本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

図書館で借りました:6

2006年09月04日 | 

『夜のパパ』マリア・グリーペ ブッキング 2004
『夜のパパとユリアのひみつ』マリア・グリーペ ブッキング 2004

お母さんが夜勤で家を空ける間、
“夜のパパ”と留守番をすることになったユリア。
初めは、子守なんていらない!と反発していたけれど、
現れたのはふくろうを連れた不思議な青年。
大人と子供が対等に話し合い、心が打ち解けます。
気持ちが通じたふたりは、かけがえの無い友達同士。
それは第2作で、ユリアが少し成長してからも、変わりなく。
(想像力豊かなユリアは、元々聡明で思慮深い。
“夜のパパ”ペーテル、いつか追い抜かれてしまうかも?!)
親や先生、同級生にも話せないことが、ペーテルには話せるの。
『赤毛のアン』で言う、腹心の友、ヨセフの一族ってやつかしら。
そういう人間のつながりって、いいな、と思います。

『牡丹さんの不思議な毎日』柏葉幸子 あかね書房 2006

牡丹さん一家が引っ越してきた家は、元旅館。
しかも幽霊が住み着いていた…。
柏葉幸子さんの作品には、特に“大人”を描いたものがありますね。
『ふしぎなおばあちゃん×12』『ミラクル・ファミリー』
『ブレーメンバス』とか…。渋いです。ちょっと哀感が漂います。
ここで登場する牡丹さんは、のんきで気まぐれなお母さん。
子供が呆れるほどマイペース、という点で、
『地下室からのふしぎな旅』のチィおばさんを彷彿とさせます。
牡丹さんは普通に幽霊と共存するし、
不思議な出来事も、びっくりするようなお客さんも、
至極あっさり受け入れちゃうのですよ。
年々常識に縛られていくので、こんなお母さんになるのが理想だなぁ。

     *   *   *   *   *

この間、久々にTVドラマを鑑賞。しみじみ感慨にふけりました。
こうして自由に観たい番組を楽しめるのって、いいなぁ、と。
実家の父はリモコンを独占するのが好きで、
誰かがTVにのめりこんでいると、
チャンネルをわざと変えて面白がる、という悪癖がありました。
(おまけにビデオは故障しがちという家庭…)
些細なことですが、それなりに精神的苦痛なので、
いっそ始めから観ない、という習慣ができたのです。

それでも一人暮らしをしていた時や、
遠距離恋愛中でいつも暇だった時などは、
(↑この頃になると父の就寝時間が早まり、
途中で起きてこなければ心穏やかに観ることができました)
よくドラマを観ていたような気がします。

今では…って、やっぱり夫にジャマされてるか。
うちにいれば選択権を譲らざるを得ないので、
どうしても観たい時は録画するしかありません。
それだけでも手間だけど、
ここしばらくリアルタイムでの連続ものを避けていたのは、
やはり「不機嫌なジーン」で受けた痛手もあるかも。
毎回熱心に観ていたのに、最終回がアレとは~。
(番組終了後HPには視聴者の意見が殺到したそうですね
まあ、全体的に言えば良い話でしたけど、
自分の中では納得がいかない気分だったのです。
しかし先日ふとしたことから、
ノベライズの方で結末が加筆されていることを知りました。
ちょっと読んでみたいなー!
それで気を取り直して、最近のドラマも
またぼちぼち観始めようかしら。




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