佐藤直曉の「リーダーの人間行動学」 blog

リーダー育成のための人間行動と人間心理の解説、組織行動に関するトピック

素人目にはドルの暴落しかないように見えるのですが

2008-12-23 10:09:10 | 雑記帳
昨日はハイパーデフレかハイパーインフレかという話がでましたが、どちらも来ないような気がしてきました。

あるのは、緩やかなデフレではないでしょうか。緩やかと言っても、そこそこきつい下げかもしれませんが、超下げはないのでは。

世界で考えれば、依然として中進国の需要は旺盛でしょう。一時的には落ち込むでしょうが、長期的には伸びると見ます。

需要があるのなら、極端なデフレにはならないように思えます。

ではハイパーインフレはどうか。欧米や中ロなどの政府がお金をじゃぶじゃぶ印刷するんですから、従来の経済理論であればハイパーインフレになる。

しかし、日本のバブル期にはそうならなかった。このときそうならなかったのは、たぶんグローバル経済のためでしょう。

日本の場合は、アメリカ市場などへの輸出で息をつき、また、あまったお金が米国債や投機商品にまわったということでしょう。

ある意味では、こういうのがインフレの安全弁になった。しかし、今回はどうか。今回は世界的に受け入れ市場があまりなさそうです。どこも苦しい。保護主義の風潮さえ昨今はうかがえます。

では、あまったお金はどうなるのか。土地投機や金融商品投機はもうこりごりでしょうから、これもない。

では経済理論のように、アメリカはハイパーインフレになるのか。
私はアメリカの実体経済は需要が大幅に落ち込むので、インフレにはならないと見ます。

となれば、あまったお金の処理は、ドルの暴落しかありえなくなる。

素人の荒っぽくて素朴な議論ですが、私の結論としてはドルの暴落と読みました。NY株価もまだ下がるでしょうし。

正直言って、この予想については全然自信がありません。ただ、もしドルが暴落したら日本経済にどういう影響が出てくるかは考えておかないといけないでしょう。

人のことばっかり言っている場合でもない。昨日も書いたように、きちんと内需拡大策とセーフティネットの整備対策に着手しないと。

消費税を3年後に上げるとか言っている場合ではないと思いますが。この国の政治家は財務官僚の言いなりなんだから。

企業は苦しくとも研究開発に力を入れていくべきでしょう。私自身、心を入れ替えて人間行動学の研究に真摯に取り組んでまいりますよ。


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