S嬢のPC日記

2004年から2007年まで更新を続けていました。
現在ははてなで活動しています。

大好き!「ハンガーマン」

2004年12月26日 | つぶやき
ハンガーマンってナニモノ?

この人です。

大道芸人です。
ジャグリングを芸としてる人です。
「お笑い系ジャグラー」とも、言います。
しゃべりっぱなしで、芸を連続していきます。

展開の組み立てがうまい、とも思います。
どこでどうやって、客を惹きつけて、どこでどうやって「ショー的要素」を持たせていくか。
そうした計算を嫌味無く展開させていきます。

客の反応との「掛け合い」が絶妙です。
反応を引き出すことで、客との「場の一体感」を持たせていきます。
反応を出していくことで、客が「場に参加している」楽しさを持つことができます。

笑いを取りながら場を展開していく中で、
芸の一瞬前に、緊張感のある集中した表情を垣間見せてくれます。
笑いを取りながらも「集中します」と言うときの表情が好きです。

一回のショーの時間は、見ながら時計を見たことが一度も無いのでよくわかりません。
3~40分くらいかなと思います。
一度のショーで、だいたい100人以上は軽く集まっていると思います。
最後の大技を見せる前に「チップの説明」があります。

大道芸人は、お客さまのチップで生活をしています。
ショーをする場所では許可を受けていますが、ギャラをもらってるわけではありません。
心と財布に余裕のある方、お願いします。


この説明をするときに、
軽やかに笑いを取りながら、必ず一人称を「わたしたち」と言っています。
「わたしたち大道芸人は」という言い方をします。
「チップのおねだり」というより、「大道芸人の大道芸の位置づけに対しての向上」を呼びかけられているような気がします。

小銭は、持って帰るのが重いんですよ、
そういうとこ、よろしくお願いしますね。


こんな言い方で、笑いを取る。
笑いを取りながらも、ここでもやはり、「大道芸人の大道芸の位置づけに対しての向上」を呼びかけられているような気がします。

チップの入れ場所とタイミングが出されたときに、わたしは客の先陣を切って一番に息子にチップを入れにいくように促します。
息子に持たせるのは「小銭」ではなく、「お札」です。
彼の「ショー」に見合うのは「小銭」ではなく、「お札」だと思っています。
先陣を切って一番に息子に行かせるのは、他の観客に対して「お札」を目立たせるためです。
それが、彼が「大道芸人の大道芸の位置づけに対しての向上」を呼びかけられているような気がすることへの「返答」です。

軽く100人の観客がいても、
彼の芸にどよめきと笑いがどんなに起こっても、
「タダ見」で立ち去る人も多いですし、「小銭」の音も響きます。
それでも「お札」の人も存在しますし、先陣を切って「お札」が入ることで、「お札」が増えてくれればいいなと思います。

ウチは家族揃って、ハンガーマンのファンです。
クリスマスの夜の「楽しい記念撮影」です。
娘が帰宅後に、家中のものを振り回し、投げてはキャッチに失敗し「ジャグリングごっこ」に長時間興じるのを彼が知らないのは、ある意味残念です。