里の常連さん情報

横田の里の常連さんが綴る里のネタ特集

鶴竜、資質が厳しく問われる

2015年09月30日 | 秋ネタ

大相撲秋場所千秋楽(27日、東京・両国国技館)、横綱鶴竜(30=井筒)が大関照ノ富士(23=伊勢ヶ浜)との優勝決定戦を制し、横綱初Vを果たした。これまでは地味ながらも優等生キャラで親しまれてきたが、14日目に2度の変化で観客から大ブーイングを浴びるなど一気に「ヒール化」。賜杯と引き換えに支払った“代償”は小さくなかったようだ。

 鶴竜が横綱9場所目で初優勝を果たした。本割は1差で追う照ノ富士に一気に寄り切られて完敗。決定戦は鮮やかに上手出し投げを決めて賜杯をつかんだ。表彰式の優勝力士のインタビューでは「ホッとしました。横綱になってからなかなか優勝できなくて苦しかったけど、腐らずに頑張ってきてよかった」と安堵の表情を浮かべた。ただ、鶴竜はあまりに大きな“賜杯の代償”も支払うことにもなった。

 今場所は白鵬(30=宮城野)と日馬富士(31=伊勢ヶ浜)の2横綱が不在。またとない優勝のチャンスを前に、なりふり構わず勝負に徹した。14日目は優勝の行方が決まる大一番で、大関稀勢の里(29=田子ノ浦)に2度の変化の末に白星。館内から大ブーイングが起こったが、鶴竜は「勝負に勝とうという気持ちでいった」と少しも悪びれることなく言い放った。

 もちろん、鶴竜は「反則」を犯したわけではない。勝利への執念と言えばそれまでだが、大関昇進時の「お客さまに喜んでもらえる相撲が取れるように努力します」と述べた口上とは、あまりにもかけ離れた相撲内容だった。

 今の3横綱の中で、これまで鶴竜は「優等生キャラ」で通っていた。稽古熱心で、ファンへの対応も常に紳士的。その容姿から「かわいい」「癒やし系」と言われたこともあるほどだ。だが、14日目を境にファンの評価は急変した。この日は横綱土俵入りや取組前に観客席から「帰れ!」「変わるなよ!」「今のままじゃ大関だ。横綱の相撲を取れ!!」などと痛烈なヤジが飛んだのだ。

 あくまで超満員の観客の一部とはいえ、このようなヤジが優等生横綱に飛ぶこと自体が今までになかったこと。優勝決定戦でも館内は「照ノ富士」コール一色。その照ノ富士を真っ向勝負で下し優勝を決めても、表彰式が始まる前に席を立つ観客も少なくなかった。

 優勝インタビューで鶴竜は「ファンの皆さんがあってこそ自分たちがある。15日間、ありがとうございました」とあいさつしたが、今回の優勝までの過程を見ればむなしく響く。審判部副部長の藤島親方(43=元大関武双山)は横綱の注文相撲に「汚い手段」と断罪。別の親方も「あれ(変化)じゃないと鶴竜は勝てない。どうせ、またやるよ」とまで予告した。

 念願の賜杯を手にする一方で、横綱としての評価が急落した鶴竜。今後はその資質が厳しく問われることになりそうだ。


北斗晶さん(48)がブログに。。。

2015年09月29日 | 秋ネタ

タレントの北斗晶さん(48)がブログに綴った6000字以上に及ぶ長文は、多くの女性たちに乳がんの怖さを改めて思い知らせるものだった。

 前日までテレビ番組に生出演し、明るい笑顔を振りまいていた北斗さんは、翌2015年9月23日、ブログで乳がんを公表。24日朝に右乳房を全摘出する手術を受けることを明かした。毎年欠かさず検査を受けていたにもかかわらず、気付いた時には腫瘍が直径約2cmになっており、さらにはリンパに転移している可能性もあるという。

■冬に「チクッとする痛み」、春に「引きつってる様な感じ」

 「私としても青天の霹靂で この数ヶ月 乳房を全摘出しなければならないという結果に心が付いて行けず...」――。北斗さんは、発見から手術に至るまでの複雑な心境を吐露した。

 ブログによれば、初めて異変を感じたのは2015年に入った頃だった。うつ伏せになり床に転がると「右胸にチクッとする痛み」があったという。だが、単に圧迫されたための痛みとしか考えなかった。

 一般的に、乳がん発症者の5~10%は遺伝性と言われているが、北斗さんの身内に乳がんになった人は1人もいなかった。また、毎年秋ごろには乳がん検査と婦人科検診を欠かさず受けていた。その安心感から、この時点では乳がんを疑わなかったのだという。

 次におかしいと感じたのは春。旅行先のサイパンで、鏡の前に立ち水着に着替えていると、「長年何気無く見てきた乳頭の位置が右だけ違って見えました。乳頭がセンターにない様に見え、引きつってる様な感じを受けました」という。

 不安に思った北斗さんは、目視したり指で触ったりしてみたが、しこりらしき感触がなかったため、「年齢によるたるみ」と判断した。後で分かったことだが、北斗さんの腫瘍は乳頭の真下近くにできていたため、自己チェックが困難だったようだ。

 そして夏に差しかかった頃、「右胸にチリチリする痛み」を感じた。そのため、定期健診している秋まで待たずに医者に相談し、細胞を調べてもらったところ、陽性反応が出たという。7月7日七夕の日のことだった。

  「私の右胸の乳癌は、分かった時には既に約直径2㎝大の大きな腫瘍になっていました。残念ながら、進行が異常に早く1年間でここまで大きくなってしまった様です」

しこり1cmになるまで一般的には「7~8年以上」

 厚生労働省(がん検診に関する検討会)の指針では40歳以上の女性に、2年に1度の乳がん健診の受診を推奨している。

 日本乳癌学会サイト等によれば、乳房にがん細胞が生じてから1cmのしこりになるまでには一般的に7~8年以上を要するとされているが、1cmのがんが2cmになるのには1年半ほどと言われている。1cm以下のがんは診断が難しく、「早期の乳がん」は2cm以下のものを指すことから、2年に1度が検診の目安となっているようだ。ただ、可能であれば毎年受診することが理想だろう。

 がんの進行には当然、個人差がある。そのため厚労省等では月1回の自己検診も合わせて推奨し、異変を感じたらすぐに医者に相談するよう呼びかけている。なお、しこりは1cmくらいの大きさになると自己検診で分かると言われている。

 その上で、北斗さんの告白は「自己検診、定期検診をしていれば絶対に安心」ではないことを今一度考えさせるものだ。

 たとえ毎年検診を受けていたとしても、しこりが分かりにくい場所にあったり、進行が早かったりするケースがある。さらにその結果、乳房全摘出を余儀なくされることも。

 「乳癌の恐さや乳頭の真裏近くに出来た癌は自分では確認しにくい事、どんな症状で異変に気がついたのか」を大勢に知ってもらうため、あえて乳がんを公表したという北斗さん。日本で一生のうちに乳がんを患う女性は12人に1人(国立がん研究センターがん対策情報センター2010年データ)、そして乳がんのため亡くなる人は年間1万人以上にのぼっており、決して他人事ではない。

 北斗さんはブログの最後で「これだけは言わせてください」として、

  「女性の皆さん、若かろうが年を取っていようが乳癌検診に行ってください!乳癌の専門医にしか分からない自分では直視出来ない、触っても分からない乳癌の位置もある事を、このブログを読んでくださった皆さんにも知ってもらいたいです。毎年検査していても1年で進行の早い癌だと乳房を全摘出しなければならないほど大きくなってしまう癌もあるんだという事を知って下さい」

と呼びかけ、身体の小さな異変を見逃さないよう女性たちに強く訴えた。


余命を宣告されていた★

2015年09月28日 | 秋ネタ

女優の川島なお美さんが24日午後7時55分、胆管がんのため都内の病院で死去した。

昨年1月に腹腔(ふくくう)鏡手術を受け、仕事復帰もしていたが、今月7日のイベントでは痩せ細った姿が見られた。抗がん剤治療を拒否し、女優として再び舞台に立つことはかなわなかった。女優と恋とワインに生きた人生だった。

 1年9カ月にわたった闘病生活は、抗がん剤治療ではなく、民間療法を選択。免疫力を向上させる食事療法などを取り入れた。その理由を「抗がん剤の副作用でステージに立てなくなる可能性があるなら、私は最後まで女優として舞台に立ち続けたい」と周囲に明かしていた。発表会での凄絶(せいぜつ)な姿も、女優として人生を全うする覚悟の表れだった。

 「私の血はワインでできている」との名言通り、ワインを愛したことでも知られた。手術の後は、ほとんど口にしなかった。代表作のドラマ「失楽園」をきっかけに作家・故渡辺淳一さんとの関係が取り沙汰されるなど恋多き女性としても知られた。

 また、昨年11月、鎧塚さんと一緒に眠るためのお墓を探して東京・麻布の寺院を訪れている姿も目撃されていた。遺書も用意し、鎧塚さんに「一緒にお墓に入りたいからできれば再婚しないでね」とのメッセージを記していた。

 25日未明、川島さんの遺体は鎧塚さんと共に無言の帰宅をした。


***


タレントの山田邦子(55)が25日、TBS「白熱ライブ ビビット」(月~金曜前8・00)に生出演。同じ所属事務所で、胆管がんのため24日に亡くなった女優の川島なお美さん(享年54)を悼み、涙をぬぐった。

【写真】2004年、愛犬を抱き笑顔の川島なお美さん

 訃報を受け、24日午後10時ごろ、川島さんが亡くなった都内の病院に駆け付けた。耳元で「起きろ」と呼び掛けたが「ダメだった。小さくなっていましたが(メークを施して)きれいになっていた。Tシャツから赤いワイン色のドレスに着替えさせてあげていました」と振り返った。

 川島さんの夫・鎧塚俊彦さん(49)、山田の夫、歌手・大黒摩季(45)の夫が仲が良く、親交も深かった。

 川島さんの肝臓に小さな腫瘍が見つかったのは2013年夏ごろに受けた人間ドック。舞台出演を控えていたため、悩みに悩みぬいた末に翌14年1月28日に手術を受けた。

 川島さんは余命を宣告されていたといい、山田は「(13年夏の時点で)1年ですよ、と。(鎧塚さんは腫瘍が見つかった)7月から1月までが悔やまれると言っていました。早く(病院に)行けばよかったと…」と明かし、肩を落とした。



ダイコンが1位!?

2015年09月27日 | 秋ネタ

先頃、厚労省が「日本人における野菜の摂取量ランキング」を初めて公表し、ダイコンが1位となって話題を呼んだ。20位まで順位が並ぶが、どの野菜をもっと食べればよいかなどの助言はなく、「毎日プラス1皿」(+70~80グラム)を示しただけ。せっかく初めて公表されたランキングも、これでは消費者が活用しづらい。食べることは健康の基本、そこに新たな医療の必要性が見えてきた。

 【食物繊維が足りていない】

 「今回のランキングは、国民健康・栄養調査をもとに、11月のある1日の調査結果となっています。翌日には摂取量が変わるかもしれず、四季を通したデータでないことから、あまり意味があるものとはいえません」と、日本臨床栄養学会理事長などを歴任し、健康に役立つ栄養素に詳しい「品川イーストワンメディカルクリニック」(東京都港区)の板倉弘重理事長は指摘する。

 確かに、「今日はダイコンを食べていない」人が、いきなり「日本人はダイコンを一番食べている」といわれても、なんだかピンとこない。では、日本人の野菜摂取の現状は、どのようになっているのか。

 「国民健康・栄養調査などの結果を見ると、半数以上の人が1日に食べる野菜の量が少ないといえます。結果として、食物繊維の摂取量が少なくなっています。腸内の解毒や免疫強化、大腸がん予防など、食物繊維は健康に役立つのですが、それが足りていません」(板倉理事長)

 そもそも野菜は、食物繊維を多く含むものが多い。厚労省の「毎日プラス1皿の野菜」を増やすと、食物繊維の摂取量は10%アップするが、板倉理事長は「それでも足りない」という。2皿程度増やすように心がけるとよいそうだ。

 【個人に合わせた情報提供が不可欠】

 しかし、2皿増やす野菜はどれがいいのか。野菜には食物繊維が豊富といっても、できることならば自分に必要な栄養素も合わせて取り入れたい。

 「ビタミンやミネラルは、それぞれの野菜に特徴があります。ナスには、色素のアントシアニンが豊富に含まれ、目の健康に役立ちます。トマトに含まれるリコピンは、抗酸化作用があり、ブロッコリーはビタミンCが豊富です。そういった情報も消費者の方に、きちんと伝わるシステムが必要です」(同)

 現在、農林水産省では、ビタミンやミネラルなどを通常以上に含み、機能性を持つ野菜などの開発に力を入れている。消費者庁の機能性食品表示では、生鮮食品として、「三ケ日ミカン」や「大豆イソフラボン大豆モヤシ」が、骨の健康に役立つことで表示できるようになった。しかし、自分に合った野菜を選ぶには、まだ情報が不足している。

 「医療機関で、ビタミンやミネラルの身体の反応も含めた栄養学的な診断により、個人に合わせた食事指導の体制が必要です。国策として、予防に寄与する医療を提供することで、野菜を自然に選べるようになり、病気も防げるでしょう」と、板倉理事長は話す。予防に向けた新たな医療システムの構築が望まれる。 (安達純子)


デジタル歩数計

2015年09月26日 | 秋ネタ

デジタルツールには、「調べる(=ウェブ検索など)」、「つながる(=メールやSNSなど)」、「見る・聴く(=ビデオやオーディオプレーヤー)」といったさまざまな機能があるが、当欄では「記録する」機能やツールを紹介することが多い。データベース・アプリやサービス、スキャナーなどの紹介に偏っているのは、当欄をご愛読の方はお気づきだと思う。

 記録好きで整理好きの筆者の好みがモロに出ていて恐縮だが、今回ご紹介する「デジタル歩数計」もまた“記録ツール”である。

 最近の歩数計は歩数を測るだけでなく、歩いた距離や消費カロリーのほか、上った階段数や心拍数、睡眠時間や寝返りの回数(=睡眠の質)などを計測できるものもある。そのため、「活動量計」と呼ばれることも多い。さらに、そのデータをスマートフォンやパソコンに転送し、長期の記録保存やグラフでの一覧などもできるのが特徴だ。

 携帯電話やスマートフォンにも活動量を測る機能はある。だが、スマホをデスクに置いたまま席を離れることは意外に多く、正確な歩数が測れない。歩数計や活動量計はやはり、身に付けられる専用ツールがベストだと思う。

 そんな筆者が現在使っているのは、「fitbit flex」(実売価格税込み1万1000円前後)=写真〔1〕。米fitbit社製の活動量計だ。歩数・消費カロリー・歩いた距離・アクティブな時間を記録できるほか、睡眠管理やバイブレーター(振動)による目覚まし機能を備えている。

 fitbitシリーズには服に挟んだりポケットに入れて使う「zip」「one」、リストバンド型の「flex」「charge(HR)」、そして時計型の「surge」(日本未発売)がある=同〔2〕。いずれも無線でデジタル機器にデータを転送する方式で、パソコンとは製品に付属するUSBハードウェアキー=同〔3〕、スマートフォンとはBluetoothで接続する。転送されたデータは、パソコンからはfitbitサイト内の「ダッシュボード」、スマホからは専用アプリ(無料)で確認できる。

実は筆者は2年ほど「one」を使っていたのだが、ズボンのポケットに入れたまま洗濯する失態を2回やらかしてしまった。1回目はoneの生活防水機能が頑張って復活したのだが、さすがに2回目には耐えられなかったようで、利用不能になってしまった。そこでflexを選択したという次第だ。

 fitbitは製品によって搭載されている機能が微妙に異なり、携帯性とファッション性を重視したflexは液晶画面がない。その代わりに5個のLEDランプが目標歩数の達成度などをナビゲートし、データの詳細確認やアラームの設定などは接続した機器側で行う。

 oneからflexに替えた当初は、液晶画面がないことと、腕時計と一緒にリストバンドを着けることの違和感に戸惑ったが、利用開始から1週間ほどで自分なりの使い方を決めたことで、使い勝手はぐんと良くなった。

 まず、歩数をはじめとする活動量はそれほど頻繁に確認するものではなく、時々スマホで見ればいいと割り切った。実際、oneを持ち歩いていたころも、1日の終わりに歩数を確認する程度だった。1日に1度か2度、スマホの画面で活動量一覧=同〔4〕=や睡眠時間・寝返り回数=同〔5〕=を見れば十分なのだ。

 また、flexのリストバンドを使わないことにしたのも大きい。実はflexの本体は100円玉程度の大きさで=同〔6〕、それをリストバンドに差し込んでいる。そこで、この本体だけをコインケースに収納することにした。出かけるときには必ずコインケースを持つので、flexの存在をまったく意識することなく、1日の活動が記録できるようになったのだ。

 活動量計のようなツールはなるべく意識することなく持ち歩けるのがいい。そういう意味では、本体が小さく、どこにでも収納できるflexはベストな選択だった。デジタルツールを使う際は、日常の行動に無理をきたさないモノを選ぶということも重要だと思う。 (佐々木浩二)


祝♪1273ヒット☆

2015年09月26日 | 秋ネタ

       

ラグビーワールドカップ(W杯)イングランド大会に臨む日本代表は、23日、グロスター・キングスホルムスタジアムであったスコットランド代表との予選プールB第2戦を10―45で大敗。一夜明けた24日、フルバックの五郎丸歩副キャプテンが会見した。

19日には過去2回の優勝を経験した南アフリカ代表を34-32で下し(ブライトンコミュニティースタジアム)、わずか中3日開けてのゲーム。攻め込んでのミスがかさみ、終盤に大量失点していた。五郎丸は前半終了間際にピンチを防ぐタックルを決める一方、得意とするゴールキックの成功率を50パーセントとしていた。次戦は10月3日、ミルトンキーンズ・スタジアムmkでサモア代表とぶつかる。

会見の最後には、南アフリカ代表戦後に公開した自身のツイッター(「ラグビーが注目されてる今だからこそ日本代表にいる外国人選手にもスポットを。彼らは母国の代表より日本を選び日本のために戦っている最高の仲間だ。国籍は違うが日本を背負っている。これがラグビーだ」と発信)の真意も明かした。

 

以下、一問一答。

 

―― 一夜明け、改めて心境を。

「悔しい気持ちはありますけど、次に向かってやるしかない」

――チームの雰囲気は。

「悪くはないですね。皆、しっかり気持ちを切り替えられている」

――試合後、仲間にはどんな話を。

「あまり覚えてないです」

――敗因は。

「敗因は色々なところにありますね。負けて、『ああしておけばよかった』と思えることは色々と出てくるんですけど、次に向かっていくしかない。ポジティブに振り返るしかない」

――前半終了間際のタックル。

「うーん…。直前にペナルティーゴールを外して、少し流れが悪かった。ここで得点されるわけにはいかなかった。リーダーとして身体を張れたことは誇りに思います」

――ゴールキックの出来。

「うーん、よくはなかったですね。ただ、僕も機械ではないんで、外すときは外します。そんなに気にはしていないです」

――違った、要因は。

「違った、と言いますと」

――精度が、です。

「要因、は特にないです。さっきも言ったように、僕も機械じゃない」

――サモア代表戦に向けて。

「スコットランド代表とは、ああいった点差が空くほどの実力差はないと思っていますし、昨年のマオリ・オールブラックス戦も1戦目と2戦目で全く違うチームでした(11月1日には21―61で敗戦も、続く8日の同カードで18-20と肉薄)。これだけの能力を持った選手たちがいて、しっかりとトレーニングもしてきています。ヘッドコーチが打ち出した戦術に向け、1人ひとりがやれることをやっていきます」

――自信。

「まず1戦目に勝てたことは大きい。1勝しているのとしていないのとでは違いますし、南アフリカ代表に勝ったことも非常に大きい」

――プレー面では。

「世界一のきつい練習をしてきて、世界と対等に戦えるか。そう思っていましたけど、南アフリカ代表とぶつかって、フィジカルでもフィットネスでも上だったと感じた」

――スコットランド代表戦。ポゼッションは上回っていた。

「南アフリカ代表戦からスコットランド代表戦に向けて、少し、戦術を切り替えた。そこが、あまりよくなかったかな、というところはありましたね」

――ディフェンスで簡単に点を取られる場面があったように…。

「ディフェンスコーチに聞いてください。僕が修正するところじゃない」

――…個人としてはなかなか試合中修正できなかった?

「チームは生き物。いい時もあれば悪い時がある。それをつくづく感じる試合ではあった。南アフリカ代表戦ではいいところが出て、スコットランド代表戦では悪いところが出た。その波を小さくするのがティア1(世界最上位のチーム群)に入る近道かなと」

――前半は7-12と接戦。

「自信は持っていい。ただ、少し焦った部分、個人プレーに走った部分もある。それも経験ですね」

――バックス陣の内容。パスミスもあった。

「通っていればトライです。難しいところです」

――五郎丸選手がタッチライン際へ放ったパスが、そのまま外へ出るシーンもあった。

「コミュニケーションミスというか、普段走っているところに、いなかった、というだけ。そういう日だったんでしょうね」

――中3日でゲーム。疲れは。

「僕は、疲れはなかったと思う。戦術、修正能力。ここですね」

――他の選手を観ても、そう感じるか。

「それを想定してきた。ヨーロッパ遠征でもテストマッチをやった4日後に試合をしたり、トップリーグ(国内最高峰リーグ)が休みの時に合宿をしたり。万全な準備はしてきた。そこに関しては問題ない」

――飛び出す守備網の背後へハイパントを蹴るなど、相手はジャパンを研究してきた。

「研究、してきたでしょうね。彼らにとってはあれがワールドカップの初戦でしたし、我々が南アフリカ代表に勝つ前からしっかり準備をしてきたように思います。全体的に、日本代表の弱点になるであろうというところを突いてきた気がします」

――リーダー陣として、この先どんなアプローチを。

「各々、あるでしょうけど、それを言うと紙面に出ちゃうので」

――精神面での働きかけ。

「メンタルは、荒木さん(香織メンタルコーチ)がずっとサポートしてくれている。問題ないです。気持ちも切り替わっていますし」

――サモア代表戦へ。

「具体的な戦術は出てきていないのであくまでイメージですが、セットピースを軸に走り勝つということだと思います」

――グループリーグ上位2チームが準々決勝へ進めます。その際の勝ち点争いでは、ボーナスポイント(4トライ以上獲得で1ポイント)も重要。

「僕らはチャレンジャーなので、そういうことを考えるレベルじゃない。そういった位置に立てていない。目の前の1戦に勝つことが大事」

――ジャパンのキーマンとして、マークをされている感覚。

「楽しいですよ。僕はそれを楽しんでいます。初戦は緊張しましたけど、肩の荷も下りたというか…。こういった表現はおかしいかもしれませんが、楽しんでいます」

――(当方質問)南アフリカ代表戦後、ツイッターに外国人選手に関する意見を発信していましたが。

「2019年に向けて、クリアしなきゃいけない問題だったと思うんですよね。ラグビーは特殊なので、どうしても『何で外国人が入っているんだ』という観られ方をする。ただ、メディアの方にそこへ注目してもらうことで、『ラグビーはそういうものなんだな』と日本人として理解しやすくなると思います。

我々は2019年(日本開催のワールドカップ)のために日本を飛躍させよう、日本のラグビーを復活させようと、そのために2015年に歴史を変えるんだ、と、4年間しっかりと準備をしてきた…。

そういった経緯で、あのようなコメントを出しました」


厳しい日程でなければと・・・

2015年09月25日 | 秋ネタ

ラグビー・日本代表合宿(ウォリック(英国)24日)W杯1次リーグB組第2戦でスコットランドに10-45と完敗した日本は一夜明け、軽く調整した以外はオフ。

 スコットランド紙「スコッツマン」は主将のSHレイドローの「相手は前半から疲れがあった」という言葉を紹介。「日本には南ア戦の勢いがなかった」と報じた。英BBC放送(電子版)も同様に「南ア戦の活力は時間とともに消えていった」と伝えた。

フランス紙「レキップ」は「中3日は短すぎる。高い強度を維持するのは不可能」と、日本の日程的不利を指摘した。




サモア戦に暗雲が垂れ込めた。エディーHCは、スコットランド戦で負傷退場したNO8アマナキ・レレイ・マフィ(25)=NTTコム=の状態について「今日、またあらためて(病院で)チェックする。結果は分かり次第報告する」とした。

 マフィは交代後、試合中に病院へ運ばれたが、検査後すぐに松葉づえをついて会場に戻っていた。負傷の状態は不明のまま。昨年12月に左股関節を脱臼骨折してリハビリを続け、8月30日に実戦復帰したばかりだった。

 歴史的勝利を挙げた19日の南アフリカ戦は、控えから途中出場した後半ロスタイムにパスを受けると相手を腕で制してボールをつなぎ、劇的な逆転トライを演出。スコットランド戦は「8番のジャージーが着たい」と気合十分で先発出場したが、無念の結果となった。爆発力のあるバネが持ち味で、W杯メンバー発表会見で、指揮官はマフィを「ギフト(贈り物)のような選手」と絶賛。戦力の大幅ダウンも覚悟しなければならない状況に試合後、エディーHCは「大きな痛手だ」と落胆していた。


***


日本ラグビーにとってW杯は屈辱の歴史だった。1995年にはニュージーランドに145失点という歴史的大敗を喫し、通算24試合で挙げた勝利は日本代表のキャップ数30を誇る大八木淳史氏らの1勝のみ。その弱小国が世界的な強豪を破ったのだ。2015年9月19日、日本が優勝候補の南アフリカに34-32で勝利したことは、歴史的な快挙だった。

「ラグビーは“まぐれ勝ち”が起こらないスポーツです。サッカーなどとは違い、弱いチームがゴール前を固めてカウンター狙いをしていればいいわけではない。ゲームの大部分がフォワードの力勝負となり、勝つにはタックルを繰り返して攻め続けなければならず、体格の差が得点やゲーム運びに出てしまう。スクラムで押されるような弱いチームはいずれ押し込まれて失点する。

 そう考えると、体格で強豪国に劣る日本が勝てたことが、いかに奇跡的なことであるかがわかるでしょう。関係者は皆、“生きているうちに見られて幸せだ”と口を揃えています」(ラグビー批評家の中尾亘孝氏)

 ラグビー界は物語が好きだ。古くは1968年、名将・大西鐡之祐(てつのすけ)監督率いる日本代表がオールブラックスジュニア(23歳以下のニュージーランド代表)を破ったことや、宿澤ジャパン(宿澤広朗監督)がスコットランド相手に金星を挙げたことが25年たっても語り継がれている。

 が、世界一にもなれる実力を持った相手を破った今回の偉業はそれらの伝説をすべて上書きした。エディー・ジャパンは100年後も語り継がれる。


密室で手打ちするな!!

2015年09月24日 | 秋ネタ

安全保障関連法案の参院特別委員会での採決(17日)の際、自民党の大沼瑞穂参院議員(36、山形選挙区)が、民主党の津田弥太郎参院議員(63、比例代表)から暴行を受けたとされる疑惑について、自民党執行部は連休明けの24日にも協議し、党として正式な対応を決める。刑事告訴も選択肢の1つとされ、党内からは「最低でも懲罰動議だ」という厳しい声も聞こえている。

 関係者によると、参院第1委員会室で採決が行われた際、大沼氏が委員会室後部の通路にいたところ、津田氏に背後から羽交い締めにされて後ろに引きずられ、投げ飛ばされたという。大沼氏は右手の薬指と小指を突き指し、病院で治療を受け、診断書も作成した。

 前代未聞の“セクハラ暴行”疑惑は、映像にも残されている。動画サイト「ユーチューブ」では24日朝現在、最も多い動画で再生回数が12万8000件を超えており、関心の高さがうかがえる。

 大沼氏は採決後、産経新聞の取材に対し、「想像を絶する暴力的セクハラ行為に非常にショックを受けている」と返答。津田氏は同紙の取材に「関係ない」と答えた。

 この件は連休中、20日のフジテレビ系「新報道2001」でも取り上げられた。自民党の稲田朋美政調会長は「これはまさしく犯罪行為だ。民主主義国家として、法の支配の日本として大変恥ずかしい」と指摘した。

 これに対し、民主党の蓮舫代表代行は「その話は泥沼になる」「わが党の議員も殴られたり、押し倒されてあざができている」などと語った。

 自民党の対応が注目されるなか、永田町では「自民党と民主党の参院幹部が手打ちをしたようだ」という未確認情報も流れているが、それでは国民の理解は得られそうにない。

里のトイレが洋式に変わりました


救助の妨げに!

2015年09月23日 | 秋ネタ

9月10日の正午過ぎ、茨城県常総市で鬼怒川の堤防が決壊。家々や車は押し流され、住民が孤立した。救出に向かったのは自衛隊だった。自衛隊幹部が言う。

「朝9時すぎに茨城県知事から災害派遣要請があり、茨城や東京、千葉、栃木の自衛隊基地から隊員が救助に向かいました。電柱にしがみついた男性やペットとともに家の屋根で救助を待っていた夫婦がいた三坂町で救助にあたったのは、東京・立川駐屯地から急行した第1師団飛行隊のヘリ部隊でした。ところが、現地では救助活動を妨げかねない意外な事態が起きました」

 ヘリから一本の命綱だけで救助者へ向かう隊員の姿は、テレビ東京を除く全キー局が中継した。

「三坂町の現場に一番乗りし、14時20分頃に電柱にしがみつく男性を見つけたのはNHKとフジテレビの中継ヘリ。それから、各局とも“あの男性の映像を撮れ!”と号令が出て、テレ朝、日テレ、TBSのヘリも現場に向かいました。それだけじゃありません。新聞や通信社のヘリも来たので、あの狭い地区の上空に10機ほどの報道ヘリがひしめきあっていました」(民放キー局記者)

 一刻を争う事態なのに、救助地域の上空が大混雑――救助にあたっていた自衛隊のヘリ部隊は危機に直面した。

「パイロットは上下左右300mより近くに他のヘリが寄ってきたら危険を感じ、操縦が制限されます。あの時、電柱の男性らを中心として3km四方ぐらいの地域に、何機もの報道ヘリが飛んでいた。しかも、あの悪天候です。危険きわまりない状況でした。ホバリング(空中での停止状態)して救助しているときはいい。助け終わって救急搬送したいときや、次の現場に救助に向かいたいとき、他のヘリの動きを気にしなければならず、自由に動けなかった」(前出・自衛隊幹部)

 数多くのヘリが飛ぶことで、隊員同士や救助を求める人とのコミュニケーションが妨げられた可能性も指摘されている。

 電柱の男性に自衛隊機が近づいたとき、あるワイドショーのキャスターは、「きたきたきた!」と声を上げた。各社横並びの「救出劇中継」は「視聴率が伸びたのはNHKだけ。民放はいつもの視聴率と変わらなかった」(前出・民放キー局記者)という。

 命懸けで救助にあたった自衛隊員の声をどう聞くか。


アメリカが「利上げ」する理由解説

2015年09月22日 | 秋ネタ

世界的に株価が大暴落するなか、米国はなぜ景気を悪くするともいわれる「利上げ」をするのか。経済学者で投資家の小幡績氏が解説する。

 * * *
 日本や米国では近年、金利引き下げが進められ、「ゼロ金利」と呼ばれる状況になっています。

 金利を下げると、投資や消費が活発になります。企業は安くお金を借りられるので設備投資をしたり、新たなプロジェクトを立ち上げたりしたときに、採算が取れるようになります。仮に金利が5%なら1億円の投資に対して年間500万円儲からないと利子が払えませんが、2%なら200万円の儲けでもトントンになります。だから、企業の設備投資が活発になり、新しいビジネスも起こりやすくなります。

 最大の懸念は、バブルを膨らませてしまうことです。先ほど説明したように、株式投資も不動産投資も金利が低ければ低いほど、盛り上がります。盛り上がるからさらに投資が殺到します。バブルです。

 金融緩和(金利の引き下げ)の目的はそもそも資産市場と関係なく、我々の日常の経済活動を良くするためのものです。企業も個人もお金を借りやすく、使いやすくなります。その結果、経済状況が良くなり、新たに人を雇う必要が出てきて失業が減る。そうした効果を狙って金利を下げるのです。

 ところが、失業は十分減ったのに、金融緩和を続けていると、失業をこれ以上減らせない。当初の目的を達成する効果はゼロで、資産市場のバブルが膨らむリスクだけが大きくなるのです。

 もうひとつの懸念は、「ゼロ%と0.5%は大きく異なる」ということです。(米国の場合は文字通りのゼロ金利を避けるために、0.1%程度にして、これを実質ゼロとしていますが)ともかくゼロというのは危険なのです。要はタダですから、いつでも、いくらでも中央銀行から短期の資金であれば借りられることになる。そうなると、お金がじゃぶじゃぶ余っているような状態になり、金利に関する市場、お金の貸し借りの市場が不安定になるのです。タダより高いものはない、ともいえます。

金融市場がきちんと機能するためには、低い水準でもゼロではない金利で、しかも、中央銀行から民間銀行がいつでも借りられるのではなく、民間の金融機関同士で市場で金利の取引をする必要があるのです。そのためには、ゼロ金利ではいけない。これはもちろん、日本についても同じことがいえます。

 米国の中央銀行は普通の金融政策に戻るための、「出口」を探ってきています。その大きなステップがゼロ金利からの利上げというわけです。

 だから、米国中央銀行は、いろんな批判を受けながらも、一刻も早くゼロ金利から脱却したいのです。景気に対して引き締めを強くしたいわけではありませんから、金利を引き上げてゼロを脱却した後は、ゆっくり引き上げると思います。それゆえ、米国中央銀行は、金利引き上げというよりも、金利「正常化」という言葉を使いたがるのです。

●小幡績(おばた・せき):1967年生まれ。1992年東京大学経済学部卒、大蔵省(現・財務省)入省、1999年退職。2003年より慶應義塾大学大学院経営管理研究科准教授。『円高・デフレが日本を救う』など著書多数。


ダメ男と付き合うと★

2015年09月21日 | 秋ネタ

ダメ男と付き合って振り回されたことは、誰でも一度ぐらいはあるはず。

「あ~、今回もダメ男だった!」と友達に愚痴れるぐらいならいいですが、何年もの時間を費やしたり、お金を使ったり、仕事を失ったり、散々なことも……。

◆それはパチンコ通いから始まった

 ギャンブル好きな彼と8年間も付き合ったIさんは、人生に大きな痛手を負ってしまいました。彼女の経験から、お金にだらしない彼との付き合い方を学んでみましょう。

 Iさんが、共通の友人を通して知り合った彼と付き合いはじめたのは19歳の時。はじめのうちは友人を交えてわいわいと遊びに行くなど楽しい日々を過ごしていました。

 しかし、幸せな日々は短いもの。彼は友人に誘われパチンコ店に通うようになります。

「学生時代、友人と遊びに行く分には良かったんです。問題は学校を卒業して同棲をしはじめてから。その頃は1人でパチンコ店に通うようになっていました。たまに趣味で通うぐらいならいいかなと、そこまで気にしなかったのです……しかし、どんどんエスカレートしていきました」

 ストレス発散ぐらいなら問題ないのですが、ギャンブルは一線を越えてしまうと大変です。

「彼は学校卒業後、就職せずフリーターになりました。しかし、どのバイトも長続きしませんでしたね……人間関係が上手くいかなかったみたいです。仕事もせずにパチンコ店に通う日々が続き、徐々にギャンブル依存症になっていきました」

◆「彼を信じる」ことが、裏目に出ることも

 この人間関係がうまくいかないことにも理由がありました。

「あるバイト先で、お金を盗んだ疑いをかけられ辞めることになりました。彼は盗んでいないと話していたので、その時は私も信じたのです。しかし、今、思えばもう少し疑うべきだったと思います」

 どのバイトも長続きしないのは盗難癖が原因だったよう。しかし、この頃はIさんもそのことに気付いていませんでした。

 お金を盗んだ疑いということを聞いて、「ひどい職場なので辞めて正解!」と励ましたIさん。その後も、定職につかずフラフラとパチンコ店に通う彼。彼はついに消費者金融にまで手を出すようになります。

「一緒に住んでいる人が借金をすれば自分の生活も崩れてしまいます。家賃が払えない、交通費が払えない……となり、私が負担するようになりました。

 当時、私も収入が少なかったため、結局は、自分名義のカードを消費者金融で作ってしまいました」

 とうとう2人で借金を背負うことになります。

「私の給料日が支払日になっていて、給料はその日のうちに全て返済に回ります。生活費がないのでまた借金をして、金利も高くどんどん借金は増えるばかり。返済のために別の消費者金融で借りるという、自転車操業に陥ってしまいました。こうなると返済は難しいですよね……」

◆はじめて彼の盗難癖を疑う

「このままではまずい。と思っていた時、彼は時給の高いパチンコ店で働きたいと言い出します。自分が働いてパチンコ店の裏側を見れば行きたくなくなるはずだ、と言うので様子を見ようと思いました。すでにこの頃には愛情は冷めていたのですが……」

 もう、2人の関係は終わりに近づいていました。

「しばらくすると、今の職場でまた盗難騒ぎがあると彼が話してきました。ある日、『自分もお金を盗まれてしまった。昼食代や交通費を貸してくれ』と言い出します。しかも、また盗難の疑いをかけられたと……その時に、彼に盗み癖があるのではと、はじめて疑いました」

 この頃からIさん自身も謎の体調不良により、仕事がしづらくなったそう。彼もバイトをやめているので、借金は増えるばかり。この頃には消費者金融もお金を貸してはくれなくなっていました。


『薬石』で連勝街道まっしぐら☆

2015年09月20日 | 秋ネタ

9月13日に開幕した秋場所(東京・両国国技館)は、初日から横綱・白鵬が2連敗、そのまま休場を発表し、波乱の幕開けとなった。

 それでも、100年に1人の逸材と称され“怪物”の異名を持つ逸ノ城、横綱初優勝を狙う鶴竜、イケメンぶりが人気の遠藤など、“スー女”(相撲女子)必見の注目力士が大勢いるが、活躍が期待される1人は、照ノ富士だろう。

 今年の夏場所では白鵬の7場所連続優勝を止めて、初めての幕内優勝で大関に昇進。新入幕から8場所での大関昇進は、大相撲で年6場所制が定着した1958年以降、歴代3位のスピード出世となる。その勢いに「今年中に横綱昇進の可能性も!」という声もあるほどだが、そうした躍進の陰に“ある秘密”があるのだという。

 照ノ富士が所属する伊勢ケ濱部屋関係者が語る。

「照ノ富士らのパワーを引き出しているのは部屋の土俵の下に埋まっている『薬石』なんです」

 薬石とは、世界各地の薬草の下に眠っている石で、心身をリラックスさせるなどの効果があるといわれるミネラル天然石。薬石について伊勢ケ濱親方はこう話す。

「20年ほど前、伊勢ケ濱部屋の初代後援会長が薬石を使った製品の研究開発を行っており、さまざまなサポートをしてくれる一環として、薬石を用意してくれました。石をブレンドした水やクリーム、入浴水として取り入れ、体調を整えながら稽古できるよう活用しています」

 土俵の下だけでなく、稽古場の床の下にも薬石が敷いてあるという。

「お腹が痛い時にそこに寝ていると楽になる人もいるし、眠気がある時に座るとしゃきっとする気がします」(同前)

 伊勢ケ濱部屋といえば照ノ富士の他に、横綱・日馬富士など多くの関取が在籍。今、最も勢いのある部屋の強さは、厳しい稽古だけではなかったようだ。

「薬石水を飲むと胃の調子がよい。この水で濡らして締め込み(まわし)をすると気合が入ります」と、日馬富士もお気に入りの様子で、照ノ富士も「稽古後に、薬石の風呂に入ると温まって疲れがとれる」と語っている。

 頑健屈強な力士ゆえにその薬効がどのくらい影響しているのかは、未知数であるが、体調管理に一役買っているようだ。


激やせ川島なお美(54才)

2015年09月19日 | 夏ネタ

《皆さん たくさんの励まし 暖かいコメント 心に染み渡りました 本当にありがとうございます(略) あまり周りに心配する人ばかりいてもかえって良くないんですよ 本人が滅入ります》

 9月9日、ブログにファンへの感謝の言葉を綴った川島なお美(54才)。その2日前、夫の鎧塚俊彦氏(49才)と都内のイベントに参加した川島だが、彼女の姿に現場は騒然となった。

「川島さんが報道陣の前に姿を現すのは今年6月の『愛川欽也さんをしのぶ会』以来、3か月ぶりでした。その時に比べてもあまりに激やせしていたもので…。思わず質問が彼女の体調に関することに集中してしまったほどです」(現場にいたスポーツ紙記者)

 振袖の生地で作られたシックなワンピースで登場した川島だったが、頬はこけ、首筋や肩は骨格が露わになり、二の腕は骨と皮に。身長158cmの彼女だが、現在の体重は30kg台前半だという。

「全然大丈夫。元気ですよ」と気丈に振る舞ったが、体調に配慮した主催者により、会見は5分で打ち切られた。これには川島と旧知の仲という小倉智昭(68才)も『とくダネ!』(フジテレビ系)で「昨年頭に渋谷でバッタリ出会ったけど、その時よりもやせられたんですよね」と神妙な表情で感想を述べた。

 昨年1月、肝内胆管がんが発覚した川島は12時間に及ぶ腹腔鏡手術で胆管を摘出した。幸い、術後に再発や転移は見つかっていないが、「私の血管にはワインが流れている」と豪語するほど好きだったお酒は、一滴も飲めなくなった。

 また、手術で胆嚢を摘出したため消化酵素が分泌されにくくなり、現在の食事は消化の良い発酵玄米や豆乳ヨーグルトを中心に、おかずは全て、ゆっくりと時間をかけて噛んで食べている。

「手術後、川島さんは抗がん剤も放射線治療も一切受けていないんです。今、実践しているのは、免疫力を向上させるための食事療法や、プロテインの摂取、そして適度な運動だそうです。ただ、あの体を見ると、果たしてそうした療法に効果が出ているのか、心配になってしまう部分もあります…」(川島の知人)

 医学博士の狭間研至氏(医療法人大鵬会千本病院の院長代行)が解説する。

「胆管がんなど消化器系のがんの場合、食べられなくなることが多いんです。うまく栄養素が体内に取りこめず、やせてしまったり、脱水症に近い状態になって点滴を打たなければいけないケースもある。術後、がん性悪液質といって、体内に栄養素を保持しづらい状態になってしまう患者さんもいます。胆管がんは、本当に難しい病気なんです」


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激痩せで体調が心配されていた女優の川島なお美(54)が17日、長野県飯田市の飯田文化会館で公演予定だったミュージカル「パルレ~洗濯~」を降板した。

 所属事務所によると、この日朝、宿泊先の伊那市のホテルで、公演スタッフに体調不良を訴えた。現在は長野公演ツアー中で、前日の16日は伊那市での公演に出演していた。体調を気遣い、夫でパティシエの鎧塚俊彦氏(49)も急きょ川島のもとへ駆けつけた。

 29日の新潟市公演、30日の新潟県長岡市公演も降板。11月5日に都内で予定されているソロコンサートについては未定。この日はホテルでそのまま静養し、18日にも病院で検査を行う。その結果を待って今後のスケジュールを検討するという。

 川島は昨年1月に肝内胆管がんの手術を受け、今月7日に都内で行われたイベントに出席。「現在は通院していません」と笑顔を見せていたが、ワンピースからのぞく首筋や肩のラインは骨格もあらわなほどだった。今回の公演中も疲れを見せる場面もあり、スタッフから「体力的に大丈夫だろうか」と気遣う声も上がっていたという。

 一方で、14日の自身のブログで長野ツアーの初日となった松本公演について「歌詞も力強くて、歌いながら元気になります」と仕事が活力剤であることを強調。また「次に目指す報道は、川島なお美激太り!」とジョークを交えてつづっていた。


下流老人化へ★

2015年09月18日 | 夏ネタ

都内の閑静な住宅地の並びに、日が暮れても明かりが灯らない洋館風の一戸建てがある。この家に住む菅井敬子さん(68才、仮名)が「電気代がもったいないから」と夜間も消灯を続けているからだ。

 敬子さんの夫(72才)は30代から外資系コンサルに勤め、日本とヨーロッパを往復する生活を送っていた。52才で独立、子供こそいないが都内に庭付きの一戸建てを持ち、夫婦の老後は安泰のはずだった。

 ところが、夫が働き盛りの58才の時に脳梗塞を発症。仕事ができなくなり、今も後遺症の麻痺と認知症で要介護の状態だ。

 夫婦の現在の収入は14万円程度の年金のみ。夫が海外勤務の時、年金未加入期間があったので、受給額が少なくなった。夫が倒れた時、およそ2000万円あった貯金は毎月の生活費の補填や治療費・介護費用、老朽化した建物のリフォームなどで1年前に底をついた。

 敬子さんは毎日、夕方頃にスーパーに行き、店員が食材に5割引のシールを貼るまでじっと待つ。今年の暑い夏もクーラーはほとんど使用しなかった。

「まさかこんな生活をするなんて夢にも思っていませんでした。夕食のメニューが減ったのを見て、認知症の夫が“なんでこんなに少ないんだ”と怒り出したのを見て涙が出た。あとは自宅を手放すしかないけれど、それでも夫を連れて介護施設に入居するお金はないし、受け入れてくれる賃貸もない…。本当に先が見えません」(敬子さん)

 菅井さん夫婦のケースは決して他人事ではない。「下流老人」──そんな言葉が今世間を賑わせている。名付け親は、『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』(朝日新書)の著者で、NPO法人「ほっとプラス」代表理事の藤田孝典さんだ。

「下流老人とは、生活保護を受ける生活レベルで暮らす高齢者、およびそうなる恐れのある高齢者のことです。現在も増え続けていて600万~700万人いると推定されます。今の日本には、かつては大多数だった中流は存在しません。ひとにぎりの富裕層と、大多数の貧困層というのが実態です。さらに社会の高齢化が進み、非正規雇用で所得の低い若年・中年層はいずれ下流老人化します。近い将来、高齢者の9割が下流老人となる可能性もあります」


トリンドル玲奈

2015年09月17日 | 夏ネタ

9月上旬、深夜1時をまわった東京・代官山の人気書店。トリンドル玲奈(23才)と中村七之助(32才)が、かわいらしい笑い声を響かせて、夢中で会話を続けていた。

 「すっごい楽しそうでしたよ。もう1人、男友達が一緒だったんですが、その彼が何か冗談を言っていたみたいで、そのたびにふたりは大爆笑。ここは深夜といっても業界人をはじめ多くの人で賑わうスポットで、この日も、お客さんは結構いたんですが、ふたりは人目を気にする様子は全然ありませんでした」(目撃した人)

 今年2月に真剣交際が報じられたふたりだったが、交際を公言することはなかった。

 「あの時はまだふたりのおつきあいは始まっていませんでした。それなのに、ああいった形で報じられてしまったので、否定するしかなかったみたいですね。でもその後真剣交際が始まって…。今、七之助さんはトリンドルさんにかなり本気モードなようですよ。

 だから中村屋の講演会やご贔屓筋へ、いつ頃どうやって報告しようかすごく気にしているようです。彼女がハーフタレントということも多少あると思います。中村屋は名門ですし、きちんと筋を通さなければ、梨園の妻になるということに反発する人も少なくないでしょうから…」(歌舞伎関係者)

 日本の伝統芸能である歌舞伎界では、ハーフの役者はこれまで1人しかいなかった。明治から昭和初期に活躍した15代目市村羽左衛門だ。

 「15代目羽左衛門は歌舞伎界でも伝説となるほど美形で、江戸三座の一角を担う名門である市村座の座元として活躍した役者です。しかし、彼の跡を継いだのは実子ではなく養子でした。歌舞伎界がいかに“血”を重んじてきたかということでしょう」(演劇関係者)

しかし、そんな歌舞伎界も今や大きく変わった。尾上菊五郎(72才)と富司純子(69才)夫妻の娘である寺島しのぶ(42才)がフランス人のローラン・グナシア氏(47才)と結婚。今年5月には2才になった長男の眞秀くんが歌舞伎座で舞台デビューしたことは大きな話題となった。

 「七之助さんの父である勘三郎さん(享年57)も生前、“外国人と結婚してほしい。とくにブラジルがいい。サンバの血を引く子供が生まれたら面白い舞台になるぞ”ってよく言ってました。歌舞伎界の花形役者たちが次々と亡くなり、集客も落ちるなか、歌舞伎の世界も変革を迫られています。新作歌舞伎の公演数を増やしたり、新しいファン層を模索しているのもそう。

 玲奈さんは3か国語を話すトライリンガルでも知られますが、何よりもともと大の歌舞伎好き。歌舞伎座にもよく足を運んでいますが、七之助さんの周囲からも才女で国際的で感じがいいとかなり評判もいいんです。反対の声より応援ムードが大きいですよ」(前出・歌舞伎関係者)