レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新第3弾ゾンビ「ひさめはずし?」

2013-04-15 23:43:30 | 小説

新第3弾ゾンビ「ひさめはずし?」


 「永久、
 それじゃあ、勝負にならないぞ」
 「わかっているよ。
 だから、戦うゲームは俺に選ばせてくれ」
 「全部、俺が持ってきたものだぞ。
 結果は同じだぞ」
 「いいんだ。
 あまり、俺をなめない方がいいと思うけどな」
 ケンタと永久はそんなやりとりを真顔でやっていたが、
 ひさめには、
 それが演技にしか思えず、
 もしかしたら、今回の二人のやりとりは、
 ケンタの知恵ではなく、
 自分をはずすために、
 ひさめが永久の行動を先に見抜くことを予め想定していた、
 ふうたとたまおが考えた作戦ではないか
と疑心暗鬼になっていたが、
 ここで口を出すと、
 永久に嫌われるのではないか
と思い、この段階では口を出すことを黙っていたのだった。


(続く) 


本編リメイク「真犯人と空猿エイタとある男?」

2013-04-15 23:32:32 | 小説

本編リメイク「真犯人と空猿エイタとある男?」



 「警察からいろいろと事情聴取を受けていた
と話していましたから、
当然、わかっているはずですが」
 「頭がまともならな」
 「先生は、彼の精神状態に問題がある
と思われているのでしょうか?」
 「君は違うのかね。
 少なくとも、警察はそう考えている。
 顔の損傷がひどいから、その治療をほぼ終えてから、
精神科の方へ入院する手はずになっているんだ。
 君にはまだ話していなかったかな?」
 「そうですか?
 ただ、私には彼の精神には何ら問題はない
と思うのですが?」
 「あんな状況で助けられたし、
 君の話だと、
 実母が真犯人だと彼がわかって真犯人の息子だ、
と言い張るのこそ、
 頭がいかれている証拠じゃないか?
 違うかな?」
 「まあ、
 そういう見方もできますが、
 先生、
 私と話しているときは話しの内容もまともですし、
とても冷静に話してますので、状況証拠だけですが、
真犯人の話しを私からきちんとしてもよろしいでしょうか?」
 「警察でも話してる内容はおかしくても、
暴れたり、興奮したりはしていないようだから、
 君が納得するなら話してみるといい。
 おそらく、
 彼はわかっているようで、わかっていない
と思うが、自由にしたまへ。
 急死した空猿エイタくんだけ、
 ほとんど怪我をしていなかった事実を考えれば、
 警察の考えどおりだと私は思うがね」

(続く)


 
 
  


レイジーブラザース「鼻くそ対決?と黒幕の存在?」

2013-04-15 23:20:31 | 小説

レイジーブラザース「鼻くそ対決?と黒幕の存在?」



 「鼻くそには鼻くそ。
 オヤジをなめたらダメですよ」
 マスターは笑いながら、
 鼻くそのようなものがついた、
 右手の人差し指をあおむに向けた。
 ウメナは
このときいったんはガラス張りの応接室から逃げようとしたが、
 その指を見て恐くなったのか、
 その場であられもない姿のまま、
 しゃがみ込んでしまった。
 だが、
 あおむはたいして動揺せず、
 「あの直哉にしては充分だすな。
 まあ、いいだすよ。
 だすが、
 勝負はこれからだす。
 逃げるなら今のうちだすよ」
と、
 玄関から外へは出られないことを知っていたので、
 わざとそう言って、 
 不敵な笑みを浮かべた。
 だが、
 マスターも負けてはいなかった。
 「ここがガラス張りの部屋で助かりましたよ。
 共犯者、
 いえ、
 黒幕が登場する前に、
 あおむくんを倒せますからね。
 次は、
 これで」
 マスターは左手をズボンの突っ込んだまま、
 
 これで、

と言いながら、
 そのまま左手を動かさなかった。
 「黒幕?
 なんのことだすかな。
 それに、
 その左手も鼻くそもはったりだすな。
 だば、
 僕も他の武器を見せてあげるだすよ」
と言って、
 マスターとまったく同じような仕草をしたのだった。
(続く)


セリフサービス「アドリブは何度でも?アホをなめすぎてはいけない!」

2013-04-15 23:13:05 | 小説

セリフサービス「アドリブは何度でも?アホをなめすぎてはいけない!」


 「まずは塊より始めよ!
 だよ!
 塊だよ! 塊」
 直哉は、
 アドリブなので、
 何度でもOKだと思い、
 調子に乗って、
 似たようなセリフを繰り返したが、
 龍之介がアホだということを少しなめすぎたのだった。
 龍之介は最初こそ直哉の言葉の意味がわからなかったが、
 直哉が何度も似たようなことを言い出すうちに、
 塊を貝のことだと勘違いし、
 直哉の身体のどこが貝なのかを探したあげく、
 自分なりの結論を出してしまったのだった。


(続く)

 

 


にほんブログ村 小説ブログ コメディー小説へにほんブログ村






元祖ズラヅラ仮面死「ぬかった?ズラヅラ仮面?」

2013-04-15 23:00:40 | 小説

元祖ズラヅラ仮面死「ぬかった?ズラヅラ仮面?!」


 アン!
 ドゥー!
 トロワ!


 さあ、時間だ!
 答えろ!


 油断大敵、毛がボーボー?
 なんだ?
 

 意味がわからないだろ?
 一寸の虫にも三分の魂?


 うーん?
 ぬかったんだ?

 
 どこが?
 パンツを脱げ?
 何を言い出す?


 髪がフサフサで、
 イケメンなのに、
 ズラと、
 仮面、
 その理由は!

 
 アイン、
 ツヴァイ、
 ドライ?


 あーーーーーーーーー?



 


春のループ作ゾンビ「トイレ女」「蘇ったトイレ女?と偉大なる挑戦者?」

2013-04-15 22:33:36 | 小説

春のループ作ゾンビ「トイレ女」「蘇ったトイレ女?と偉大なる挑戦者?」



 では、早速。
 えー、
 ご想像のとおり、
 その男の無謀な計画は失敗しました。
 わかってる?
 はい?
 座り込んだのはいいが、
 アレまみれの刑に遭ったんだろう?
 あー、
 たしかに、
 その方が彼には幸福だった
と思われるのですが、
 残念ながら違いました。
 結果は簡単なことでした。
 トイレ女と遭遇することさえできなかったのです。
 本当にマ○ケな話しです。
 ですが、
 何かバチがあたりそうなので、
 伏せ字にします。
 話しを戻します。
 では、
 何故、
 彼が遭遇できなかった、
という話しが広まったのか?
 はい。
 その無謀な男は、
 トイレ女に遭遇できないことに失望して、
 遺書を残して...
  はい。
 ご愁傷様です。
 
 
 しかし、
 恐るべきはトイレ女です。
 遭わずして、
 あの世に一人の人間を送り込んだのですから。
 えっ?
 実はやはりトイレ女は死んでいたのではないか?
 まあ、そこは...
 今回に限っては、あまりにも気の毒なので、
 彼については無謀な男と呼ぶのではなく、

 偉大なる挑戦者の称号

を与えて讃えてあげましょう。
 そうすれば、
 成仏するはずですから...


 はい。
 では、気を取り直して、
 次の男の話しに移りましょう。
 その男が考えたのは、
 無謀といってもいいくらいの幼稚なことでした。
 
 それは、
 先程の偉大なる挑戦者とほとんど同じと言ってしまえば、

 偉大なる挑戦者の称号

をバカにしているように思えるので、
 敢えて、違うといい切りましょう。
 で、その男の考えは
 
 空腹の状態でトイレ女の部屋に連れ込まれる...
 
 ということがその男の考えとして最高の名案だったそうです。
 最初が偉大なる挑戦者と違うだけ?
 まあ、そうは言わずに続きをば。
 その男は、
 空腹のまま、
 トイレ女が差し出した水と薬を飲み、
腹痛がしたフリをしてトイレに駆け込む。
 そう、
 似て非なるのは、
 もともと空腹なので、
 無と有では違うという発想なのです。
 つまり、
 もともと、
 腸内が無の状態であれば、
 上から入ったものが、
 下に行くのには時間がかかるのだ、
という発想なのです。
 ですから、
 腹痛がすぐにすることもなく、
 すぐ、アレが出ることもない。
 だが、
 わざと、アレが出てもいないのに何度も水を流す。
 それから、
 何事もなかったようにトイレを出て、
 にやりとトイレ女に向かって笑う。
 トイレ女は慌ててトイレに駆け込む。
 しかし、
 便器には何もない。
 慌てるトイレ女。
 がははと笑う男。

 
 えっ?
 幼稚どころか?
 素晴らしい計画だ!


 いえ、いえ。
 そうは...
 また、同じセリフになりそうなので、
 ここまでにします。
 アディオス!
 えっ?
 いや、最初の彼へ向けた言葉です。
 はい。


春のループ作「獅子唐女」「もこもこ男」

2013-04-15 21:54:59 | 小説

春のループ作「獅子唐女」「もこもこ男」


 そして、
 一行がそこの5階のカフェテリアに行くと、
 直人が見かけたあのてっぺん禿で、
顔がもっこり男に瓜二つの男がまたひとりで雑誌を読んでいたのだった。
 ソウセキは既にその男が獅子唐男ではない、
と確信していたが、
 直人の方は、写真と実物とは違い、また、
 写真の撮り方が失敗しただけで、
 まさに、
 その双子のようなてっぺん禿の男こそ、
 獅子唐男に違いない、
と確信していたので、
 もっこり男が、
 その男を見つけたとたん、
 その男になんと声をかけるのか、
息を呑んで待っていたのだった。
 すると、
 もっこり男のとりまきのひとりが、
 「あー、いましたよ!」
とそれだけ言ったので、
 直人の方は思わずにやりと笑い、
 ソウセキの方はそんなバカなという顔で、
慌てて、直人から送られてきた画像を見直していたのだった。
 「あんた!
 ここに来るなって言ったのに!
 何でまた来るの!」
 そして、
 もっこり男がいきなり大声で、
 そのてっぺん禿の男を怒鳴りつけたので、
 直人は内心喜び、
 ソウセキの方は何故だという表情をしたのだったが、
 そのてっぺん禿の男は、
 「悪いが、
 俺は、
 おまえの顔を立てて、
 ジムと浴場とプールには行かないようにしていたが、
 おまえからここにも来るなと言われた覚えもないし、
ここなら、おまえの顔をたてる必要もないからな」
と、
 もっこり男そっくりの声だが、意外に落ちついた感じで言い返したのだった。
 この時点で、
 ソウセキはやはりその男が獅子唐男ではない、
と確信したが、
 直人は鈍いので、
 これから二人の闘いが始まるものと思い込み、
 闘いが始まった瞬間逃げようと企てていたのだったが、
 さきほどと違う、
 もっこり男のとりまきのひとりが、
 「もこもこ男様、
 あの獅子唐男いませんでしたか?」
と言ったので、
 直人はがっかりして座り込んでしまうと、
 「直人! わかるわよ」
と言った後、
 もこもこ男様と呼んだ、
 とりまきのひとりには、
 「あんたは破門!
 そのもこもこ男についていきな。
 それが本音なんでしょ!」
と怒鳴ると、
 とりまきのなかのもうひとりの男が、
 「私も破門で結構ですから、
 もこもこ男さまについていって、よろしいですか?」
と言いだしたので、
 もっこり男にとってはもちろん、
 ソウセキや直人からしても、
まったくの予想外の展開になったのだった。


(続く)
 
 


「椅子クソ兄弟再登場!逆サクラあおむの探偵ごっこ」「生きているタケノが?」

2013-04-15 10:03:23 | 小説

「椅子クソ兄弟再登場!逆サクラあおむの探偵ごっこ」「生きているタケノが?」



 「タケノは自殺しました。
 それは先生方もご存じのはずではないですか?」
 「そうです。
 タケノ姉さんは自殺しました。
 私も確認しています」
 マツメもウメナも口を揃えて言う。
 「本当に死んだのは
タケノさんだったのだすかな?
 マツメさんの間違いではないだすか?」
 「そんなあ。先生、遺体を確認したのは私たちだけじゃありません。
 会社の人間も一緒に確認しています」
 「そうだすかあ。
 じゃあ、僕の勘違いだすかなあ?
 だすが、
 マツメさんもウメナさんも
もうこの世にはいないんだすがなあ」
 あおむは二人の顔を見て笑った。
(続く)



「そして3人しかいなくなった?」192

2013-04-15 08:05:14 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」192

 
 
 「しー、誰かいる?」
 「そうみたいですねえ」
 みつるとリカが小声で言うと、
 「声をかけるぞ!」
と、
 たけるが大声を出したので、
 少し先の建物にいた誰かが、
 走り去る音がした。
 「あー、逃げちゃったじゃないか」
 「ごめん」
 「逃げたということは恐い人じゃないですよね」
 「そういうことだね」
 「また、
 新しい仲間なら良かったのに」
 「とりあえず、
 ビルまで荷物を運ぼう!
 それから、
 時間までビルの前で待とう」
と、
 みつるが言うと、
 たけるもリカも頷いた。


 3人はビルの中にコンビニから持ち出した食料と飲料を置き、
 3人でビルの玄関で座って待っていると、
 「俺たちは悪い人間じゃない。
 何らかの理由で3人だけ取り残されたんだ!
 良かったら、
 仲間にならないかあ!」
 たけるは座ったまま、大声を出した。
 「たけるだけだと恐そうだから、
 リカさんも声を出したら」
 「悪かったな」
 「そういう意味じゃないって、
 さあ、
 リカさん、
 もしかしたら、
 同じ世界の人かもしれないよ」
 「そうですね。
 じゃあ。
 私は女で、この世界の人間です。
 本当に悪い人間じゃありません。
 良かったら、
 お友達になりませんか?
 早くしないと、
 私たちはまたどこかに行かなければいけませんので」
と、
 リカも大声を出したのだった。
(続く)






サクラナ外伝フォー「奇跡の前兆?」

2013-04-15 07:05:09 | 小説

サクラナ外伝フォー「奇跡の前兆?」


 サクラナが途方にくれていると、
 サクラナの携帯が鳴った。
 公衆電話からだった。
 「あたしよ。
 ごめん。
 どたばたして電話できなくて。
 ウメナもしかしたら助かるかも。
 今、手術中だから。
 また、電話する。
 あー、ここね。
 あおくんの病室と違って、
 携帯切らないといけないから、
 あたしからまた電話するから」
 「どこの病院なの?」
 サクラナがそう声を出したときには、
もう電話は切れていた。
 
 奇跡が起きるかも。
 
 サクラナはそう思うと、
 再び、
 あおむの病院に向かったのだった。
(続く)