里の常連さん情報

横田の里の常連さんが綴る里のネタ特集

ユニクロのヒートテックよりも・・・

2014年01月31日 | 冬ネタ

寒いこの季節、ユニクロの機能性インナー「ヒートテック」は肌身離せない定番アイテムだ。「ヒートテック」は、ユニクロが東レと共同開発した、機能性インナーのパイオニア的存在で、合成繊維のアクリルによる、ピタッとフィットして熱を逃がさない着心地に満足している人も多いだろう。

 しかし実際には、その保温率は20.3%と、それほど高くない。この数値は『モノダス2014』(晋遊舎)が精密迅速熱物性測定装置を使って生地に対する値を測定したもので、比較した8ブランドの機能性インナーの中で6位だったというのだ。

 同様に低保温率だったのが、セブン&アイプレミアムの「ボディヒーター」(19.1%)、しまむらの「ファイバーヒート」(13.7%)だ。

 反対に保温率が高かったのは大手通販会社ベルメゾンの「ホットコット」(24.6%)で、価格も990~1990円で、ユニクロの「ヒートテック」(1290~1500円)と変わらない。古くから肌着の素材として使われている綿を使用しており、柔らかい肌触りと保湿性が優れている。

重さも「ヒートテック」の178グラムに対し「ホットコット」は148グラムと最軽量だ(ともにXLの場合)。綿だけに乾燥時間は約3時間と乾きにくいが、「ヒートテック」にしても約2時間40分と大差はない。

「ヒートテック」は原材料が化学繊維だけなので、乾きやすさは最速だ。むしろ、他社が追随してライバル製品の性能が向上したため、今や「ヒートテック」が誇れるのは乾燥時間くらいかもしれない。

 お得度からいえば、ユニクロの低価格帯ブランドであるGUの「あったかスタイル」が断然上だ。乾燥時間は約2時間50分と「ヒートテック」にはかなわないものの、保温率21.2%、価格は790円とコストパフォーマンス的には抜群だ(重さは180グラム)。ただし、吸汗速乾性を向上させるためにポリエステルを多く用いているので、人によっては着心地が良くないかもしれない。

いずれにせよ、冬の定番アイテムになるべきは、ユニクロの「ヒートテック」ではなく、GUの「あったかスタイル」、ベルメゾンの「ホットコット」なのだ。


学位を取得して2年目の若き女性研究者が☆

2014年01月30日 | 冬ネタ

「誰も信じてくれなかったことが、何よりも大変だった」。従来の常識を打ち破る革新的な万能細胞「STAP細胞」を開発した理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー…(30)は、成功までの道のりをこう振り返った。

 STAP細胞が打ち破った常識は「動物細胞でも外的刺激で初期化した」「あまりに簡単すぎる技術で実現」など数多い。学位を取得して2年目の若き女性研究者が挙げた成果というのも、その一つだ。

 これほど常識破りだったため、昨年春、世界的に権威ある英科学誌ネイチャーに投稿した際は、「過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄していると酷評され、掲載を却下された」。

 だが、「STAP細胞は必ず人の役に立つ技術だ」との信念を貫いて膨大なデータを集め、今回は掲載にこぎつけた。「何度もやめようと思ったけれど、あと1日だけ頑張ろうと続けてきて、いつの間にか今日に至った」と話す。

 昭和58年、千葉県松戸市で生まれた。高校時代にたまたま手に取った科学雑誌の特集記事で「社会に貢献できる」と再生医療に強い興味を持ち、研究者への道を選んだ。

早稲田大大学院を平成20年に修了後、米ハーバード大医学部に留学。担当教官との議論から始めた実験で、動物細胞を外部刺激で初期化できるのではないかという感触を初めて得た。

 しかし、当時の実験データだけでは証明することができず、周りの研究者からは「きっと間違いだ」と言われた。くやしくて、泣き明かした夜は数知れないという。5年越しの努力で、ついに立証にこぎ着けた。

 STAP細胞の再生医療への応用については、「特定の一つの応用に限るのではなく、数十年後とか100年後の人類社会の貢献を意識して研究を進めたい」と将来を見据える。

 「お風呂のときもデートでも四六時中、研究のことを考えていた」というほどの研究の虫。実験で着るのは白衣ではなく、祖母からもらったかっぽう着だ。「おばあちゃんに応援されているような気がするから」と語る。

 実験室の壁はピンク色に塗り替えた。机にはキャラクターが並び「女子」の側面をのぞかせる。研究室にはペットのスッポン。「この子が来てから実験が軌道に乗ったので幸運の亀なんです」と笑顔を見せた。


本田、存在感あり☆

2014年01月29日 | 冬ネタ

サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)、ACミランの日本代表MF本田圭佑(27)が土壇場で劇的な決勝アシストを決めた。26日、敵地でのカリアリ戦に右MFで先発し、移籍後初となるフル出場。3度の決定機を外したものの、試合終了間際に右CKから決勝点を演出し、2-1の逆転勝利に貢献した。

 後半42分にバロテリの直接FKで1-1に追い付いた後の試合終了間際だった。ミランが得たCKのチャンス。本田が右から、左足でカーブをかけたボールを中央へ。イタリア代表FWパッツィーニが足を投げ出しアクロバティックに合わせた。最後まで諦めない姿勢を見せた本田は、ベンチの同僚と抱き合った。

 この日、2試合連続でリーグ戦初先発した本田はこれまでのトップ下ではなく、右の攻撃的MFに入った。「本田の重圧を取り除いてあげたい」とセードルフ監督は話していたが、「技術があり、プレーのビジョンやタイミングがいい」と評価されての起用で、チームの好機に何度も絡んだ。

 本田は前半、2度の決定機を逃し、チームはGKのパスミスから失点した。18分、バロテリからスルーパスを受け、全力疾走でDFの裏に抜け出してGKと1対1に。しかし、右足シュートはGKの正面を突いた。39分にも相手DFの間に走り込み、デシリオの右クロスを頭で合わせたが好セーブに阻まれ、手をたたいて悔しそうなしぐさを見せた。

 後半14分には、カウンターからロビーニョとのコンビネーションで3度目の決定機を迎え、得意の左足シュートを放ったがクロスバーの上へ外れた。

 リーグ戦初得点こそならなかったが、最後の大仕事でチームを救い、背番号10の役割を果たした。

 チームはイタリア杯準々決勝で敗退し、今季無冠の危機だが、リーグ戦はセードルフ新監督が就任してから2連勝。暫定9位に浮上した。

 「本田は素晴らしかった。本人にもそう伝えた。(先発させた)右サイドでは自然なプレーをしていた。過去の右サイドでプレーをたくさんみてきたからだ。さらに良くなる」と指揮官。

 改めて信頼を寄せられた本田が低迷する名門にあって存在感を示し始めている。


給与の不満が動機?

2014年01月28日 | 冬ネタ

アクリフーズ群馬工場の冷凍食品農薬混入事件で、偽計業務妨害容疑で逮捕された工場契約社員、阿部利樹容疑者(49)の奇妙な生活が次々と明らかになっている。人見知りで激情型の一方、明るく子煩悩というとらえづらい性格。年収約200万円の給与の不満が動機として注目されているが、趣味の改造バイクやコスプレには資金をつぎ込む無計画ぶりだった。

 工場関係者によると、阿部容疑者は行方不明となる今月14日まで通常通り工場に出勤し、回収製品の検査作業をしていた。休憩時間に同僚と雑談し、冷凍食品への農薬混入について「いくらでもできるよな」などと発言。しきりに携帯電話でニュースを確認する姿も目撃されている。

 本人は容疑を否認しているものの、動機の1つとしてクローズアップされているのが給与の水準だ。阿部容疑者の年収は推定200万円でそのうち賞与は年約20万円。関係者によると、最近の契約社員の募集内容は、月収約14万円で手取りは12万円程度だったことから、勤続8年にしては、それほど上がっていないことになる。

 面識のある従業員は昨年夏、「あべちゃん」と呼ばれていた阿部容疑者がボーナスの低さに「やってられない」と不満を口にしていたのを聞いている。契約社員の昇級モデルなどは最近変更され、手当もカット。阿部容疑者はベテランの部類だが、能力主義のため、勤務年数が短い同僚の半分以下だったという。

 だが、その半面、趣味の改造バイクには「費用だけで100万円くらいかかっていた」(別の関係者)といい、愛車のスクーターは新車価格で約70万円。人気漫画「ワンピース」のキャラクターなどのコスプレにも凝っていた。そのコスプレ姿でスーパーで買い物することもあったことから「地元では有名人だった」(地元民)。

 昨年12月にはバイク愛好者向けの雑誌が企画した埼玉県川越市の撮影会に参加し、自慢のコスプレを披露。趣味は「大くわがた」と回答していた。実際、自宅(群馬)で、カブトムシやクワガタを育てて縁日などで売っていたとの証言もある。

 笑顔が少なく目線を合わせず、人見知りのようでいて、勤務中は話し好きで、やさしく子煩悩との評も。ただ、気にくわないと「ふざけんなよ」とロッカーを蹴る一面もあった“難しい”性格の阿部容疑者。給与の低さを根に持ち犯行に及んでいたとしたら、信じて購入し、被害に遭った消費者はたまったものではない。


年末年始TV番組総決算

2014年01月27日 | 冬ネタ

新年早々、歌手やテレビ司会者として人気のタレント、やしきたかじん(本名・家鋪隆仁=やしき・たかじん)さんが死去するなど、何かと騒がしかった年末年始の芸能界。忘れないうちに、テレビの主な特別番組を見ていきましょうか。もちろん、リアルタイムですべては押さえていません(毎日飲んでは寝ていました)。テレビ通の知人・友人の力も借りてご紹介します。

 まずは12月31日「NHK紅白歌合戦」。関西地区では第2部(午後9時から11時45分)の平均視聴率が43・8%、関東は44・5%。最近10年では最も高い数字で、NHKもきっと胸をなで下ろしているはず。

 そら、そうでしょう。ドラマ界を席巻した「あまちゃん」のおいしい所を“再現”するわ。大御所・北島三郎さんが紅白卒業を早々と発表していたわ。おまけに、大島優子さんの“AKB卒業発表”のサプライズまで。知人のテレビ誌記者は「今回はとにかく『あまちゃん』の企画が早く始まらないかな~、で見ていたと思います。AKBはノーマークでしたね」。

 当初は「話題不足」と言われていたのに、各世代が注目するネタを仕込む(大島さんの件は乗っかった感じですが…)。数字を稼いで当然でしょう。ただ、司会の綾瀬はるかさんの“カミカミ”は…うーん。「嵐」の皆さんの腹のすわり具合が逆に印象的でした。松本正之会長は称賛でしたが、あそこまでは想定外でしょう。

 ちなみに、スポーツ紙で毎年出ていた「出演者別視聴率グラフ」が、今年は簡略化されていたのはご存じでした? 実は、音楽団体から「最高はまだしも、最低を出すのはどうか」と申し入れがあったとか。これには賛成します。お祭りなんですから、そこまでシビアには…ね。

関西人はマンネリ大好き

 紅白の裏番組としてここ数年君臨する日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しSP!!」。今回も関西23・6%、関東19・8%(第1部=午後6時30分~)、第2部も含めて民放トップでした。パワーダウンが言われましたが、蝶野正洋さんの月亭方正さんへのビンタ制裁やマツコ・デラックスさん、ジミー大西さん、“板尾の嫁”も出産を経て久々に登場。このほか松方弘樹さんや高岡早紀さんが笑いの刺客になりました。関西人は吉本新喜劇にも似たこんなマンネリが大好き。関東人との温度差があるかも。

 ちなみに、年越し版第1回から見続けている同僚のスポーツデスクは「今や、この番組は仕込んだネタより、松本人志の瞬間的反応と演者へのつぶやきがキモ」と通好みな解説。ワンパターンを笑う僕が“幼稚”なんでしょうか。

 一方で、同じく裏番組のフジテレビ系「祝!2020東京決定SP」(前半・後半)は関西2・4%と1・7%、関東2・5%と2・0%と記録的苦戦。同じグループなので強くは言えませんが、さすがに五輪は早すぎましたね。

■タレントの裏かぶり調べても…

 年明けは1日のテレビ朝日系の「芸能人格付けチェック!」。GACKTさんが気になって見ましたが、笑えますね。それと気になる珍事もありました。2日夜に放送されたTBS系「番組対抗!ドッキリアワード2014」、フジ系「新春豪華どっきり祭り!3時間半SP」の“どっきり”モロかぶり。「どちらの局とも、タレントの裏かぶりは調べても、内容までチェックしないし、最近は番組直前まで情報を出さない傾向にあるので…」とは民放関係者の見立てですが、真相は?

 それと、前出テレビ誌記者の「再放送やリメーク版が多かったのは、気のせいかな?」との言葉も気になりました。

 最後に、僕が熱中して見た番組を2つ。30日夜のTBS系「プロ野球戦力外通告クビを宣告された男達」と、2~3日のNHK・BS1「FIFAワールドカップ『日本』戦プレーバック」。前者は今では名物スポーツ・ドキュメンタリー。妊娠中の奥さんを抱えて仕事を失う若手選手を見ると、いつも身につまされます。後者はサッカー日本代表の“進化”がよく分かりました。

 関西では、まだ“松の内”ですが、はやくも今年の年末のテレビ番組が気になるところです。

(視聴率はいずれもビデオリサーチ調べ)

 


NHK「あさイチ」司会の有働由美子さん

2014年01月26日 | 冬ネタ

視聴率が好調なNHK「あさイチ」司会の有働由美子さん(44)を占ってみた。

 彼女は太陽なラテンのような人。だから、好きになったら、自分の気持ちを隠すことができない人です。そして、好きになったらすぐに相手に伝えないと気が済みません。

 相手にも、どう思っているかハッキリさせないと嫌なタイプ。だから、男性関係も積極的なんでしょう。彼女と噂になった人は、離婚直後の石井琢朗氏とスキャンダルを撮られたり、その他にも星野仙一氏や電通社員、井上康生氏、和田アキ子の元付き人の公認会計士など。

 しかし、全て交際が噂されるものの、結婚に至ることはなかった。それは、彼女は女性には強いキングの星を持っているから。最終的には、恋愛より仕事を選んでしまう傾向があります。彼女は今まで4回結婚のタイミングがありましたが、すべてそのときに大きな仕事、チャンスが舞い込んでいます。

 結局、仕事を最優先してしまいます。それは、もう生まれた日の影響ですから、仕方がありません。彼女は、華やかなことが好きで自己主張が強く、人と同じ道や人がやってきたことを自分も同じようにするのは嫌です。

 だから、彼女のことを面白いと評価してくれる人と、またとんちんかんなことをやっているとアンチ派と分かれるでしょう。

 しかし、キングの星をもった彼女は、周囲の評価など気にしません。自分らしく仕事ができれば満足なんです。

誰もやっていないこと、前代未聞のことを自ら突破することに快感を得られるでしょう。だから、どんなときも強く乗り越えるタフさが彼女にはあります。

 そんな彼女も44才。番組の視聴率が好評ですが実は、彼女は41才から来年の45才までモンモン期。このままでいいのだろうか?このまま独身なのでは?なぜ、私がこの仕事をやる意味があるのだろうか?などたくさん考えさせられるときです。

 ツライ出来事や苦しいことも多いときです。手つなぎを噂された男性とも結婚までは至らないでしょう。この時期出逢うのは、いつもとは違うタイプに惹かれてしまいます。

 しかし、そんなカレに飽きてしまうのも早いでしょう。しかし、46才からは、モンモン期から脱出するのでさらに最強になり、有働由美子に目が離せなくなるでしょう!みんなが驚くような人と浮き名を流してくれるかもしれません。

■イヴルルド遥華 フォーチュンアドバイザー。タロット、カバラ占いやオリジナルの占いを基にこれまでに5000人以上を直接鑑定。数々の有名人を顧客にもつ。現在新規の個人鑑定は行っていないが、頻繁にイベントを開催。ポジティブ、元気になれるアドバイスが好評だ。昨年著書「運命のフォーチュン Amulet」(小学館)を発売。さまざまな雑誌でも連載中だ。公式フェイスブックまで


黒田官兵衛

2014年01月25日 | 冬ネタ

果たして黒田官兵衛は名軍師であることを望んだのか。練達の歴史作家は、官兵衛に先立ち名軍師と言われる人々を眺め渡す時、彼ほど頭脳明晰な男がそうした存在に拘泥したかと疑問を呈する。浮かび上がるのは野望を達成し得なかった才器、人に優れた武将の姿だ。(文・清丸恵三郎 写真・伴龍二)

 --すでに『黒田如水』がありますが今回、改めて官兵衛を書かれたのは?

 「以前から、日本の軍師論は情緒的過ぎると思っていた。というのも名軍師と呼ばれている人、たとえば楠木正成にしても、山本勘介や竹中半兵衛にしても、必ずしも成果を上げていないか、志半ばで倒れている。官兵衛のような頭のいい人が、そうした軍師という立場に、果たしていつまでもとどまっていたのかどうか、検証してみたかったのです」

 --大枠では従来の官兵衛像を踏襲しながらも、軍師的側面はあまり描かれていない

 「その点では異端の書かもしれません。史料でも、官兵衛が軍師としてどのような活躍をしたのか、良く分からない。むしろ彼も当時の武将の多くと同様に軍を指揮して軍功を上げ、一国一城の主になりたかったのだと思うのです。そのための手っ取り早い道として、秀吉の下について参謀的役割を果たしたのではないかと。しかし秀吉は自らの中に参謀的資質があり、別にそうした存在を必要とせず、官兵衛はアクセサリーに過ぎなかった。大きな野望を持つ官兵衛はそうした立場に我慢ならず、新たな役割を模索したと思います。言うまでもなく将はライン職、対して参謀はスタッフ職。参謀は陰の存在で、前に出てはならなかった。スタッフ職の限界のようなものは、私自身、都庁に勤めていたときに痛感したので、官兵衛もそうだっただろうなと」

 --そうしたことで官兵衛は、「戦国武将としての純粋性」を貫くようになったと

 「官兵衛は40歳を過ぎると九州征伐の軍監をつとめ、小田原征伐では北条氏との間の交渉役、さらには朝鮮の役においても軍監などの役割を果たします。これは資料的にも明らか。彼は参謀的役割を脱して、そちらへ転じたのでしょう。そうした点で、彼は優れた実務家だったと言えます」

 --でも、与えられたのはわずか中津12万石

 「その意味で、彼は成功感が乏しかったと思いますね。福岡54万石にしても息子長政の関ヶ原での功績に対して与えられたものですから」

 --関ヶ原戦に際して、九州を席巻して天下取りを狙ったという説もありますが

 「いや、それはないでしょう。何しろ彼の領国は12万石に過ぎず、動員兵力は知れています。九州で次々と敵勢を破ったとはいうものの、小さな城や寄せ集めの敵だけですから。冷静に、自分というものの限界を知っていたと思いますよ」

 --それにしても、官兵衛は部下を殺したりしていないし、一族で殺し合うこともなかった

 「当時の武将としては、これは実に珍しい。この点では知の人というよりは情の人ですね」

 --改めて官兵衛の魅力とは

 「妙に乾いた合理性の一方で、トップリーダーにもなりうるような温かさを持っている人。打つ手打つ手が、うわべだけではなく下のものにまで届いている。逆に言うと、現代でもいないような新しいリーダーではないかと。今、ITに振り回されている経営者が多いが、彼ならITを理解し、使いこなし、しかも社員を過労死させたりしない経営者になるように思いますね」

 ■あらすじ 冒頭で、関ヶ原の戦功で筑前一国を与えられた黒田如水・長政親子が、城地を福岡と改称し、旧来の商人町を博多としてそのまま残した話が記される。言うまでもなく福岡は、黒田家が近江から逃れ、姫路に赴くまで身を寄せた備前の地名から来ている。本作品は以下、黒田家の勃興、官兵衛の誕生と話はごくオーソドックスに時代を辿って展開していく。しかし作者は読者が期待するように、智謀沸くような官兵衛の活躍を次々と描いていくようなことはしない。むしろ官兵衛の智謀も、秀吉の前においては陰が薄いとでも言いたげである。作者は「黒田官兵衛は、四十歳ごろからの生き方が、“戦国武将としての純粋性”を貫くようになった」と書く。要するに官兵衛のような賢い人が、軍師などという割の合わない役割に拘泥したはずがないというのだ。独自の視点から描き出した等身大の黒田官兵衛とは-。

 ■童門冬二(どうもん・ふゆじ) 作家。1927年、東京都生まれ。戦後、復員すると東京都庁に入り、企画調整局長、政策室長など要職を歴任。この間、『暗い川が手を叩く』で芥川賞候補に。79年に退任し、作家活動に入る。歴史から現代組織を生きる智恵を導き出す独特の作品群で、サラリーマンや経営者に熱い支持を得ている。代表作に『上杉鷹山』『小説二宮金次郎』『小説太田道灌』など。


一般参賀にぃ~☆

2014年01月24日 | 冬ネタ

8万人を超える人が訪れた新年恒例の一般参賀。その人波の中に、皇居・長和殿のベランダから笑顔で手を振られる天皇皇后両陛下、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻、眞子さまら皇族方を、じっと見つめられるひとりの女性皇族がいた。

 秋篠宮家の次女・佳子さまだ。1月2日、佳子さまは午前9時過ぎ、お忍びでお友達と思われる同年代の女性とともに、桜田門から歩いて一般参賀が行われる長和殿へと向かわれた。

「グレーのダウンジャケットにデニム姿の佳子さまは、チェックのマフラーがよくお似合いでした。ただマスクをされていたため、周囲の人々が佳子さまだと気づくことはなかったと思います。入場者は荷物検査やボディーチェックを受けるんですが、佳子さまも特別扱いされることなく、一般人に交じってお受けになっていました」(宮内庁関係者)

 現在、19才の佳子さまは、今年12月には成人となられる。来年のお正月には、姉の真子さまと同様にベランダに並ばれ、手を振られることになる。どんな思いで、両陛下をはじめとする皇族方を見つめられていたのだろうか。

 今回、佳子さまが一般参賀を見学された背景には、ご両親である秋篠宮ご夫妻が大切にされてきた“皇族としての思い”が反映されているという。

「秋篠宮ご夫妻は、かねてから“国民に近い感覚”をお持ちであって、子育てにおいても“国民感覚”を大事にされてきました。ですから、今年、成人になられる佳子さまに“国民目線で皇族を見る”ということを体験させようと考えられたようです」(前出・宮内庁関係者)

 実は姉の眞子さまも19才のときに、佳子さま同様に一般参賀を見学されている。


23億円☆

2014年01月23日 | 冬ネタ

楽天から新ポスティングシステムでメジャー挑戦する田中将大投手(25)が、ヤンキースと合意したことが22日、分かった。7年1億5500万ドル(約163億円)の超大型契約で、23日(米時間22日)にもヤ軍から発表、田中は仙台市内で会見に臨む。ドジャース、Dバックス、カブスも最終候補に挙がっていたが、名門球団でのプレーを決断した。昨季、24勝0敗の快記録をマークした日本のエースが、世界一奪還に燃えるピンストライプ軍団で新たなスタートを切る。

 無敗の男が選んだのは、やはり“本命”だった。し烈な「マー君争奪戦」を制したのはヤンキース。当初から最も積極的とされてきたメジャー随一の名門だ。伝統のピンストライプが、田中の新たなユニホームとなる。

 田中にはポスティングを申請する前から15球団近くが興味を示し、最終的に条件提示をしてきたのは10球団前後とみられる。ほとんどが年平均で2000万ドル(約21億円)を超える額だった。田中サイドはこれを今週に入ってから絞り込み、最終的にヤ軍を選択した。ヤ軍の提示額は7年1億5500万ドル(約163億円)、1年目から年俸2200万ドル(約23億円)の超大型契約だ。関係者によればカブスやDバックスを上回る金額に加え、最初の4年を終えたら契約を見直せる条件も付帯。気候や住環境のいいドジャースも最後まで候補に残ったようだが、最後は常勝軍団に決めた。

 争奪戦を巡る日米の報道でも、ヤ軍が常に先頭を走ってきた。サバシア、黒田のほかに計算できる先発投手がおらず、昨年は地区3位に沈んで5年ぶりにプレーオフ進出も逃した。覇権奪回へスーパースターの獲得は急務だった。

 ヤ軍の動きも、交渉期限が迫るにつれて熱い思いを隠せなくなっていた。米報道によると、米時間8~10日にロサンゼルスに滞在していた田中のもとへ、ジラルディ監督、キャッシュマンGMら7人が面談に訪れたという。ハル・スタインブレナー・オーナーが15日に「我々は確かに(田中に)興味を持っている。彼はここ(米国)に来て、偉大なことを成し遂げるだろう」とラブコールを送り、主将のジーターも歓迎の意を示していた。

 田中は、関係者に希望の移籍先を問われ、より高いレベルで自らを磨けるとして「(DH制の)ア・リーグの伝統球団」と答えていた。代理人にはジーターを顧客に持つケーシー・クロース氏を選出していた。球団とのパイプも太く、ヤ軍入りにプラスに作用することは分かっていた。“相思相愛”の関係は実を結んだ。

 メディアやファンの目が厳しく、重圧のかかるニューヨークでのプレーも望むところだ。メジャー挑戦を表明した記者会見の席では「新たなステージで自分の力を出したい、挑戦したい。どこでやっても僕のプレースタイル、やる野球は変わらない」と誓っていた。

 23日(米時間22日)にもヤ軍から発表され、田中は仙台市内で会見を開く。昨季、日本球界を制圧した田中の伝説は、いよいよ第2章に突入する。

 ◆田中 将大(たなか・まさひろ)1988年11月1日、兵庫県生まれ。25歳。駒大苫小牧高時代の2005年夏の甲子園優勝投手。06年の高校生ドラフトで4球団から1巡目指名され、交渉権を獲得した楽天に入団。1年目から先発ローテーション入りし、07年に新人王、11年には初の最多勝で沢村賞受賞。昨季は24勝0敗(通算28連勝)で楽天を創立9年目で初の日本一に導いた。08年北京五輪、09、13年のWBC日本代表。188センチ、93キロ。右投右打。

 ◆歴代18位!!超大型契約 7年総額1億5500万ドル(約163億円)は、メジャーリーグでは歴代18位、投手では5位に入る超大型契約となる。年平均2214万ドルも22位に当たる。いずれも新人選手としては従来の記録を大幅に更新する“不滅の記録”となりそうだ。


佐川事件を再度調べろ★

2014年01月22日 | 冬ネタ

「脱原発」を掲げ、東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)への出馬を決めた細川護煕元首相(76)。小泉純一郎元首相(72)の支援を得て意気上がる細川氏だが、東京佐川急便からの1億円借り入れ問題が重くのしかかる。辞任に追い込まれた猪瀬直樹前知事(67)の不祥事とも似たカネ絡みの古傷だ。かつて追及の急先鋒(せんぽう)に立った政界の重鎮は「けじめをつけないままでいいのか。我欲によって晩節を汚すべきではない」と猛批判する。

 細川氏に批判が殺到している。出馬表明しながら、公約を発表する正式な会見をギリギリ最後まで先送りしたからだ。当初「15日」としていたが「17日」「20日以降」と次々と伸ばし、ついに「告示前日(22日)夕方」まで延期した。

 異常な事態に、すでに立候補を表明している舛添要一元厚労相(65)、宇都宮健児前日弁連会長(67)からは批判やあきれる声が漏れている。

 この延期の一要因と考えられているのが、細川氏の1億円借り入れ問題。かつて国会でこの問題を追及したのが、郵政相や自治相、通産相を歴任し、自民党総務会長も務めた深谷隆司元衆院議員(78)だ。

 「細川氏が、首相在任中の1993年、東京佐川急便からの1億円借り入れ問題が発覚した。これにより国会は空転した。予算委員会の筆頭理事として疑惑追及の先頭に立ったのが、深谷氏だった」(永田町関係者)

 そもそも今回の都知事選は、徳洲会からの5000万円借り入れ問題で辞任した猪瀬前知事の後任を選ぶもの。主張を二転三転させて批判を浴びた猪瀬氏だが、深谷氏は「細川氏の疑惑と不思議なくらいそっくり」と指摘する。

1億円の借り入れについて、国会で追及を受けた細川氏は、捺印(なついん)も印紙もなく、振出人の氏名も書かれていない領収書を提出。資金の用途についても、「マンションの購入代金」や「山門や土塀の修繕費」などと説明をコロコロ変えた。

 「釈明には不可解な部分が多く、政治献金である疑いはいまだに残っている。はっきり説明責任を果たさないと、猪瀬氏がダメで細川氏はいいのか、という話になる」と深谷氏。

 当時を振り返り、表沙汰になっていない裏話も明かす。

 「追及を続けているなかで、大和銀行参議院支店(当時)に細川氏が2つの口座を持っていることが分かった。そこでの出し入れが明らかになれば全容が解明できる。国政調査権を行使して『銀行に書類を提出するよう請求しよう』という話になった。すると、旧知の国会議員が訪ねてきて『どうかそれだけは勘弁してほしい』と言う。『それはできない』と断りを入れると、『これで政権も終わりですね』と言った。細川政権が退陣したのはその直後だった」

 細川氏の出馬によって20年前の疑惑が再燃するのは必至だ。

 深谷氏は「もう一度追及されたらすぐにボロが出る。五輪ボイコット発言もあったし、私は『出馬断念の可能性もある』とみている」と指摘した上で、政治の世界に舞い戻ろうとしている喜寿目前の“お殿様”にこう直言する。

 「彼には『晩節を汚すな』と言いたい。現役を退いて夢を再び、というのは我欲以外の何ものでもない。我欲を捨てて後進を育てるのが、われわれ世代の本来の役割のはずだ」

 かつての仇敵からの言葉をどう聞くか。

 


被害届で捜査か?

2014年01月21日 | 冬ネタ

タレントのデヴィ夫人(73)から番組収録中に平手打ちされる暴行を受けたとして、一般の出演女性が今月、警視庁に被害届を出していたことが20日、分かった。

番組は今月15日に放送されたTBS系バラエティー番組「奥様はモンスター2」。番組ではこのシーンは放送されなかった。外部制作の番組で、制作会社は被害届が提出されたことを確認しており、「弁護士に一任している」としている。女性から被害届が出ており、警視庁がデヴィ夫人に事情を聴く可能性もある。

 デヴィ夫人のあまりの怒り方に、スタジオ内は異様な雰囲気となり、スタッフは騒然となったという。収録時にスタジオ内にいた関係者によると、デヴィ夫人の激怒の度合いは「明らかに台本の内容を逸脱したような怒り方で、スタジオ中がどん引きするくらいだった」という。

 番組は制作会社が今月、都内のスタジオで収録。女性は出演者の1人として収録に参加した。スタジオ内でトークをする際、デヴィ夫人とトラブルになり、3度、頰に平手打ちを受けたという。

 デヴィ夫人の所属事務所は20日夜の時点で電話への応答がなかった。

 制作会社は「女性が被害届を出しているのは、社として把握している。推移を見守りたい。この問題については、弁護士に一任している」とした。女性にデヴィ夫人を挑発したり、怒らせたりするような「演出」があったのかどうかは、「今後のこともあるのでコメントは差し控えたい」。トラブルの詳細な経緯などについては明らかにしなかった。

 女性にけがはなかったとみられ、警視庁は暴行容疑で捜査している。場合によっては、デヴィ夫人を含めた関係者から、事実関係について事情を聴く可能性もある。

 放送したTBSの広報は「当事者同士の発生事案なので、今後どう対応していくか、スタンスは決めていない。実際に収録の時に何があったのか、女性が被害届を出したのかどうかは、把握していない」と話している。

 同番組は水曜日の2時間スペシャル番組「水トク!」の枠で放送され、昨年10月に続き、2回目の放送だった。視聴者から寄せられた問題行動のある「モンスター奥さま」の話を再現VTRにまとめ、スタジオのタレントがさまざまな意見を言い合うほか、テーマに沿った問題行動の経験のある一般女性もスタジオに出演。タレントとトークを展開する内容だった。トラブルがあったためか、番組終盤には、スタジオにデヴィ夫人の姿はなかった。


アメリカ人のイケメンで医師の卵

2014年01月20日 | 冬ネタ

歌手の浜崎あゆみさん(35)が渡米先で婚約、お相手と手をつないで仲良く帰国したことが報道されました。

 また、先日、本人がファンクラブサイトで発表したメッセージは、ファン以外の間でも話題に。「ご報告~♪ワタクシLA時間の本日、12月12日に婚約いたしましたぁ~♪ワン、ツー♪ワン、ツー♪--O(≧▽≦)O--♪←」という音譜や顔文字のあふれる文面からも、ものすごく喜んでいる様子が伝わってくると思いませんか?

 きっと浜崎さんは今、幸せの絶頂にいて何もかもが輝いて見える時期なのだと思います。

 そんな浜崎さんのお相手は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の医学部に通うアメリカ人のイケメン男性とのこと。「アメリカ人のイケメンで医師の卵」というだけでも驚きですが、なんと彼の年齢は浜崎さんの10歳年下の25歳! なるほど、これだけピカピカの条件が揃ったお相手なら、浜崎さんが音譜や顔文字で婚約報告する気持ちもわからなくありません。

 二人の出会いは2013年のお正月休み。春に交際をスタートしてからはロサンゼルスで愛を育み、6月にはバリ島へバカンスに出かけたというホットでスピード感のある親密交際のエピソードも聞こえてきています。

 浜崎さんと言えば、2011年の元旦にオーストリア人で俳優のマニュエル・シュワルツ(33)とラスベガスで結婚したものの、翌年には離婚をしたこともニュースになりました。結婚の手続きの関係で浜崎さんの日本の戸籍にはバツがついておらず、じつは「未婚」のまま。なので、今回も一部の報道では「あゆ再婚!」とされていましたが、戸籍上では「初婚」ということになります。

 浜崎さんは、ロサンゼルスにも住居があり婚約者ビザを取得していますが、今度は日本とアメリカの両方で婚姻届を提出するのでは、と言われています。アメリカの外国人永住権“グリーンカード”を手にする日も近そうですね。

 ところで、浜崎さんは日本を代表する歌姫として君臨している人物。トップアーティストだけが感じる孤独も、これまで十分に味わってきたことでしょう。本物のトップはいつでも孤独なもので、いくら近くに優秀なブレーンがいたとしてもそれはビジネス上のこと。本当に本人のことを想って心と身体のケアをする存在は、意外と不在なものです。

 とはいえ、歌手としての魅力をキープするためには、“女っぷり”を上げておくことも大事。だからこそ、今回の熱愛、そして結婚は浜崎さんにとっては仕事でもプライベートでも非常にいい結果を生み出しそうな予感です。

 そもそも、浜崎さんクラスのスターであれば、「外国人」「年下」「イケメン」という三拍子が揃ったパートナーを見つけるのは朝飯前のこと。加えて、私が素晴らしいと思うのは、お相手が「医師」ではなく「医師の卵」だった点です。

 というのも、医師と出会うよりも、医師の卵のうちから自分で育てて立派な医師にしていくほうが“自分の好みのオトコに育てる醍醐味”もあるというもの。医師になってしまえば、お金を使って遊ぶことや女性が寄って来たりするなど、数多くの誘惑が待っているところ、卵のうちから浜崎さんがしっかり彼の手綱を握っていれば散財や浮気のリスクも少ないはず。私の新刊『幸せな結婚がしたいなら年収350万円の男を育てなさい』(牧野出版)でも書きましたが、最近は「女性が男性を育てて結婚する」というスタイルが結婚のトレンドです。浜崎さんの場合も同様、このまま順調に彼を育て上げて、ぜひとも幸せな結婚生活を送ってほしいと思います。

■岡野あつこ(おかの・あつこ) 1954年8月5日埼玉県出身。夫婦問題の悩みを解決するカウンセリング事業や、カウンセラーを育成する岡野あつこのライフアップスクールなどを運営する、株式会社カラットクラブ代表取締役。NPO日本家族問題相談連盟理事長。1991年よりカウンセリング事業を開始、2万5000件以上のカウンセリング実績をもつ。現在は、後進の育成にも力を入れており、ライフアップスクールの卒業生は1800人を超えている。夫婦問題解決のプロとしてメディアに出演し、一人でも多くの人に笑顔が戻るよう日々活動中である


サッカースタジアムの建設構想

2014年01月19日 | 冬ネタ

静岡市が利活用策を検討しているJR東静岡駅北側の市有地(葵区長沼、約二・五ヘクタール)に、サッカースタジアムの建設構想が浮上している。Jリーグの施設基準を一部満たさない「IAIスタジアム日本平」(清水区)に代わり、J1清水エスパルスの本拠地としての活用も探る。ただ建設には数百億円かかるとみられ、周辺の高層マンションや病院などへの配慮が求められることから実現までには曲折がありそうだ。

 複数の市関係者によると、東西約百七十メートル、南北約百六十メートルの市有地に建設できる競技場の規模を調べるなど実現の可能性を探っている段階。災害時に避難可能な公園の整備などスタジアム以外の選択肢も検討している。

 一九九〇年の「東静岡地区新都市拠点整備事業」の計画では、多目的アリーナゾーンに指定されていた。旧清水市との合併に伴う新市庁舎の建設や県立総合体育館の移転の計画もあったが、いずれも実現せず、今も空き地になっている。

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 市は三月末までに市有地整備の方向性を公表する予定。二〇一四年度に策定する市第三次総合計画にも開発重点地区として東静岡地区の将来像を盛り込む。

 市は昨年、市有地の利活用策を専門家や市民から募るため、「文化の発信」「にぎわいの創出」「防災機能の強化」をテーマに都市デザインのコンペを開催。寄せられた提案を基に市民の意見を聞いたところ、スポーツ施設や総合博物館などを期待する声が寄せられた。

 IAIスタジアム日本平はJリーグのクラブライセンス制度の施設基準の一部を満たしておらず、観客席の三分の一以上を屋根で覆うことなどが必要。運営会社は新競技場の建設を市に求めている。チームの関係者は「市内全域から気軽にアクセスできる場所で選手にプレーさせたい」と期待している。


高級食材ドウマンガニの養殖成功☆

2014年01月18日 | 冬ネタ

浜名湖の高級食材ドウマンガニの養殖に、浜松市のNPO法人「地域生物資源研究所」が成功した。今後、養殖施設の規模を拡大して試験を重ねた上で、「五年以内に事業化したい」としている。高根の花が浜松の食卓の味になる?!

 研究所は静岡大名誉教授の久保靖さん(76)が二〇〇八年に設立した。浜松市西区雄踏町の浜名湖畔の養鰻(ようまん)池跡を、持ち主で研究所副理事長の中村吉代さん(82)から無償で借り、百平方メートルのハウスを建設。一二年五月ごろに天然の雌の卵をふ化させて育て始め、この冬に百匹が食用に近い甲羅幅十五センチにまで育った。

 ドウマンガニは共食いするため、養殖は難しいとされてきた。久保さんは、直径と長さがいずれも二十センチの容器を水槽に入れ、容器内で一匹ずつ育てることで克服。量産化した時に管理しやすいように、水深は一五センチと浅くし、常時観察できるようにした。

 また海水と真水の双方をくみ上げる旧養鰻池の井戸を活用し、水槽の塩分濃度をドウマンガニへの負担が少ない濃度に調節。狭い環境で育てる養殖のストレスを軽減させた。

 養殖が事業化すれば、季節を問わず食べることができ、低価格化が期待できる。ゆでて食べるのが一般的だが、脱皮したての柔らかい状態で水揚げすれば、殻ごと空揚げにして楽しめるという。久保さんは「香ばしくておいしい」と新しい食べ方を推奨する。

 久保さんの専門は、応用化学で養殖とは関係ない。特産のドウマンガニで浜松を盛り上げたいと、研究用の実験装置の開発経験を生かして、養殖施設を手作りした。二千五百万円ほどかかった費用は、国などの助成金のほか、退職金から自費で千八百万円を投じている。

 今後は同じ養鰻池跡に、現在の十倍規模の養殖施設を建て、餌やりの自動化など事業化の実証試験を始めたい考え。久保さんは「養殖の成功は全国初ではないか。正月でもドウマンガニを食べられるようになる。経営の才はないので、実証試験後は意欲のある人が引き継いで事業化してほしい」と話す。

<ドウマンガニ> 正式名称はノコギリガザミ。大きいものは、1匹3000円の値がつくこともある。県水産技術研究所浜名湖分場によると、主に5~11月に捕れる。浜名湖の2012年の漁獲量は4トンほど。南方系のカニで浜名湖が生息の北限とされる。稚ガニまで育てる種苗生産は、県温水利用研究センター(御前崎市)などで実施しており、浜名湖に放流されている。

 

再鑑定にも応じます☆

2014年01月17日 | 冬ネタ

女優の喜多嶋舞(41)が、前夫で元光GENJIの俳優、大沢樹生(44)との長男(17)をめぐる出生騒動について、14日発売の「女性自身」のインタビューに応じた。「長男の父親は大沢さん。(DNAの)再鑑定にも応じます」などと激白。大沢は、長男との関係を「私との血縁関係は0%」と主張するが、初めて猛反論した。

 同誌のインタビューで喜多嶋は「おなかの子が別の人の子供だったら、産みますか? 断言します。長男の父親は大沢さん」とキッパリ。大沢は今月7日の会見でDNA鑑定結果について、喜多嶋が弁護士を通じ「金目当てで偽装」と伝えてきたと話していたが、これにも反論した。「(DNA)再鑑定にも応じます」と訴えている。

 2007年に大手出版社の社員と再婚し、翌08年に長女を出産した喜多嶋。現在、子育て中で女優業をセーブし、公の場には姿を見せていなかった。昨年12月24日発売の女性誌「週刊女性」で騒動が発覚した際、同日、報道各社に書面で「少年を巻き込んだ報道に憤りを感じる」などとコメントしたが、父親についての詳細は触れなかった。

 今回の「女性自身」の記事では、これまでの大沢との関係を告白。大沢側からDNA鑑定の結果を昨年伝えられた際、実の父親は俳優の奥田瑛二(63)と決めつけられたとも明かし、「本当にありえない」と憤っている。

 喜多嶋の所属事務所は、インタビューに応じた理由について「『本当のことを私の口から話さないと憶測になってしまう』と語っていました。本人は腹をくくって、本心を話した」と説明。実子問題については東京家裁で調停中で、喜多嶋が応じるという再鑑定については「子供も一般人。(結果)報告することではない」とした。