本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

図書館で借りました:9

2006年09月26日 | 

今回は可愛い絵本4冊の感想です♪

『にんじんケーキ』ノニー・ホグローギアン 評論社 1989

ハネムーンから戻ったばかりのうさぎ夫婦。
お互いのことをよく知り合う時間を持つはずが、
自分の話ばかりするだんなさんと、
内気で口下手なおくさんは喧嘩になってしまう…。

うさぎのだんなさん、ひとりでべらべら喋り続けて、
おくさんがその場に相応しい相槌を打たないと、
君はこういうふうに言うべきなんだ!とイラつくのです。
まー、なんて奴でしょう。
(そりゃ、おくさんも天然っぽい性格ですけどね)

「相手に無理やり、自分の聞きたい言葉を
押し付けて言わせるのはやめよう。
時には口をつぐんでひとの話を聞こう」
という大人っぽい絵本だと思って夫にも見せたら、
「これは(自ら)喋らないおくさんが悪いよ」だって。
言い分があるなら、黙ってないできちんと話せばいいそうです。
「普通、君の方は一日何していたの?なんて、聞かないよ」とも。
 Oh!(←海外ドラマのシットコム風慨嘆の声)
そう。あなたは他人に無関心なおかたでしたね…。
徹底的に…。

 うちの場合、多少強引でも自己主張しないと
いつまでも気づいてもらえないから、
妻は(家庭内では)お喋りになっちゃったのよ。
今では二人して、自分のしたい話しかしないもんね。
(注:お互い、相手の話はそれほど深く聞いてない…)
この絵本には、別の意味で学ぶことがあるかもしれません。

『ペンギンのおかいもの』さかざきちはる 幻冬舎 2005

あのSuicaのペンギン、スイッピが、
兄弟揃ってデパートでお買い物♪
店内には、いろんな種類のペンギンがいるわいるわいるわ…。
ちょっと『ウォーリーをさがせ!』気分です。

ペンギンたちが、つぶらな瞳で
商品を見つめているさまがラブリーです。
細部も楽しい。(魚模様のグッズや、さかざきちはるさんの本や、
ペンギンの着せ替え人形が売っていたり☆)
タコのぬいぐるみ抱えてる子供、嬉しそうだね~。

『サンタクロースのしろいねこ』スー・ステイントン文
                  アン・モーティマー絵 徳間書店 2003

サンタクロースの愛猫スノウが、
クリスマスイブにそりから落ちてしまった!
見知らぬ街角でサンタさんの姿を探すスノウ…。


アン・モーティマーの絵本ということで借りました。
リアルな猫の描写。白い毛並みが光を帯びて輝いています。
大事にされているらしく、体つきはむちむちしてるけど(笑)。
サンタさんを見上げるスノウがなんて幸せそうなこと!

『トスカのおくりもの』マシュー・スタージス文
            アン・モーティマー絵 講談社 1992

静かな場所でじっとしたい猫のトスカだけど、
家では春の大掃除が始まってしまった!
仕方が無いので、外をうろうろ。
ちょうど良い居場所を探して歩きます。

これも、アン・モーティマーの挿絵なのでチェック。
ホント、線の一本一本にこだわった緻密な画風ですね。
猫以外の動物も写実的で、今にも動き出しそう。
しげしげ見入ってしまうくらい真に迫っているのですが、
わたしは愛らしさもそこはかとなく感じました。

猫と暮らしたことのある人なら「ああ、分かる!」と思うのが、
トスカが落ち着きそうな場所や何気ないポーズ。
特にたんすの引き出しに入り込んだトスカの、
天使みたいな寝顔は可愛い!
しっかとねずみのおもちゃを手にして。
自分が飼い主だったら、大掃除なんかさっさとやめて
飽かず眺めていますわ~。




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