金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

ウィンドウズ8.1でもグーグルカレンダーをピン留め

2014年01月03日 | デジタル・インターネット

先月パソコンを買い替えて、慣れないウィンドウズ8に苦労していたが、8.1へのアップグレードの誘い(無料)がきて、8.1にアップグレードした。どうして8や8.1で苦労するか?ということについて私の解釈では、クラウドコンピューティングやモバイルに出遅れたマイクロソフトが巻き返しを図り、アカウントの設定を求めたり、タッチパネル方式を併用したりすることに起因することが大きい。

たとえばスタート画面には「これを使え」と言わんばかりに、マイクロソフトのカレンダーがドンと構えているが、グーグルカレンダーを使い慣れ、いくつかのディバイス上のカレンダーと同期を取っているものにとっては、引き続きグーグルカレンダーを使い続けるというのが第一の選択肢だ。

そこでマイクロソフトのカレンダーを外し、グーグルカレンダーをスタート画面にピン留めすることにした。

以下の自分のための手順の記録です。

1.Internet Exploreの上のバー右端の「歯車」を左クリックして、「サイトをアプリビューに追加」をクリックする。

Appl1

2.これでアプリビュー(アプリビューはスタート画面の下の「↓」をクリックするとでてくる)にアイコンが入った。そのアイコンを右クリックすると画面下にバーが出てくる。

Appl2

3.そこで左端の「スタート画面にピン留めする」をクリックするとスタート画面にアイコン(タイル)が 出てくる。ただしタイルはスタート画面の右端に出るので、使いやすい場所までドラッグしてくる。以上で完成。

Appl3

4.これが一番早い方法かどうかはわからないが、とりあえずよく使うアプリのタイルを見やすい場所に置くことはできた。

マイクロソフトは自社のクラウドにユーザを誘導しようと色々な工夫や仕掛けを用意しているが、どうしても使い慣れてかつタブレット(Nexus7)と相性の良いグーグル系のアプリから乗り換える気が起きない(将来はわからないが)。

そんなことで新しいウィンドウズを触っていると多少使えるようになってきた。もっとも使いこなすにはまだまだ時間はかかりそうだが。

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の格言はDon't get cocky

2014年01月03日 | 投資

昨日始まった2014年の米国株式市場は、ダウが135.31ポイント、約0.8%下落した。S&P500、ナスダックとも約0.8%の下落だった。元日の株価がマイナスになったのは2008年以来6年ぶりのこと。

発表された経済指標は悪くなかった。全米供給管理協会が発表した12月のIMS指数はエコノミストたちの予想通りの57.0.11月の57.3よりは若干低下したが、昨年2番目に高い水準だった。また先行指標である新規受注指数は64.2と2010年4月以降最高の水準だった。

にもかかかわらず、株が売られた大きな理由の一つは、ウェルスファーゴ銀行がアップル株をアウトパフォームからマーケットパフォームに引き下げたことなどハイテク株の先行きに曇りが見えたことだった。

そんな中でCNBCは「大きな問題は投資家の熱狂がどれくらいの期間続くかということだ」というあるファンドマネージャーの声を紹介していた。

またCNBCは別の記事で「投資家はDon't get cockyという格言に注意しなさい」という警鐘を鳴らしていた。

Cockyというのは雄鶏のcockと語源は同じで「自信過剰」。昨年米国株は3割上昇したが、今年はこのペースで上昇することはない、とある専門家は警鐘を鳴らす。なぜならもしそうなれば、S&P500は株価収益率23-24倍の水準で売買されることになるが、それは持続可能でないからだ。

だから今年は少し落ち着いて考えなさい、というのがDon't get cockyという記事の趣旨だ。米国株のキャピタルゲインとインカムゲインを合わせた長期的なリターン目標を6-8%とすると、昨年は4,5年分を稼いだからそうガツガツしなさんな、というのが賢者のアドバイスだろう。

さて日本株の方はどうだろうか?米国株と同じ見方をすると昨年5割も上昇したから今年はお休み、という見方もできる。だが新聞で各界経営者たちの株価予想を見るとかなり強気な予想が多い。これは「インフレ期待」「円安持続」「日本株の出遅れ修正」「アベノミクスによる構造改革」・・・などが根拠なのだろう。

ただ冷静に考えると日本株の長期リターンは4-6%程度なのだろう。とすれば昨年は7,8年分のリターンを稼いだ(前取か後取かは別として)ことになる。Don't get cocky,don't be greedy(有頂天になるな、貪欲になるな)という格言は頭の隅に置いておきたい。

ところで英英辞書でCockyの同義語を見ると、bold ,brash, cheeky,nervyなど沢山の言葉が並んでいた。一方反対語の方はmousy,timidなど数が少なかった。これは自信過剰・強気な人が慎重・弱気の人よりも世間一般に多く、そしてまた好まれることの表れだと私は考えている。これは洋の東西を問わない人間の性(さが)なのだろう。

だから社会は成長する一方時としてバブルを生む。自分は経済成長の美味しいところは食べるがバブルには巻き込まれない、という思い込みほど怖いcockyはないかもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする