38:17 | オ-ディオ
昨日、上様と上様のお友達とヤマテツさんと4人で中津川のキソ・アコースティック社長の原さん宅にお邪魔しました。

上様はもう既に3度お邪魔しているそうで、今回が4度目を数えるということでした。

私達3人は始めての訪問で、ましてや原社長さん宅ということもあり期待と緊張の折り重なった気分でいっぱいでした。

心配された天気も晴男が多いのか良い天気で、途中の高速道路の脇の桜も満開で、中津川インターを降りて原邸までの道にも

山桜が満開で益々気分が盛り上がってくるのが解ります。約3時間程で原邸に到着。

奥様が丁寧に淹れていただいたコーヒーを頂きながら、7chのマルチから聴かせて頂きました。

システムは複雑すぎて到底私の知りうる知識どころではありませんので、後のヤマテツさんのブログを参照にして頂ければ幸いです。



ソースはレコードからでしたが、最初に1音が出た瞬間から何と自然で何処にも引っかかるところなど微塵もなくスムーズに

音楽が流れるように出てきます。

2枚目のデューク・エリントンを聴いたときに確信しました。もうそこには音楽しかありません。このレコードはこういうふうに鳴

って欲しいと思うと本当にそのように鳴ってしまいます。

ラッパのソロのパートになるとラッパがスーっと前に出てソロを取ります。

ピアノでもベースでもドラムでもその鳴り方は変わりません。

これは、私などがどうのこうのと言えるレベルの音ではありません。持参のCDなど聴く必要が全くなくなりました。

この思いはヤマテツさんも同様であったようで、私のこの思いに納得の笑顔で返事が返ってきました。

次にHB-1での5.1CHマルチを聴かせて頂きました。上様からその凄さは聞いておりましたが、

実際にその場で聴くとあらためてそのシームレスな再生に驚かされ、

これ以上望む必要が無いのではと実感させたれました。

次にHB-1のスタックを聴かせて頂きました。


手前のがミニで奥のものがスタック仕様です。

オーディオ南海西田辺店で試聴会が開かれたときは予定が合わず参加できなかったので

今回聴いての音楽の大きさは想像を超えておりました。HB-1単体でも大型スピーカーが鳴っていると錯覚するほどの鳴り方

をするのですが、スタック再生では音の出方が大型スピーカーそのものです。

しかも上から下まで音が遅れてくるような事も無く一斉に立ち上がります。

もう、これ見よがしのオーディオは必要がありません。



最後にミニHB-1まで聴かせて頂きました。

こんなサイズのスピーカーですからあまり気にもしておりませんでしたが

しっかりキソ・アコースティックの音がするのにはこれまた驚かされます。

始終一貫してのぶれの無い再生は見事と言うしかありません。

せっかくだからと持参のCDも聴かせて頂きましたが、どれも今後の自宅での再生の指針と言えるもので、

少しでもこの音に近づけたらと思うばかりでした。


原邸はとても1日では到底聴く事ができないほどの懐の深さをもちあわせておりますので、

次回もしお邪魔できるものなら、今回聴けなかったシステムを聞かせていただこうと思っております。

今回、私達がお邪魔する事になり、お忙しいにも拘らず数日前からシステムの調整をしていただいた、

原さんにはただただ頭が下がります。年下のわたしが言うにはおこがましいのですが、

その笑顔はまるで少年のように無邪気に思え「この方は本当に音楽とオーディオが好きなんだなぁ」と誰もが思ったのに違いありません。

今回、このような機会を作って頂いた上様と快く受け入れて頂いた原社長さんに唯々感謝です。

久々のDAISUKE邸訪問

2012-04-09 23:09:58 | オ-ディオ
随分、更新をさぼっておりました。

さぼっていたと言うと聞こえが悪いので、お勉強をしておりました。そのことはいずれボチボチと・・・。

久々にDAISUKEさんからお誘いがありまして、私のほうもたまたまお勉強がお休みでお誘いに乗っかったしだいです。

Lanciastさんがもう到着されておりました。何やらウエルフロートの新しいバージョンをDAISUKEさんが試したいとお願いしたようで

す。ご挨拶もそこそこに早速持参のCDを聴かせて頂きました。

と言ってもDAISUKE邸はPCオーディオでありますから、いちどNASに取り込んでからの再生になります。

詳しいことは他の方のDAISUKE邸でのOFF会の日記を参照にして下さい。







もう既に写真でおわかりでしょうが、以前わたしがお邪魔した時と部屋の様子が違います。

スピーカーの間 センターと部屋の両サイドに日東紡のAGSが設置されておりました。コーナーは未だSALOGICのLVパネルでしたが

予算が許せばすべてAGSに交換したいというほどぞっこんのご様子でした。

私的にはあまり良い印象がないので何とも言えませんがDAISUKEさん曰く

「これを導入して、物凄く聴きやすい滑らかな音になった!」とのことでした。

最初に最近のボーカルのお勧めであるKate Reidです。



以前伺った時と比べると随分滑らかで聴きやすい音に変化しておりました。すこしピントを甘くしているのかボーカルの口が大きい

ようです。しかし、音像の滲みは全くありませんので、響きが幾分多くその影響かと思われます。

つぎにDAISUKEさんのリクエストで井筒香奈枝「時のまにまに」です。



やはりKate Reid同様にボーカルが大きいようです。

次にジャズ批評の昨年のアルバムのオーディオディスク大賞である、寺村容子トリオのMOODSです。



どうもこのCDは合わないようです。冒頭の「Vurage」の圧倒的なベースの美味しい部分が薄味で続くシンバルも同様で少し歪っぽく

感じられます。合わないものは早々につぎへと・・・。



Halie Loen Heart First これは最高でした。どうしてもDAISUKE邸のエネルギーバランスは拙宅とはかなり違っており、少し高域よ

りですから、TERAMURA YOKO 「MOODS」は難しく、Halie Loenのように響きが伴っているものの方が良いようです。

一通り聴き終えたところで本日のメインイベントである、ウエルフロートの新作(改良版)の試聴会です。

写真では解りづらいですがDAISUKE邸ではほとんどに機器にウエルフロートを設置されています。以前にものは対加重を5Kgとかに設定

してあったようで、軽い機器には馴染むまで少し時間がかかったようですが、今回のものは0gでも作動するように改良された物のよ

うです。Lanciast曰く「やはり今回のように0gで作動する敏感なもののほうが結果が良かった」とのことです。

先日DAISUKE邸を訪問された、教授さんご一行様も今回のウエルフロートを聴かれると考えが変わるかもしれません。

話がそれましたがいよいよ本題に移ります。



ウエルフロートの上に置かれているのは10円玉です。縦に立てるのに苦労したぐらい不安定な状態ですが、この両側を拳でドンドンと

叩いても10円玉はピクリともしません。かなりの力で目いっぱい叩いたのですが10円玉は涼しい顔をして立ったままです。

これほどまでに床からの振動が伝わらない構造になっています。

だから何だ!と聴こえてきそうですが、これで音が悪いとただの実験になってしまいますがどうしてどうして凄い結果となりました。

先程も申し上げましたがDAISUKE邸では徹底した振動対策をとられており、現に今パワーアンプの置かれている台も10センチはあろう

アピトン材の別注品にABAのシートやらをサンドイッチにしたものを使用されており、はたして効果があるのかと心配せれておられた

ようですが、いざ設置して聴いてみましたが、開いた口が塞がらないほどの豹変です。



言わずと知れたRosset Meyer Geiger の「What Happened」です。

この静けさはいったい何なのでしょう!ノイズフロアがグーンと下がって楽器の1音1音が際立って浮かび上がってきます。

今までとは全く違う空間が存在しています。ウエルフロートが一瞬にして部屋の空気を変えてしまいました。

徹底した電源や振動の対策をされていたので歪など無縁もののと思っておりましたが、この音を聴いた後ではいかにパワーアンプの振

動が歪を発生させていたかがわかりました。

そうこうしているうちにmoukutsuさんが到着されました。私とは違ってクラシックを中心に熱心に聴かれており、DAISUKEさんにセッ

ティングについて細かく説明をされておりました。私にとっても非常に参考になるお話でまた前に進んでゆく力を頂いたようです。

DAISUKEさん、Lanciastさんmoukutsuさんどうも有り難うございました。





暗騒音・もしかしてノイズ?

2012-02-18 01:36:35 | オ-ディオ
先日の試聴会からずっと気になっていたことです。試聴会の折に原さんがポツリと言った言葉です。
その時にはハッキリと理解できませんでしたが、静のCDスタビライザーを聴くにつれてだんだんと思い当たる事が出てきました。

(スタジオ録音における気配というのは無いのでは?)と言う命題です。ライブ録音ならわかりますがスタジオ録音の場合、暗騒音や気配と感じられるものはノイズではないのでしょうか?

静を聴くにあたっての私の個人的な回答です。具体的にフェイキーでのKEIKO とNAOKIの二人の掛け合いにおける阿吽の呼吸を気配として感じられるなら、それはもしかしたら気配ではなくノイズではないだろうかと言うことです。

ノイズフロアがさがって二人の関係がハッキリしてくると二人以外に何も存在しないことが解ります。KEIKOのボーカルとNAOKIのギターがポッと空間に浮かび上がりますが、それ以外は何も見えてこないと言う事です。

私のプアーなシステムのことですから間違いもあるかと思いますが、今の時点ではそう考えるのが妥当だと思います。今度、原さんにお会いしたらもう少し詳しく聞こうと思います。

-静-CDスタビライザー

2012-02-15 19:39:40 | オ-ディオ
先日のオーディオ南海西田辺店の試聴会の時に速攻で購入しました。

まずはフェイキー



冒頭のアクエリアスの出だしからまるで違います。一言でいってノイズフロアがぐっと下がって歌声が際立っています。ギターとの掛け合いも空間の見通しが良く背景から浮かび上がるようです。
次に来るギターのソロですが、これが非常に滑らかに聞こえてきます。
以前は立ち上がりのスピードが早く強烈に感じられたものが実は歪んでいたのではと思えてきた事です。
音の滲みがなくなりあっけないくらいにスムーズなギターが展開されていきます。もちろんスピードは早いのですが、歪みっぽいほうが力強く感じるのはどうなんでしょうか?
次に最近のファイバリットの井筒かなえ 「時のまにまに」です。
先日の壁コンの交換で少しハッキリクッキリしすぎていた歌声ですが、これがなめらかに変わっています。なめらかと言っても決してエッジが丸くなったりツルっとした感じではありません。これも、ピンとが合って歪みがなくなったのでしょうか。

今まで力強く感じることが実は歪んでいたのではと思うと、根本的にオーディオが間違っていたのでしょうか?自信が揺らぐほどにショックでした。

それではこれはどうでしょうか?
amberさん御用達の鐘のCDです。冒頭の鐘がいつまでも空間に響いております。それに鐘との距離が随分と近づいていて感じられます。しかしながら次に続く女性コーラスがシンプルすぎて厚みがなくなっています。温かみもなくなっている感じです。
此処に来てすっかり解らなくなってしまいました。全てが良いとは言えません。何が正しくて何が間違いだかわからなくなったばかりか、基本の音が揺らいできたのは大変な事です。
やはり全てに効くということは有り得ないのでしょうね。
兎に角、もう一度いろいろなCDを最初から聴き直してみます。

静-Shizuka- 試聴会

2012-02-05 22:11:33 | オ-ディオ
今日、オーディオ南海西田辺店で開催しておりましたキソ・アコースティックのアクセサリーブランド 静-Shizuka-の試聴会に参加してきました。
静-Shizuka-ブランドの基本ポリシーは「自然な音場を創造し、感動的な音楽再生を実現する」為のアクセサリーのようです。
すでに制震ボードのNCB4246やハイブリッドインシュレーターのCW14010、スピーカーケーブルのCCL-1などは使用されていたようですが、今回はCD・DVDスタビライザーのSCS-120

ターンテーブルシートのSTS-300

オーディオカーペットのSAC-1016

などの試聴会のようです。

最近、アクセサリー類は全く興味が無かったのですが、昨年のハイエンド・オーディオショウの時に静ブランドのCDインシュレーターが良さそうだと言う事を上様から聞いていましたので、これなら何とか導入出来そうだと思い参加してきました。
近年、非常に電磁波がオーディオ再生に悪影響を与えるということが話題になってきているようですが、この「静」ブランドのアクセサリーもこの電磁波をカーボンマイクロコイル(CMC)やフェライト等をハイブリッド化しコーティング。それによって電磁波を熱エネルギーに変換して消滅し、クリーンな環境を形成できると言う事のようです。
特にこのカーボンマイクロコイル(CMC)の技術が素晴らしいとのことで、現在、オーディオで使用できるのは「静」ブランドのみだということです。

前置きはこれくらいにして、本題に入りたいと思います。まず、目的のCDスタビライザーの試聴からです。ここのところ試聴に使っているORGANISTからです。2曲目Dear Myselfの冒頭ベースが実在感をともなって聴こえてきます。余分な滲みが消えてスッキリ聴こえます。続いてくるスネアドラムが定位がビシッと小気味よくきまり後のギターに続きそしてKANKAWAのオルガンがエモーショナルに空間を埋めて行きます。基本的は音の傾向を変えることなく音の滲みをとり、見通しの良い空間が再現されます。しかもエネルギー感は少しも後退することなく力強さはそのままです。今までにも見通しのよい空間表現を演出するものはありましたが、おしなべてエネルギー感が後退するものが殆どでした。

次にrosset meyer geiner[what happend]です。2曲目Die Sauです。冒頭のベースのソロからシンバル、スネアと続いてゆきますがただでさえ解像度の高いソフトが今まで聴いたことが無いスピードをともなってこちらに飛んできます。続くピアノのクリアーな事と言ったら何と表現したらよいか言葉が見つかりません。「これは凄い!」即、購入を決定。

あっけなく目的が叶ったので拍子抜けしておりましたが、原さんがターンテーブルシートのSTS-300を片手に「これも聴いてみてよ!」と言う感じで薦めてきました。小生ターンテーブルシートが現在使用中のものFTK KH-1が結構良い感じですから興味も無かったのですがこれが大変な代物でした。前回の試聴会のぶっ飛んだシステムからこれまたとんでもない音が聴こえてきました。「こんな音がレコード盤に刻まれていたのか?」信じられない思いでリニアトラックアーム,ターレスのSIMPRICITY
とカートリッジのPC-1のコンビでも微少な信号が音に影響している事をまざまざと見せ付けられました。特に何度も聴いているソニーロリンズのウエイ・アウト・ウエストですがSS-300を使用していないときはこの組み合わせでさえ歪っぽく聴こえてきます。特に敏感なシステムで「これ以上の音は無いんじゃないか!」と前回思ったのですが今回SS-300を使用すると余分な微少振動な無くなりよりピントのズレが無くなってビシッと揺らぎの無い音像が見通しの良い空間の中に広がっていきます。歪っぽさも皆無で生音のような柔らかな音に魅了されました。

しかしながら、このシステムの実力はこんなものではありませんでした。原さん持参の HEIGE LIEN TRIO の SPIRAL CIRCLEのアナログ盤
に続きマンガーユニットから譲り受けたデモ盤の凄さは、まるでマスターを聴いているのかと錯覚するほど録音現場が再現されたかのような音でした。これは、わたしがここで拙い文章力で言葉にしてもどれ程正確に言い表す事ができるか全く自信がありません。兎に角機会があれば是非聴いてみる事を強くお勧めします。こんなにも凄い再生音ですが、尾崎さんに言わせるとほんの僅かアームの調整がずれているとのことでした。アナログのオ奥深さはいかばかりか想像も付きません。

最後にこれを伝えなければ成りません。オーディオカーペットのSAC-1016です。これが想像以上に効果があります。当然に床からの1次反射を改善するものですが、これをはずすとピントが曖昧になって音が散漫して聴こえます。何より音楽の表現力が確実に弱くなり説得力が低下するようです。それともう一つの効果があります。原さんが「ちょっと、これに座ってみなさい!」と自らカーッペットに座られました。私も同様に横に座らせて頂きましたが、何という心地良さでしょう。まるでマイナスイオンに包まれたかのような落ち着いた気分になります。録音現場に持っていくと自ずと皆がカーペットに近寄ってくるそうです。「とても気持ちよく演奏が出来る」と口々に言うそうです。値段はそれなりに高価ですがいつまでもこれに座って音楽を聴けると思うと真剣に欲しいと思いました。もしかしたら病気も良くなるかもしれませんね?

兎に角、非常に内容の濃い充実した試聴会でした。それに、何処までも進化するHB-1の無限の可能性を感じた1日でした。

Mt.T2さん宅プチオフ会・GPS-777の検証!

2012-01-29 21:25:17 | オ-ディオ


今日、Mt.T2さん宅で、GPS-777を聴かせて頂きました。これは、先日のオフ会からの持ち越しの課題の検証と言う事もあり、小生のような外部クロック・ジェネレーターを使用していない者にとっては「ちと荷が重いのではないか」と一抹の不安を抱えながらの訪問でした。幸いにも何も聴こえなくなったさんもご一緒だということで、クラシックに明るい方がいて心強かったです。

私のほうが少し早く到着したので、此処のところのマイ・フェイバリットであるORGANISTから聴かせて頂きました。丁度Mt.T2さんも通常盤を持たれておりましたので、持参のCD-R盤との聴き比べも出来て好都合です。

前回訪問した時と部屋の配置が違っています。左サイドにあったCDラックが廊下に移動されて、そこには写真のようなコンパネが配置されておりました。ルームチューンに丸棒も必要最少になり一見してよい音がしそうな部屋になった感じです。その予想はぴったりと的中しておりました。

まずは通常盤から聴き始めました。2曲目の冒頭のベースが力強く芯のある音を聴かせています。スネアドラムのロールからオルガンが絡んでいく様も実在感と躍動感が交差しながら進んでゆきます。とても良い感じでこれ以上望む必要が無いほどの再生です。次に4曲目のSoftly as in a Morning Sunです。ヴィブラフォンのアタックも同様に力強くグルーヴィーに進行していきます。

「これ以上要らないんじゃないの?」と素直な感想をMt.T2さんに伝えて、再生の説明を受けました。GPS-777からサンバレーのDACに入れてUX-1をコントロールした音でした。あまりに良いので調子に乗って今度はCD-RのDISCをトレイに・・・。期待を膨らませながらの試聴でしたが、あまりに期待が大きすぎたためか通常盤の力強さがなくなっており、拍子抜けで何がどうなっているやら検討がつきません。

そこで、Mt.T2さんが前回の持ち越しの検証をすべく接続を変更しました。前回はGPS-777が2台あり、それぞれをDACとトラポに接続して同期しておりこのシステムがいちばん良かったとのことで、今回は2台無いために邪道ではありますが1台の出力をコネクターで分配してそれぞれに振り分けました。

すると、不思議な事にまた一段とCD-R盤の冒頭のベースが痩せてきて音楽になっていません。それで4曲目のヴィブラフォンはどうかと確かめましたが、確かにアタックの立ち上がりのスピードは上がっており一段と解像度の高い音になっています。しかしながらこれではバランスが悪く音楽になっていません。

狐につままれた感じで何が何だか解らないままに通常盤でも同じように聞き比べをしましたが、CD-R盤ほどではないにしろ基本同じような結果になりました。特に低域の変化が大きく、音のピントが合って滲みが無くなりその為に音痩せするのか解りませんが・・・。
ただ解像度があがって音痩せするのとは少し違うような気がします。

私の試聴も終わり引き続き何も聴こえなくなったさん持参のCDでの検証が始まりました。クラシックの場合はJAZZほど大きくは違いませんが同様な結果に終わりました。これ以上の詳しい結果はまたMt.T2さんがご自身の日記にてアップしてくれると思います。システムについては間違いもあると思いますのであしからず。また、音についてはあくまで私見ということにしておいて下さい。

つぎに、もう一つのお楽しみであるMt.T2さん宅のバージョンアップされた3D映像を見せて戴くことにしました。「昨年末に3Dをバージョンアップしましたので、いつでもお越しください」との連絡がありましたが、まさか購入したばかりのSONYのプロジェクターを変えるなどと思いもよりませんでした。そこには新しく導入されたLVP-HC7800Dの雄姿がありました。

わたしも昨年末にAV○Cのイベントでこのプロジェクターの優秀さを実感しておりましたので、Mt.T2さんならば必然の導入に違いありません。しかしながらオプトマとSONYの2台を処分しての導入であり、Mt.T2さんの決断には頭が下がります。最初にトロン次にラプンツェルを見させていただきましたが、小生のような初心者にはジャダーの多い少ないもMt.T2さんほど明確に説明できませんが、イベントでの2台同時比較では明らかに7800Dの優位性が遺憾なく発揮されておりました。

我が家のTVでの3D再生など当然比べ物になりませんが、やはりプロジェクターでの画は素晴らしいですね。改めて認識させられました。当分導入出来るような環境になりそうもありませんが、引き続き今後の大きな課題として近づけていければと思いMt.T2邸を後にしました。

有意義な1日を過ごせて戴いたmT.t2さんに感謝!