ヒマジンの試行錯誤

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俳句サークル(’10.04)

2010年04月17日 11時25分55秒 | 俳句
昨日(4月16日)の夕方、寒い小雨の中、俳句サークルに参加した。
先日、初めての吟行会を終えたばかりで宿題の3句をどうにか提出したという状況だった。
なお、今月の兼題は「チューリップ」と「春まつり」である。

(原句) 蕗の薹見つけては摘む旅の人

(コメント) 「旅の人」はこの地方の人の言い方(方言?)ではないのか。
単なる説明文である。
「大阪人」にしたかったのだが、字余りになるので「旅の人」としたことと、
蕗の薹は天婦羅にして食べるのもいいが、摘むのも楽しいと大阪弁の人が言っておられたことを句にしたかったのだと説明したら、・・・

(添削例) 蕗の薹摘むは楽しと難波人

*帰宅後、広辞苑で「旅の人」を調べたら、「旅行者、他所から来た人」と載っていた。



(原句) 初吟行思案顔して花見かな

(コメント) 初吟行で思案顔は当たり前である。
発想を転換して逆発想してみた方が俳句はよくなる。

(添削例) 初吟行思案のほかの花見かな



(原句) チューリップ開花ニュースに心揺れ

(コメント) チューリップと開花はダブり。
「心揺れ」はドライブに行きたくなったのだと説明したら、・・・

(添削例) チューリップのニュース遠出心かな


今回のサークルでも、感性の貧困さと表現力の貧困さが身に沁みて分かり、俳句作りというものがますます分からなくなってきた。
「感性」は生まれ付きのものなので、それが欠如していることは自覚してきた。
と言うことは致命的なことかも知れないのだが・・・。
一方、「表現力」は、今までに「貯えた語彙の質と量」及び「発想方法」にあると思うのだが、・・・・・・。
「貯えた語彙の質と量」については、今後どれくらいいい俳句を読んでいくかという努力次第だと思っている。
また、「発想法」については、今回のサークル参加で、先生から発想の転換(逆発想)というヒントを得た。
ここに僅かながらの望みをかけて、俳句作りをもう暫く続けてみようと思う。
初心は「脳トレによるボケ防止」だったはずだから。


(追記)
○前回のサークル(’10.03)の添削結果

(原句) バスツアーのチラシ見比べ桜餅

(添削例) バスツアーのチラシ見比べ桜季(さくらどき)



(原句) 道の駅春の風味のまとめ買ひ

(添削例) 道の駅地産たけのこまとめ買ひ




(原句) 春の礒蟹一匹の得意顔

(添削例) 穴より出て蟹一匹の得意顔



○吟行・投句3句の添削結果

(原句) 岸渡川渦の流れの花筏

(添削例) 花筏渦に流れて岸渡川



(原句) 鼓笛隊の音にトキメキ花まつり

(添削例) 鼓笛隊の音風に乗り桜まつり 



(原句) 老木の苔むしてなお花盛り

(添削例) 菅の里苔むす木々の花盛り



 
コメント (8)
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