本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

『かわいいダンナとほっこり生活。』

2006年09月12日 | マンガ

『かわいいダンナとほっこり生活。』
(細川貂々 ゴマブックス 2005)を本屋さんで見かけました。

てんてんさんは漫画家さん。
病気をきっかけに、専業主夫宣言をした夫の、
家事や節約など日常のほのぼのしたお話を描いています。

合わない会社勤めから解放されて家事を楽しむ“ツレ”さんと、
料理や洗濯などの失敗に文句を言いながらも、
支えられて大黒柱をするてんてんさん。
そこまで行き着くには葛藤もあったのだろうけれど、
まさしく“ほっこり”心温まるふたりの生活なのです。

妻が稼ぎ、夫が家事をする。ペットはいるが子供はいない。
夫婦の形はそれぞれだから、おかしなことは何もないのですが。
…てんてんさんは周りの偏見もさらっと書いています。
(「専業主夫=ヒモ」と思い込まれること、
「子供を早く作らないのは親不孝だ」と決め付けられること)

いるよね、自分の価値観でしか物事を捉えられず、
頼んで無いのに忠告をくださるご親切なかたたちって!
と、えらく頷いてしまいました。

当人たちが満足していて、誰にも迷惑かけてないんだったら、
いいじゃない、ほっといてあげなよ、と思うんだけど。
みんなが同じことを考えてないと
生理的にイヤ、
という人々はかなりいる。
日本は多様な価値観も許容する民主主義国なはずなのに。

相手にそのつもりがなかったり、
望んでもそうできない状況だったり、
というようなことを一切考えないのだろうなぁ。
ちょっとでも歴史や民族学をかじったら、
“当たり前なこと”の移ろいやすさに気づくのに。

そういう人に遭遇し、
「アンタ間違ってる」攻撃をされた時には、
反対に自分の意見を押し付けることもできないので、
(それでは同レベルですしね!)結構つらいもんです。
てんてんさん、偉いぞ、よく頑張ってる、と思います。
(わたしも相手を困らせる側に回らないよう、心したい…)

ツレさんの真面目な主夫ぶりには、
おのれの手抜きナンチャッテ生活を後悔しました。
わたし、結婚当初から思いやりに欠けていたかも。。。
居心地の良い空間を作る行為なんですよね、家事は。
他にも、疲れている時にかけてあげる言葉とか、
些細なことでも相手が安らぐことは沢山できるのに。
気がつくと自分の幸せしか追いかけてなかったわ。
猛省…。

また、同時に。
今は「夫:サラリーマン、妻:専業主婦」
という形で家庭を運営しているけれど、
いつまでもそうとは限らない。
もしも夫が専業主夫になりたくなったら…ということも考えて、
立場逆転(?)に備えて、
人見知りと自信喪失を少しずつ治そう…と思いました。
(どうみても猛烈サラリーマン、
仕事を究極に愛しちゃってる夫なのですが、
たまに『専業主夫に憧れる…』と言います。
家事、勉強して。わたしも社会生活を学ぶから




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