HIROの のはらうた

2012/7/31からブログを始めました。

14/7/12 危うさ

2014-07-12 | 世の中のこと
集団的自衛権をテーマに、衆参両院の予算委員会での集中審議が14、15日に開かれますが、憲法解釈の変更という安全保障政策の大転換なのに、たった2日間?
反対する小政党の持ち時間は、僅かしかない…
選挙を睨んで、法整備は遅くするらしい。狡い


今朝の新聞記事から
(集団的自衛権を問う)戦争はつくられる 藤本幸久さん

 現代の戦争をテーマに、米国や沖縄でドキュメンタリー映画を撮影してきました。米国は第2次世界大戦後も、朝鮮、ベトナム、アフガニスタン、イラクと戦争を続けています。取材を通じて感じたことですが、戦争は国益や国際秩序を守る手段の一つだと、一貫して考えてきたのが米国です。私には、米国民の多くもそれを支持しているように見えます。
 その国を想定し集団的自衛権の行使に踏み切れば遠くない将来、日本が戦争の当事者になるのは自明のことです。
 安倍内閣は国や国民への「明白な危険がある場合」を行使の条件に入れました。しかし、いつの世も戦争はつくられるもの。ベトナムやイラクでの戦争も、米国が開戦の理由をつくって始めました。「明白な危険」という条件があっても、それに政府が縛られることはありません。
 米国では、アフガンやイラクに従軍した兵士ら6千人以上が死に、帰還兵も心身に傷を抱えています。戦争は若者の犠牲なしにできません。それを是認する社会は、むごい。
 安倍内閣は集団的自衛権の行使で、やっと国際社会で一人前のプレーヤーになれると喜ぶのでしょうか。自国民、特に若者を犠牲にする「プレー」を認めるのか、大人たちには大きな責任があります。政府の方針に危うさを感じつつ、異を唱えずにいる人は多い。70年前の戦争のように、後になって「国にだまされた」と言うのでは遅すぎます。