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ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

システムの不思議

2012-12-24 15:20:43 | オ-ディオ
昨日、Rayさん宅でOTLアンプを試聴できる機会があり、上様と二人でお伺いしました。

上様は始めてのRay邸訪問でしたので、今までの音は全く聴いていないので小生の拙い説明を交えながら聴かせて頂く予定でありましたが、お伺いした時にはもう既にアンプがセッティングされており配線のチェックをされている途中でした。

どうも左のチャンネルから音が出ていないようで色々とセレクターや配線を繋ぎなおして再度音だしされましたが以前左のチャンネルからは音が出ないようです。どうもラインケーブルが怪しいということでMITのラインケーブルをチェックしたところやはり断線しているとのことで、他の物に交換して聴き比べを開始しました。

今回持ち込まれたOTLアンプは大手電器会社にお勤めされている方が趣味で製作されている物で、白いお髭のウサギさん宅で鳴らされていた物と同じ方の製作によるものです。

セットアップも終わりいよいよ待ちに待った聴き比べが始まりました。上様が今回初めてRay邸の音を聴かれると言うこともあり最初にマッキンから聴かせて頂くこととなりました。

CDをP0にセットして試聴が始まりましたがどうも音が変です。いつものRay邸の音ではありません。元気が無く何か詰まった感じで抜けも悪く立ち上がりのスピードもありません。

Rayさんは当然気付いていらっしゃったと思いますが、開始に手間取った経緯もありとにかくこれはこれで早速OTLアンプの試聴に移りました。しかしながらOTLアンプの方も何か寝覚めが悪いような感じでいまひとつシャキッとしません。「何か変だなぁ」と思いつつも試聴は続いておりました。

CDがストップすると製作の方が「使っていないマッキンのメーターが振れている」とおっしゃって「このままではマッキンの真空管に過多の負荷がかかってよくない」と言うことでした。

信号が32Lからパラレルで出しており、これをシングルだしにすることにして再度試聴が始まりました。すると今まで変だと思っていた音に活気が戻ってやっと普通の状態に戻った感じの音になりました。

やっとこれからが試聴のスタートです。製作者の方からは鬼太鼓座やパイプオルガンのCDで低域の出方をチェックしたいとの事でした。Ray邸はサーロジックのスパーウーハーを使用されておりますので、これも今回はこれをパスする設定にして再度試聴しました。

OTLアンプは低域の制動に優れているようでこのようなCDでのチェックをされているようです。このCDはRayさんもお持ちのようで小生も以前何度か聴かせて頂いたことがあるCDですが、Ray邸の変化が大きくて小生も以前の音の印象が曖昧で評価のしようがないほどでした。

Rayさんもチェック用のCDをかけてチェックしておりましたが何だかコメントがありません。その後CDからレコードへと移り色々な物がターンテーブルに乗りましたがどうもいまひとつ良い感じの音が聴こえて来ません。

上様から「静」のターンテーブルシートを試したいとの提案があり早速セッティング、これも上様持参のレイチャールズのライブ盤が先程とは観客の人数が明らかに増えているかのように聴こえて、ライブ会場に変身したかのような鳴り方に変わりました。

凄い変化でしたが、私はまだまだ本来のRay邸のサウンドには程遠いような感じが続いておりました。この変化に気分を良くして色々なレコードを次から次へと聴いていきました。

一通り聴いた後で今度も上様持参の「静」の制震ボードNCB4246を試してみることに。これは先日オルフェのサンバ邸でも非常に効果があったとのことで、CDスタビライザーSCS-120が使えないVRDSには絶対の効果だそうです.

P0の下にセッティングしていざ試聴開始。これには一同びっくりで「こんなに変わって良いものなのか?」とはRayさんの弁。「ウエルフロートを敷いているのにもかかわらず、これ程の変化が起きることが考えられない。」とまたもやRayさんの弁。

私も同様で今まで低域と高域のスピードが整ってないのかいまひとつ乗り切れなかった音がぐっと実在感と伴ってこちら側に迫ってきました。私もこのボード(ncb4246)を聴くのは初めてですが、「静」のアクセサリー全てに共通して、音の芯が明確になり全体域のスピードが整って音楽の浸透力が増して聴いていることが楽しくなるような変化」がここでも確認できました。

しかしながら何時も思うことですが何故だか解りません。この効果に気を良くしてマッキンの方に設置してあった細巻君(CNC20-200)をOTLアンプに設置しました。

ただラインケーブルの入力に設置しただけなのに、低域の制動力が明らかに向上して今まで少しばかり薄く感じていた低域に力強さが加わりウエルバランスになったアンプからは素晴らしい信号がスピーカーに流れているらしく、ご機嫌な音楽がエクスクルーシヴから放出されています。OTLアンプの製作者の方も当然ながらエンジニアですから、この変化を目の当たりにされて困惑されている様子が私にも感じ取れました。

こんな音で音楽が聴けたら素晴らしいと心底思ったのは私だけではないでしょう。ここで聴いてみたかったロドガブのジャパンライヴをリクエストしましたが、Rayさんから「DVDにしませんか?」と一言。断る理由などありません。素晴らしい絵と音に一同魅了されてしまいました。拙宅でテレビで観るのとは次元が違いすぎますね。Ray邸でプロジェクターの絵を観る度に「今度こそはプロジェクター」と言う想いを強くするのですがまだまだ実現するには長い道のりがありそうです。

時間が過ぎるのもあっと言う間で午後6時を大きく過ぎておりましたのでこれでお開きと言うことになりましたが、最後にRayさんの奥様が少しだけOTLアンプを聴いてみたいということでこれが最後になりました。「中域の綺麗なアンプですね」と的をえた批評にびっくりしました。

OTLアンプが撤去されたところを見届けて私たちも失礼しようと思ったのですが、ここでRayさんから「もう一度制震ボード(NCB4246)
をしいてマッキンを聴いてみたい」との申し出があり再度セッティングをして聴いてみる事になりました。

これには奥様も同席でダイアナ・クラール「ラヴ・シーンズ」をリクエスト。「いままで聴いていたダイアナ・クラールが春過ぎから思ったような音から変わって鳴らなくなった」とは奥様の弁です。私もその片棒を担いだひとりではないかと反省しておりましたが、NCB4246を敷いたマッキンからはこれぞRay邸サウンドと言うような素晴らしい音が流れてきました。

これには奥様も満足された様子でやっとこのCDが聴ける様になったとのことです。流石にプロの音楽家の耳は最初の1音が発せられたとたんに「全く変わった音になりましたね。音に芯ができて音楽のバランスが整ってと・・・・。」

奥様は何時もRayさんの音を聴いていますがオーディオとは無縁で、ましてや「静」など全く知る由もありませんが最初の音が発せられた瞬間に「静」の音の真髄を見事に言い表しました。これには私も上様も脱帽でかたなし状態になってしまいました。

御夫婦で音楽に触れられるという何とも羨ましい環境にあるRay邸での楽しい時間もこれで本当の最後になってしまいました。
上様からは「オーディオボードとターンテーブル・シートは置いていきます。また今度こられる時に持ってきていただければ良いですよ!」と一言。もうRayさんも離れられないことでしょうね。

しかしながら何時も聴いていたRay邸の音が今回ほど違って聴こえたことはありませんでした。如何してかという事を小生なりに考えてみましたが、ケーブルを何度も付け替えるごとに重いラックを何度も動かして、プリに接続する時にもプリが動かないように押さえつけながらのセッティングでしたので、プリアンプが受けた振動も落ち着くまで時間がかかるのではなかろうか?

少しオカルトっぽいですがスピーカーなども何度も動かした後は音が落ち着くまでに時間がかかることがあるようです。全くの想像で確信みたいなものは殆どありませんが・・・。

まぁ、何とも不思議で色々なことを体験できた1日でした。しかし、オーディオは奥が深くて解らないことが多いですね。

オルフェのサンバ邸覚醒!

2012-12-09 21:57:49 | オ-ディオ


久々にオルフェのサンバ邸にお伺いしました。

以前お伺いした時には、まだ、ご本人もまったく自宅の音に満足できるレベルのものではなかったので、色々な方の意見やウエブ上の

書き込み、雑誌の評価等も参考にして手探り状態で進んでいた頃だったようです。

確かに、可能性のある音の片鱗はしておりましたが、音域のバランスがまちまちで決して納得できるものではなかったように思います。

その後のご本人の努力は相当なものであったと察しがつきます。その証拠に熱心にマイミクのお宅を訪問されて自宅の音に磨きをかけていらっしゃいました。

拙宅にも来ていただきまして、拙宅のシステムの音も聴いて頂きましたが、オルフェのサンバさんからは過分な評価を頂き

「好みが近いようです」とも仰っていただきました。

しかしながら、マイミクの上様からは厳しい評価をせれたようで、オルフェのサンバさんも自信が無くなりそうになったようです。

上様にしてみれば、「将来に対する期待を込めての酷評であった」との事ですが・・・。

その、上様からの推薦である「静」ブランドのスピーカーケーブルを採用されてから急速にシステムが良い方向に向かっていったようです。




そして、尾崎さんの訪問クリニックでシステムのバランスが飛躍的に改善されたようで、極め付きは「静」CNC-20-200の導入でした。

今回、オルフェのサンバさんから「どうにか聴いて頂ける状態になった」とのお誘いがあり、上様と2人でお伺いする運びとなりました。

いつもながら、前置きが長くなりましたがいよいよ本題です。まだ、上様が到着していなかったのですが小生のフェイバリットである

ヘイリーローレンから始まりました。

前回とは比べようがないほどバランスの良い音楽が流れてきました。「なるほど、これならば聴く事が楽しくなった!」というオルフェのサンバさんの言われることが納得出来るほどの変わりようです。

しかし、まだ低域が重苦しく団子状態でいまひとつ抜けきらない音がしています。オルフェのサンバさんから「忌憚の無い意見を聞かせてください」と言われておりましたので、そのようにお伝えしました。

正直、まだまだ改善の余地がある状態で安心して音楽に浸ると言う状態には至っておりませんでした。

やはり、違和感がある状態では聴いていても音楽に没頭できません。

そうこうしている内に上様が到着されました。そして、課題であったリンダ・ロンシュタットを・・・。

次に小生持参の3,2&1 Yousuke Onumaです。



ギターとベースのスピードが整っていない状態で聞いていて面白くありません。これではシステム自体に問題があると思いました。

突き刺さるように飛んでくるギターに対してドロドロとして鈍重なベースの音が遅れてくるので音楽を聴くには厳しい音でした。

次にかけた神尾真由子も低域の倍音が伸びていないのでただただ厳しいだけのバイオリンが響いております。



そこで、上様から持参されたCNC20-200をバイワイヤー接続されているケーブルにそれぞれに設置することにしました。

今迄はバイワイヤー接続している2本のケーブルを纏めてひとつのCNC-20-200で被せておりました。それでも、「低域の解像度が上がって飛躍的に良くなった」

とオルフェのサンバの談でしたがこれが大きな問題であった事など知る由もありませんでした。

私自身もケーブルを一纏めにすることがこれ程までに音に影響を与えるとは思ってもみませんでした。

確かに別々に設置することが良い結果になるとは思っておりましたが、これ程までに気になっていたことが全て改善されるとは想像の範囲を大きく超えていました。



全く鳴らなかった3,2&1は冒頭の音が鳴った瞬間から全然違う低域が聴こえてきました。重苦しく団子状態になっていた低域が気持ち良いほどにほぐれてスピード感を伴ってギターに絡んできます。

私とほとんど同時にオルフェのサンバさんから歓喜の声が上がりました。低域から高域までスピードが整って何の違和感もありません。聴いていて気持ちの良い音楽が部屋中に満たされているのがわかります。

どうしてこのようになるか解りませんが、バイワイヤー接続されているケーブルを一纏めにしてCNC20-200を設置してはいけないことだけは確かです。

こうなればしめたものです。次から次へと聴いてみたくなります。神尾真由子もヘイリーローレンも先程までとは別次元の音が聞こえてきました。

Ray邸で聴いたフラメンコのCDも見事なバランスで再現されています。これは圧巻でした。

そんな状態で上様持参のレコードを聴いてみる事になりました。次の実験は「静」のターンテーブルシートを試してみることです。

小生は尾崎さんのところでCDスタビライザーと絨毯等と同時にこのターンテーブルシートも聴いていたのでこのシートの素晴らしさは確認済みでした。

先程のリンダロンシュタットとスーパーギタートリオのライブ盤をレコードで聴かせて頂きましたが、これも以前のレコードの音とは全く違った素晴らしい音が聴こえてくるではありませんか。

これに関してはオルフェのサンバさんも大変苦労されたとの事で、細かいことはお伺いしませんでしたが出てくる音に納得させられました。

それにしてもこのアナログの音は素晴らしかったです。これを聴かされるとCDの音が如何に淡白であるか思い知らされました。

マイソニックラボのシグネチャー・ゴールドの話題もあがりましたが私にはこれで十分な気がします。

当然聴いておりませんので聴くとまた違った意見になるかもしれませんが・・・。

CNC20-200のダブル使いの音があまりにも素晴らしいので、ロドガブのジャパンライブのCDをリクエストしましたが、オルフェのサンバさんはこれでもこのCDを聴く自信がないようでしぶしぶトレイに乗せてくれました。

冒頭、1発目が発せられた瞬間から部屋中がライブ会場の空気に満たされました。

これにはさすがの上様も椅子に座りなおして真剣に聴いております。

それほどまでに上様を本気モードにしてしまうと言えばどれ程素晴らしい音楽が聴こえているか想像できると思います。

「もうこれで良いじゃないですか?」と言うとオフフェのサンバは「まだ、スパイクも設置しないといけないし、まだまだですよ!」

などと言ってくれます。

悔しいけれど、本当に羨ましくなるほどに素晴らしい音でした。


「静」CDスタビライザーとの併用。

2012-11-26 22:00:45 | オ-ディオ
一通りの検証が終わりましたので、最後に以前から使用しているCDスタビライザーと併用してみることにしました。

上様からは併用するともっと良くなると言われておりましたが、単体で使用しただけで、音の芯が出て強くなっておりましたので

併用するとその効果が相乗効果で強くなりすぎるのでは・・・?と言う懸念があり併用していませんでした。

事実、一時期音が強くなりすぎる時間があり、インコネを三菱に変えてみました。しかし、一番大事な部分が薄くなるようでまた元に戻した経緯がありました。

導入から1週間が過ぎて音も落ち着きましたので、思い切って併用することにしました。

いつものHALIE LOREN ~heart first からWoong San~Once I Lovedのボーカルから始めました。

不思議です。単体で使用した状態と比べてより強くなるのではなくより滑らかになっているではありませんか。

しかし、音の芯は薄れることなく音楽の浸透力も増している感じです。

どうしてこのようになるのかまた解らないことが増えてしまいました。

余分なものがそぎ落とされて、音の純粋な部分だけになった為か歪が取れて滑らかに感じるのかも知れません。

その証拠にCNC20-200だけで聴いている時に神尾真由子のパガニーニの24のカプリースとムターのカルメンファンタジーを聴いて見ましたが、



よりクリアーになったものの少し強すぎるように思いました。実際に少し聞き辛かった感がありました。

これは以前からあったもので、歪むぎりぎりのところでの攻防が面白く鳴らすのに難しいCDでした。

一部、評論家の間でも録音が悪いと評価していた方もあったぐらいですから。

しかしどうでしょうあの強すぎと思っていた神尾のバイオリンがもの凄く説得力のある音を奏でながらも

凄く滑らかにこちらに迫って来るではありませんか。

神尾の想いがぐっと心に染み渡ってくるようです。

ただ、音の面白さが先にたって本来のこのCDの良さに目が向いてなかったのではないだろうか?

ムターのカルメンファンタジーも同様でより音楽が迫真の演奏で迫ってきます。



こんな音の感じは初めてです。派手な部分がより際立っていましたので目だってしまっていましたが、

本当はより音楽の純粋な部分を浮き彫りにするように変化すすのだと思います。

これで終わりかと思いましたが益々進化しそうな勢いです。

楽しみになってきました。

「静」ケーブルノイズキャンセラー CNC-20-200 その2 Ray邸 検証!

2012-11-23 21:20:48 | オ-ディオ
先週、仕事の都合でRay邸にお邪魔できなかったので、今日、CNC-20-200を持参してRay邸での検証をして頂きました。

先週、小生と同時にCNC-20-200を導入したオルフェのサンバさんに同席をお願いして検証をスタートすることにしました。

Ray邸へは前回ウエルフロートのゼロバランス版の試聴の際にお邪魔しまして、その完成度の素晴らしさを目の当たりにしておりましたので、

今回、「静」を持参してもあれほどに完成された音が大きく変わるとは思えませんでした。

しかし拙宅同様にオルフェのサンバさんは自宅で空前絶後の変化を体験されたようですし

「あまりの素晴らしさに思わず涙した」事をオルフェのサンバさんからメールを頂きました。

ひょっとしたらRay邸でも効果が確認できるかもしれないと思い、今日の訪問と言うことになりました。

前置きが長くなりましたが、いきなりの結論に行ってしまいます。

やはり、凄い結果となりました。あれ程に完成されていると思って疑わなかったRay邸のサウンドが根本的に変わってしまいました。

基本的には拙宅と同様の変化があり、変化の方向も全く同じ傾向の音になりました。

同席したオルフェのサンバさんも同様の意見で背景の静さに裏打ちされて、

低域の解像度がとてつもなく上がって今まで聴いたことが無い様な音がエクスクルーシブから流れてきました。

その変化は最初から現れておりましたが、時間の経過と共に益々変化が大きくないました。

(と言うよりも今までスピーカーから出てこなかった音が出てきてる訳ですから、

いきなりエージングが進んでいる状態になっているのです)

小生も何度もRay邸に伺って、ある程度Ray邸の音は把握しているつもりでありましたが、

以前に聴かせて頂いたディスクから全く聴いたことがない様なバランスで音が奏でられて時には、

さすがのRayさんも興奮されたようで、次から次へと気になるディスクをかけられました。

極め付きは3ギターズのサンフランシスコ・ライブです。

とんでもないようなスピードで演奏が始まりました。今まで解らなかった観客の叫び声が聴こえてきたかと思うと、

もうその場がライブ会場であるかのような錯覚に捕われました。

会場の空気感がハッキリと感じ取れるほどです。Ray邸のシステムの完成度が凄いのでその効果もまるで別次元のようです。

拙宅同様で音楽を聴いているのが楽しくて楽しくてと言う空気が3人を包み込みました。

11分31秒があっという間に過ぎてゆきました。

オルフェのサンバさんと話しましたが、何故そのように変化するのは解りませんが、どのお宅も同様に変化するようです。

全てのユーザーに当てはまるとは言いませんが、間違いなく音のエネルギーが向上して、

演奏の浸透力がアップするために音楽を聴くのが楽しくて仕方がないような変化を体験できると思います。

最近、凄い凄いを連発しておりますので、信じられないかも知れませんがこの効果は本物だと思います。


「静」ケーブルノイズキャンセラー CNC-20-200導入!

2012-11-18 01:04:54 | オ-ディオ



今日、正確には昨日ですが、販売の仕事を終えた後に尾崎さんのところに「静」のケーブルノイズキャンセラーを取りに伺いました。

上様から「笑ってしまうほどに凄い」と聞かされておりましたが、使ってみるまではどれほどのモノか想像が付きませんでした。

原邸に伺った時も原さんからは「こんな物もあるよ」とさらりと言われたぐらいで、あまり気にも留めなかったですし、その時はカーペットのほうが凄い効果でしたのでそちらのばかり気が行っておりました。

原邸はすべてが徹底的に対策されておりましたので、このノイズキャンセラーの効果も解り難かったのかも知れません。

さて本題に話は移ります。上様は「rodrigo y gabriela が最高だ!」と聞いておりましたが、小心者の私は最初に rodrigo y gabrielaをかけるだけの勇気を持ち合わせておらず、おきまりの井筒香奈枝「時のまにまに」から始めました。

声の出方がまるで違います。次に続くギターの伸びやかさが気持ちよく決まって、弦のスライドの音も際立っています。「こんな音だったっけ?」

本当はお決まりのディスクをかけたいところですが、夜ということもあり昼間の音量は出せるはずも無く、ボーカルからHalie Lorenの[heart first]を選曲、声の伸びやかさが全然違います。

「今までは2次元の世界でこれからは3次元の世界」とは上様の弁ですが、その通りに立体的に音場が形成されるようです。しかしながら音は決して薄くはならずに実態感を伴ってこちらに浸透してきます。何しろ聴いていて気持ちが良いのです。CD1枚があっという間に終わってしまいました。


続いて Woong San [Once I Loved]です。冒頭のWoong Sanの声がたまりません。これだけでノックアウトです。4曲目のNo Moon At ALLの出だしのアコースティック・ベースが心地よく芯のある音で迫ってきます。それに絡むようにWoong Sanのボーカルが歌いだします。とてもボーカルとバックの楽器のバランスが絶妙に決まっています。

どちらも音の姿が際立っているのですが、出しゃばるのでもなく自然とお互いを支えながら展開していきます。
8曲目のタイトルナンバーでもある[Once I Loved]のピアノなど艶やかで澄み切ったように響く様など絶品です。



これに気を良くして鳴らなかったフィリッパ・ジョルダーノをトレイに乗っけてしまいました。驚く無かれあの「バックとボーカルのバランスが悪くて聴けなかったディスクが聴けるではありませんか!」

今までバックに埋もれていたボーカルが立体的になって浸透力のある歌声に変化した結果、ボーカルが主体となって歌っているので音楽に成っているのだと思います。

そして上様から貰ったFM放送の井上陽水のスタジオライブなどまるでその場に居るかのような空気感が再現されました。

こうなるともう我慢が出来ません、夜なんですが少しだけボリュームを上げさせてもらって rodrigo y gabriela を・・・。


冒頭一発目から会場の空気に包まれる感じでギターが立体的に聞こえてきます。今までのギターの感じとは音の出方が全く違って聴こえてきます。

次から次へとディスクを変えていつまでも聴いていたい衝動に駆られました。さすがにマンションですから11時を超えて普通には聴けませんのでこの後は明日からの楽しみに取っておきます。

「たかがこんな物で?」という思いが今もしておりますが、ひょっとしたら、今まで抱えているシステムの問題点がクリアーに成るかもしれないほどに根本的に音の容姿が変わってきますし、気持ちのよい音楽が鳴り出します。

自分のシステムが数ランク上がったかのような音になりました。今迄で最高の状態で拙宅のシステムが鳴ってします。こんな音だったら「何時でも聴きに来てください!」という心境になってしまいました。嬉しくてたまりませんし、明日も仕事なのに興奮冷めやらずという状態です。

システムレイアウトの変更とセンターの丸棒の影響も無いとは言えませんが、それよりも根本的に音の出方が変わって空気感を感じ取れるほどの音場が再現されるのですから不思議としか言えない思いです。


使い手によって音は変わる!

2012-11-15 19:53:27 | オ-ディオ
先日の11日のハイエンドショウのことです。

4Fの奥の椅子のところで上様と話していましたが、なかなか感じの良い音が聴こえていました。

丁度横がアンダンテラルゴのブースでした。当然ながら使っている機器はLINNのシステムですが、聴こえてくる音はとてもLINNのような音ではありませんでした。

とても、音の芯があって音楽に力があり説得力のある音が流れていました。


失礼ながら昨今のLINNのシステムにはいささか閉口するところがありましたが、LINNを知り尽くした鈴木さんが鳴らすとこうも違う音になるのかと改めて感心した次第です。

尾崎さんの所でもそんな話をしておりましたが、メースの方が仰るにはアンダンテラルゴのブースには持参のケーブルでブレーカーから独自に電源を引っ張ってきていたそうです。



アンダンテラルゴにはご存知のHannl メラELというとんでもないレコードクリーナーがありますが、これでレコードを洗浄してビフォー、アフターで音の違いを確認するというイベントを是非やりたいと、尾崎さんのところに来られて熱弁を奮われたそうです。

レコードを保存する袋にも和紙を使っており、吸湿性がありカビが生えにくいということです。

それ程オーディオが好きで熱心な方が出す音にはそれなりの説得力があると思うのは私だけではないと思う今日この頃です。

近いうちにそのイベントを開くらしいので、皆さん楽しみに待っていましょうね。

尾崎さんよろしくお願い致します。

PS、マイソニックラボにも新製品が発売されました。

Signature Goldです。あのPC-1をも超えるという噂の代物です。とても買える様な価格ではありませんが、割り箸君で聴いて見たいものです。

レイアウト変更

2012-11-14 23:38:01 | オ-ディオ


先日のオフ会からの懸案であったウエルフロートボードの導入にむけてのシステムのレイアウトを少し変更しました。

まず、TAOCのボードはヤフオクへ・・・、

スピーカーの位置を再度検討・・・少し間隔を広げましたが角度も再考しましたが大きくは変わりませんでした。

パワーアンプを直置きに・・・ 直置きと言ってもABAのボードとリプラスのインシュを介しています。

パワーアンプをセットしてあったラックはサイドに連ねました。





それと、実験ですがMt.T2さんが提案してくれた、丸棒での音響チューンを実践しました。

とりあえずはスピーカーのセンターに壁からの距離を聴き比べしながら位置決めしました。

音場がより明確になった上にセンターが決まった感じです。

当面はこんな感じで簡易の状態で音出ししています。


柴田淳 COVER `70s

2012-11-05 22:48:24 | オ-ディオ


ゆうけいさんのつぶやきで教えていただいたシバジュンの最新リリースCDです。

シバジュンのオリジナルを一度も聴いたことが無い私が何故?

選曲が青春ど真ん中のストライクだったからです。もうこの選曲を見ただけで年甲斐も無く胸がキュンときてしまいます。

このCDの詳しい説明とゆうけいさん感想はゆうけいさんのブログでお願いします。

これから先は全くの先入観のない私の素直な感想ですから、シバジュンのファンの方から見れば腹立たしい事もあるかと思いますがどうぞ広い心を持って許していただければと思います。

選曲の中で1曲だけ異質(私にとって)のものがありました。「スカイレストラン」です。これは2歳ちがいのカミさんも同意見で「どれもからだに染み付いた曲ですが、これだけはそんなに聴いた記憶がないよね!」

わたしもそうでした。でもこの「スカイレストラン」がシバジュンにはピッタリ嵌っている曲ではないだろうかと思いました。お洒落な曲のイメージとシバジュンの声と歌う雰囲気とがベストマッチのように聴こえました。

きっと、オリジナルもこんな感じなんでしょうね。とても、素晴らしい雰囲気のある歌い手だと思いました。特に変に力の入っていないところが良いですね。

それと、マイペースの「東京」が選曲されていたことです。どうしてこれが・・・?という思いと共に胸キュンの思い出曲の筆頭ですからね!

それから、ゆうけいさんに反して「初回限定盤」を買ってしまいました。やはり卒業写真はすごく聴きたかったです!


ただひとつ残念だったのは 拙宅のメインのシステムにはあまりピッタリこないようです。それ故にか少し曲調が一本調子に聴こえるところがあり「もう少し曲に変化があれば良かったのかなぁ?」と思った瞬間がありました。

しかしこれは拙宅の泥臭いシステムでシバジュンの魅力的な透き通った声を再生しきれていなかったのでしょうね。

きっとゆうけいさん宅ではそんな雰囲気など微塵も無く、素晴らしいシバジュンの魅力が全開に表現されていることでしょうね!

久々に懐かしい時代の雰囲気に浸れる時間を貰えた感じです。

ゆうけいさん どうもありがとうございました。   
   

ウエルフロートの自宅試聴!

2012-10-16 21:28:01 | オ-ディオ

先日のRay邸でのウエルフロートの凄さを改めてみてしまったので、是非とも自宅での試聴をしたくLanciastさんにお願いをして試聴用のボードをお借りしての自宅試聴となりました。

参加して頂いたのはRayさんとMt.T2さんにお願いをいたしました。Mt.T2さんは先日のRay邸でのオフ会の凄さを体験したく、午前中はRay邸にお邪魔して聴かせて頂いたようです。

その余りの凄さに「もう何も言えません!」と一言発したきりでした。その興奮冷めやらないうちに拙宅でのオフ会に突入という感じでした。

まず最初に現状の音を聴いていただいたのですが、Mt.T2さんから一言「何か変えましたか?」そうです。絨毯を敷いていたので音に勢いがなかったのでしょう。それで、絨毯をはずして以前の籐のものに変えての再度の音だしになりました。

Rayさんも「ずっとこっちの方が良いじゃないですか!」さすがに鋭い指摘をして頂きました。

以前から低域の飽和状態をどうにかしたいと思い、あれこれとケーブルやインシュレーターで対策をしておりましたが、少しは良くなりましたが根本的に改善されたわけではなく、ウエルフロートの導入しかないかなと思っておりました。

それで、低域成分の多く入ったDISCという事でSEBASTIAN STEFFAN TRIOのLook At The Doorkeeperと


GUILLAME DE CHASSYの2枚で試聴することにしました。スピーカー下のTAOCのボードとウエルフロートを交換しました。さすがにMt.T2邸のジャッキなどありませんから2人の力を借りての設置とあいなりました。

設置した直ぐには少し透明度がまして見通しが良くなったかなぁという程度でしたが、DISCを切り替えながら30~40分が過ぎた頃からでしょうか、力強さはそのままに明らかに透明感がまして、付帯音がなくなっています。それに伴って今まで聴こえなかった音や演奏者の息遣いが明確に聞き取れるようになりました。

低域の音が整理された結果、高域での被りが無くなった為に倍音が気持ちよく伸びていき響きが澄んできました。やはりスピーカーの付帯振動が悪影響を与えていたのでしょう。少しハイエンドの香りのする歪の無さを感じました。

これに気を良くして次々とDISCを交換しました。

鐘のDISCでは明らかに鐘の音が変わりました。Rayさんからの第一声がそれでした。
コーラスでも特に女性コーラスの後の男性コーラスの方が響きがスーッと伸びてきます。

kankawaのCDRでも膨らみすぎると思っていたオルガンも実際はそれ程ではなく違った意味でのCDRの情報量の多さが魅力になった音が目の前に展開されます。

この状態でいつもの3ギターのライブ版を聴いてみました。立ち上がりのスピードが全く違います。もの凄い演奏がはっきり見て取れるようです。ここまで来るともうウエルフロートを外せないことになってしまいました。想像してはおりましたがその通りの結果になったしまいました。このボードの素晴らしさは副作用が全く無く良い結果だけが残るということです。これは本当に難しい事で良くなる要素には得てして悪くなる要因も含まれておるのが大半です。よく効くものは副作用も多いものですが・・・。


スピーカーはそのままに、もう一枚お借りしたボードをCDプレーヤーの下に設置しました。システムの前段はかなり自分なりに詰めて対策をしてきたつもりでしたから、ここで大きく変わると今までの自分を全否定されるようなことになりかねません。
幸いにもここでは現状設置してあったチクマのVKスティックが検討した結果となり、大きく音楽の内容が変わるということはありませんでした。確かに音は変わりましたが好みの範疇を超えることはありませんでした。


CDと同様にROKSANのレコードプレーヤーにも設置しました。これも現行のデンのVEBインシュレーターが健闘してか大きく取って代わるほどの事はありませんでした。しかしながら今まであれこれと試行錯誤しながらセッティングを詰めてきたわけですが、それがただウエルフロートのボードを設置しただけれ同様な結果が得られるのですから、このことは凄いことだと言えませんか?しかも、ボード自体はリーズナブルで設置のノウハウも要りませんから・・・。

ここで、ウエルフロートの性能もハッキリしたことですので、次のクロックの実験に移りました。先日来あちこちで試されているインフラノイズのCCV-5とGPS-777の設置です。


拙宅のマランツは外部クロックが直接はいらないものですからクロックレシーバーのCCV-5の出番ということになります。トラポとDACの間に設置することなり、ケーブル類はすべてリベラメンテを使用しました。ただ、デジタルケーブルもアナログケーブルを代用することになりましたので完璧ということにはなりませんでした。

肝心の音ということとなるとこれも一長一短でハッキリとして見通しが良くなる反面、少しエネルギー感が薄れているような鳴り方になってしまいました。リベラメンテを使ってのことですから通常のデジタルケーブルではもっとこの状態が強調される鳴り方になることでしょう。実際にAETのデジタルケーブルに変えてみると、ワイドレンジにはなりますが音楽の抑揚が薄れるようで少しつまらない音になってしまいました。

Mt.T2さん曰く「GPSも実際はもう少し時間をおかないと本来の音にならないです。正確なクロックを受信するには1時間位かかるそうです。本来の性能が発揮されなかったようですが、ひとまず今日のところはこれぐらいにしてまた続きは次回ということにしました。

一通りの試聴が終わり時間が来ましたが、ここで先日来実験をしておりましたのでその結果を2人に検証していただくこととなりました。実験というのはセンターパネルの代用品として、籐のスクリーンを設置しており、特にボーカルはしっかりセンターに定位して奥行き感も出てとても良い感じだと思っておりましたがお二人も同様でボーカルにはピッタリとお墨付きを頂きましたが、それ以外は無いほうがハッキリステージが見て取れるようでスクリーンを設置するとその感じが薄れるということです。やはりルームチューニングは難しそうです。

そうこうしているうちにMt.T2さんが部屋の隅に立てかけてあった丸棒に気が付き、「これ一本でも変わりますよ!」とセンターに立てかけました。すると丸棒1本で同様の結果が得られることがわかりました。これには一同びっくりさせられました。この丸棒を手に持って壁からの距離を動かすと丁度ピッタリ来る場所がわかります。以前Mt.T2さんがお友達のヒジヤンさん宅で体験されて非常にびっくりされた経緯を伺いながらのお開きとなりました。

ウエルフロートの絶対的な性能の確認と同時にルームチューニングの不思議も同時に体験することが出来とても内容の濃いオフ会となりました。近いうちのウエルフロート導入となることでしょう。ルームチューニングでも当面遊べそうです。

RayさんMt.T2さんどうも有難うございました。

ウェルフトートの進化を観た!

2012-10-07 21:57:54 | オ-ディオ


今日、Rayさん宅でウェルフロートの素晴らしい進化を目の当たりにしました。

昨日、Rayさんから「トーレンス124とナグラのフォノイコBPSをLanciastさんが持って来るので聴きに来ないか?」とのお誘いがあり二つ返事でお伺いすることになりました。

Lanciastさんが持ってこられたトーレンス124Ⅱは非常にきれいな状態でEMTのアームに当然ながらEMTのカートリッジTSD?が装着されておりました。早速Lanciastさんが124を組み上げて試聴が始まりました。

比較するのはGyiroSEに装着されたXSD-15との比較です、フォノイコはレヴィンソンの内蔵タイプでスタートしました。アートファーマー・ジムホールのBIG BLUESから始まりオーディオファイルレコードやカルメンファンタジーまで

同じ状態のレコードを2枚使って切り替えての試聴でした。カートリッジが同じEMTである為か(XSDとTSD)思ったほどの違いが見られませんでしたので、今度はフォノイコを色々と繋ぎ変えての試聴とあいなりました。複雑なシステムですから、さすがのRayさんも困惑しながらの繋ぎ変えでしたが、決定的な違いは見いだせられなかったので124の試聴は休憩に入りこれもLanciastさん持参のEMTのモノラルカートリッジを聞かせていただくこととなりました。このカートリッジはEMTのオルトフォンが両方明記されており、オルトフォン製であることがみてとれます。初期の物でレア物であるらしく非常に高価だそうです。

ヤマハGT2000に装着されたオルトフォンと比べると随分優しい感じの佇まいの音がしています。このカートリッジは出力が1系統しかないのでプリアンプでモノラルを左右で分けての試聴でしたが、片チャンネルの方がストレートな音がする事が不思議でした。

一通りの試聴も終わり、時間もありましたので新しく改善されたウェルフロートを試してみようと言う事になり、ヤマハのGT-2000の下に使うようにセッティングが進みました。丁度足と足の間の腹の所にピッタリと収まったウェルフロートがとんでもない効果を発揮することはその時は誰も予想しておりませんでした。カートリッジはノーマルのオルトフォンSPU ClassicGです。Rayさんのいつもの順番で針を下ろしてからのスタートボタンでターンテーブルが回りだしました。レヴィンソンのL-32のミュートボタンを解除した瞬間に、信じられない光景が目の前一杯に展開されました。

もう、全く次元の違う音が広がっております。どこまでもスカッと抜けている音はベールを1枚も2枚も剥がした様に見通しがよく、1音1音が手に取るように明確に表現されて付帯音というものが全くありません。圧倒的なSN比です。今まで慣れ親しんできたオルトフォンの音ではありません。大げさな表現かも知れませんが今までこれ程までの変化を体験したことが無いぐらいの変化です。

確かにオーディオですから何をやっても音は変わりますが、どれか良いところがあれば反面良く無いところも現れてくることが多いのですが、今回のウエルフロートに関してはその危惧もありません。唯一、モノラルのカートリッジでモノラルのレコードを聴いた時は付帯音が無くなり、大きな塊でこちらの方に飛んでくるような迫力は薄れてしまいます。非常に悩ましいことです。

そのようなことをRayさんと話しておりますとLanciastさんが「SPUを裸にしたらこんな音ですよ!」と一言。そう言えば色々とチューンアップされて色々なブランドで発売されていますよね。それと今回の試聴はLanciastさんにとっては前回のリベンジと言う意味合いもあり内心ヒヤヒヤものであったようです。前回は初期のウェルフロートでの試聴でLanciastさんも自信満々で来られておりましたが、SNの改善はありましたが音が綺麗になった反面力が無くなってアナログの一番大切なものが欠落しているような音でした。特に私など全く駄目と評価しておりましたので、今回もいやな奴が居ると思われたに違いありません。

しかしながら、今回は今までの気になる部分が一掃されてある意味全くの別物と言っても良いような変化でした。これ程までの音が再現されるのでありますから、Ray邸のポテンシャルの高さと同時にオルトフォンのSPUの潜在能力の高さを思い知らされました。

ここまで来たらP-0の下にも装着しないで帰れません。力持ちのRayさんがP-0を持ち上げている間にウェルフロートを滑り込ませました。フィニッテエレメントのインシュレーターが取れなかったのでその下にウェルフロートという順番です。Rayさん曰く「CDの嫌な部分が全てなくなったような音」とのコメントが口をついて出てきました。ここでも圧倒的な解像度とSNが確認できました。この静けさは尋常ではありません。こんな音を聴かされたらもう後戻りできる訳ありません。その場で即決で置いていって下さいという運びになりました。

最近はP-0が余り活躍していないとのことですが、また明日から新しい発見が山のように確認できることでしょう。膨大なコレクションを聴き直さまければならなくなってしまうことでしょうね!

もうこれ以上進化はあるのか?と思わせるほどの完成度でした。

貴重な体験をさせて頂きまして有難うございました。

また、落ち着きましたら遊んでやってください。

宜しくお願いします。  PS 機器等に誤りがあればお許しくださいね!