レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

本編リメイク「ミカエルがいつきを殺さなかった理由2」

2011-06-07 23:43:23 | 小説

本編リメイク「ミカエルがいつきを殺さなかった理由2」

 「いいだすか?
 いつきさんの証言が嘘だとすると、
 ミカエルは男だということになるだす」
 「まあ、そうなるな」
 「しかし、だすなあ。
 僕の推理では、
 首無し死体の一人はタヨウ先生で、
 もう一人は、
 誰か不明の人物というDNA鑑定の結果が出るんだ
と思うんだす」
 「うーん」
 いつきはまた目をぎょろつかせて、
 考える。
 「そうするとだすな。
 犯人は
僕と一緒にこの屋敷に来たおちた
ということにされるんだすよ」
 「うーん? それがトリックなのか?
 余計、わからないぞ。
 アスカはどうなったんだ?」
 「だから、
 アスカなんかいない
って言ってるだろ」
 木太郎がじれったそうに言う。
 「うーん...わからねえ!」
 いつきは木太郎の言葉に頭を抱えてしまった。
(続く)


第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第二章136

2011-06-07 23:38:14 | 小説

第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第二章136

 アニーたちが、
 寝ているペーのところに降りて行くと、
その脇の草の上で、ウトーがいびきをかいて眠っていた。
 「戻ってこられたようですね?」
と、
 カマキリ鳥がアニーに聞くと、
 「そうみたいだな。
 でも、なんで、こんなところで寝てるんだろう」
 アニーは呟くように言うと、
 ウトーの肩を軽く叩いたが、
 気持ち良さそうに寝ていたので、
 「お疲れなんじゃないですか?
 もう少し、
 このままお休みになられて方が...」
と、
 小判女が言いかけたとき、
 カマキリ鳥が、
 ウトーが寝ている場所から
少し先に小さな穴のようなものを見つけて、
 指さしたのだった。
(続く)


今頃メルトスルーの可能性?慣れは恐い!IPアドレスの切り替え実験の方が...でUP済み。

2011-06-07 23:36:42 | 小説

 メルトスルー?

 何が?

 昔の話しでしょう?

 周りは無反応!

 誰も驚きません...
 
 慣れは恐い!

 それより、

 光回線限定のようですが、
 
 IPアドレスの切り替え実験、

 の方が恐いとか?

 何で、今頃?

 で、

 第3弾リメイク(旧)



 本編リメイク(旧)



 いつものところに、

 保管UP済みです!

 では!

 


おしゃべりモップおとこ「ジキソウリ?フルアーマーのサイン?」

2011-06-07 23:28:43 | 小説

おしゃべりモップおとこ「ジキソウリ?フルアーマーのサイン?」

 そうか?
 ジキソウリだから、 
 コトバづかいにチュウイしないとな?
 どちらさまでございましょうか?
 はあ?
 そのサインは?
 はあ?
 アタマ?
 うーん?
 おい、
 クレーマーもっこりおとこ、
 いまのどういうイミだ?
 オツムをつかえ?
 あー、で、テブクロしたユビで、
 アタマを?
 でも、ナゼ、フルアーマー?
 はあ?
 また、サインですか?
 おい、
 クレーマーもっこりおとこ、
 イマのはなんだ?
 リョウウデをクロスだから、
 バツだろう?
 バツ?
 うーん?
 おい、
 クレーマーもっこりおとこ、
 どういうイミだ?
 わからない?
 じゃあ、
 なぜ、はなさないで、サインを?
 えっ?
 コエでバレるから?
 なるほど!
 うーん...
 あのー、
 どうして、こちらにおでましに?
 はあ?
 また、サインですか?
 うーん...
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新第?弾もとこもとめ伝説「龍之介の思いつき」

2011-06-07 23:03:39 | 小説

新第?弾もとこもとめ伝説「龍之介の思いつき」


 「おじさん、
 何で、あんな変な像が危険なんだ」
 龍之介は眠そうな顔で大玉教授に質問する。
 「龍之介、
 おまえには理解不能だから、
 黙って待っておれ」
 教授はイライラしているのか、
 龍之介を怒鳴りつけた。
 「そんなに怒鳴らなくてもいいじゃないか!」
 「おまえがあくびしたり、不真面目だからだろう!
 こっちは像をどうやって壊すか必死で今考えているんだ!
 このアホが!」
 「アホで悪かったなあ!
 像が壊れないなら棺を壊せばいいじゃないか」
 「棺ごと燃やしても、
 像だけじゃなく、
 棺もこのとおり燃えてないんだから、
 像が棺の上に載っている限り、   
 無理だろうが!
 このどアホめが!」
 「なら、像をどかしてから、
棺をぶっ壊せばいいだろう」
 教授と言い合いになって、
 頭に来た龍之介は、
 教授が止める間もなく
棺の上の像を掴んでぶん投げると、
 棺に蹴りを入れたのだった。
(続く)


カミサン伝説18「幸福の像編168」

2011-06-07 22:43:15 | 小説

カミサン伝説18「幸福の像編168」

 「遅いぞ! 木太郎!」
 「ぷっ」
 木太郎の顔を見て、
 思わずかおむが笑いだしてしまった。
 「はあ?」
 「猫じゃなく、ブタだな」
 「えー、
 エイタがそんなひどいことを」
 木太郎は、
 いきなりかおむに言われて、
 エイタを睨みつけた。
 「それは猫の手のことで、
 あのー、いや、
 今はそんなくだらないことはどうでもいいんだ。
 実は、教授が...」
 エイタは、
 簡単に教授が倒れたことまでの話しをした。
 「幸福の像にやられたのか。
 教授たちと研究していた三つ子の像の一つだな。
 で、それは?」
 「これだよ」
 かおむが、
 幸福の像を木太郎に見せると、
 木太郎はかおむとトイレから戻って来た
あおむの顔を見て、
 「まさかあ?
 分身の像なんかもあるんですか?」
と凄く驚いたのだった。
(続く)



こっちにしときゃ楽だった新作ディープ(?改)?編「不安」

2011-06-07 22:07:57 | 小説

こっちにしときゃ楽だった新作ディープ(?改)?編「不安」 
  
 *当初の真エンド候補です。
 *おまけです。
 途中で終わった公表済みの別ENDの改作です。

 グーさん以外に分岐点は保管済みです。

 「キモ男三人衆セカンド、変態黒女教師と永久屋敷の呪い?」
の197部「悩む木太郎とホウセイ」に続く別ENDです(6月2日から)。 

 「遅いなあ」

 ホウセイが少しイライラしたように言う。
 「もとこ先生が暴れているか、
 泣いて謝っているかなあ」

 木太郎は鼻をほじりながら、
 呑気そうに言う。
 「見てこようか」

 おちたが言うと、
 「やめとけよ。
 イヤらしいと思われるぞ。
 もとこ先生裸なんだぞ。
 それに何か手助け必要なら、
誰か呼びにくるって」

 少し落ちついた永久は言った。
 「もう30分経ったぞ?」

 今度はくそたがいらいらしたように言う。
 「見てこようか、
 エロいと思われてもいいから」

 落ちつかないおちたが言う。
 「そうだな。
 これだけ待たされたからなあ。
 エロいもへったくれもないよな」

 木太郎が言う。
 「じゃあ、オタクもついてきてくれ」と
 おちたと木太郎が露店風呂まで走っていった。
 木太郎とおちたが見に行ってから、
 5分しても二人は戻って来なかった。
 「おい、
 もしかして、
 もとこに返り討ちにあったとか、
 それとも、
 別の出口があってオオシマにやられたのかなあ」

 永久が不吉なことを言いだす。
 「まさか」 
 「でも、たしかに遅すぎる。
 報告に戻るのに、
 1分もいらないからな」
 くそたとホウセイも顔を見合わせる。
 「そうだ!
 まず、
 オオシマがまだ地下にいるか、
 オオシマが更衣室まで来たかで対策が変わってくるから、
 無線機で確認しよう」
 「えーと、
 もとめ先生が変にスイッチが入ると困るとか言って、
 自分の部屋に置いてきたんだっけ。
 くそたとってきてくれよ」

 ホウセイが、
 くそたの顔を見て言うと、
 「お、俺一人で行くの?
 みんなで行こうぜ」
 「木太郎とおちたが戻ってきたらどうすんだよ」
 「じゃあ、ホウセイ行ってくれよ」
 「仕方ないなあ。あっちは安全だよ」
 「違うよ。
 俺が怖いのは戻ってきて、
 オタクら二人が消えていたら怖いってことさ」
 「確かにそれは怖すぎる」
 永久が身体を振るわせる。
 「よし、ここにメモをおいて、
 三人で行くか」
 ホウセイも怖くなったのかそう言うと、

 ちょっと離れる

とだけ、
 メモを残して、
 3人はもとこの部屋に走った。
(続く)


続エスカレーター改「チャラ子まきことただのチャラ男とがっくりホウレンと消えた?チョビ髭店長」

2011-06-07 15:12:11 | 小説

続エスカレーター改「チャラ子まきことただのチャラ男とがっくりホウレンと消えた?チョビ髭店長」

  「全部で100万しか借りられませんでしたね」
 「まだ若いからですよ」
 破産でチャラなんて、
 甘いこと考えてるからだよ。
 チャラ子まきこと影で呼ぼう!
 「これじゃあ、
 借りない方がマシでしたねえ。
 100万じゃ破産もできないですね」
 自業自得だ! 
 チャラ子まきこさん!
 「俺も100万」
 こっちは名乗らないから、
 ただのチャラ男くん、残念。
 「とにかく早く帰りましょう」
 また、
 お待たせ代が増えるからな。
 チョビ髭店長、
 さすがに、
 もう戻ってるだろうな。


 「ただいま戻りました」
 「いくら借りてきただすか?」
 タマガキ、早速、金の確認か?
 「それが私はこれだけなんです。
 すいません」
 「薄いだすなあ。
 だすが、数えるだすかな?」
 タマガキ、数えるのはやー!
 「あー、どっちも、たった、
 100万だすか?
 厚さで見当はついただすがな」
 しょうがないだろう。
 「すいません。
 ホウレンさん」
 「悪いな」
 「いいのよ...」
 顔にがっくしって書いてあるよ。
 ホウレン様!
 「にいちゃーん、
 それあげるよ。
 僕たちのお待たせ代はいいから、
 付き合い代として受け取ってきなよ。
 タマちゃんもいいよねえ」
 「そうだすな。
 付き合い賃だすな」
 200万もか?
 まあ、
 受け取って後でホウレン様に。
 あれっ?
 チョビ髭まだ戻ってないのか?
 「店長さんは?」
 「持ち逃げみたいだすな。
 電話もつながらないだすから」
 「店長のことだからそんなはずは...」
 ホウレン様の気持ちもわかるが...
 電話もつながらないし、
  遅すぎるよなあ。
 やっぱり、
 持ち逃げか?
 「もう店長さんは諦めて、
 今日はこれくらいにするだすよ。
 だば、あとはだすなあ」
 今日は? あとは?
 タマガキ、何やる気だ?
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「そして3人しかいなくなった?」185

2011-06-07 07:47:23 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」185

  最初は以下から始まります。 

 「そして3人しかいなくなった?」


 「久々に普通の街ですね」
 タケが外の景色を見ながら言うと、
 「この時計を信頼して、
 食料でも調達するか?」
 たけるが頷いた後、
 時計なようなものをいったんリセットして
他の3人に見せながら言った。
 「そうですね」
 「よし!」
 リカとたけるも同意したので、
 4人は玄関を開け、
 久しぶりに外に出た。
 「平凡な建物ばかりだな?
 人の気配もない。
 おー、あそこにコンビニが」
 みつるがコンビニを指さした。
 「よし、この時計を見ながら、
食料などを調達だ!」
 たけるが言うと、
 4人はコンビニに走った。
 「懐かしいなあ。
 俺たちがよく通ったコンビニみたいだなあ」
 「ああ」
 「私の世界にあったのにも近いです」
 「同じです」
 「じゃあ、
 早速、
 あれっ?
 ここは電気が通ってるようだ。
 とにかく、
 持てるだけビルに運んでおこう」
 「ああ」
 4人は、
 久々に冷たい飲み物やアイスなどをかごに入れた。
 「あんまり多くても、
 ダメになるからな」
 「わかってますよ。
 すぐ飲食できる分だけです」
 みつるが思わず注意すると、
 タケが笑いながら言った。
 結局、
 4人は両手で持ちきらないくらいの飲食物や
シャツやティッシュペーパや雑貨などをかごに入れて、
 時間内にビルに戻ったのだった。
 「ちょうど25分か。
 これがあると助かるな」
と、
 たけるが言うと、
 「それがなかったら、
 もっとゆっくり探していたかもしれませんね」
と、
 タケが笑った。
 「揺れまで、
 あと5分あるから、
 これいただきましょう」
と、
 リカがコンビニから持ってきた、
 アイスクリームをおいしそうに食べ始めたので、
 他の3人も真似をした。
 「なんか、少しほっとしました」
 すぐアイスクリームを食べ終えたリカが笑顔で言うと、
 「そう言ってる間に、
 あと1分だけだよ。
 揺れる前に、
 床に這おうか。
 でも、
 揺れが事前にわかると安心だな」
と、
 たけるも笑顔で言ったのだった。
(続く)
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芥川龍之介レイジー編「憧れの作家だすが、意外過ぎる程読まれてないだすな。理由は藪の中だすか?」

2011-06-07 02:45:39 | 小説

芥川龍之介レイジー編「憧れの作家だすが、意外過ぎる程読まれてないだすな。理由は藪の中だすか?」

あおむ「あおー!
忘れましたが2位。
未読が4位。
なんか、
ガックシだすなあ。
あの芥川龍之介作品人気ランキング」


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ほ!「今はアニメの時代、
しょうがないどー!
おれさあ的には、
下位だが、
トロッコ、
藪の中、
魔術、
かあ」
あおむ「意外に渋いだすな。
僕は、
杜子春
蜜柑、
藪の中、
河童、
トロッコだすかな」
ほ!「5つもか。
鼻はそうでもなかったなあ。
河童はちょっと恐いどー」
あおむ「歳を取るごとに、
作風が暗くなっただすからな。
天才作家の宿命だすな。
今なら、
青空文庫とかで、
ただで読めるだすよ!
藪の中は、
いまだに真相は藪の中だすな。
アルベデルチー!」
ほ!「アニメもいいが、
たまにはこういうのも、
いいどー。
ほとんど、
短編だしなあ!
バーイ!」

 


年上女性好き?レイジー編「マザコン気味、教えてくれる綺麗なお姉さま希望は?」

2011-06-07 01:57:23 | 小説

年上女性好き?レイジー編「マザコン気味、教えてくれる綺麗なお姉さま希望は?」


ゴッホ「意外に回答数少ない、
年上女性好きランキング」

付き合ってみたいと思う年上女性の特徴 - gooランキング


トンチンケ「俺の中では、
8位の高収入。
食わせてくれるなら5歳までOK」
オッハ虫「イケメンじゃないと、
無理だよ。ヒモは。
骨皮は逆だろ。
金貯めきったところで、
悪女にひっかかり、
早死に」
ゴッホ「なんか、ありそうだな。
俺は何でも教えてくれる人で、
綺麗で、上品がいい」
オッハ虫「何でもエロか?
まあ、
甘えさせてくれる、
気が利くが、
そこを曖昧にしたところかな?
でも、
何で、
綺麗、
ナイスボディ、
上品がランク外?
俺的には、
綺麗、
ナイスボディ、
やさしい、
金持ち、
上品かな」
トンチンケ「贅沢な奴らだな。
金だけあればいいよ」
ゴッホ「このランキングを、
見ると、
実は、
年上好きは、
マザコンで、
だから、
ルックスは気にしないとか」
オッハ虫「ツンデレ、
天然、
甘え上手、
マイペースで、
酒が強い、
母って、
いやじゃない?」
トンチンケ「1000票超えの、
甘えさせてくれる、
気が利く女好きは、
マザコン男の
特徴だろうから、
敢えて年上狙いは、
それでいいんじゃない」
ゴッホ「そうそう!
3位以下は少数だから。
ここでのまとめ、
年上女好きは、
マザコン男が多い」
トンチンケ「異議なし」
オッハ虫「まあ、
こいつら単細胞だから、
そういうことにしよう。
俺的には、
若い方がいいな。
では、失礼します」




本編リメイク「ミカエルの仮面の下の顔と意固地なエイタ」

2011-06-07 01:36:26 | 小説

本編リメイク「ミカエルの仮面の下の顔と意固地なエイタ」

 何故か、
 意固地になったエイタに、
 「エイタさん、
 無茶しちゃ、ダメだすよ。
 万一、
 このミカエルが真の黒幕じゃなかったら、
 エイタさんだけでは危険だす。
 それに、
 落とし穴を一人で探しながら、
進むのは時間がかかるだすよ」
と、
 あおむが言うと、
 「エイタ、
 何で、
 そんなに推理にこだわってるんだ。
 ミカエルの仮面を剥いでから、
 俺と一緒に警察を呼びに行こうぜ。
 あおむの言うとおり、
 万一の場合もあるし、
 落とし穴がないかをいちいち確認しながら、
 ひとりで進むのは時間がかかるからな。
 いつきとあおむの心配が先だろう」
と、
 木太郎が言うと、
 「じゃあ、
 二人で警察を呼びに行こう。
 でも、仮面を剥ぐのは警察が来てからにしてくれ。
 俺には少し考えがあるんだ」
 エイタはまたそんなことを言った。
 「木太郎さん、
 僕はまだ大丈夫だすが、
 いつきさんが心配だすから、
 仮面を剥ぐのは後のお楽しみにして、
 すぐ警察を呼んできてくれだすよ」
と、
 あおむが言うと、
 「ちぇっ、後の楽しみか。
 わかった。エイタ、行こう。
 その代わり、先頭はエイタだぞ。
 落とし穴を探すのに疲れたら交代しよう」
 「わかってくれたか。
 ありがとう」
 エイタの意外に頑固な性格を知っている木太郎は、
 自分が折れて、
 あおむの言うとおりにすることにして、
 エイタがスコップを持ち、
 木太郎がミカエルが落とした剣を持ち、
 ミカエルの仮面を剥ぐことなく、
 まずは、
 車があった方向に進んでいったのだった。
 また、
 あおむはゆっくりと起き上がると、
 いつきのそばに足をひきづりながら、
歩いて行った。
(続く)


第3弾リメイク「棺の底の下の謎」

2011-06-07 01:20:08 | 小説

第3弾リメイク「棺の底の下の謎」

 たまおとふうたは、
 ちょうど二つ懐中電灯を見つけると、
 点灯するのを確認してから、
 賢明たちのいるところに戻っていった。
 「どうだすか?」
 「あー、よかった。
 懐中電灯ふたつもあったのか。
 今のところ、
 まったく出口がわからない。
 二人もそれ使って、
 一緒に探してくれ」
 たまおの言葉に、
 賢明は少しほっとした表情で、
 そう言った。
 「どの辺まで探しただすか?」
 「落とし穴でもあると恐いから、
 床は全部。
 天井とかはまだだけど。
 あと、
 壁の方はまだざーっと
といった感じかな」
と、
 キミカが答えると、
 たまおは、
 「そうだすか」
と言っただけで、
 先に天井を持ってきた懐中電灯
で照らした。
 「うーん。
 ざっと見る限り、
 広さ的には、
 棺部屋と同じだすなあ。
 だすが、
 照明器具はまったくないだすな。
 おかしなことだすな」
と呟くように言うと、
 「たしかに、
 そうだな」
と、
 ふうたも同じように言って、
 持ってきた懐中電灯で
何度も天井を照らした。
 「天井は関係ないよわ。
 きっと、壁よ。
 壁のどこかに隠し扉があるのよ」
と、 
 二人の言葉を聞いて、
 サヤが言うと、
 「だば、
 3つのグループに別れて、
 壁をじっくり調べるだすか」
と、
 たまおが言うと、
 「なら、
 こっちの懐中電灯は小さいから、
 あそこと、
 その隣の壁は、
 あたしと賢明くんとサヤで探すから、
 たまおくんとふうたくんは、
 反対側の壁を一人で、
 1面づつじっくり調べてくれる」
と、
 キミカがそれぞれの壁を順に指さしながら言うと、
 他の4人は黙って頷いたのだった。
(続く)


カミサン伝説20「ハッピー編」395

2011-06-07 01:04:15 | 小説

カミサン伝説20「ハッピー編」395

  ちなみに、
 以下、途中までグーさん以外に保管してます(震災以来更新が止まってます)。
 カミサン伝説20「ハッピー編」

 
 ハルカは、
 ケンタから話しを聞いて、
 ハルカ以外のそこに集まっていた4人は、
 既にケンタの店の閉店を決めて、
 その時期や借金の返済方法など
を話し合っていることがわかったが、
 犬のケンケンが
自分をわざわざこの場所に連れてきたということは、
 それを止めろということではないかと思い、
 少し考えてから、
 「あおむ先生、
 借金さえどうにかなれば、
店は続けられないんですか?」 
と訊いてみた。
 「ハルカさん、
 今くらいの借金だけなら、
 どうにかなるんだす。
 問題は、
 店を続けること自体が赤字だ、
ということなんだすよ。
 正直、
 僕もこの業界の未来のことまでは
わからないだすからな。
 だすから、
 ケンタさんたちが考えた決断も
ひとつの方法だと僕は思っているんだすよ。
 早く決断すれば、
 今後の状況次第では、
 いくらでも、
 やり直しはきくだすからな」
と、
 あおむはケンタの意見に賛成するような答えをした。
 ハルカは、
 「実は、あたし、
犬のケンケンにここまで連れて来られたのよ。
 ということは、
 理屈はわからないけど、
 今のお店はやめない方がいい
ってことじゃないのかなあ」
と、
 正直に今の気持ちを話したのだった。
(続く)



カミサン伝説22「人首酒編」155

2011-06-07 00:47:53 | 小説

カミサン伝説22「人首酒編」155 

 ジュウロウはさらに考えたのでした。

 コワコワクエーが、
 最初からあそこでマスターを殺そうとして、
 あんな場所までタクシーに乗って、
 しかもマスクや帽子を被るという目立つ格好
をしてタクシーに乗ったということは
たしかにマヌケ過ぎる。
 しかも、
 タクシーの運転手に口止め料を、
 自分の預金から降ろして支払う
という行為もそこの刑事の指摘するように、
それもマヌケ過ぎる。
 しかし、
 コワコワクエーは、
 そんなにマヌケな男ではないから、
 マスターが死んだのは、
 コワコワクエーが最初から計画したことではないのか、
とも。

 
 そこで、
 ジュウロウは、
 例のぞっとする酒の話しを思い出して、
 一つの可能性を考えてみたのでした。
 それは、
 今回の人首酒の主犯は、
 実はマスターで、
 コワコワクエーは、
 そのことを何らかの理由で知ったが、
 マスターとは長年の付き合いだったので、
 その証拠隠滅に逆に協力しようとしたのではないかと。
 例の現場に同行したのは、
 マスターが首を処分するのに付き合ったのに過ぎなかった。
 しかし、
 現場に行った際、
 何らかのトラブルがあって、
 マスターが転落死してしまったのではないかと。
 それなら、
 タクシーで現場に行った理由も説明できるし、
 転落死の翌日は、
 まだマスターの死すら確認されていなかったし、
 現場から考えると、
 後日、
 死体が発見されるとも限らないので、
 コワコワクエーは、
 本人にとってみればたいした金額ではない金を、
 うっかりタクシーの運転手に口止め料
として支払ってしまった
という可能性もある、
と。


 ジュウロウはそこまで考えたものの、
 この考えにはいくつか問題点があることにも気づいたのでした。
(続く)
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