Greetings From Japan

日々の暮らしをのんびり綴っていきます。

スペイン旅行2(トレド)

2011-08-23 17:11:30 | 旅行(Travel)

8月14日午後、トレドに行きました。

マドリードから南に約70Kmに位置するトレドは、古代ローマ時代から要塞都市

として栄えた都市です。上の写真はトレドの全景。手前の川はタホ川。

かつての西ゴート王国の首都であり、中世にはイスラム教・ユダヤ教・キリスト教の

文化が交錯した地。「町全体が博物館」と言われ、タホ川に囲まれた旧市街は世界遺産

に登録されています。

まずは街並みをご覧ください。

モルタルの中に形の異なる石が埋め込まれた外壁がとてもきれいでした。

強い日差しを避けるため歩道の上に帆布のようなものがかけられています。

        

狭い路地が迷路のように続いています。

         

少し広い通りでは車も走っています。

お菓子屋さんのショーウインドウ。おいしそうなお菓子が並んでいます。

果物屋さん。スイカとメロンが並んでいます。おじさんが「このスイカおいしいよ!」と

言っているかな???(たぶん)

この城壁は絵本に出てきそうな形ですね。西洋の昔話の「白雪姫」とか「シンデレラ」とかに。

         

トレド大聖堂。1226年にフェルナンド3世の命により建築が開始され、1493年に完成した

ゴシック様式のカテドラル。(なんと267年もかかっています。壁面にあますところなく彫刻が

ほどこされている。)全世界のローマカトリック教会中、4番目の大きさを誇る大聖堂。

内部の写真は撮れませんでしたが、総大理石の床、約770枚ものステンドグラスが見事

でした。

       

世界三大名画の2つ目。

エル・グレコの「オルガス伯爵の埋葬」。サント・トメ聖堂にあります。

写真中央下に見えるのがオルガス伯爵。

 

「荒れ果てていたサント・トメ教会の再建に尽力し、1323年に没した、オルガス

伯爵(ゴンサロ・ルイス・デ・トレド)の逸話を題材に描いた本作は、画面上下で

イエスに導かれ天上に昇華してゆくオルガス伯の魂の昇天と当時の知識人や有力者

に囲まれながら執り行われる肉体の埋葬という二場面を同時に構成している。」

 

偶然にもこの絵が飾られている真下にオルガス伯のお墓があるそうです。

 

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スペイン旅行1(マドリード)

2011-08-23 11:13:44 | 旅行(Travel)

8月13日から20日までスペインに旅行していました。

日中の気温は40℃くらいあり暑かったのですが、ヨーロッパは乾燥しているので

日本のような蒸し暑くジリジリした暑さではありませんでした。木陰はとても

涼しく感じました。

1日目に訪問したのはマドリード。

まず、世界三大美術館のひとつといわれるプラド美術館に行きました。

プラド美術館は1819年、国王フェルナンド7世の命により、スペイン王家が

収集したコレクションを「王立美術館」として公開したのが始まりです。

美術館正面玄関付近。

           

美術館周辺。向かい側に素敵な教会がありました。外観の装飾がすばらしい。

プラド美術館内は、写真撮影禁止。手荷物検査もあります。

     

世界三大名画の一つ、ベラスケスの「ラス・メニーナ(女官たち)」。

(画像はネットからとってきました。)

縦3.18m、横2.76m。とても大きな作品です。絵の中央にいるのが

フェリペ4世の娘マルガリータ王女。この絵は遠くから見ると、王女に実際にスポット

ライトが当たっているように見えます。また、ベラスケス本人も画面左、キャンパス

の前に絵筆を持って立っています。

後ほど紹介しますが、世界三大名画の2つ目もスペインにあります。

3つ目は、オランダ、アムステルダム美術館にあるレンブラントの「夜警」だそうです。

プラド美術館には、他にゴヤやエル・グレコなどの有名な作品がずらりと並んでいます。

 

次にソフィア王妃芸術センターに行きました。

ここは、1992年、バルセロナオリンピックの年にオープンした、20世紀を代表とする近代

美術の美術館です。ピカソ、ダリ、ミロといったスペイン現代アートの三大巨匠の作品

があります。

ピカソの「ゲルニカ」。

縦3.5m、横7.8mもある巨大な絵画。「ゲルニカ」とは、スペイン北部のバスク地方

にある小さな村の名前で、1936年~39年のスペイン内戦の激戦地として知られています。

ピカソはゲルニカ爆撃のニュースをフランスで聞き、当時依頼されていたパリ万博出品作

のテーマに選んだといわれています。

作品はモノトーンで、血や涙といったものは一切描かれたいませんが、1人1人の泣き叫ぶ

表情から戦争の悲惨さが伝わってきました。

他にもミロの有名な作品「カタツムリ、女、花、星」の前を3秒くらいで素通りしました。

あ~もっと見たかったなあ。

ここからはもっとスピードアップ。

これは、走って撮りにいった王宮の写真。

1743年に創建されました。王宮には約2800もの部屋があり、一部が公開されて

いるそうです。

スペイン広場。

「ドン・キホーテ」の作者セルバンテスの没後300年を記念して建てられた彫像と、それを

守るようにしてドン・キホーテとサンチョ・パンサの銅像が立っています。

これはいったい何でしょう???

8月23日にマドリードにローマ法王がいらっしゃるということで、街のあちらこちらに貼られて

いたポスターです。そのため、世界中から、多くの信者がマドリードにぞくぞくと詰めかけて

いました。上の写真にもおそろいの青いTシャツを着た若者のグループが写っていますが、

歌の練習をしているグループ、おそろいのカンカン帽をかぶったグループなどがひしめき

あっていました。

ここまでは午前中の観光。午後は、古の要塞都市トレドに行きました。

 

コメント (2)
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