里の常連さん情報

横田の里の常連さんが綴る里のネタ特集

手抜きでも美味しい☆

2013年06月19日 | 夏ネタ

マンガ『花のズボラ飯』が倉科カナ主演でドラマ化するなど、密かにブームのズボラ飯。そこで、超簡単に作れる手抜きで美味しいズボラ飯レシピを紹介する。

【韓国風のり巻き】
 炊飯器に米を入れて普通に水加減し、ひき肉と焼き肉のたれを加えて炊く。米3合に合いびき(または豚)ひき肉120g、焼き肉のたれ大さじ4が目安。炊き上がったらよく混ぜ、適量ずつ韓国のりでひと巻きする。


なぜ女子学生はCAを目指すのか?

2013年06月19日 | 夏ネタ

     

女子大生の人気就職先として人気があるのがCA、客室乗務員だ。内定した学生はどんな大企業の内定でも辞退するとか。かつてほど好待遇でもなくなったCAになぜ人気が集まるのか。作家で人材コンサルタントの常見陽平氏が考察する。

 * * *
 私が長年、疑問に思っていることがあります。それは、「女子学生は、なぜ、CA (キャビンアテンダント、飛行機の客室乗務員)を目指すのか?」ということです。

 ちなみに、以前はスチュワーデス(通称:スッチーは現在、CAと呼ばれていますね。覚えておきましょう。サイバーエージェントの略ではありませんよ。リア充臭がするという意味では似ているという説もありますけどね。

「“CAに決まった”と言えば、たいていの企業は、学生の内定辞退の連絡に納得してくれます」

 ある女子大のキャリアセンター関係者はこう語ります。CAは、それを目指す女子学生にとって、長年の憧れであって、そこに決まったら、どんな人気企業、大手企業でも辞退されてしまうというわけなのです。

 でも、これが私にとって大いなる謎なのです。ぶっちゃけ、CAって大変じゃないですか。

 私、出張が多く、月に1往復くらいは飛行機に乗るのですけど、CAの様子を見たら泣けてきます。面倒臭い客に対応しないといけないですし、重い荷物も運ばなければなりません。ある日、JALに乗っていたら、CAのプチ粗相があり、いかにもおっさんの客が「経営再建中なんだろ、しっかりしろよ。頑張れよ」と声をかける様子をみて、複雑な心境になったものです。ホスピタリティは常に求められます。そういえば、先日、弁護士とANAの元CAとの結婚式、披露宴に出ましたが、ANA社員の出し物は「機内アナウンス風に結婚をお祝いする」というものでした。ホスピタリティありすぎで、私のやった下品な芸と対比されて痛かったです。

 便の遅れから、考えたくはないですが、航空事故のリスクまで・・・。トラブルは常につきまといます。お給料も意外に高くないと言われています。

 さらに、入社後数年は、契約社員なのですね。ANAのホームページによると、新卒のCAはしっかり「契約社員」だと表記されています。「訓練期間中は訓練生として契約します。所定の訓練終了後、1年契約の社員として契約し、2回(3年)を限度に更新可能。3年経過後は、 本人の希望・適性・勤務実績等を踏まえ、長期雇用の社員とします」とあります。つまり、正社員になるのは3年経過後というわけです。

 ちなみに、外資系航空会社数社でCAをしてきた方によると・・・。

「私がCAになった90年代前半、日系エアラインの当時の”スッチー”採用は、以前は正社員採用でした。平成5年新卒入社を最後に、バブル崩壊の影響で客室乗務員採用は翌年からス数年間ストップ、採用再開される時に契約制度というものができたようです」

 と語ります。彼女もこの制度導入に「使い捨て感」を感じたとか。

 一方で、「今から20年くらい前とかだと客室乗務員になりたい人の多くが結婚するまでの腰掛け仕事的でてっとり早いくらいに考えていたと思われるので、会社としてはそういう雇用で十分という判断だったのでは?」とも。なるほど。そして、当時、スッチー合コン、スッチーと結婚というのは男の夢でもありましたな。

 ところで、気になるところですが、CAってぶっちゃけ、モテるのでしょうか?これは、CAだからモテるというのもありますが、そもそも接客業ですし、人間的に魅力のある人、好感のもてる人を採用しているのではないかというのが真相です。つまり、もともとモテるタイプの人なのではないか、と。

 CAになる人が多い大学のベストテンには、MARCH、関関同立など有名私大の名前だらけです。他、関西外国語大学、同志社女子大学などが、CAに強い大学として有名です。逆に言うと、これらの有名私大生がCAを目指してしまっているのです。

 同志社女子大学のキャリアセンターサポートセンター所長、黒田吉弘氏は 『週刊朝日進学MOOK 大学ランキング2014』(朝日新聞出版)で「製造、金融、サービス業から複数内定を得ることが多い」とコメントしています。なお、彼によると、高級車販売店か ら「CAを志望するような学生をコンシェルジュという職種で採用したい」という申し出を受けたそうです。もともと能力が高い上、高いホスピタリティを持った学生が応募していることが想像されます。

 一方、新卒CAは、2014年度はANAが約450人、JALが約200人を採用するので、結構な人数になります。学校名に関係ない採用です。地方の私大からも内定者がいるのもまた事実です。これもまた、女子学生が「CAになれるかも」と思うきっかけの一つにもなっています。CAに関しては対策のための専門学校、講座なども充実していて、憧れる学生たちはこれに参加します。

 あらためて、なぜ、CAはこんなに契約条件もよくなく、肉体労働なのにも関わらず人気なのでしょうか? やはり以前からのあこがれ、仕事の内容が幼い頃から認知されているからというのが真相のようです。海外とのつながりがある、英語を使うことができるということもポイントです。だから、上昇志向の強い方が多いのだとか。

 ふと、CAが人気なのは、未だに企業内で活躍する女性が少ない(あるいは、伝わっていない)と女子学生に思われていることの証拠じゃないかと思えてきました。CAという仕事は、わかりやすく女性が、活躍している世界のように見えるのでしょう。肉体労働で、待遇もよくないのに、なぜ女子学生はCAを目指すのか。そうなってしまっていること自体が、女性がまだまだ輝けない日本の企業社会を象徴しているのではないでしょうか。