ヒマジンの試行錯誤

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「影踏み」を読んで!

2007年06月01日 08時54分32秒 | 

「影踏み」  横山秀夫著  (祥伝社文庫)  定価:670円 


【この本を読んだ理由】
今年の春先、本屋の祥伝社文庫の棚で横山秀夫の新刊がたまたま目に入ったので買ってあった。


【読後感】 
横山秀夫は好きなミステリー作家の一人である。
この作品は、泥棒を主人公に描いた異色の推理サスペンスであった。
ちょっと気になったのは、最近読んだミステリー小説には、森村誠一の「タクシー」といい、宮部みゆきの「あかんべえ」といい、何故か幽霊が登場してくる傾向にある。いずれも主人公を守ったり、助けたりするいい幽霊なので歓迎されるのだが・・・・。
この小説も著者は幽霊とは言っていないが、主人公は双子の兄弟の兄で、死んだ弟が兄の中耳で会話する設定になっている。声だけの幽霊なのだ。
ドラマの筋書きは泥棒が主役なので、あまり好きにはなれなかったが、著者の謎解きの明解さは良かった。
コメント
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