12月16日日曜日晴、午前10時過ぎにウォーキングセンターバス停でバスを下りて本宮山に向けて登山開始。時刻は10時10分。GPSの標高は81mだが、腕時計の高度計は100mほど高い標高を示していた。少し気圧が低いのだ。
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最初は緩い傾斜の土の道が続いていたが、途中から傾斜がきつくなり石段が混じってきた。羽毛ベスト付のゴアテックスのアウターを持ってきたが暑くて着ていることができない。このジャッケトは6,7年前に「ゴアテックスだけど普通のアウター気分」の上衣ということでちょっと高かったけれど頑張って買ったものだ。ただし実用的ではない。時々我慢して山に連れていくが、悪くいうと使ったカネ惜しさに縁が切れないでいる飲み屋のおばさん的なところがある。
とつまらないことを考えながら汗をかきかき、2時間弱歩いて11時55分奥宮到着。
奥宮から本宮山頂上へは広く平坦な道を歩き最後にちょっとした坂を登った。12時7分頂上着。頂上直下まで立派な車道がついていて時々車やバイクの音がしてやや興ざめだったが、三河湾まで広がる雄大な景色はすばらしかった。
標高8百メートルに満たない山だが、中腹にはこんこんと清水が湧いていた。山に降った雨は川となり三河の平地を潤すのである。古来人々は平地の端に立つ眺望の良い山をご神体として崇めてきた。例えば相模の大山である。この本宮山もそのような文脈の中で人々の信仰の対象となり、それが砥鹿神社信仰につながっていったのだろう。
頂上直下の風の来ない陽だまりで、ワインを頂き、インスタントラーメンを食べ、朝300円で買った柿の内2ケを食べていたら午後1時近くになったので下山開始。2時28分登山口に戻った。歩いて5分ほどのところにある本宮の湯でゆっくり汗を流して、忘年会に備えた。豊川に戻ったのが店が始まる前だったので、薄暮の豊川稲荷に参拝。
豊川稲荷の狐は怖い顔をしているというか中々威厳がある。豊川稲荷の中では荼枳尼天と書かれた旗を目にするが、荼枳尼天とはインドの魔女で敵を殺して血肉を食ったといわれている。荼枳尼天の乗り物が狐。だからここの狐は怖い顔をしているのだろう。