レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新作ディープ「新キモ男三人衆、変態黒同姓愛教師?の恐怖?」「マヌケな木太郎?」  

2014-05-24 00:51:47 | 小説

新作ディープ「新キモ男三人衆、変態黒同姓愛教師?の恐怖?」「マヌケな木太郎?」  



 「では、長らくお待たせしました。
  私木太郎が優勝者と準優勝者を発表させていただきます。
 えーまず準優勝は...
 あれ?
 ない、メモがない」
 木太郎はうろたえている。
 「何やってんのよ。
 番号も覚えられないの」
とやはり相当自信があるのか、
 アスカが呆れた顔で言う。
 「1番、5番以外はたしかなんだから、
 こうなったら適当に言っちゃえよ」
と、
 くそたが言うと、
 女生徒たちが一斉にくそたを睨む。
 「冗談」
とだけ言って、
 くそたはうつむく。
 「木太郎、
 自分で選んだのを言えばいんだよ。
 まさか違うのにしようと思ってたの」と、
 ホウセイが言うと、
 「それが結構迷ったんだよ。
 その前にビリも迷ってたから訳わかんなくたってさ」
と、
 木太郎が鼻をほじりながら言い訳をする。
 「じゃあ、ホウセイくんに譲ったらいいじゃない」
と、
 今度はアユメが面白い意見を言う。
 「そうだ、木太郎、そうしろ」
と、
 くそたが言うと、
 「それがいいんじゃないの」
と、
 永久が言うと、
 「やだよ、自分で決めたいよ。
 ほとんど俺の金だもん」
と、
 木太郎がわがままを言う。
 「木太郎くん、
 じゃあ、
 もう一回写真を見せてあげるわよ」
と、
 もとこはどういう魂胆があるのかやさしくそう言うと、
にやりと笑ったのだった。


(続く) 



新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「木太郎の告白」

2014-05-24 00:28:07 | 小説

新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「木太郎の告白」



 「太郎が僕を狙っていることはわかっていました。
 今回の合宿も僕を殺すのが太郎の目的だと思います。
 そこで、
 僕はある人物、まあ野郎と言っておきますが、
 彼と協力して、ある恐ろしい計画を思いついたんです。
 それは、
 僕そっくりのいわばダミー男を探して、
 太郎に僕の代わりにそのダミー男を殺させ、
太郎が油断したところで彼を殺すという計画です」
と、
 木太郎が話すと、
 「ちょい、待ち。
 そりゃ、おかしいぞ。
 さっきのダミーは木太郎には似ていたが、
髪はちゃんとあったぞ。
 もし、
 太郎が本気で木太郎を殺すんだったら、
あんなダミーに騙されかるのう」

 キタジマはまたまた首を傾げる。
 「そこです。
 僕が屋敷に入るのをためらったのは、
 太郎はまだ僕を殺した
とは思っていない

と思ったんです。
 ですから、
 屋敷に入ったとたんに、やられそうな気がしたんです」
と、
 木太郎は言う。
 「うーん、よくわからんのう。
 じゃあ、
 ダミーは何故殺されたんじゃ?」
 キタジマの質問に木太郎もその理由がわからないのか首を傾げた。

(続く)