HIROの のはらうた

2012/7/31からブログを始めました。

24/7/13 工学部ヒラノ教授の終活大作戦📕今野浩

2024-07-13 | 本・映画・能楽・美術館など
昨夜、続きを読もうと思ったら、本がない…
映画館に電話したら、ありました!
最近こんなことばかり…

ヒラノ教授シリーズ2冊目



あとがき
次の六つの条件を満たす人はPPK(ピンピンコロリ)を全うできる可能性が高いという。
こまめに運動する人。十分かつ良質な睡眠をとる人。コレステロールが高めの人。体重が多めの人。毎日適度なお酒を飲む人。断熱性のある家に住んでいる人。

24/7/12 映画と散歩

2024-07-12 | 本・映画・能楽・美術館など
雨予報なので、映画館へ。
草笛光子の生誕90年記念作品

草笛光子さんが美しいこと、ほんとに90歳?!
原作者の佐藤愛子さんは、100歳になられたのこと!

老いとは“おっくう”ということで、若さの秘訣は、なんでもチャレンジすること。そう語る草笛光子は、『九十歳。何がめでたい』のクランクアップの際、前田哲監督に、こう言ったという。
「次はどうするの?」

安満遺跡へ


24/7/2 火天の城📕山本兼一

2024-07-02 | 本・映画・能楽・美術館など
とても良かったです。

信長の夢「安土城」築城の裏には、天下の棟梁親子による想像を超えた創意工夫と葛藤があった。前代未聞の一大プロジェクトの全貌を描く。


自分が半人前と思えばこそ、木の力を借り、人の力を借りて屋形も天主も建てられる。一人でできることなど、なにもありはせぬ。

この作品は、先に映画(東映オンデマンド)を観てから本を読んだのですが、どちらも迫力があって良かったです。

24/6/21 工学部ヒラノ教授の傘寿でも徘徊老人日記📕今野浩

2024-06-23 | 本・映画・能楽・美術館など
こんな本、読みました。
と紹介していただいた本の2冊目(1冊目は「70歳のたしなみ」)。

工学部、というタイトルを見ただけで、苦手だ、と思いましたが、読み出してみたら、

思わず笑ってしまう文章も。
たとえば、
転んだあとの杖
自ら発光するアンコウ爺さん
脚に錘、背中に荷物
などなど…あるある。

専門的な話になると難しくて笑えませんが、こんな世界があるんだー、と興味深く読みました。

24/6/19 70歳のたしなみ📕坂東眞理子

2024-06-19 | 本・映画・能楽・美術館など
卓球🏓の帰りに本を借りて、そのまま図書館で一気読み。

人生100年時代を生きる後半生の教科書!
予習しました。


あまりに前向きでポジティブな生き方の提案にたじろぎました。

早期退職して12年目。
もう無理な生き方はしたくないし、
ご機嫌じゃない日があってもいい、
と思っています。
が、「美しい」「面白い」「素敵だな」と思うことを見つけ感動する、感謝する…。
こうした心がけは持ち続けたいと思います。

今日の卓球、思いっきり打てて面白かった!


24/6/12 紫式部と藤原道長📕倉本一宏

2024-06-12 | 本・映画・能楽・美術館など
家篭り5日目、借りてる本、この本で最後。

著者は「光る君へ」の時代考証を担当されている倉本一宏氏です。


紫式部と藤原道長とのリアルな生涯を、確実な資料のみによって時系列的に復元してみたい。…
ここまでは史実であるという紫式部と道長のリアルな姿を、明らかにしていきたい。

ふたりのリアルな生涯と姿を知ることができてよかったです。
これからの大河ドラマが楽しみです。

24/6/11 戦国武将伝 東日本編📕今村翔吾

2024-06-11 | 本・映画・能楽・美術館など
久しぶりに体調が悪くなり、家篭り4日目。
薬を飲むと眠って、目覚めるとボンヤリした頭で読書して…
やっと熱が下がって楽になってきました。

各都道府県で一人、武将を取り上げた掌編小説、東日本編。
有名武将から初めて知る武将まで…
とても興味深く読みました。


23人の武将の中で「風の中のレラ」北海道・蠣崎慶広が一番心に残りました。
渾名のレラは如何なる意味なのだ
それは…
風という意だ

西日本編を読むの楽しみです。

24/6/9 月ぞ流るる📕澤田瞳子

2024-06-10 | 本・映画・能楽・美術館など
日本初の女性による女性のための歴史物語『栄花物語』の作者である朝児(赤染衛門)からみた宮廷はどんな姿をしていたのか?

栄花物語を書く決意をするまでの物語

 
人は己自身の一生しか、体験することはできない。だが書物には、現実の生活の中で触れることが叶わぬ経験と知恵が無尽蔵に記されている。

天の川 雲の水脈にてはやければ 光とどめず月ぞ流るる

24/5/7 行きつ戻りつ死ぬまで思案中📕垣谷美雨

2024-05-07 | 本・映画・能楽・美術館など
エッセイ、70篇


後悔とは自惚れである。…
「あのとき、ああしていれば」と考えるのは、自分を過大評価しているからだという。

際限なく時間があると、「のんびりする」というのがどういうことだかわからなくなる。人は達成感がないと気分が落ち込んでしまう生き物ではないかと思うときもある。

未来のことはわからないから、楽しく安全な未来をイメージした方が現在の自分の心が和む。

「今」の連続が人生である…

自分で右か左か決めれないときは、じっとしているのが正解だ。つまり、自らの心がはっきり決まるまでは動かないのがいちばんだ。

自由な発想で六十歳から全く別のことにチャレンジしてもいいのではないかと思う。そのときは、無責任な他人のアドバイスは無視してください。

子どもを愛せない瞬間があるとすれば、親自身が心身を病みそうなほど、経済的または体力的または精神的な崖っぷちに立っているときだと思う。こうやってひとつひとつ思い出していくことで親を赦し、親に対する自分の心ない言葉や行動をも私は自分で赦すことにした。…親は誰しもその時々で「精いっぱい」だったのだ。

あとがき
「人生は走馬灯のように」…「そのあっという間」の中に、実は走馬灯に映し出される色とりどりの絵のごとく、たくさんの喜怒哀楽があり、今まで生きてきた年月が実際は長かったのだとエッセイは教えてくれた。…

24/5/6 忘却の整理学📕外山滋比古

2024-05-06 | 本・映画・能楽・美術館など
忘却コンプレックから脱出することができた。…(まえがき)


記憶と忘却の関係は呼吸とよく似ている…
忘却あっての記憶であり、記憶あっての忘却である。

"よく遊びよく学べ" つまり"よく忘れ、よく覚えよ"

高齢者のもの忘れを食いとめるには、どんどん新しいことを記憶し、どんどん忘れるという活動によってのみ可能であろう。

忘れてもまた覚えたらいい…と考えたら気持ちが楽になりました。

24/5/1 教養としての歴史小説📕今村翔吾

2024-05-01 | 本・映画・能楽・美術館など
興味深く読みました。

第7章 教養としての歴史小説ガイド
第1世代/大佛次郎 鞍馬天狗、赤穂浪士
第2世代/海音寺潮五郎 悪人列伝、天と地と、海と風と虹と
第3世代/池波正太郎 真田太平記、鬼平犯科帳、剣客商売、堀部安兵衛
第3世代/司馬遼太郎 燃えろ剣、風の武士、峠
第3世代/藤沢周平 たそがれ清兵衛、蝉しぐれ、義民が駆ける
第3世代/山田風太郎 甲賀忍法帖、斬奸状は馬車に乗って
第3世代/遠藤周作 沈黙、男の一生
第4世代/北方謙三 破軍の星、水滸伝、チンギス紀
第4世代/浅田次郎 壬生義士伝、蒼穹の昴、一路
第5世代/山本兼一 利休にたずねよ、火天の城
第6世代/朝井まかて くらら、類、ぬけまいる
第7世代/今村翔吾 塞王の楯、羽州ぼろ鳶組シリーズ、くらまし屋稼業シリーズ