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ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

上様・オルフェのサンバさん来訪!

2012-09-16 21:37:01 | オ-ディオ
今日、上様とオルフェのサンバさんが拙宅においでくださいました。上様とはタイミングが合わないと言うよりも聴いていただくほどの音でもないので、それほど積極的にはお誘いしていなかったのですが、ついに、逃げられなくなって今日の運びとあいなりました。

拙宅の変化と言えば、CSEの壁コンがやっとエージングが進み煩わしい音が無くなったのと、センターパネルもどきの代用品を設置したことぐらいで、基本的にシステム自体は変わりませんと言うよりも余裕が無いので替えれません。

まず、上様から頂いた井上陽水のライブ(FM音源)を聴いていただきました。その後色々と聴いて頂きましたが、取り立ててめぼしいものもなく、それよりもオルフェのサンバサンを交えてのオーディオ談義が満開状態になりました。

音を聴いて頂くよりも、オーディオ談義のほうがメインのオフ会になりかけて時に、上様が持参していただきました「静」のオーディオカーペットSAC-1016を設置することになりました。



このオーディオカーペットは以前にも日記に書きましたが、オーディオ南海西田辺店の静ブランドの試聴会と原邸でも体験済みで、その効果については素晴らしいものがある事は分かっておりました。

しかしながら「上様の逃げられない拙宅オフ会」にての自宅試聴では、以前よりもまして効果が絶大でした。設置した直後では「多少見通しが良くなったかなぁ」と言う程度でしたが、時間が経つにつれて部屋の空気が変わってくるのがハッキリと体験できました。とにかく部屋の空気が浄化されたようにしっとりとなりとても気持ちよくなります。

ずーっとそこに居たくなるような心地よさと共に音の浸透力が増してきます。当然ながらSNもあがって聞こえます。それに伴って音の芯かくっきりと浮かび上がって気持ちよくこちらに語りかけてくるようです。

この感じは静ブランド全てに共通した状態で拙宅にあるCDスタビライザーもそうであり、オルフェのサンバさんが導入されたスピーカーケーブルも同様の効果が確認できるとのことでした。

音楽の表現が増したごとく聴こえる様子とこの気持ち良い状態は。なんと表現したら良いか言い表す言葉がありません。一度体験すると離れなくなります。実際に録音場所にこのカーペットを持っていくと演奏者達が集まってきてその場から離れないほどになるとの事です。大げさな表現だと思うかもしれませんが、一度この気持ちよさを体験されると誰もが納得すること間違いなしです。

次にアナログを聴いて頂きましたが、最初は明らかにカンチレバーが寝ている状態で、全く音楽になっていませんでした。「どうしよう」とあせる気持ちとは裏腹にだんだんと動き出して音楽になってきました。内心ほっとしましたがまだまだレコードを選ぶ音に変わりは無く守備範囲の狭いシステムに変わりはありません。

CDの音に近づけるようにアナログを調整してきたものですから、雰囲気のあるアナログとは程遠いCDのようなアナログの音です。
しかしながら、同じソースならば拙宅ではCDでは出ないような力強さが確かにアナログにはあるようです。

これも、聴くソースによっても変わりますので絶対ではありませんし、完璧に調整されたアナログとは程遠い音ですが、CDとは別の意味でアナログの存在価値が拙宅ではまだあるようです。(決して懐古趣味的な事では決してありません。)

ここでも、色々な話が盛り上がって楽しい時間もあっという間に過ぎてしまいました。最後に大西順子を聴いて頂きましたが上様の鋭い指摘がありました。

「少し低域の表現が重いですね」さすがに鋭い表現には感服いたしました。良くも悪くも拙宅のシステムの音を一言で表現されました。拙宅はディナウディオのエソターとスキャンスピーくスのノンパルプのコーンドライバーが支配的なシステムです。ウーハーは同じスキャンスピークスですが、少し重い感じの音(欲を言えば重厚な)がします。クラシックなどの低域が長く続く音は良く表現できるのですが、ジャズなどアコースティックのパルシブな表現は少し不得意だと思います。

しかしながらこのユニットの個性を全て受け入れての拙宅のシステムですから、何とかジャンルに区別無く80点が取れるようにしたいと言うのが最終目標です。全て満点など有り得ないですからね・・・。

まだ子供が独り立ちしておりませんので、システムをいじるなんて考えられませんので気長に進めて行きたいと思っています。

「それにしても静のカーペット欲しいなぁ!」

elmar65邸に伺いました。その3

2012-08-28 22:02:07 | オ-ディオ
さて、いよいよプリアンプにFMを使うとどうなるか?の検証がスタートしました。
送り出しのSCD DR-1の後をiLinkを使って9100で受けているので、フロント2チャンネルのみをFM266とつなげる事になります。(間違っていたらゴメンナサイ。後で擬似のマルチをしたのでこんがらかっているかもしれません。)

しかしながら出てきた音は圧倒的でした。音の濃さ音楽の浸透力はパワーアンプのみFMを使用した場合とは雲泥の差です。やはり、プリアンプのシステムに於ける支配力は圧倒的であることは明白でした。これゆえにプリアンプの選定が一番難しいと言われる由縁ですね。

パワーアンプだけFMを使用してもFMの良さの3分の一位しか味わっていないのではないでしょうか。これが、プリもFMを使わないと本当のFMの音じゃないと言われる由縁でしょうね。

しかしながら、話はこれだけではありませんでした。SCD-DR1の上に載っているのは布を被せてあったので解りませんでしたが、実はもう1台プリアンプがあったのです。



これはelmar65さんが本日検証したい1番の課題であったのです。SCD-DR1の後にFM255を使ってその信号をFM266に送り込むというのです。(これも当然擬似のマルチと言う事になっていたと思います)原邸は4台のプリを使用していたので、2台ぐらいでは驚かなくなりましたが、その2台がFM266と255だとするととても貴重な体験をさせて頂いているということでしょう。

elmar65さん曰く「もう、自分の中では決めているんですがね!あまり変わらない事を祈ってます。」と言うような意味のことを仰ったと記憶しております。頑固なelmar65さんの事ですから、もう既にどう変わるかはご存知だと思いますので、改めてここで皆の意見を聞いて確認するだけの作業のように感じられました。

もうここまで経験すると、出てくる音も容易に想像がつくと思います。皆さんが思ったとおりの音が再現されました。もう笑うしかないような音が部屋中を埋め尽くしております。

これをマルチで聴くにはもう何台の255が必要なんでしょうか?凡人には解りません。124を処分してももう1台255を導入されるのでしょうか・・・。

此処まで来ると神経も麻痺しておりますので、思考回路がすんなりと動いてくれませんが私には全く関係の無い世界だと言う事だけは理解できました。今後どのように進化してゆくのか解りませんが、是非ともまた聴かせて頂ければという強い思いが込み上げてきました。

番外編として、今回上様のハワイアンコアを2台持ち込んでの試聴会でしたので、HB-1の音の進化が如実に解る結果となりました。
上様のハワイアンコアは日頃ぎりぎりのパワーをぶち込まれて鍛え上げられていますので、elmar65さんのハワイアンコアとはまるで別のスピーカーが鳴っているように聴こえます。とても同じスピーカーには聴こえません。同一条件で鳴らしこみの違うハワイアンコアの聴き比べという非常に贅沢で貴重な体験をさせて頂いた上様とelmar65さんに改めて感謝・感謝です。

いくら、ウエブ上や雑誌の中でHB-1の試聴記事を読んでも、これ程に音が進化する事を目の当たりにすると機器の評価などほんの参考程度で機器の持つ本質を見極める確かな目が必要であると言う事を認識させられました。

そういう意味でも、尾崎さんの見識の確かさを改めて認識させられた結果となりました。それと、HB-1とウエスタンが極似しているという事です。やはり、「原さんの音の原点はウエスタンではないか?」と言う思いが皆の共通の意見として挙がりました。
これほど、パラレルで鳴らしても違和感が無いということは間違いないでしょうね!

それと、今回不思議でならなかったことはelmar65さんが使用しているラックです。コーナンで買ってきたと言う木製のラックで脚にはキャスターが付いています。機器を移動しなければいけないのでキャスターは必需品だそうです。それに、機器と木製のラックの間にインシュレーターの類のものはいっさいありません。トラポのSCD-DR1の上のFM255もゴム脚で地下置きです。当然にぐらつきます。
それにFMの脚はどれもゴム脚です。

そんな状況でも出てくる音は圧倒的です。確かに空間表現や解像度を至上の喜びと思っておられるオーディオマニアの方から見ればとんでもないような設置状態ですが、あんなに音楽性溢れた音を聴かされたら「それがいったいどうしたの?」と言う気持ちになります。

人それぞれに求めている事が違うし所詮趣味の世界でありますので、私などがどうのこうの言う事ではありませんが、ケーブルやインシュなどのアクセサリー至上主義のマニアが数百万もつぎ込んでいることと比べると、何とelmer65さんの状況がよほど健全であると言えるでしょう。

オーディオは何をやっても音が変わります。音楽のしっかりした指針を持って音の変化を見極める目が必要です。それが無ければ唯のお遊びに成ってしまいます。音楽を聴くという意味のある行為であって欲しいものです。

まだまだ書き漏らした事が多くあると思いますが、冒頭でも申し上げたとおりMt.T2さんのブログで補って頂けたらと思います。

これから、年末にかけてお仕事もお忙しくなってくるというelmar65さんですが、その妥協の無いオーディオに対する真摯な姿勢が人に感動を与えるのではないかと思います。

ご本人は「こんな尋常でない機器を使っている事を恥ずかしい!」と仰いますが、それぞれが妥協しないelmar65さんによって集められた可愛い子供達のように愛情を注がれる様を拝見するにあたり、ますます、羨ましい環境に於かれていると思います。

当然、わたしなどに真似のできる事ではありませんが、その真摯な姿勢だけは手本にさせて頂きたいと思っています。

本当に貴重な体験をさせて頂いて感謝の気持ちでいっぱいです。

また、暫くかかるでしょうが落ち着きましたらお声かけくださいね。


elmar65邸に伺いました。その2!

2012-08-27 14:05:58 | オ-ディオ
いきなりCDの話になってしまいましたが、肝心なアナログのお話を忘れておりました。


部屋に入るといきなりEMT927の勇姿が目に飛び込んできます。中津川の原邸で927のガラスターンテーブルの話がありましたので、927をお使いであるということは分かっておりましたが、何と927が収まっている専用のキャビネットには930も有るではありませんか?この時点でもう笑が止まりません。

普通の人は930で十分満足できるのですが、elmar65さんはそれがダメなんですよね。

上様曰く「良いと思ったものは、前後関係なくいってしまうんですよ」と、どなたの事を言ってらっしゃるのか・・・。

カートリッジはこれもPCー1とEMTです。これ以上ない程の贅沢を味っておられます。オールマイティーなのはPC-1ですが、EMTには独特な艶やかさがありますものね。フォノイコもウエスタンとEMTです。PC-1だけでも反則技だと思うのですが、elmar65さん宅ではすべてがそうなので妥協という言葉は存在しないのではないでしょうか。

カートリッジの違いもさることながら、アンプの違いも気になるところであります。elmar65さんは2A3(RCA)をメインに鳴らされておりました。ウエスタンの124に切り替えて頂きましたが、これはこれでスッキリとした抜けの良いサウンドでこちらも捨て難い魅力でいっぱいです。確かに正反対の魅力的なアンプ達ですから、どちらも手元においておきたい気持ちはわかる気がします。しっかりメンテナンスもできる環境で、現役で音楽を奏でられる事はアンプ達にとっても非常に幸せなことだと思います。しかしながら人間は残酷な生き物でありますから、普段はほとんど2A3(RCA)を聞かれているようです。たまの浮気程度にしか124が聞かれていなければ・・・。

さて午前の部が終わって、elmar65さんが用意して頂いたピザをつまみながらの午後の部に突入しました。午後の部は本日のメインとも言えるHB-1ハワイアンコアのマルチです。Mt.T2さんが用意してくれたソフトがらまづはピンクフロイドの三角帽子です。お約束のように音が回っていきます。しかしながら何か凄みがありません。私持参の綾戸智恵 Timeから A Time For Loveです。これは録音自体が不自然でどんしゃりのバランスでよくありませんでした。続いてクラシックを掛けていきましたがオケはそこそこ鳴りましたが編成の小さなものは何か浸透力がありません。

HB-1のマルチは原邸で聴いておりますので、その凄さを身をもって体験してる各々ですから、ハワイアンコアになると「もっと凄いだろう」と期待も半端じゃありませんでした。

しかしながらその感動の半分も出ていない感じです。皆どうなっているのか解らないままに途中で中断してしまいました。elmer65邸と原邸の違いと言えば、静のスピーカーケーブルと静の絨毯ぐらいです。送り出しはソニーのSACDプレーヤーのSCD-DR1を9100がilink
で受ける構成です。ソニー同士のi linkは決して悪くないと原さんからアドバイスを受けていましたし、現に原邸も同じ構成です。



確かにどちらも凄く効果があるアイテム違いありません。特にスピーカーケーブルに至ってはオルフェのサンバさんを虜にして「もう離れられない!」と言わしめるほどです。ソニーのAVアンプ9100であれほどの音が鳴ったという事実は嘘であったのか?そんなことはありません。原さんはHB-1の1から10までご存知でありますから、私達の解らないところでかなり追い込んでいたのではないでしょうか。そう思うより他に説明がつきません。

一同、行くに行けない欲求不満状態でこの思いを何処にぶつけようと思っておりましたが、一番ショックだったのはelmer65さんご本人ではなかったことでしょうか!。そこでelmer65さんから一言「アンプを変えてみましょうか!」。ソニーの9100からパワーアンプだけをFMに交換してみる事に・・・。

フロント2チャンネルとセンターを411が2台で。リアをF10Bで鳴らすという構成です。音が出た瞬間からMt.T2さんと顔を見合わせておりました。Mt.T2さんが「ほ~らね!」と言う顔でこちらを見ています。わたしも納得の表情で答えました。

まるで音楽の浸透力が違います。これまたあまりの違いに愕然としました。我が家では逆立ちしても導入できませんので・・・。

暫くはCDをかけ続けました。恐るべしFM。解ってはいたがどうしようもない現状に脱帽。

これまた、続きは明日と言う事で・・・。

明日はこの構成にプリアンプまでもFMにすればどうなるか?

お楽しみに・・・。

elmar65邸に伺いました。!その1

2012-08-26 23:17:14 | オ-ディオ
今日、elmar65さんの新しいオーディオルームに伺いました。

elmar65さんとは上様とMt.T2さんと4人で中津川の原邸にお伺いした時にご一緒させて頂きました。上様とは以前からかなり親密にお付き合いされていらっしゃるようで、会話を聞いていると阿吽の呼吸で掛け合っていらっしゃるのがはっきり判ります。中津川の時にオーディオルームを新しくされた事を伺っておりましたので、一度聞かせてくださいと無理なお願いをしておりました。

それが8月の初めに「とりあえず聞ける状態にはなりましたが、万全には程遠い状態で良ければキソ・アコースティックのHB-1ハワイアン・コアのマルチとウエスタンの聴き比べでもしませんか?」と言う様なお誘いを頂きました。当然ながら二つ返事で参加させて頂く事となったのですが、決まってからの長かったことといたら気が遠くなるほどでした。それほどに楽しみにしておりました。

HB-1のマルチは原邸で経験させていただいてそのすばらしさを身をもって体験しておりましたが、HB-1でもハワイアン・コアのマルチとなるとそう簡単には聞ける環境にはありません。実はこのマルチのリア2本は上様が自宅から持ち込まれたものです。現状にソースに対してリアの割合から考えて、本当にハワイアン・コアまで必要なのかという疑問がelmar65さんにあったようでその為の実験でもありました。

言い忘れましたが今回のオフ会は中津川組4人ともうひとりオルフェのサンバさんが出席されました。先日上様に奇襲されて見も心もぼろぼろ状態にされた後、静のケーブルで地獄から抜けさせてもらえたようで、ほとんど静ケーブルに気持ちはもっていかれているようです。その時にきょうのオフ会に誘われたようです。訳のわからないオフ会と思われたかの知れませんがこんな機会は二度と無いかも知れませんのでオルフェのサンバにとっても良い経験になたに違いありません。

前置きが長くなりましたが本題に入りたいと思います。しかしながらあまりにも内容が濃かったのでどこまで拙い文章で表現できるか非常に不安ですが、いつものように詳しいことはMt.T2さんのブログにお任せするとして小生は大まかな表現に徹することにします。また、Mt.T2さんに叱られそうですが・・・。



まず最初にシステムの構成ですが、ウエスタンのことは詳しくありませんのでほとんど判りませんのでお許しください。ドライバーが555だということぐらいしかわかりませんでした。それにご本人の評価で「30点も出来ていない」と仰る理由をあとで聴かされるのですがとにかく出てきた音の浸透力は半端ではありません。


わたしが判り易い様に[HALIIE LOREN heart first]を聴かせて頂きましたがその音の浸透力と濃さ、力強さはとても到達できるようなレベルの音でないことは、一聴して理解できました。最初から聴かせて頂く事に徹しようと思って伺いましたのですが、あまりの拙宅との違いでしばし呆然となりました。「どうしてこれで30点の採点なのか?」というわたしの疑問をelmer65さんが察したのか理由を話して頂きました。

この音はウエスタンとHB-1との合成というかパラレル駆動の音だということです。ウエスタンだけでは現状これほど浸透力のある音にはなっていないとのことです。確かにHB-1をはずした状態でもう一度聴かせて頂きましたが、少しさっぱりと薄味になったようです。Mt.T2さんはこちらの方が好きだ(ウエスタンだけ)と仰っておりましたが、私は最初にこんな濃い音を聴かされましたのでもうどうしようもありません。その後どんな状態になったかは容易に察し頂けると思っております。

その後はelmar65さんが機器に懸ける思いを十分に聞かせて頂きました。それにこのような形で人に聞かせることも無かったようですし、オーディオ自体自分の為に追い込んでゆくものですから他人に聞かせるものではありませんからね。そのelmar65さんの思いは拙文にするには余りにも重いのでこの場では割愛させて頂きます。ひとつだけ重要なことを書かせて頂くとHB-1とウエスタンは絶妙に融合しあい決してお互いの邪魔をしないと言うことです。ウエスタンの状態を苦労して調整して、手間隙懸けて莫大な時間と費用をかけるのあればHB-1は非常に簡単にウエスタンのエッセンスを再現できるということです。





このウエスタンを鳴らすアンプを観ただけでもどれだけの物量を投入しないといけないのか理解できると思います。通常のドライブアンプだけではなく、ドライバ-が励磁式ですからこれを鳴らす電源が必要になります。この電減が変わることで出てくる音に違いがでるので、これだけを聞いていてもどれほど気の遠くなる調整箇所があることが判ります。

・・・・と、ここまで書いてまだまだ半分も書けてない事に気付きました。

次回はこのつづきを何回かに分けて綴っていこうと思いますので気長にお付き合いください。

Rayさん宅に和心を聴きに・・・。

2012-08-19 23:18:28 | オ-ディオ
昨日、お昼過ぎからRay邸に和心を聴かせて頂きに伺いました。

Rayさんの日記はこちら

いつもながらRay邸の前に車を止めてインターフォンを鳴らすのですが、駐車場の車が多いので誰か先に来ているような感じがしておりました。

案の定、オルフェのサンバさんが先に来られておりまして、3人での試聴とあいなりました。実物を見るのは初めてでしたが写真で見るよりもコンパクトでこれならば違和感なしで導入出来そうな佇まいでした。(勿論、導入できる余裕は今のところありませんが)

持ってみると確かにしっかり感はありますが、ひとりで持って移動できそうなかんじです。オルフェのサンバさんも「これならば、スクリーンを設置する際にも移動できますね。それに格好が良いので惹かれますね!」と一言。同感です。

最初に和心を外した状態での試聴でしたが、以前のセンターパネルがあったときと比べると奥行きも定位も少し曖昧で、音が壁に張り付いてこちらに寄り添ってこない感じです。

ちなみにDISCはジェニファー・ウォーンズのハンターの2曲目です。


次に和心を設置した状態で聴かせて頂きました。曲の冒頭から全然音の出方が違います。センターがしっかりとれて密度も濃く音楽が聴こえてきます。

ジェニファー・ウォーンズの声もさっきは座った時と立ったときに口が移動していたのですが、立っても座っても口の位置が変わりません。当然、男性ボーカルとの前後の関係も解りますし、もう和心を外して聞くなど考えられません。

其れよりも時筆できるのが音の聞こえ方が均一になり、部屋の何処に居ても大きく聴こえ方が変わるということがほとんどありません。以前でも守備範囲の広いRay邸でしたが、益々その思いが強くなりました。

引き続き、アナログの試聴に入りました。まず、1曲目はよくRay邸でも聴かせて頂いた陽光です。

アナログのもつ圧倒的な音楽の浸透力に体中が包み込まれます。

スーパーギタートリオのライブ


デイブ・ブルーベックのテイクファイブ

等々
次から次へとオンパレードです。

ここで、少し気にかかる思いが・・・。

以前のRay邸では、特に「陽光」など怖いくらいの勢いでこちらに迫ってくるものがありました。それにこの先どのように展開されるのか解らないぐらいの緊張感が感じられたのですが、幾分そういったものが薄まったように感じられます。

これについてはいつも聴いているわけではありませんので、あくまでも私の記憶の範疇にあるものですので、絶対ということはありません。そういう風に感じられたぐらいに思っておいてください。

ひととおり聴かせて頂いた後、不覚にもあまりの気持ちよさに暫くの間眠ってしまったのでしょう。和心の位置を前後にかえての試聴でしたが、さっぱり記憶にありません。Rayさんオルフェのサンバさんの暖かいご好意で起こさなかったのでしょうね。本当に失礼致しました。

最後にリベラメンテについてRayさんの感想を伺う事ができました。Ray邸ではアナログとSACDとにリベラメンテを仕様されているようです。CDだけはやはり力強さが薄れるようで私用されていないとのことです。特にアナログの素晴らしさに感心されていらっしゃいました。

総体的に益々音楽の守備範囲が広がったRay邸と言う印象が強くなった1日でした。

番外編として、オルフェのサンバ邸音質向上委員会(勝手に命名させて頂きました)の面々としては、やはり早急にウエルフロートを試されるのが、先決ではないかという結論に達したしだいです。ご本人はあまり乗り気ではありませんが、Rayさんと小生に押し切られる格好で渋々「試そうかなぁ?」と仰っておりました。

ご本人はFINITE ELEMENTEのチタンインシュがえらいお気に入りで、95%はそちらの方へ気持ちは傾いていたのですが、「何か基準を作らないと堂々巡りになりますよ」と言う私の言葉を聞き入れてくれたのか解りませんが。しかしこそっと「わたし、こんなのが大好きなんですよ!」と耳打ちされました。
きっと、近いうちに導入されるかもしれません。

楽しい時間もあっという間に過ぎてしまい、いつものように帰途につきました。(といっても10分ぐらいですが・・・)

突然のアポイントにもいつものように快諾して頂いたRayさん、どうもありがとうございました。

そして、飛び入り参加のオルフェのサンバさんの楽しい人柄に癒された1日でした。

次回は是非オルフェのサンバ邸ウエルフロート試聴会といきたいものです。

オルフェのサンバさん宜しくお願い致します。

にっきゃんさんの感想から・・・。

2012-08-04 00:02:15 | オ-ディオ
にっきゃんさんの拙ブログに対しての感想を読んで思った事ですが、まず、誰しも自分の音が普通だと思っている事。当然、誰に聞かせるわけでもなく、自分自身で今迄調整してきたわけですから、自分の音が一番自然でしっくりくるのは当然だと思います。

ただ、音楽再生に対するアプローチの仕方が、それぞれに違いがあると言う事ではないでしょうか?大佐殿などアプローチの仕方も明確ですから、非常に理解しやすい事柄が多いように思います。

「ライブ会場そのものを表現したい!」とても明確なヴィジョンだと思います。当然に実体感のある音が再現されないと駄目ですが、それ以上に音楽つまりは「演奏者のハートが伝わってこないような機器は全く評価に値しない機器である」との事です。

いくら、オーディオ的に正確な再生をしていても、音が無機的であったり感性に訴えてこないものはこれも評価できないもののようです。何度か聴かせて頂いて大佐の明確な表現の方向性を見させていただきました。

でも、音を文章にするには大きな無理があり、いくら素晴らしい表現ができている文章があったとしても、実際に聴いてみないと解らない事が多々あります。こればかりはどうしようもありません。

大佐殿は大佐殿のアプローチの仕方であって、誰しもにあてはまるものでもないと思います。あれだけライブが好きでライブの再現を全ての基準にしている大佐殿の音と、これもライブの運営側に居るほうがしっくり来るほど音楽に浸りきっていたにっきゃんさんの音が正反対と言ってもよいほどに違いがあります。

大佐殿も書いておられますが、どちらが良いか悪いか、上か下かという安易な表現など当てはまらないでしょうし、それぞれに音楽に対する思いが違いますので色々な表現があって良いのではと思います。

にっきゃんさんは普通の音と言っているものが、私にとってはにっきゃんさんが完璧に管理された音に聴こえたと言う事も同じでは無いでしょうか。

「自分の音は普通ですよ。」と言いきれるのは、ある意味謙遜も含めての事かも知れませんが、それだけ自信をもてる音が再現されていることの裏返しだと思います。まだ、自分の中で消化仕切れてないのですが、素晴らしかった事に変わりはありません。


にっきゃんさん宅に伺って・・・。

2012-07-31 23:27:59 | オ-ディオ
にっきゃんさん宅に伺って考えさせられる事があまりにも多かったので、直ぐには自分の考えが纏まらず消化不良の状態が続いております。
そのうえににっきゃんさんのブログでのDEQXの調整を最小限度にして、部屋の定在波の補正のみにセッティングをしたとの事。

これを見て余計に解らなくなりました。たったそれだけの補正であれほどに管理された音に成るんですね。少なくとも私の耳にはそう聞こえておりました。こうしたデジタル機器での補正をやられている方が少なからずいらっしゃいますし、部屋の補正なしではまともにオーディオなど出来るわけがないとも仰っております。

当然、そのことも解りますし間違っていないと思います。しかしながら如何してあのように管理された音に聴こえるのでしょうか?
わたしの耳だけがその様に聞こえるのならば単に私の経験不足か(偏った好みがその様に聞こえさせる)ので私だけの問題なので考え直せば良いだけのことなのですが、どうもそれだけでは無い様な気がします。

こんな事を書くと誤解されてはいけないので一言付け加えさせて頂くと、管理された音が駄目だとは全く思っておりませんし、管理された音の素晴らしさも少なからず理解しているつもりですが、唯、頭で考える事無くストレートに出てきて欲しい音が、少し頭で考えてから答えを出して音にしているように聴こえてしまいます。

以前、プリアンプを決める時に同様な事を経験しました。現在使用しているプリアンプはROKSAN ROK-L2.5に電源部がROK-DSUです。ROKUSANのプリにはROK-L1.5と言う1ランク上に機器がありました。電源部もかなり容量の大きなROK-DS1があり、その4台の機器の組み合わせで機器比べをさせて頂きました。

1週間が過ぎても自分なりに結論が出ない状態で、オーディオ南海の尾崎さんからさすがに返却の催促がきました。価格的には当然ながらL1.5にDS-1と言う組み合わせが最高機種ですから、資金的に余裕があればこの組み合わせでよいのでしょう。でもどうしても音がストレートに出てこなかったのです。プリ部もL-2.5の方がストレートで力があり、多少細かいところに荒い表現が見えますが力強さに軍配が上がりました。それよりも顕著だったのが電源部のDS-1とDSUの違いでした。明らかに余裕のあるDS-1が圧倒的に良いはずなのですが、容量の少ないDSUから出てくる音がストレートでスピードがあり何より力強かったのです。(これには後談があり、DSUは個体差があり、私のものは非常に良いもののようです。)

繊細で尚且つ力とスピードを併せ持つようなプリアンプがあれば良いのですがそうそう上手くは事が運ばないのは世の常なんですね。
やっぱり、オーディオは奥が深くて難しいしキリがありませんね!

にっきゃんさん宅に行ってきました。

2012-07-30 15:57:05 | オ-ディオ
昨日、始めてにっきゃんさん宅に伺いました。

にっきゃんさんは雑誌にも何度か登場しておりますので御存知の方も多いと思います。ブログはこちらです。

システムを拝見するのは始めてですが、実はかなり前から知り合いでした。にっきゃんさんのお父様というのが私の遊びの師匠でありまして、お父様とは30年以上のお付き合いになります。

お父様はオーディオはほんの一部でその他に幅広い趣味をもたれていらっしゃる人で、アウトドア全般(スキー、キャンプ、マウンテンバイク、四輪駆動車、カヌーそれにアマチュア無線等々)に渡って教えて頂いた事は挙げればキリがないくらいです。

当然、アウトドアがこんなにブームになる前の事ですから、マウンテンバイクを四駆車に載っけてスーパー林道を駆け巡っていた事もありました。その頃にキャンプのイロハを教えて頂いたのもにっきゃんさんのお父様でした。

当然、幼い頃から一通りの遊びをお父様から教えて頂いておりますので、オーディオのみならず趣味は人一倍多いと思います。

その頃からの知り合いですが、ここ数年は私も仕事の関係からお伺いすることも無くなってしまいまして、年賀状だけのご連絡と言う状態でした。

にっきゃんさんがオーディオを始められた事も知っておりましたが、根っからの不精者ですのでブログの方もロム専門で有りました。

そんな関係を結びつけて頂いたのが、椀方さん宅に来られていた出水電器の島元社長さんです。聞くと事によるとにっきゃんさんと島元社長さんはもう10年以上のお付き合いになるとのことで、オーディオに関しては私などとは比べものにならない位密接な関係のようです。

にっきゃんさん宅の電源工事も全て島元社長さんの手によるものです。遥々徳島まで飛んで来てくれる島元社長さんに全幅の信頼を置いているのも納得します。

さて、前置が長くなりましたが、そろそろ本題に入りたいと思います。まず、部屋に入って目に付くのがアルテック620Aと大きなトランスです。其れと分電盤から専用に引き込まれたケーブルに圧倒されます。当然、分電盤間での対策も万全で電源の重要さを熱く語って頂きました。




さて、音だしした瞬間から衝撃が走りました。目の目に映っている光景と間逆の音が再現されたからです。暫くの間はこの現実が理解できませんでした。
それを、察したのか「全然アルテックとマッキンの音じゃないでしょう!」とにっきゃんさん。

全くその通りです。アルテックの音など微塵も感じられません。それにこの歪の無さは尋常ではありません。島元社長曰く「まだ少し歪がありますね。」だそうですが、私にはまったくと言って良いほどに感じられないのです。これはどう表現したらよいのか小生の拙文では1割も伝わらないと思います。

当然ながらこんな高能率スピーカーにマッキンの#2300ですから、残量ノイズはあるのですが電源の取り回しと特注トランスの為か普通に想像できる範囲のノイズと思っていたら全く聴こえないぐらいのレベルだと思います。にっきゃんさん曰く「ジャズからクラシックまで何でも鳴りますよ!」と表現をされましたが、その言葉のうらづけには目の前に聴こえてくる音に絶対の自信があるのでしょうね!

確かに現代ジャズから小澤のクラシックまで非常に高いレベルで再現されています。ましてやボーカルともなると眠っていたアルテックが急に目覚めたかのように歌いだします。それにしてもトニーベネットDuetsⅡのレディー・ガガとの歌声は最高でしたね。あまりにトニーベネットの声が若いので「イコライジングしているの?」と聞いたくらいでした。

にっきゃんさん曰く「オーディオマニアには大人しすぎて請けが良くないんですよね!」、「音楽やってる奴らは次から次へと聴かせてと言ってくるんですけどね。」確かにこれ見よがしな所もないし、素人受けする音でもないのでしょうがないかもしれません。



次に少しだけレコードを聴かせて頂きました。EMTの950ですが実物を見るのは初めてです。圧倒的にアナログを聴く事のほうが多いようですが幾つかのCDとレコードを聞き比べましたが納得の結果だと思います。本来ならもっとじっくりと聞かせていただきたかったのですが、時間の関係上持参のCDを何枚か聴かせて頂きました。

にっきゃんさん宅の音の傾向やシステムに対する考え方などが拙宅の表現とは全く違う傾向であることがハッキリと確認出来ました。システム機器の使用の仕方やセレクトなどから大体は想像していましたが、あまりに想像していた音とは別の音が聴こえてしまったので、暫くは呆然として我を忘れてしまっておりましたが、田中伊佐資さんの表現をお借りするとにっきゃんさん宅は犬型、それに対して拙宅は猫型であると独断と偏見で表現してみました。

にっきゃんさん宅は完璧なまでに機器の能力をコントロールして、(DEQXで抑え過ぎているところもあるとにっきゃんさん弁)機器の個性を殺すか殺さないかの限界まで押さえつけて表現しているのに対して、拙宅は走りたいだけ走らせて暴走寸前で手綱を締める(時に手綱が聞かないところも多いですが)ような表現の仕方のように思います。あの歪のないハイエンドの音に憧れる反面、歪だらけの野蛮な表現も捨てられない度量の狭さもこれ拙宅の音だというう事です。

じゃぁ、にっきゃんさん宅の音が嫌いかと聴かれると、これが嫌いではないんですね!ただ、アプローチの仕方が違うだけと思います。何が正解で何が間違っていると言う事の無い趣味の世界ですから、そこに音楽が表現されていれば人は充分に感動させられます。
ただ、音の違いを至上の喜びと思っている方々からすると、拙宅のシステムなどまず使用機器から判断されて駄目だしされますしね。それに歪の多さなど耐え切れないんじゃないでしょうか?丁度、生身の人間よりアンドロイドが良いというのとにた表現でしょうね。(少し言い過ぎました!)

話がそれてしまって申し訳ありません。にっきゃんさんは音楽をやっている友達も非常に多く、プロのミュージシャンの知り合いも多いようです。そしてお父様からの影響も大きくお父様から引き継がれた人脈も数え切れないぐらいにあると思います。若くしてこのように恵まれたオーディオや音楽の体験が今日のにっきゃんさんのベースになっているのは確かだと思います。

やはり、オンリーワンの見事な表現者だと思います。

相も変わらず好き勝手な事を書いておりますので読まれていて不快感を覚える方(そんな方は端から来ないでしょうが)申し訳ありません。好き勝手に書いてくださいとお許しを頂きましたので・・・。

また時間がありましたら、じっくりと聴かせて下さいね。

それと、つるつるピカピカには成りたくありませんが(もう頭がつるつるになりそうですが・・・)電源工事だけはやらなくちゃと思っております。
何とか資金を捻出して(娘達が独立するまでは駄目でしょうけど!)島元社長にお願いしたいものです。
その時は力になってくださいね。

2000円の本のおまけ程度の我が耳!

2012-07-24 21:46:10 | オ-ディオ

いやぁ~!駄洒落ではありませんよ。今更ながらこんな去年の本のことをブログでアップするなんて・・・。申し訳ありません。普段ブログで偉そうな事を好き勝手に書いておりますが、しょせん私の耳は2000円の本のおまけ程度でした。

今迄イヤフォンなどほとんど使った事が無くて、「どうせたいした音は鳴らない」と高をくくっておりました。それを後押ししたのが昨年のオーディオセッションでイヤフォンの試聴会(聞き比べ)を開催しており、有名なメーカーのものや高額なものも聴き比べをしましたが、どれもドンシャリで音楽的なバランスが私の感性と合いませんでした。

ところが、今年の春にiPod touchを手に入れて、暫く間はSO○Yの7Kほどのものを使って聴いておりました。これでも付属のものや3Kのものと比べて音がやわらかく音楽性もありましたのである程度聴けると思って使っておりました。それが以前本の付録でイヤフォンが付いていた事を思い出して聴いてみたところ、SO○Yに比べて音の厚みや高域の抜けや開放感が段違いでした。

殆んどボーカル中心に聴きますので最近のお気に入りのヘイリーローレンなど


「これで十分じゃないか!」と正直思いました。他のボーカルもなんら違和感なく聴けましたのでイヤフォンをバカにしておりましたことが恥ずかしいくらいでした。

しかし、iPod touchをカミさんに渡して以前購入してあった初代のiPadを使う事になり、早速聴いてみる事にしましたがこれがどうも違うんですね?基本的にiTunesを使用しておりますので同じとばかり思っておりましたが、iPadのほうは何か歪っぽくて音抜けも悪く周波数レンジが狭まった感じがします。それに伴って洗練されていない感じもあり驚きました。ソースによっては力強く聴こえるものもあり良い意味でアナログ的な音もでる雰囲気です。しかしながら最初にiPod touchを聴いてしまうと明らかにグレードダウンが解ってしまいます。

しかし、これはあくまでもイヤフォンでの試聴であり、本格的に聴き比べをしたわけではありませんのでほんの参考程度にして置いてください。今度Rayさん宅で聴かせて頂こうと思いますのでその時にまたアップしたいと思います。

それよりもこの付録のイヤフォンが素晴らしいのでネットでこの付録のイヤフォンの事を色々調べておりましたが、相対的に感想は良くありませんでした。ダイナミックレンジが狭い、解像度が全くありません、ゆるくスピードのない低域と伸びきらないだら下がりの高域は聞くに堪えない等々散々な批評がアップされております。

確かにスピードはありませんし解像度ももう一つだと思います。特にオーディオチェックに使っている

rosset meyer geiger what happenedなどを聴くとその通りだと思いますが、こんなCDはイヤフォンンでは聴きませんよ。 

それよりもぐっと心に迫ってくるボーカルを聴いているとそんなものはたいした問題では無い様に思えてきます。何より音楽性が素晴らしいと思います。何方かのブログの感想に「このような変わったバランスのイヤフォンがかえって面白いのではないか?」と言うようなことを書いておられました。確かに何がフラットバランスかと言うとそれぞれに感覚に違いがあるかもしれませんが、私にとっては決して変なバランスには聴こえませんし、それより何よりこんな音楽性のあるイヤフォンを聴いた事がありませんでした。

オーディオは決して高価なものだけが良い音がするとは限りませんし、安価なものでも音楽性が感じられるものであればそれで十分だと思います。2000円のおまけの耳で十分です。最近のオーディオ業界が低迷するのも解る気がします。普通のひとが購入できる機器が殆んど無くて雑誌をみてもとても手が出る価格ではありません。そのうえに音が変わる事を至上の喜びと感じられるオーディオマニアの多いこと、こんな事が続くようだと衰退のスピードに加速が付く一方でしょうね。何かおかしい今日この頃です。

椀方邸、daisuke邸でのプチ・オフ会!

2012-07-17 23:01:15 | オ-ディオ
日曜日のリベラメンテ試聴プチ・オフ会に引き続き、月曜日は久々に椀方さんからお誘いがありdaisuke邸へのはしごオフ会と言うかたちになりました。

参加者は椀方さんdaisukeさんLanciastさんと私の4人でまずは椀方邸に伺いました。相変わらずの趣味の良いリビングルームで雰囲気は最高です。拙宅とはえらい違いで「いつかはこんな感じに出来ればなぁ!」と思っております。

数日前にGRFさんがお見えになったようで、椀方邸は平行設置に変えたところのようです。まだ、色々詰めていかないといけないとのことですが、早速聴かせて頂きました。

ヤマハのミュージックバンクに収められた中からオーケストラの演奏を聴かせて頂きました。小生、いつものように指揮者が誰それコンサートホールが何処そこと皆さんの会話には着いてゆけず暫く沈黙が続いた次第です。

椀方さんは単身赴任から解放されたせいか、依然とは正反対のハッキリクッキリの音に変わっておりました。DACのICを取り替える為の試聴会を開かれたときに、私とMt.T2さんが推薦したハッキリクッキリ系の音とは何かしっくりこないようで、「寂しさや影が無くなっている!」と仰っていた椀方さんとは別人のようです。

心も身体も開放されて音までも開放的になったとのことのようです。私としてはこちらのほうが良かったですが・・・。暫くオケ中心に聴かせて頂きましたが次にかかったボーカルでは少し違和感がありました。ボーカルと伴奏との一体感が希薄のように感じられ拙宅とは随分違う鳴らされ方をされているように感じられました。

数え切れないほどにライブのコンサートに出かけていらっしゃる椀方さんですから、コンサートホールで聴く音の再現ということで機器の調整をされていますのでその影響があるのかも知れません。それとGRFさんの平行設置の調整中ということも大きいのかもしれませんね。

Lanciastさんが左右のバランスが少し崩れているようですと指摘して、幾分調整をされたようですがまだ私はしっくり来ませんでした。オーディオの難しさを改めて思い知らされた感じです。ところで、ハッキリクッキリ系に変わった一番の要因は機器の下に使っていた真鍮の円錐を止めてジェルを敷いたとのことです。面白いですね、ジェルの種類違いや使用方法の違いでゆるくなると思っていた音がハッキリしてくるなんて摩訶不思議なオーディオとはこのことです。

椀方邸はこの辺で次のdaisuke邸に移動ということになりましたが、Lanciastさんが来られているのでてっきり椀方邸でウエルフロートの設置を試されるものと勝手に思っておりました。椀方邸でどのように変化するのか確認できなかったのが少し残念ではありますがつぎのdaisuke邸での何らかの設置があるのか楽しみにしての移動となりました。

しかし、結果的にdaisuke邸でも何も無かったのです。期待を持っていた私は拍子抜けしました。それでは自分で試せばよいではないかと言う声が聞こえてきますが、ホントその通りなんです。拙宅で試す勇気が幾分足りないのとバランスが崩れた時に(実際にはバランスは崩れ無いとのことです。)処置の方法が思いつかないですし、あまりに良すぎて返せなくなる事(これが本心)設置に踏み切れない要因です。

話がそれましたが、いざdaisuke邸への移動です。何回も伺っている割には覚えていないんですね、曲がるところを通り過ぎてしまいまして、daisukeさんが通りまで出てきてくれました。何という情けなさでしょうね。

4月のあたまにお伺いして以来のdaisuke邸ですが、相変わらずのハイエンド機器に囲まれたdaisuke邸ではありましたが、ここでもセッティングを平行設置に変えられたところということで、皆さん平行設置が大流行のようですね。私は完璧な設置をしたことがないので完璧なセッティングで聴かれている方々に於いては腹立たしい言い回しに聴こえるかもしれませんが、自分の好みの方向ではないので拙宅では採用しないと思います。

ところで、daisuke邸ですがやはり以前と基本的には音の傾向は変わっていないようで、私の感覚では少し違和感を感じてしまいます。ここがオーディオの非常に難しいところでdaisukeさんの思いも同様だと思います。

Lanciastさんという経験豊富なプロの方とお知り合いでかなりの交流をされていらっしゃるので、今後のdaisuke邸がたのしみではありますが・・・。