今度の三連休は上高地から霞沢岳・焼岳に登る予定だ。山の天気予報を見ると9月16日~18日は天気は良さそうなので楽しみにしている。
だがこのところ登山天気予報はあまり当たらないことが多いので一抹の不安は残っている。
私は数か月前にスマートフォンに「登山天気」という有料アプリを入れて使い始めた。
ところがこの予報が中々当たらない。今年の夏北海道でトムラウシに登った時も外れたことが多かった。
天気予報が外れやすいのは山に限った話ではない。平野部でも予報外の局地的な集中豪雨が降ることが増えてきた。
専門家によると地球温暖化で海水温が上昇し、水蒸気量が増え、それが多雨化につながっているということだ。
水蒸気を多く含む大気は、上昇気流に乗って山の上に集まるから、山で雨の降ることが増えてきたのだろう。
天気予報は過去の天気図の統計的分析によって行われるが、海水温上昇後の気象データが十分揃っていないので、天気用法が難しくなっていると思われる。
地球温暖化という言葉が広く使われだしてまだ10年。暫くは天気予報が当たらないことが多いと考えておいてよさそうだ。
「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉は金沢地方の格言だそうだ。
金沢では年間を通じて雨が多く、一日の中でも晴→雨と天気が変わりやすいので、この格言が生まれたそうだ。
2,3泊の登山で雨具を用意していかない人はいないと思うが、日帰り登山では晴の天気予報を信じて雨具を行かない人もいるようだ。
だが今の天気予報は外れる可能性が以前より高い。金沢以外でも「弁当忘れても傘忘れるな」の用心が必要だろう。