本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

ジェネレーション・ギャップ(゜o゜)

2006年09月09日 | 日々のこと

夏も終わりなので、テンプレを変えてみました♪
そして…この話題はあやしげなトラバが来そうな予感がするので、
しばらくTBは事前承認式にします。すみません。m(_ _)m

 さて。近所の本屋さんでぼんやりしていた時のことです。
10歳くらいの女の子が二人、賑やかに品定めをしていました。
やがて少女マンガのところで立ち止まった二人、
片方の子がもうひとりに、一冊の本を紹介しているようです。
小耳に挟んだ、その会話。(←標準語で大体のところを再現)

「これはね~、男がエロくて、パンツ触ったりキスしたりするんだよ~」
「へ~、それで女の子はどうしたの?」
「知らない。でもえっちしたんじゃない」

Σ( ̄□ ̄)!
わたしが君たちくらいの年には、
最終回でようやくキス、という少女マンガばかりだったよ…。
(↑ジュラ紀のことではありません!)
マンガの実写版だから子供向き、という思い違いをして、
小学生で映画『めぞん一刻』を観に行った時には、
ベッドシーンで目をそむけ、
五代くんが「できない」というシーンでは
意味が分からなくてぽかんとしてしまったものです。

フィクションのことでも、とてもそんなにあっけらかーん
大きな声では話せませんでした。
いやはや、世代の差を感じます。
恐るべき子供たち(笑)。

まあ、今の世の中は性の情報が溢れているからね。
おばちゃんモード入ってきた)
数年前、本屋の平台にあったティーンズ雑誌を
ぺらぺらめくっていたら、
驚愕のテクニックが特集されていたくらいだし。
小学生も読んでいるマンガの露骨な性描写なんて、
ごく普通のことなのかもしれません。

ただそれだけでは本当に知識が偏っちゃうから、
大人と率直に話し合える環境が必要なんだけど。
これには親のほうがたじろいでしまうよね~。
わたしが20くらいで赤ちゃんを産んでいたら、
あの子達のような子供と向き合っていたかもしれない、
と考えて、対処できるか自信がなくなりました。
性教育ってすごく難しいのだわ…。

表現の自由という問題もあるし、
ろくに性の知識を持たないまま育つほうが大変だ、
という意見もあるだろうし、
マンガの性描写について批判ばかりはできませんが。
読者のリテラシー能力との釣り合いは大事です。

「この本で主人公は強引に求められて
勢いに負けてなんとなく応じているけれども、
それは作者の表現方法の一つで、
実際には自分の身体のことは自分で決める権利があるし、
子供を作る気がなければ避妊をするべきである」
というような理屈を踏まえて読んでいる小学生は、きっと少ない。

時代によって道徳観は変わるものですが、
できれば偏った情報に左右されて傷つくことのないように、
と大人としては思う訳です。
特に「好きだからいいでしょ」と迫られやすい女の子には、
ちゃんと“それとこれとは別”論法を教えてあげたい。
生物学的に主導権を持つべきなのは女性だってことも。

…などと、ささいなことから色々考えてしまいました。
わたしってほんと保守的な真面目人間。
自分たちの世代の基準が中心じゃないのにさ。
純真なおばあちゃんみたいに驚いちゃって。
少し反省。
(しかしこの一件を聞いた夫も
『(その子の)お父さんが聞いたら泣くね』と呆れていました。
まあね。週刊誌の袋とじを覗いているお父さんだって、
我が娘がそんな会話を…とびっくり仰天でしょう。
親はいつだって子とのジェネレーション・ギャップに
悩んでいるんだろうなぁ。
頑張れ、全国の子育て中のお父さん、お母さん!



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