レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第三弾「懐中電灯と怪しい3人」

2009-03-29 13:01:04 | 小説
第三弾「懐中電灯と怪しい3人」

 ケンタと賢明は懐中電灯を二つ持って、教室に戻る。
 「賢明くん大丈夫だった」
ネネが声をかける。
 「ああ、ちょっと汚れたから着替えてきたんだ」
 「ああ、その懐中電灯!どっちか私が捨てた奴。見せて」
 「まあ、慌てない、大事な証拠だからねえ」
キミカの頼みに賢明が冷静に答える。
 たまおとサヤはキミカ以外の反応を伺うが、
顔色が変わった人間は見つからなかった。
 「じゃあ、どこにあったの」
キミカはさらに訊く。
 「さあ、これも今は言えないなあ」と
賢明は言う。
 「意地悪ねえ」
 「しょうがないでしょう。ふりだしに戻ったんだから」
ネネがキミカに言う。
 「そうか。やっぱり、この中に犯人がいるんだ」と
キミカが呟くように言う。
 「僕のヘマのせいで時間をとらせてごめん。
そうそう、ケンタ飲み物配って」
 「おお、そうそう」
 ケンタはみんなに飲み物を配る。
 「一息ついたら、
また、もとめ先生に続きをお願いしますか」
 賢明はケンタとの打ち合わせどおりのことを言う。
(続く)



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