金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

GW、ゴーヤを植える季節

2015年04月29日 | うんちく・小ネタ

今日(4月29日)は昭和の日。毎年この頃になるとゴーヤを植えている。島忠でゴーヤの苗とミニメロンの苗を買ってきて、プランターに植えた。

去年のゴーヤは暑過ぎたせいかあまり実りが良くなかった。私の手入れも良くなかったのかもしれない。

我が家の庭の担当は私が「野菜系」で、ワイフが「花系」に自然に分かれている。

小まめに世話をするワイフの花は今花盛りだ。さて野菜の方はうまくいくだろうか?

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私の山スキー論(2)~技術編

2015年04月29日 | 

私がスキーの技術について語るのは、大変おこがましいのですが、「どの程度スキーができれば山スキーを楽しむことができるか?」ということを中心に少し話をしたいと思います。

この写真は先日八甲田山で初めて山スキーをされた方が滑っている写真です。腕前のほどは具体的には存じ上げませんが、SAJ1級以上の方ではないでしょうか?八甲田山で一番長い箒場岱ルートを滑られましたが、実に快適に滑ってられました。

つまり1級クラスの腕前であれば、雪が安定した春の山スキーでは滑降面では問題がないということです。

ではその下の2級レベルではどうでしょうか?私はバッジテストを受けたこともないし、受けるつもりも全くないのですが、2級の友人たちを見ると2級にはかなり差があることが分ります。つまりもう少しで1級に手が届くという人から、ゲレンデの中級斜面で転ばないで滑ることができるレベルという人まで差が大きいのです。ですから「1級リーチ組」なら山スキーOKだといえても、「転ばない組」では「?」というのが私の印象です。ゲレンデのコースでいうと、中級斜面は問題なく滑ることができ、上級コースでは多少モタモタするけれど大きな破たんなく滑ることができる(実は私のレベル)レベルの滑りが山スキーに求められる技術レベルと私は考えています。

ゲレンデの「上級コース」には「コブが多く急斜面だから上級」というコースと、「傾斜が緩急に富み、深雪があるから上級」というコースの2タイプがあると思います。後者の具体的な例は「かぐらスキー場のジャイアントコース」です。

こういう実戦的な斜面を滑ると山スキーが上達すると思います。

山スキーで求められる技術は、コントロール可能なスピードで長距離を滑るため、省力型のターンを使うことです。

極端な体重の上下移動は疲れますから、中間姿勢を取って、テールの押し出しでスキーをコントロールをするのが基本だ、と私は考えています。もっとも深雪では、かなり上半身のひねりを使い、回転外側の腕を回し込むような滑りが必要になる場合もあります。

段差の大きい荒れた斜面では、無意識の内にテールを飛ばしていることもあります。要は滑っていく雪面は一様ではありませんから、状況の変化に合わせて、柔軟に滑るということです。

なお「斜滑降」「横滑り」「ギルランデ」は急斜面で安全に高度を下げる技術ですから、ゲレンデでもしっかり練習しておくと良いと思います。

なお、山スキーにおいて「滑走技術」は戦術に過ぎません。もっと大切なことは「どこを滑るか」というルート取り、つまり戦略の方が役割は大きいと私は考えています。己(自分の技術)を知り、敵(山の状況)を知ることができれば、滑走技術が少々未熟でも安全で楽しい山スキーができますし、己の技術を過信すれば、多少の技があっても危ない目に遭うのが山スキーだ、と私は考えています。

つまりそれぞれのレベルに合わせて、それなりの楽しみ方ができるということが山スキーの大きな魅力なのです。

 

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私の山スキー論(1)~道具編

2015年04月29日 | 

山スキーというのはマイナーな遊びです。マイナーという意味は、ゲレンデスキーや夏山登山に較べてやっている人が少ないということです。 しかしプレーヤーが少ないことは、遊びとして楽しくないことを意味しません。

いや日本のアウトドアスポーツの中で、最もcomprehensive(総合的)で奥の深いスポーツの一つだ、ということができると思います。なぜcomprehensiveか?というと、「体力」「技術(滑降技術)」「環境適応力」「決断力」などという人間の色々な能力が求められるからです。

先日八甲田山に山スキーに出かけて、改めて気がついたのですが、山スキーをやっている人はほとんど中高年の男女の方だ、ということでした。 若い人はリフトやゴンドラでさっとゲレンデのトップに登り、スキーやスノーボードで決まったコースを早く滑ることに興味を覚えるのでしょうが、我々中高年のスキー愛好家は、リフトやゴンドラの終点からシールを着けて人に踏まれていない(有名コースではトレースが多いのですが)雪の中を好きなところまで登り、好きな斜面を滑って降ります。

「人に決められたコースを登り降りする」のは、職業人生だけで十分でしょう。「標識に従って踏み荒らされた道を人のお尻を見ながら登る」のは、会社人生だけで十分です。

もしあなたがそのような人生に満足し、コース外に飛び出すことにhesitateしているとすれば、それは会社に飼い慣らされ、spoilされていたからでしょう。

ふと「お仕着せでありきたり」の人生を離れてみたいと思うとき、そこに山スキーの世界があります。 豊富な降雪量と適当な斜度、そして便利なアクセスや手頃な宿泊施設に恵まれた日本ほど山スキーに適した国は世界でも珍しいでしょう。この国に生まれて山スキーの楽しみを知らずに、一生を終えるとすれば、アウトドアスポーツ愛好家としては寂しいことだ、と私は思います。

ただし山スキーはゲレンデスキーや人の後をついて歩く夏山登山に較べると少し敷居が高いことも事実です。敷居が高い一つの原因は、道具の問題です。「山スキーを始めたいけれど道具の見当がつかない」と感じている人がいるかもしれません。

そこで私が実際に使っている道具を中心に山スキーの道具について解説することにしました。 

山スキーは大きく「テレマーク系」と「アルペン系」に分かれます。私は今のところ「アルペン系」なのでアルペンの道具について解説します。

山スキーの道具の基本は「板」「靴」「ビンディング」「ストック」「シール」です。

私が使っている板は5年ほど前に購入したElanのAconcaguaという板です。この板の特徴はものすごく軽いということです。軽くて柔らかいので、滑降技術が中級程度の人には適した板だと思います。「スキー板はゲレンデで使う板でもよい」と説明する人がいますが、ゲレンデ板は重く固いものが多いので、私は「山スキー用」となっている板の方が良いと思います。

次に靴ですが「スキー兼用靴」を使うのが一般的です。最近の兼用靴は「滑り重視」「登山重視」「中間」の3タイプがあるようです。

私が靴を買った時は、そのような区分がなかった(あるいは気がつかなかった)ので「登山重視」型の靴を使っています。このため足の微妙な操作がスキー板に伝わり難いという問題があります。

靴のメーカーはスカルパを使っています。これはディナフィットというビンディングに一番適しているからです。

兼用靴の両サイドの小さな穴にピンが食い込んで靴を固定するディナフィットは「軽さ」「堅牢さ」「操作性」というビンディングに求められる要件をほぼ完全に満たしています。欧州の市場シェアは5割を超え、山岳ガイド・救助隊員の愛好者も多いそうです。

ビンディングのデファクト・スタンダードと考えて良いと思います。なお操作性の点ですが、私のディナフィットは靴の穴の位置が微妙にずれてきて履くのに手間がかかる場合があります。恐らく兼用靴の底が反ってきたことが原因でしょう。

ストックはブラックダイヤモンドの2段伸縮型を使い、ストックリングを深雪用の大きなものに替えています。大きなストックリングでないと深雪で使うことはできません。

シールはブラックダイヤモンドのシールをスキーの形状に合わせてカッターナイフで切りそろえて使っています。なお現在はシールをスキンと呼ぶことが増えているようです。また傾斜のきつい斜面を登る時はスキーアイゼンを使います。ディナフィットは専用アイゼンを提供していますが、少し爪が短いのが気になります。

以上が基本装備です。

次に服装です。基本的に春山スタイルなのですが、少ない装備で大きな気象変化に対応することを重視しています。上衣アウターはシンサレート(中綿素材)入りのゴアテックス雨具兼防寒着、パンツはファインテックの撥水生地のものを使っています。降雪時は雨具の下を着用します。

ガイド付きの場合は不要ですが、ガイドなしで長いツアーに出るときは、GPS、ツエルトザックを持って行きます。万一雪崩に捲きこまれた場合のことを考えると、「ビーコン・ゾンテ・スコップ」という三種の神器は必要で、私は揃えているのですが、仲間は持っていません。仲間が持っていないのに、私だけ持っていても(特にビーコン)意味がありませんので、結局三種の神器なしに山スキーに出かけています。三種の神器がない場合は、多少でも雪崩れる可能性のある斜面に入ることは禁物です。

 

 

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八甲田山ツアー 田茂萢岳を滑る

2015年04月29日 | 

20150426103824

ユーチューブ連動でブログに動画を載せてみました。 画面が投稿動画以外になっている場合は、日付をクリックしてください。動画が再生すると思います。
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