HIROの のはらうた

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19/12/4 『山の歳時記』新田次郎

2019-12-04 | 本・映画・能楽・美術館など

山にもよりけりだが、麓から稜線に出るまでの一方的な登り道はその山行のうちでもっともつらいときであり、時間的にも長いのである。
 私はこの暗い樹林帯の中をなんにも考えず黙々と歩くのが好きである。
 …なんにも考えないといってもなにかは頭に浮かんで来るのであるが、いちいちそれに取り合わす、ぼんやりと足下を見つめながら、足下にひらかれてゆく、ごくせまい範囲の移りかわりを眺めながら、歩いていると、自分が自分ではなくなってしまうような気持ちにもなって来る。
 登山の醍醐味は頂上に向かって歩くところであって、稜線歩きはおまけみたいなようなものだ…

稜線歩きが登山の醍醐味だと思っていた。。

2 コメント

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Unknown (okabe)
2019-12-06 14:28:26
人それぞれ…かな?

仲間としゃべりしながら…

一人だといろいろ物思いにふけりながら…

歩くのって、愉しいですよね!
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Unknown (satohiro0313)
2019-12-06 19:46:02
okabeさん、昨日もありがとうございました。久しぶりの不動岩、楽しめました。

山の歩き方も人それぞれ…なんですね。
岩の楽しみ方も、人それぞれなんでしょうね。

歩くのも登るのも、愉しいです!
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