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ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

椀方邸、Ray邸での検証!その2.

2011-12-18 21:04:56 | オ-ディオ
昨日の椀方邸に引き続き今日はRay邸での検証です。
Ray邸へ伺うのははウエルフロートの前段機器へのアプローチ以来です。
RayさんはこのORGANISTのHQCD盤をお持ちでしたので、
後で聴き比べることができるのでより違いが解りやすかったですね。

まず、P-0でCDR-Ⅱの試聴が始まりました。
イントロが始まった瞬間に「音の細やかさがぜんぜん違う!」とRayさんが一言。
CDR盤しか持っていない小生は比較が出来ません。しかしながら何か空間表現が狭く感じられます。
Ray邸のシステムはこんなものでは無いはずです。
そこでRayさんが「こちらのほうがこのCDには合いそうです!」
と言ってプレーヤーをP-0からUX-1に変更しました。

出だしから圧倒的な低域の空間表現です。kankawaのオルガンが部屋中に満たされて、
そのうねりが部屋空気を揺るがしているようです。5曲目のスピード感のあるオルガン演奏は圧巻です。
しかしながら先程聴いたP-0の圧倒的な中域の存在感がありません。
欲を言えばUX-1の低域にP-0の中高域が乗っかれば言う事がありませんがこれは無い物ねだりですね。

つぎにHQCD盤を聴きましたが、全体的に音が薄い感じで情報量も幾分整理されたように聴こえます。
重心も少し腰高になった感じです。このCDなら買っていなかったですね。

拙宅では今迄に聴いた事が無いような音で、低域で空間表現を演出するようなCDがたまたま
うまいこと拙宅のシステムに嵌ったということです。このCDを少し過大評価しすぎたかもしれません。
また、機会があればどちらかのお宅で検証してみたいですね。

しかし、ここからが本日のメインイベントになったのです。
あまりJAZZオルガンを聴かない小生にRayさんがジミースミスのレコードを聴かせてくれました。

ブルーノートの輸入盤ですが、オリジナルかどうかは私もRayさんも解りません。
しかしこのレコードから出てきた音に圧倒されました。力強さ、スピード、実在感共にこれまで聴いた事がありません。
以前のRay邸の音と全く違っております。

Ray邸にはいつも驚かされますが、今回の変わりようは今迄なかったような変化です。
スタンレイ・タレンタインのラッパが塊となって飛んできます。このスピードはとてもSPUからのものとは思えません。
システムの変更を伺うと大きな変更は無いとのことです。
フォノイコからプリまでの送り出しをバランスからRCAに変更したとのことです。
あとGT-2000の電源を専用のものに変更。それに伴って新しく(トランス?)を追加してアナログとデジタルの入力を完全に分離。
スピーカーケーブルをMITからセレクターに接続してセレクターからはエクスクルーシブの付属ものもへ変更したとのことです。
それから部屋中のスピーカーの足元にウエルフロートを設置したそうです。

どれも大掛かりな変更点では無いとのことですが、出てくる音は大きく変化しているようです。
このアナログの音の出方は上様邸での音にそっくりです。(上様邸ではパソコンからの送り出しですが・・・。)
後にも先にもこの2邸でしか聴いた事がない音です。
音の滲みが微塵も感じられません。この大掛かりなシステムで定位がピンポイントに決まっています。
以前から音の定位には非常にシビアなRay邸ですがこれほどまでに微動だにしない音は聴いた事が在りません。

あっという間に時間が過ぎてタイムリミットの12時になってしまいました。
最後に井筒香奈江さんの時のまにまにを聴かせていただきました。
すでにダウン寸前になっていた我が身でしたが4曲目のWoman“Wの悲劇”の凄さに
完全にノックアウトされてしまいました。
また暫く拙宅では聴く気になりませんね!

椀方邸、Ray邸での検証!その1.

2011-12-18 20:09:23 | オ-ディオ
昨日は椀方邸で、今日はRay邸での検証です。
検証するCDはORGANIST kankawa と 時のまにまに 井筒香奈江 です。


昨日、椀方さんからお誘いがあり昼過ぎから椀方邸にお邪魔しておりました。

先日より気になっておりましたORGANISTのCDRの検証をするのに絶好の機会をもらいました。
我が家では本年一番の録音だと思っておりましたが椀方邸では全く良くないのです。
何故だか解りませんが周波数対する音のスピードがまちまちで、音楽になっていません。
中低域の絶対量も足りませんがそれよりもなりより力がありません。

確かに拙宅と違ってクラシック中心で調整されておりますので、JAZZのCDは得意ではありませんが
椀方邸の音も少しは理解しているつもりでしたので、今回の音は本来の椀方邸の上品で絶妙の力加減で
煩わしい音など微塵も感じられないやさしい響きとは程遠いものでした。

椀方さんも何が原因だか解らない様子で、前回お邪魔した時から変更したものを一つづつ元に戻すしかないとの事です。
変更したのはスピーカーコードをマルチュウエンジニアリングの物へ、DACのインシュをセラミックとブロンズのハイブリッドの物へ変えた事ともう一つはスピーカー台の御影石を外した事です。

私はあまりに音の変化が大きいものでスピーカーコードを疑ったのですが、椀方さんはDACのインシュをもとの物へ戻す作業を始めました。作業的には比較的簡単に変更できるので直ぐに終わり早速音だしが始まりました。

あまり期待もしていなかった私はその音の変わりように我が耳を疑いました。帯域のスピード整ってスピーカーが音楽を奏で出しました。たったこんなことであまりに違いすぎます。いくらインシュレーターで変わるといっても音楽の本質まで変わる事など・・・。

そこで、井筒香奈江 時のまにまに をCDプレーヤーに。1曲目の マイ・ラグジュアリー・ナイトから聴きだして4曲目のWoman
“Wの悲劇”にきたときに椀方さんが「これは録音が違いますね!」と一言。
さすがです、これだけは空間表現が違いますしボーカルの口元も引き締まった感じです。

しかしまだ何か本来の椀方邸の音では無いような気がします。
最近、体調がすぐれないようで機器の調整もままならない様子です。しかしながら音楽の本質を熟知されている椀方さんのことですから、体調が戻ると同時にオーディオの調子も戻るものと思っております。

今更ながらで申し訳ありませんが!

2011-12-10 21:25:09 | オ-ディオ

MT.T2さん宅の波動スピーカーで思い出したのですが、
画像が形態電話で撮ったもので何処にあるのか解らないまま1年以上が過ぎたのですが、
ひょんなことから画像が見つかり今更ながらの日記のアップです。
ひょっとしたらファイルウエブの日記で書いたかもしれませんが、再度ブログでアップします。
石川眞水という仏師が製作したスピーカーが京都寺町通の紙司柿本に飾ってあったのが随分前の事でした。
もう既にご存知に方も多いかもしれません。

このブログにも紹介されております。
ただ、このスピーカーの内容が解らないので何ともいえませんが、波動スピーカーで無いのかも知れません。
何方か詳しい方がおられましたらコメントを頂けたら幸いです。


このスピーカーの他に店内で使用されているスピーカーがありました。
当時はオーディオも休止状態でしたのでこのスピーカーのことも全く知りませんでした。



先日のハイエンドオーディオショウの高島電気のブースにカタログが置いてあり始めて知りました。
情けないですね、浦島太郎状態です。
blancoaudioのR-1

CDプレーヤーは確かCECのものだったような記憶です、アンプはデジタルアンプでした。
店主の方もいらっしゃらなくて詳しいお話も聞けませんでしたが、この石川眞さんの作ったスピーカーの吸音材にここの紙が使用されているとのことでした。
何も詳しい説明も出来なくてブログの意味が無いかも知れませんね。
情報も先のブログの日付が2007年4月2日ですからね。
申し訳ありませんが既にご存知の方はスルーして下さいね。
ずっと気になっておりましたので取り合えず日記にアップ出来てホットしました。


何をやっても音は変わるけど・・・。

2011-11-29 22:24:24 | オ-ディオ
何をやっても音が変わってしまいます。
基本的な音を変えないで音が良くなったらよいのにと思いますが、
はたして音が良くなるとはどういうことなんでしょう。

SNが下がって埋もれていた音が浮かび上がる。これは確かに音の傾向は変わりませんよね。
では、解像度が上がって楽器の定位が明確になり、低域も音階が明瞭になり意図した音楽に近づいた。
これも、音色が変わった事は無いので良かったのかもしれませんが・・・。

何が言いたいのかと申しますと、テレビを接続しているコンセントがうまってしまって、
もう一つコンセントが必要になり仕方なくコンセントをオーディオグレードの物と交換しました。
アクセサリーのたぐいはもううんざりなので高価なものなど勿論使うつもりも無く、

何でもよかったのですがCSEのCONⅡが半額でしたので、プレートも付いているしこれにしました。
せっかくなので、今アナログ関連のタップを接続しているコンセントに変えてCONⅡを使い、
新たに交換するものは以前から使用していたクライオテクノロジーの物に交換しました。

これにはアナログ関連のみJ1プロジェクトのタップを介して接続してありますから、
CD再生に影響するのはプリアンプのみです。
しかしながら音はガラッと変わってしまいました。
まだ、3日目なのでこれから変化してくるものだと思っていますが、

何しろ解像度があがり、定位が明確になり空間の見通しが良くなってゾクッとするほどリアルになりました。
これを聞いていると良くなった事ばかりのようですが、
これがオーディオの難しさでボーカルがリアルすぎてしっとりした表現のものは味気がなくなりました。

先日購入してお気に入りの井筒香奈江さんのCDも口の動きがわかるほど
(少し大げさかもしれませんが)明瞭になり、しかも声自体が変わってしまいました。

以前はどちらかと言うとボーカルの口も大まかで姿が見えるような事も無い代わりに、
非常にしとやかで心に染み入るような歌声でしたが、今はハッキリ歌っている姿が見え、
口元もハッキリ解り空間も気味悪いほどに表現されるようになりましたが、声がいけません。
少しハスキーになり潤いが無くなってしまいました。

ただ、どちらが本当かは私には判断が付きませんが、
どちらが良かったと言えば交換前の方が心に染み入るような歌声でしたので
好みとしては以前のほうが良かったですね。

エージングでかなり刺々しい表現は無くなると思いますが、潤いまでは戻らないような気がします。
じゃあ、元に戻すかというと解りません。暫くこのままで落ち着くまで行こうと思います。
プリアンプのコンセントを変えただけでこんなに音が変わってしまうのですから、こんな事は出来ればやりたくないですね。

ハイエンドオーディオショウの収穫その2

2011-11-22 23:12:17 | オ-ディオ
井筒香奈江さんのCDに引き続き今度はこのCDです。

そうです、ORGANIST Kankawa です。
これも、発売されてから大分たちますので、タイムリーな話題ではありませんが、
私的には非常に驚きましたのでブログにアップしました。

このCDが発売されたことは知っていたのですが、まずオルガンのジャズはほとんど聴きませんので、録音の良さそうなCDであることは解っておりましたが、触手が動きませんでした。

丁度ハイエンドショウの会場で販売されていましたから、その場で聴く事が出来たのが購入の大きな要因です。
録音の良いことを打ち出したCDは演奏の方がいまいちの場合が多く、購入しても結局あまり聴かない事の方が多いからです。

しかしながら、このCDは違っておりました。兎に角、演奏が凄かったのです。
最初にMASTER CDR-Ⅱαを聴きましたので、通常のHQCD盤を聴きましたがスピード感、
音の立ち上がりが雲泥の差でHQCDの方はかったるくて聴けません。

そんな思いで購入したCDですが、仕事や何やらで
やっと日曜日の夕方仕事から帰ってお隣さんのいないことを確認した上で、少し大きめな音量でスタートしました。
ハイエンドショウの時のヘッドフォンでの印象では、物凄い立ち上がりのハイスピード再生でありましたので、
プレイボタンを押してから身構えておりました。1曲目のPrologueが始まりましたが、? と言う感じで拍子抜けしました。

剃刀で切ったような切り口の鋭い音がぶっ飛んで来るのかと思いましたが、想像とは全く逆で、柔らかな風のような低音が床を伝わってズーンと迫ってきました。このように柔らかでそれでいて存在感のある低音は今迄聴いたことがありません。

床からはしっかりと振動が伝わってきます。このようにエネルギーのある低音は今までなら部屋の飽和状態を超えておりますので
少なからずブーミングが起こっても仕方ないのですが、不思議にスーッと身体をすり抜けていくような低音です。こんな感覚も初めてでした。

これだけハイスピードな音なのにエッジの立った感じは微塵もありません。それだけ自然でライブの感じに極めて近い感覚です。
よく、「録音現場の空間をそのまま切り取った」と言うような表現をされることが多いのですが、その様なうたい文句のCDでも
実際、聴いてみるとそうでもない事の方が多かったのですが、今回のこのCD(CDR-Ⅱ)は今迄の物とは別格でレベルが違いすぎます。9800円と高価ですが、この音を聴かされると誰もが納得させられると思います。

曲が進むにつれこの感覚が大きくなっていくのが解ります。言い古された表現ですが「まるで録音現場に居る様な錯覚に襲われます」
普段、最新のヨーロッパ録音を聴いておりますので、その延長線上の音だと思っておりましたが、全く別のジャンルの録音だと思います。PCM録音のかっちりとした滲みなど無縁の張り詰めた録音とは違って、生そのもののに聴こえるような録音です。
DSD録音の為と思われますが、録音された情報量が段違いです。いくら録音が良いCDでもこのように奥行き感の良く再現されたものは無いと思います。空間にぎっしりと情報が詰め込まれている感じで通常のCDはこれに比べると隙間だらけに思えるほどです。

聴きこめば聴き込むほどにこの録音の凄さが肌をもって解ってきます。一人で聴いていると「誰かにこの音を聴いて欲しい」と言う思いが込み上げてきて、思わずRAYさんに電話しようと真剣に思ったほどでした。私的にはオーディオCDに於いて本年のナンバーワンだと思います。通常のHQCDを自宅のシステムで聴いておりませんのでどれほどの差があるのかは明確ではありませんが、出来ればこのMASTER CDR-Ⅱαを聴いて欲しいとおもいます。

PS DSDマスターからダイレクトカッティングされたアナログレコード4枚組、39800円も気にはなりますが・・・。

ハイエンドオーディオショウの収穫

2011-11-21 21:38:40 | オ-ディオ
いささか、日記が遅れてしまってタイムリーな話ではありませんが、
やっと、報告できる状態になりました。

昨日の日曜日は本来ならば台風で延期になったドリカムのコンサートでしたが
これも、いよいよ縁がないのか、ファミリーセールの販売で出勤しておりました。

それで、カミさんと上の娘の2人が行って来ました。カミさんは興奮状態で
「よかった!よかった!の連発で吉田美和さんから凄く元気をもらったよ。」
とのことでした。上の娘はあまりしゃべる方ではなく、コンサートの話題も話さなかったので
良くなかったのかと思いましたが、自分の部屋で夜遅くまでドリカムのCDをかけて口ずさんでいましたからまんざらでもなかったようです。

今朝のめざましテレビでコンサートの様子が映っておりましたが、
やはりこんな映像を見せられると行けなかった事が残念で成りませんね。

関係ない話が長々と続きましたのでここらへんで本題に移ります。
先ずは井筒香奈江さんの[時のまにまに]です。


メースのデモで三浦孝仁氏が最後にかけたCDです。結構よかったので帰ってから直ぐにポチリました。
井筒香奈江さんと聞いて直ぐには解らなかったのですが、レイドバックのボーカルの方でした。

当然ながらLittle Wingも知っているしCDも持っておりましたがすっかり忘れておりました。
三浦氏がかけたのは(Wの悲劇)からWomanを選曲されました。「ひとりで部屋を暗くして聴いています」とは
(三浦氏も結構おたくっぽいですね。)以外でした。

しかしながら、このWomanのみならず収録されている曲すべてが名曲で、本当にひとりで聴いていると
歌声が心に染み渡って来るのがわかります。
最近、少し心に余裕が無くなっていたので、より以上に心に響いたのかもしれません。
こんなにもシンプルな歌声とギターだけのCDですが、
人を感動させるのは理屈や仕掛けではないことが解りますね。
ただ、本物の歌手でないとこのようにはいかないような気がしますが・・・。


今年はどうにか参加してきました。

2011-11-13 21:44:30 | オ-ディオ
12、13日とハイエンドオーディオショウとオーディオセッションに参加してきました。
12日は残っている仕事がありましたので昼過ぎからハイエンドショウに行って来ましたが、
あまり目的の無い視察もいまいち力が入りませんね。

途中、HYさんモモンガさんとお会いしました。
夕方からの懇親会は参加できずに失礼しました。
しかしながら昨年は全く余裕と言うものがなかった為に
ハイエンドオーディオショウのことすら忘れており、
気付いた時は1週間も過ぎておりました。

その後、アブサートロンでRAYさんとご一緒になり、暫く一緒に回っておりました。
いま使用しておられるマッキンのパワーアンプがやはり不安定のようで、
次の候補を探されていらっしゃいました。
さすがRAYさんです。ボルダーは良い選択だとおもいました。
力強くドライブ能力も高いアンプですから
無理なくエクスクルーシブを鳴らしきれると思います。
こんなに良いアンプなのにあまり人気が無いのですよね。

ボルダーのブースでRAYさんと話してアブサートロンの伊藤さんにいろいろ伺おうと思っていたのですが
評論家の柳沢功力氏が伊藤さんをたずねて来られたので、RAYさんとふたりで次のブースに移動しました。

メースで上様とお会いして話し込んでしまいましたので、
RAYさんとはそこで離れてしまい申し訳ありませんでした。

また、いろいろ上様からキソアコースティックの原さんのことや、
新しくでるShizukaブランドのCDスタビライザーことなどを聞いて上様ともお別れしました。
後で、三浦孝仁さんがメースのでもでHB-1を使うのでまたお手伝いのようです。

メースのデモの会場でmoukutsuさんともご挨拶が出来ました。みなさん熱心でいらっしゃいます。
昨日はその後会社で残りの仕事をして帰宅しました。

今日は早めにオーディオセッションの会場に行って、それからハイエンドショウの会場に戻り
太陽インターナショナルのブースで傅さんのお話を聞く予定でしたが、
オーディオセッションの会場があまりにも面白くて、結局ずっと南船場の会場におりました。

まず、5階から順番に降りてこようとエレベーターに乗りましていざ5階に行きましたが
いきなりそこで足が止まってしまいました。高島電気サービスのブースでNmodeの布村さんがデモをやっておられました。
これでは素通りができません。いちばん前の端の席が空いておりましたので早速着席してデモを拝見しておりました。


さすが、布村さんトークも全開でカリッカリの尖ったサウンドも絶好調であっという間に時間が過ぎてゆきました。
何故というかやっぱりと言うか吉田苑のサウンドとかぶるのは致し方ありませんね。
しかしそこは布村さんのキャラクターで聴衆をグイグイ引っ張っておりました。
あの迫力のあるお顔とトークはとてもオーディオ業界の方とは思えません。(こんなことを思うのは私だけ?)

次にキソアコースティックの文字が目に付いて脚が止まったのがスペックのブースでした。
恥ずかしい話ですが最近はオーディオ誌なども全く見ないものですから、
あたらしい動きに疎いものですのでスペックという会社も初めてでした。

オリジナルのデジタルアンプのデモをHB-1を使って聴かせておりました。
なかなか癖の無いアンプで素直な音がHB-1から流れており好感が持てます。
聞くところによると、キソアコースティックの原さんがスペックのアンプを気に入って
使用されていらっしゃるそうで、その縁でHB-1をデモで使っていらっしゃるとの事です。

それと、Shizukaブランドの販売もされており、少なからずキソアコースティックと関係があるようです。
今回のブースのセッティングも原さん自身が昨日来られてアドバイスをされたようです。

お昼を過ぎたので2階まで降りてくるとビクターのプロジェクターのデモの整理券を配っておりました。
1時からのようでしたので、整理券をもらってソニーのブースに行くとこちらもプロジェクターの
整理券を配っており、1時からは満席で3時からとのことでした。

ハイエンドショウの方も気にはなっておりましたが、
新しいプロジェクターが2台も見れると言う誘惑には勝てませんでした。
結局1時、3時とプロジェクターもデモに参加しました。

まず、ビクターから新しい4K仕様のプロジェクターを見ましたが、
普段見ておりませんので、あまり違いがわかりません。解像度の違いなども解りますが
ほんの少しの違いで、わたしなど2Kで十分のようです。しかし、他の方々はその違いが大きいのでしょうね。

次に3時からソニーのブースに向かいました。5分前でしたので席も空いておりませんでしたが
ビクターの時は前の方の頭が邪魔でしたので、いちばん前の席が一つ空いておりましたので
迷わずその席に・・・。

不思議なものですね、その席の横に座っていらっしゃったのはMt.T2さんでした。
偶然といえ凄いですね。昨日、Mt.T2さんとはお会いできずに心残りでしたが
今日こんなところでお会いできるとはラッキーでした。

ソニーのデモが終わりMt.T2さんにいろいろ教えて頂きました。ビクターとソニーの違いや
先日見せて頂いたプロジェクターも綺麗でしたが今日のものは全く格が違う映像だったようです。
私から見ればそんなに大きく違うように思えなかったのですが、
やはり普段使用されていらっしゃる方は違いがわかるのでしょうね。

昨日のビクターのプロジェクターでも4Kにアップコンバートされた映像の方は2Kに比べて
解像度は上がっているが色数が減っていると言うことらしいです。
わたしには全く解りませんでした。やはり、マニアのかたの見方は違いますね。

Mt.T2さんは今日も昨日とは違ったメンバーの懇親会がおありとの事でその場でお別れしました。
私はと言うと昨日に引き続き会社に戻り残った仕事を済ませて帰宅しました。

参加すら考えなかった昨年とは違って、参加できただけでも良かった今年のオーディオフェアーでした。
番外編ですが、オンキョーのブースでこんなスピーカーのデモをやっておりました。
ここでもHB-1の影響を目の当たりにした思いでした。

弓張 美季 FRANZ LISZT

2011-11-06 21:03:12 | オ-ディオ


先日のイベントの際に弓張美季さんのアルバムを購入しました。
FRANZT LISZT SONETTO DEL RETRARCA NOS.47.104.123
使用ピアノ NEW YORK STEINWAY CD-135(1925)

全3曲からなる「ペトラルカのソネット」は、リストの「巡礼の年第2年」に含まれるものである。
リストがイタリアで過ごした1837年の夏から1839年の秋までに接したイタリア・ルネッサンスの巨匠達の芸術は、彼に多大な感銘を与えた。そして、その感銘を音楽作品として結晶させたのが、「巡礼の年第2年」である。
以上CDより抜粋。

録音は東灘区民センター うはらホール 2000年 8月 とある。
先日の灘区民ホールとは近いが別のホールのようです。
ピアノは先日と同じもの NEW YORK STEINWAY CD-135が使われています。

最初に音が出た瞬間は鮮度感がなく平坦な音場で面白くないCDではありませんか。
普段、ヨーロピアンジャズの尖った音楽ばかり聴いているものですから、
何とだれた録音で緊張感の無いものと思われました。

しかしながら聴き込んでいくうちにピアノの音色が先日聴いたホールの音と寸分違わないことに気付きました。
何も手を加えていないのか、響きが自然でとても好感がもてる録音ではありませんか。
完全なホールトーンでかなりオフな録音の為に最初は違和感がありました。
その上に、どうもステレオ録音では無い様な感じがします。2000年8月の録音でモノラルなど考えられませんが
何度聴き直してもステレオ感がありません。この件に関しては次回何処かのお宅で検証したいと思っています。
それに、他のお宅でどのように鳴るか興味津々で今から楽しみであります。

小生の数少ないクラシック体験ではありますが、このようにピアノの響きが
生で聴いた音と寸分違わずCDで聴けたことは初めてです。

非常に計算された録音なのか、それとも簡単な機材ゆえの偶然の産物かは解りませんが
兎に角、オーディオ・録音に対する考え方や接し方が解らなくなりました。

何方か詳しい方のお宅で是非検証してみたいものです。

久々の自宅OFF会

2011-09-18 23:16:41 | オ-ディオ
今日、RayさんHYさんMt.T2さんをお迎えして久々の自宅OFF会を開きました。
前回は何時だったか思い出せないぐらいです。

Rayさんは何度もお出で頂いておりますがHYさんMt.T2さんは初めてなので年甲斐もなく緊張しておりました。
まず、はじめは私がいつもシステムの調整に使っているCDを順番に聴いて頂きました。







1枚目のつじあやのは吉田苑に行ったときに教えて頂いたものです。
2枚目のCDはMa Rcordings Michel Godardのアルバムで以前貝崎さんが使っていたものです。
3枚目のJosquin Desprez の MISSAでamberさんに教えて頂いたものです。
4枚目のCDはジャズ批評の優秀録音で一番のリファレンスです。
5枚目の大西順子は先日来上様宅に伺って気になっていたものです。
ひととおり聴いて頂いた後で、
先日Mt.T2さんたくに伺った時に聴かせて頂いた大貫妙子の四季をアトラクシオンから聴いて頂きました。

これは、Mt.T2さん持参の物(UTAU)とはまったく違う録音でその違いがあまりに大きいので面白かったですね。


次に先日ゴロ-さんの日記にあった Yosuke Onumaの3,2&1を聴きました。
わたしのポチッたものはおまけなしの普通のものでしたが、Mt.T2さんのは初回限定盤でソロのCDがおまけでついております。

これがなかなかのもので欲しいと思わず声が出てしまったぐらいです。
しかし、さすがに冷静なRayさんは
「あまりにギタ-の音像が大きすぎて違和感がある」と仰っておりました。
でも、さすがゴロ-さんのお勧めのアルバムは良いですね~!

拙宅の音に全員が慣れてきたところで、HYさん持参のデジタルケーブルにセットするコネクターをセットしました。
この製品の事は知りませんでしたが、コネクターの中にはトランスが組み込まれているようで
ノイズの除去に効果があるとの事でした。
実際の音はというと空間の広がりが素晴らしく部屋の枠を通り過ぎるほどに広がってゆきます。
しかし、その空間の広がりが音像の実在感や力強さが少し後退してしまうようです。
「これはPCオーディオのような鳴り方ですね」とMt.T2さんのコメントがありました。
残念ながら拙宅のシステムの方向性とは違うので採用は見送りましたが、HYさんやクラシック中心に聴かれる方にはぴったりの
製品ではないでしょうか。
とくにRayさん持参のパイプオルガンのCDの地を這うような出方は圧巻でした。

そうこうしている内に時間もなくなってきたので最後にアナログを少し聴いて頂きました。

なかでもこの泉谷しげるの「光と影」は好評だったようです。
ニイノニイノさんに伺った時に教えて頂いたものです。
昔の録音はシンプルがゆえに良い録音になるのでしょうね。
あっと言う間に2時も過ぎてMt.T2邸に移動しなければいけません。
あわただしく自宅OFF会の終了となりました。
私としてはシステムに変化もなく音も変わっていないつもりでおりましたが
Rayさんの耳には大きく拙宅のシステムの音が変化したものに聴こえたようです。
「とても、柔らかくなって聴きやすくなった。以前はギンギンな部分もあり聴きづらい感じがあったのが無くなった。」
とのお褒めの言葉を頂き、自分だけでは解らなかった部分もあり非常に勉強になりました。
遠くからお出で頂いたHYさんには変なCDばかりを聴いて頂いた格好になり申し訳ありませんでした。
さぞや退屈であったと反省しております。
これに懲りずにまたお出で下さいね。
Rayさんいつもながら有難うございました。また、一緒に遊んで下さいね。
Mt.T2さんまたいろいろと教えて下さいお願いします。

セッティングの見直し。

2011-09-04 11:28:02 | オ-ディオ
オーディオ再始動してからの事を少し整理してみました。

6月19日 moukutsuさんのオーディオルームにてHB-1を聴かせて頂いたあと、
白いお髭のうさぎさんの別荘へ
 
7月2日 椀方邸のオーディオ専用電源のリフレッシュで、
出水電器の島元社長さん来阪、その後daisuke邸へ

7月10日 Ray邸でのオフ会 
ウエルフロートの送り出し機器への設置に於ける変化を検証

7月17日 ミチ邸でのオフ会 機器の大幅変更での興味津々で訪問。

8月6日 Mt.T2邸訪問。マンションでのプロジェクター設置の方法や、
ピュアオーディオとの関係を教えてもらう。

8月14日 ミチさんとUENO邸へ。
はじめての訪問とウエルバランスの音にこれまた勉強!

8月20日 上様邸再訪問。またまた打ちのめされて帰宅。

8月21日 何も聴こえなくなった邸のオフ会参加。
聴いたことがない音源にて良く解らない事が多かった。

このようなスケジュールで精力的に動き回りました。
残念なのは覚醒したdaisuke邸の音を確かめられなかった事です。

いろいろな方々から様々な刺激をうけてましたが、
自分の中に消化できるものだけを取り込もうと模索しておりました。

当然、色々な制約があるわけですから、
なかなか難しく思うように進んでいかないのは世の常です。

その中でほんの少し進歩がありましたので、
この段階で日記にしておこうと思います。

「この段階で」と限定するには理由があります。
そのことは後で報告します。

前置きが長くなりましたが(いつもの事です)機器の変更が少しありました。

SACDプレーヤーのピックアップ交換時にクロック用の電源が
パルス電源からトランス使用の電源に変わりました。

NS-PSU-DENTECです。
わたしのプレーヤーはクロックの周波数が高く
D-CLOCKは使用できません。
Audiocom社のSuperClock 4/DENTECを乗せています。

クロックの是非は色々と意見もあるでしょうが、
わたしのシステムでは現状外せないアイテムです。
DENTECと言うとこれも意見が様々ですが、
私のシステムでは結果が良かったのでこれもOKです。
当然ながらクライオ処理がされております。
これも当然ながら拙宅では良かったので採用しております。
いろいろありますが出てくる音は誤魔化しが聴きませんから・・・。
すべて結果がよければ採用です。

小さな仕様変更ですが、これが以外に大きいと言うことをやっと解りました。
交換した直ぐにSNが良くなり音に柔らかさがでてきました。
エージングでもっと良くなる旨を藤本社長さんから頂きましたが
十分良かったとその時は思いました。

先日の上様宅訪問で打ちのめされて帰ってまいりましたが、
その後色々なことを試しましたが思うような結果が得られずに諦めておりました。

その事とは別にMt.T2さんの日記に思うところがあり、
遅ればせながらジェルの検証をしました。

もう既に皆さんが試された後とは十分に解っていながら、
上様宅のジェル(PRO 7とは全く違う)のこともあり
拙宅では良い結果が得られるかも知れないと思いやってみましたが、
基本的な方向はMt.T2さんの日記のとおりの結果でした。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1743202319&owner_id=20770696

拙宅では一番足りなかった奥行き感が出るものの、
高域の響きすぎやあざとい感じがどうにも我慢出来ず
そのうえに一番大切なエネルギー感が全く後退してしまいました。
さすがにこれには閉口しました。
しかしながら大体の予測ができたのに何故試したのかと言いますと
インコネを三菱電線のCX-1から吉田苑の疾風に交換したからです。
この時の日記がファイルウエブのコミュにのっておりましたので・・・。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/1574/20090131/9889/
「ふと思って」というのはこの事です。
上様宅のインコネがノイマンと言う事を知り
ハッとして交換してみました。
結果は低域のエネルギー感が出て、
大西順子の左手も力強くリズムを刻んで行きます。
上様邸と同じかと言うと程遠いですが
音楽の鳴り方がぎりぎり及第点をあげられるレベルです。

rosset meyer geiger の what happenedの2曲目の冒頭の
ベースの芯のある重い音が出てきました。
5分過ぎ右スピーカーから硬質感のあるピアノが鳴り出して
其れと同時にコツコツとスネアのふちを叩くような音も
実在感を伴って再現されました。

ここまではある意味想像通りの展開でしたが、神尾真由子のCDなど

音が強すぎて聴けなかったのですが
CX-1よりも滑らかで柔らかい音がするではありませんか。
これにはびっくりです。
(あくまでテンションは高いのでゆるくなった音とは違います)

そのうえに、ファイルウエブの日記では
最低域が出ないで糞詰まりの音と書いておりますが、
全くそのような事はなく低域も十分に沈み込んでいきます。

何年も使ってやっとスピーカーのユニットが動き出すことを考えると、
ケーブルも同様かも解りませんね。

直ぐにウエルバランスで鳴るような物もあればそうでないものもあるように、
早急に結果を求めるのもどうかと思いました。

とりあえず、暫くはこの状態で行くことにします。
PS。(そうそう、スピーカーのセッティングも位置をほんの少し(10cmほど)
前にずらしました。定位が以前より明確になりボーカルも落ち着いた感じです。)