里の常連さん情報

横田の里の常連さんが綴る里のネタ特集

病気の9割は歩くだけで治る!

2015年12月31日 | 冬ネタ

来年には新幹線で北海道に行ける時代がやってくる。しかし、振り返れば、昔の旅はすべて「徒歩」だった。今では考えられない距離を、てくてく歩いていた昔の人は、当然現代人より健脚で、健康だった。歩くことこそが健康の原点なのだ。

 日本でも、朝の公園などでウオーキングをする人たちの姿を見かけることが、珍しいことではなくなった。しかし、具体的に「なぜ健康にいいのか」「どんな症状に効果があるのか」を知っている人は少ない。

 そこで今回紹介するのが、『簡単、無料で医者いらず 病気の9割は歩くだけで治る! 歩行が人生を変える29の理由』(長尾和宏著、山と溪谷社刊)。

 兵庫県尼崎市にある長尾クリニックの院長である長尾氏は、数多くの著作で知られる開業医。その豊富な臨床経験から、現代人のあらゆる病気や不調の大半が「歩かない生活」が要因となっており、積極的に歩くことで改善が可能であることを突き止める。

 対象となる病気や症状は別表の通り。いくつか当てはまる読者も少なくないはずだ。

 では、どんな歩き方をすれば効果的なのだろう。本書が推奨する歩き方をいくつか紹介する。

 まずは姿勢。おへその下あたりを意識し、胸を開いて肩甲骨を寄せる。そして骨盤をやや前傾させることで「正しい姿勢」が完成する。この状態で、ひじを後ろに引くイメージで歩くと上半身の筋肉が鍛えられる。

 次に「脳」だ。ただ歩くだけでなく、考え事をしながら歩くことで、脳の老化や認知症予防に役立てるのが、長尾式歩行術。著者が勧めるのは「川柳」だ。同じ五・七・五でも、季語を必要とする俳句より簡単な川柳は、歩きながらの頭の体操に最適。言葉を探しながら歩いていると、歩くことが「苦行」ではなくなってくるのだ。

他にも、お気に入りのウオーキングシューズを買う、手ぶらで歩く、「限界」の半分のスピードで歩く-など、毎日続けやすくなる工夫が紹介されている。

 もう一つ、著者が強調するのが、精神的側面での改善効果だ。歩くことで「セロトニン」「ノルアドレナリン」といったホルモンの分泌が促進される。これらが脳内で充足されると、人は幸福感が湧く。セロトニンが「幸せホルモン」の異名を持つのもそのためだ。

 歩くだけで、体も、脳も、心も健康になるのだから、やらない手はないというもの。

 「歩くのがいいことはわかっていても、国はそれを勧めたりしません。なぜなら、病人が減れば医療界はもちろん、莫大(ばくだい)な税収が減って国も困るから。町医者が医療業界と国を批判することが大変面白く感じて、この本を作りました」と語るのは、編集を担当した山と溪谷社の高倉眞氏。

 江戸時代の人は、現代人の6倍の距離を歩いていたという。昔の人にできて、現代人にできないはずはない。6倍は無理でも、2倍、3倍をめざして、まず第一歩を踏み出すことが重要なのだ。 (竹中秀二)

 ■「歩くこと」で得られる健康効果

 ・高血圧、糖尿病、脂質代謝異常症などの「生活習慣病」の予防と改善
 ・がん予防
 ・関節や筋肉など「運動器」の強化
 ・気管支喘息(ぜんそく)、膠原(こうげん)病、脳過敏症などの「免疫系疾患」の予防と改善
 ・不眠や鬱などの改善
 ・認知症予防
 ・介護が必要になりつつある「要支援」の状態改善
 ・セロトニン(幸せホルモン)の分泌促進


日本の伝統工芸品☆

2015年12月30日 | 冬ネタ

みなさん、こんにちは。12月も終わりに近づいてきました。今年は例年に比べて寒さがそこまで厳しくないので、師走という気分があまりしません。私にとって、今年は「エシカル」をいろんな場面で広める機会を得ることができたのが、一番嬉しかったです。

 消費者庁が設置した「倫理的消費」調査研究会では、ふたつの大きな柱を掲げています。ひとつの大きな柱は、一般の消費者にむけて啓発活動を行っていくこと。もうひとつは「地方創生」です。「エシカル」な事業や消費というのは、日本の地方を元気にする役割も担っているのです。そこで今日はみなさんに、

の技術を用いたオシャレな商品をご紹介いたします。

 まず筆頭にあげたいのが、今私の最もお気に入りのモノ。ずばり、漆塗りの携帯のカバーです!戦国武将の兜や陣羽織。そこには現代にも通じる日本人の美意識がありました。その美意識を、現代のツールとして甦らせるべく生まれたのが、このBITOWAが出している漆塗りの携帯カバーです。

BITOWAのメンバーでもある福島県会津若松市の老舗、関美工堂が”本漆の手塗り”にこだわり制作したカバーは、会津塗の伝統技術と新しい感性が融合していて、本当に美しいです。堅牢性、装飾性に加えて、使いやすさや佇まいの美しさも込められています。私の赤のバージョンは、織田信長の陣羽織柄がモチーフとして使われています。携帯を見るたびにうっとり。持っていると必ず誰かに褒められます。

 もうひとつは、携帯カバーと同じく関美工堂が手がける“会津塗”の「ノダテマグカップ」。軽くて丈夫で壊れにくく、手にした時に伝わる“木のぬくもり”が魅力的な“漆の器”です。“漆器”の価値を見直して、日々の暮らしの中や野外でもカジュアルに楽しんでもらおうと開発したのが、この「ノダテマグ」。万が一壊れたとしても、金継ぎなどの技法で修理をして百年は使えるそうです。私もマイカップとしてひとつ欲しいと思っているところです。

 日本の伝統工芸といっても、今までは日常生活の中でなかなか使えないようなものばかりでしたが、今では若い職人さんたちも頑張って技術を受け継ぎながら、日々の暮らしの中で使えるようなものもたくさん出てきました。私たちは「エシカル」のムーブメントを起こす中で、再び日本の伝統工芸に光が当たるように盛り上げていきたいです。
 

■末吉里花(すえよし・りか) フリーアナウンサー。1976年10月16日、ニューヨーク生まれ。慶應義塾大学総合政策部卒業後、TBS系「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターほか、オーガニック&フェアトレードコンシェルジュの資格を生かし、司会やレポーターもこなす。エシカル協会代表。消費者庁「倫理的消費」調査研究会委員。著書に「祈る子どもたち」(太田出版)。公式ブログ(http://ameblo.jp/sueyoshi-rika/)も要チェックだ。


何に興味と意欲が沸くかだ☆

2015年12月29日 | 冬ネタ

 関東を中心に広がっているカジノやパチンコ、マージャンなどの設備を備えた高齢者向けの「アミューズメント型」「カジノ型」と呼ばれる介護事業所を規制する改正条例を、今年、神戸市と兵庫県が相次いで制定し、行き過ぎの懸念があるサービスに待ったをかけました。

 高齢化に伴い、通所介護の利用者は約160万人(2012年度)と13年度の約2・5倍に増えています。また、少ない設備投資で開設できるデイサービス施設は約3万6千カ所(12年度)と01年度の3倍以上に伸びています。

 利用者獲得競争の中、各施設は生き残りをかけ、パチンコやカジノといったサービスを提供し、利用者の興味を引くのです。

 ただ、これらのサービスは高齢者のギャンブル依存につながりかねません。また、税金が投入される介護保険の趣旨にそぐわないという疑問の声もあがります。

 一方で、これらの規制に対し、反論する意見もあがっています。

 兵庫県が条例制定にあたって実施した市民の考えを聞くパブリックコメントには、「適度な遊技の利用はむしろ良い効果が期待されるため、規制するべきではない」との意見も寄せられました。

 「1日でも1秒でも寝たきりにならず自立して生活できるようにすることが、私たちの目標。家に引きこもりがちな高齢者の心のアクティブに火をつけるよう工夫しています」

 こう話すのは、疑似通貨を用いたビンゴゲームなどを行う兵庫県内のデイサービス施設の関係者。

「カジノ型」介護施設が広がる背景には、みんなで歌を歌ったり、折り紙を折ったりといった従来のデイサービスのアクティビティでは満足できない高齢者の登場もあるようです。

 戦後の高度経済成長期に青春を過ごし、さまざまな娯楽を楽しんできた現在の高齢者は、趣味の範囲も、興味の対象も広く、「お遊戯的サービス」だけでは、関心を引くことが難しいといいます。

 デイサービス施設に詳しい関西学院大の大和三重教授(高齢者福祉)は「高齢者の中でも、男性は全員で歌を歌うといったサービスに興味を持てない傾向があります。若いころにパチンコが趣味だった人は、そのようなサービスがあれば、デイサービスに足が向きやすくなるのです」と説明します。

 理解できる話です。

 バリバリ仕事をして、余暇はゴルフやパチンコ、麻雀などの娯楽を謳歌してきた世代の人々が、高齢者になったからといって、みんなで折り紙づくりをするといったアクティビティに興味が向くでしょうか?

 もちろん、折り紙などにも、身体機能を向上させるというデイサービス施設本来の目的があり、必要なサービスという部分もあります。

 利用者が食事も取らずにパチンコやカジノばかり行うといった利用方法に陥らなければ、「カジノ型」も介護福祉の起爆剤として存続できるのではないでしょうか。(F)



それでも34兆円も!!

2015年12月28日 | 冬ネタ

2016年度の政府予算案では、税収が57兆円台半ばと25年ぶりの高水準となる一方、歳出額は96兆円台となる見込みだ。税収以外の歳入も5兆円程度となり、新規国債の発行額は34兆円と7年ぶりの低水準となると報じられている。

 歳出額が15年度当初予算の96・3兆円と同様に96兆円台となったのは、社会保障関係の伸びを抑制したからだ。税収が15年度当初予算の54・5兆円から3兆円程度上回る結果、新規国債は15年度当初予算の36・9兆円から2兆円程度少なくなるという構図だ。

 税収は、経済見通しを反映している。政府は16年度の経済見通しについて、物価の変動を反映した実質成長率が1・7%、名目成長率が3・1%とする方針だ。

 財務省の伝統的な考え方からいえば、名目3・1%であれば、税収増は3・4%程度と見込むことが多い。税収弾性値(名目GDPが1%伸びた場合に、税収が何%増加するかを示す)は、現実には景気回復局面では「3」程度あるが、財務省はできるだけ予算要求が増えないように、かたくなに「1・1」とみるからだ。

 16年度税収見込みをこの「1・1」に基づいて計算すると56・4兆円程度となる。しかし、実際の税収動向などから判断したのか、計算より1兆円多い57兆円台半ばとなっている。その場合、税収増は5~6%程度で、税収弾性値は「2」程度と、やや実態に近くなる。

 15年度の税収の進捗(しんちょく)状況も悪くない。10月末までの累計の税収進捗割合は前年同月比で11・9%上回っている。14年度の税収は決算ベースで54兆円なので、15年度税収は決算ベースで50兆円台の後半になるだろう。

予算案の税収見積もりでは、できるだけ前年度決算ベースの数字を使おうとする。16年度の税収見積もりが15年度の税収決算ベースの数字に近くなるとすれば、57兆円半ばというのは固いところだ。

 16年度予算は、歳出はほぼ前年度と同じで、経済状況に応じて税収増を若干見込み、それで新規国債が減少しているという姿だ。14年4月からの消費増税の影響は2年程度と本コラムで書いたが、さすがに16年度の影響はほぼなくなるだろう。

 懸念材料は、中国経済の低迷や米国の利上げによる新興国経済などへの悪影響である。それに、補正予算が3兆円規模としょぼく、国内総生産(GDP)ギャップ(潜在GDPと現実との差)を埋めるには力不足なので、16年度経済の後押しには今のところ心許ない。

 ただし、16年7月には参院選があり、衆院とのダブル選もあり得るので、その時までには相当大規模の景気対策が打たれることも予想される。そのための財源も外国為替資金特別会計や労働保険特別会計で計27兆円程度あるので心配は不要だ。

 日銀の追加金融緩和という手もまだ残っている。財政政策と金融政策をフル稼働すれば、16年度に実質1・7%、名目3・1%の成長率を達成するのはそれほど難しいことではない。その公算はあると思う。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)


罰金だけは避けたいね♪

2015年12月27日 | 冬ネタ

車で出かける機会も多くなる年末年始のこの季節。気を付けたいのは交通取り締まりだ。

 そこで、ドライバーにうれしいスマホアプリがある。ゼンリンデータコムが配信している、無料スマホアプリ「オービス&取締通知」だ。本アプリは対応エリアの都府県警が公開する交通取り締まり計画に基づき、当日の交通取り締まり実施エリア情報や種別情報をリストで表示してくれる(一部エリアを除く)ほか、全国のオービスマップを見ることができる。

 ほかにも同社が配信しているカーナビアプリ「ゼンリン いつもNAVI[ドライブ]」との連携で、交通取り締まり実施エリア情報を地図上に表示、さらにオービス設置エリア、交通取り締まり実施エリアに近づくとダイアログ表示と音声読み上げで通知してくれる。通知機能はバックグラウンドでも動作するので、運転をしながらでも情報が入手できる。

 「ゼンリン いつもNAVI[ドライブ]」はアンドロイド版で月額324円、iOS版ではApp内課金で30日間360円(ともに税込み)。

 安全運転を心掛けるのはもちろんだが、このアプリを活用して快適なドライブを楽しもう。

 
 
 

世界を制覇とは?!

2015年12月26日 | 冬ネタ

日本など世界各地で18日に公開が始まった人気SF映画シリーズの最新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の世界での興行収入が2億5000万ドル(約303億円)を超えたことが20日、映画情報サイトの集計で分かった。うち日本は約300万ドル(約3億6000万円)だったと算出している。

 17日の先行上映を含めた北米の公開初日(18日)は1億2050万ドルと発表。これまでの記録だった「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」の9110万ドルを超えたとしている。 

日本では「妖怪・・・」がスターウォーズを上回る興行収入だったさうだ!!

大ヒット映画シリーズの10年ぶりの最新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が18日夜、全国で一斉公開された。全国370館、958スクリーンでの封切りは、国内では史上最大規模だ。

 1983年に公開されたエピソード6「ジェダイの帰還」の30年後の宇宙を描く。新キャラに加え、旧作シリーズでおなじみの顔ぶれもそろうとあって、公開前からファンの興奮は最高潮に。

 この日、東京都港区のTOHOシネマズ六本木ヒルズに、コスプレ姿の熱狂的なファンら約1500人が集結。上映時間が近づくと、一斉に雄たけびがあがった。


 メッシは何処にぃぃ♪

2015年12月25日 | 冬ネタ

決勝で欧州代表のバルセロナ(スペイン)が南米代表のリバープレート(アルゼンチン)に3-0で快勝。4年ぶり3度目のクラブ世界一に輝き優勝賞金500万ドル(約6億円)を獲得した。体調不良の影響で、この日が今大会初出場となったFWリオネル・メッシ(28)が前半36分に先制。後半にFWルイス・スアレス(28)が2点を加え通算5ゴールで最優秀選手と得点王に輝いた。また、3位決定戦でJ1王者・広島がアジア代表の広州恒大(中国)に2-1で逆転勝ちし3位に入った。

 不世出のスターが、大舞台で期待通りの輝きをみせた。前半36分、ゴール前の混戦からFWネイマールが落としたボールに反応し、左足で鮮やかな先制点を決めた。ピッチでは誰よりも多い7本のシュートを放ったが、チームへの貢献は得点だけに留まらない。

 神出鬼没なドリブルと鋭いパスで相手を翻弄。17日の準決勝・広州恒大戦でのハットトリックに続き、この日も2得点を決めたFWスアレスらの決定機を演出した。

 17日の試合を尿管結石のため欠場し、試合直前まで出場が危ぶまれた。だが、病み上がりとは思えない圧巻のプレーを披露した背番号「10」は「今後もFCバルセロナとしてより多くのタイトルを獲得していきたい」と喜びを爆発させた。

 チームは今季も欧州チャンピオンズリーグでベスト16まで勝ち上がっており、優勝候補の筆頭にあげられている。史上初の連覇を達成すれば、来年開催されるクラブW杯でも再来日することになるが、その時、ピッチ上にアルゼンチンの英雄の姿はないかもしれない。以前より噂されていた移籍の可能性が現実味を帯びてきているのだ。

 「裁判沙汰にまで発展した父親の脱税問題で、クラブのサポートが不十分だったことにメッシは不満を募らせている。体調面の不安も抱えており、蜜月だったクラブとの関係に微妙な隙間風が吹き始めている」(国際サッカー連盟関係者)

 メッシはここ数年、原因不明の吐き気に悩まされてきた。その原因として、幼少期に発症した成長ホルモンの分泌異常による「低身長症」の治療の副作用が指摘されているが、今回の来日でも体調面の不安が“再発”した。

 「尿管結石との診断だったが、クラブは当初、病名を控えるほどの非常事態だった。幼少期の病との因果関係は分からないが、コンディションが以前より悪くなっているのは確かだ」(同)

 バルセロナの台所事情も移籍を促す材料になる。スター選手を多数抱えるクラブの年間人件費は3億ユーロ(約395億円)近くで、収入の約70%にまで及ぶ。移籍金が300億円超とされるメッシを売却することで、財政の健全化に乗り出す可能性がある。「バルサのメッシ」は今回で見納めになるのか。


「セカンドミール」効果

2015年12月24日 | 冬ネタ

宴会シーズン真っ盛り。外食続きで、肌荒れや便秘が気になり始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。外食が続くと、どうしても不足してしまうのが食物繊維。食物繊維には、次に食べた食事の糖や脂肪の吸収を穏やかにする「セカンドミール」効果があることがわかっています。
宴会続きでお肌も脂肪も気になる……という方は、ランチに「大麦ごはん」「海藻サラダ」「ざる蕎麦」を食べると良さそうですよ!

■今日は宴会!という日のおすすめランチ3つ

(1)大麦ご 

大麦に含まれる水溶性食物繊維「β-グルカン」は、さまざまな健康効果が期待される成分です。次に食べる食事の糖や脂肪の吸収を穏やかにする「セカンドミール効果」に加え、腸内で発酵分解される際に産生される「短鎖脂肪酸」には、食欲に関するホルモンの分泌を抑えて、腹持ちを良くする働きがあることもわかっています。
また、善玉菌のエサとなって腸内環境を良い状態に保つサポートになるので、便秘が気になる方にもおすすめです。

(2)海藻サラダ

海藻のネバネバ成分も水溶性食物繊維の仲間。ですから、β-グルガンと同様の働きが期待できます。また、海藻の色素成分「フコキサンチン」には、脂肪を分解して熱に変える働きのあるタンパク質「UCP1」を増やす働きがあります。脂肪を溜めこむ「白色脂肪細胞」は、UCP1が増えることで、体脂肪を燃やして熱を作り出す働きがある「褐色脂肪細胞」に変化する可能性もあるそうなので、痩せ体質作りにも海藻は欠かせませんね!

(3)ざる蕎麦

蕎麦のタンパク質は「レジスタントプロテイン」と呼ばれ、消化吸収されにくく、腸内で食物繊維と同じような働きをすることがわかっています。
ざる蕎麦なら、温かいお蕎麦と違い、汁を吸ってしまうことがないため、塩分の摂りすぎも避けられて更にヘルシー!
また、蕎麦には、毛細血管を丈夫にして血液の流れをスムーズにする働きのあるポリフェノール「ルチン」が豊富に含まれています。このほか、ビタミン、ミネラルも豊富で、外食続きで不足しがちな栄養素が補えます。いずれもそば粉に含まれる栄養素ですから、10割に近い蕎麦をチョイスして、蕎麦湯も残さず頂くのがおすすめです。


年に一度の宴会シーズン。ランチに工夫をして、肌荒れや脂肪を残さないようにしたいですね。

 

たった1件の苦情で!!

2015年12月23日 | 冬ネタ

「強いコシ 色白太目 まるで妻」。香川県が作った「うどんかるた」の文言が問題視され、販売中止が決まった。県によると、寄せられた苦情はわずか1件だった。

決定について、ネットでは「何が問題なのか」「どこがアウトなの?」と疑問の声が圧倒的だ。香川では県産米「おいでまい」のイメージキャラクター募集をめぐっても、トラブルがあったばかりだ。

「よいイメージを持たない人もいるのではないか」

「うどんかるた」は「うどん県」として売り出す香川県がPRの一環として作製した。

「あ」から「ん」までの句を募集し、集まった2909作品から選考委員会が46句を選定。2015年12月12日のイベント「全国年明けうどん大会2015」で発表されたばかりだった。

県産品振興課によると、冒頭の「つ」で始まる句に対する1件の苦情は12月14日にあった。「よいイメージを持たない人もいるのではないか」という趣旨で、具体的に何が問題なのか指摘はなかった。

県としては「さまざまな意見がある」と受け止め、12月15日からの販売をいったん中止。文言の修正を行うかを含めて、選考委らと再検討する。販売再開については「できるだけ早く結論を出す」(担当者)という。

しかし、この県の決定には、疑問の声が多く出た。ツイッターなどネットには

「え、どこがアウトなの?」
「何でもかんでも悪いイメージに結びつけすぎだろ」
「一応、褒め言葉じゃないの?」

という投稿があふれた。県に対しても電話で「何が問題なのか」という問い合わせが複数あったという。

10月にはイメージガールめぐりトラブル

香川県では、県産米「おいでまい」のイメージガール募集をめぐるトラブルが2015年10月にあったばかりだ。「フレッシュで透明感があり、色白でスタイルの良い方」などとする文言が不適切だとして、ポスターやチラシが修正に追い込まれた。

「これ、おいでまいに苦情入れた人と同一人物(団体?)じゃないの?」という書き込みもネットにある。

さらに、「うどんかるた」騒動が、全く違うところに飛び火するのではないかという懸念も広がった。毒気たっぷりのユーモアで人気がある漫談家の綾小路きみまろさんやサラリーマン川柳について、

「これダメだったら綾小路きみまろ失職じゃないですか」
「これがダメなら、サラリーマン川柳も自粛しそうだなー」

と心配する声が上がっている。


遅かれ早かれ・・・・

2015年12月22日 | 冬ネタ

モデルの平子理沙と俳優の吉田栄作の所属事務所は、2人が離婚協議中であることを認めた。結婚して約20年、芸能界関係者は「これまで離婚しかなったことのほうが不思議だ」と口を揃える。

 今月、平子が俳優の村井克行とすでに不倫同棲を始めており、吉田と離婚協議中であると一部週刊誌が報じたが、平子と吉田はこれまでもたびたび不倫疑惑が報じられてきた。なぜ今このタイミングで離婚なのか。

 そもそも、2人は1995年に吉田が芸能活動を一時休止して渡米している間に、一家でアメリカに移住していた平子と出会い、結婚。吉田は98年に日本で仕事を再開したが、活動休止中の出来事のため、この結婚については謎も多い。

 2人には子どもがいないが、一部では婚前契約の中で子どもはつくらないという内容が明記されているとも報じられている。芸能記者は語る。

「囲み会見では、30代まではたびたび子どもの話題も出ていました。そのたびに平子が『私がまだ子どもなので~』と返すのが定番で、不妊というよりはつくる気がないという印象でした。ファッション業界関係者の間では、平子は子ども嫌いな上、出産で体形が崩れるのを極端に嫌がっているためともいわれています」

 平子の母はネイルアートを日本に広めた平子禧代子氏で、この母親の成功がきっかけで、移住したアメリカではかなりセレブな家庭環境で育ったことでも知られる。芸能界復帰後、かつての勢いを完全に失っていた吉田に「平子のヒモ」とのレッテルを貼る報道も散見された。

 そして2009年5月、平子のヌード写真集を撮影した男性カメラマンとの「イチャつき浮気写真」が週刊誌に掲載された。12年4月には再び女性誌に平子の不倫疑惑と別居も報じられた。その際、平子は報道陣に対し「自宅が2つあるだけ」と釈明。ついに今夏、吉田はハーフモデルの加賀美セイラとの不倫疑惑が女性誌で報じられたが、この件について釈明したのは吉田自身ではなく平子で、テレビのインタビューでこれを誤解としてきっぱり否定した。

●不思議な夫婦

 これまでの一連の経緯を側で見ていたという双方の知人は語る。

「2人はお互いに仕事もありますし、共に自由な生活をしています。平子さんは家事をするわけでもありませんし、一般的な生活感のある夫婦ではありませんでした。どちらがどのあたりから離婚を明確に意識し始めたかは定かではありませんが、平子さんにとっては、『浮気された女』として見られることが何より嫌なはずです。しかも吉田の不倫のお相手は自分より一回りも若い20代のモデル。これが事実なら、彼女のプライドはズタズタだったと思います。そのイメージをどうしても払拭したかったのではないでしょうか」

 これまで不倫疑惑が報じられた数は、平子3回に対し吉田は1回。いずれにせよ、離婚協議中にスキャンダルが起こったことで、泥沼化も予測される。
(文=編集部)


やめたい食べグセ

2015年12月21日 | 冬ネタ

ダイエット中でも、どうしようもなく疲れて身も心もボロボロ、「甘いものが食べたい!」「ガマンなんて無理!」というときもありますよね。

そんなときの対処法を、『やめたい食べグセ』(KKベストセラーズ)の著者、栄養・運動のエキスパートで加圧トレーニング&ピラティス『rinato』代表・森拓郎さんにお聞きしました。

■奥の手は「カカオマス70%」チョコレート

「ストレスで甘いものが欲しくなるのは、ストレスを受けるとコルチゾールなどのストレスホルモンが分泌され、糖質がそのストレスホルモンを抑える働きをするからなんです」と森さん。ストレスで甘いものが欲しくなるのには、理由があったのです。

さらに最新刊「やめたい食べグセ」のなかでは、別のホルモンの影響も指摘しています。

血糖値が上がると、ドーパミンという脳内ホルモンの働きで快感や多幸感を感じるのだそう。「ストレスで気分が落ち込んだ時に甘いものが欲しくなるのは、この働きを無意識のうちに期待している側面もあるのでは?」と森さんは考えています。

そんなときに森さんがおすすめするのはフルーツ類。果糖の甘さである程度の満足感が得られ、カロリーも糖質+脂質の組み合わせが多いスイーツに比べると低めです。

さらにもうひとつ、奥の手として「やめたい食べグセ」のなかで紹介されているのがなんと「チョコレート」。

ただしカカオマスが70%以上のもの、という条件つきです。甘いチョコレートよりも糖質が少なく、脂質であるカカオバターが増えて満足感もアップ。集中力や思考力を高めるポリフェノール、緊張を和らげるテオブロミンも含まれているそう。

どうしても甘いものが欲しいときの強い味方になりそうです。糖質はよいといっても、その際の必要量はほんの少しです。くれぐれも食べすぎには気をつけ、賢く活用しましょう。

■意外と知られていない糖質依存の甘~いワナ

とはいえ、ストレス=甘いものを補給しなければ!という考え方は改める必要がある、と森さん。

「甘いもので糖質を補おう、エネルギー補給しなければ、というのは一種の食べグセです。加えて、甘いものや炭水化物の糖質の方が手軽に摂取しやすいという環境の問題もありますね。甘いものから糖質を摂り続けていくと、行きつくところは糖質依存症(シュガーホリック)です」

「炭水化物(糖質)には強い中毒性がある」という森さん。糖質の多い食生活を続けていると、インスリンの働きで血糖値が下がったときに強い空腹感を感じるように。そこへまた炭水化物(糖質)で空腹を満たすことで、糖質中心の代謝になってしまうのです。

「忘れないでほしいのは、日ごろからタンパク質でエネルギーを増やすよう心がけること。体内で働く糖質は本来、食べた糖質だけでなくタンパク質からも体内でつくることができます。そして、砂糖やフルーツといった吸収の早い糖質はすぐにエネルギーになりますが、その分余りやすくて体脂肪になりやすいのです。タンパク質は必要分だけがエネルギーになり、体内でのエネルギーを調整しやすくもなります。

たとえば100gの糖質と100gのタンパク質、エネルギーは400kcalで同じですが、体のなかで果たす役割は全然違います。糖質はエネルギーになるだけ、いっぽうタンパク質は筋肉や髪の毛になったり、肌を改善したり。糖質を摂る機会を減らしていけば、欲しいと思う気持ちも薄まってきます」

小腹がすいたときこそ、身体にため込んだ脂肪を消費するチャンス。それでも、どうしてもなにかを口に入れたくなったときにはチーズやナッツ、卵といった低糖質で良質のタンパク質や脂質を摂るように心がけるのがよさそうです。

■「カロリーゼロ」でも0kcalじゃない!

甘いものが食べたいとき、つい手が伸びてしまうのが「カロリーゼロ」「カロリーオフ」と表示された商品。

これらについて森さんは「やめたい食べグセ」のなかで、いくつかの数字のマジックがあるので気をつけないといけない、と指摘しています。

ひとつは、「ゼロ」にも「オフ」にもカロリーはある、ということ。100mlあたり5kcal以下で「ゼロ」、100mlあたり20kcal未満で「オフ」の表示が認められているのだそう。

さらに、カロリーを下げるために砂糖の代わりに使われる人工甘味料の危険性にも言及。人工甘味料を定期的、継続的に摂取している人のほうが、そうでない人よりも体脂肪を6倍もため込みやすくなる、というデータも紹介しています。

「ゼロ」や「オフ」といった言葉に惑わされず、自然な食品を正しく摂ることが大切です。

森さんの著書『やめたい食べグセ』には、すぐに実行できる太りにくい食べ方の工夫が多数紹介されています。何気なく続けていた食べ方の怖さに気づくことが、やせる身体づくりの第一歩。努力や我慢より先に、染みついた食べグセを正すことから初めてみませんか?


年内をもって休業

2015年12月20日 | 冬ネタ

先日発表された「ミシュランガイド東京2016」で、世界初の“1つ星”を獲得した東京・巣鴨のラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」は12月16日、2号店「蔦の葉」と本店二毛作の「味噌の陣」について、年内をもって休業すると発表した。本店については営業を続けるという。

公式ブログでは、まず、「突然のご報告になりますが、2号店蔦の葉と本店二毛作の味噌の陣は年内の営業で休業させていただきます」と報告し、「人手不足もありますが、苦情も多く、巣鴨から蔦グループは撤退を考えて今の結論に至りました」と休業理由を説明している。

また、「毎日のようにご意見の電話があり、それに対して現在も色々とやっております。一つ改善すればまた新しいことを言われ続けていくのもなのかもしれません」と、苦情への対応に苦慮していたことを明かし、現在は「物件も平行して探しておりますので、良い物件が見つかりましたらそこで一から始めようと考えております」とのこと。2号店については現在地からは撤退、新たな移転先で営業再開ということになるようだ。

そして「蔦の葉は約1年半と短い期間ではございましたが、沢山の御来店誠にありがとうございました」と感謝。営業最終日は12月27日と告知している。

「Japanese Soba Noodles 蔦」は、もともとラーメン好きの間ではその名を知られる人気店だったが、“1つ星”獲得後にその人気が爆発。多くのメディアが紹介したことも手伝って、その行列は一時4時間待ちとも言われるほどになっていた(※ただし、すぐに行列対策で整理券制が導入されている)。

しかし、殺到するメディア対応なども含め、11月末には公式ブログで「現在現場や事務仕事も多い中、またテレビや雑誌からオファーもありがたいことに続いています。ですが近隣よりまた注意を受けましたので少し控えようと考えています。言われる度に工夫してきましたがキリがありません。多分もう蔦はこの場所での営業は厳しくなりそうです。最近色々なことが重なって心身共に疲れがきてます」とつづり、喜びの一方で近隣との摩擦が増していることに、店主が気を揉んでいたことがうかがえる。

そしてメディアに対し、「取材は近隣への対応が解決しない限り御断りさせてもらっております。せっかくのお話しなのに残念で仕方ありません。早急に動き近隣含め少しでも心身共に快適に出来るように致します」「近隣の注意のもと外観の撮影はご遠慮下さい。外観やラーメンの画像はご提供致しますのでご理解下さいますようお願い致します。無断で撮影された場合はその場で閉店せざるおえません」と呼びかけていた。

なお、Twitter公式アカウントでは「突然のご報告で色々お騒がせしてすいません。まだ僕は神奈川へは帰る予定はありません。とりあえず踏ん張れるまで本店は巣鴨の地で頑張りますので宜しくご支援のほどお願い致します!」とし、「あとミシュランのせいではありません!!! むしろ両店とも名誉の受賞をいただた気持ちです!」と、一部から上がっている「ミシュラン獲ったせいで…」との声にも一言添えている。


なぜ男は羽生結弦が嫌いなのか?

2015年12月19日 | 冬ネタ

16日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)で医師のおおたわ史絵氏が、男子フィギュアスケートの羽生結弦を批判しづらい風潮があると指摘する一幕があった。

番組では「夕刊ベスト8」のコーナーで、日刊ゲンダイに掲載された、劇作家・松崎菊也氏の連載記事「ひねくれスポーツ論」を取り上げた。

記事の中で松崎氏は「なぜ男は羽生結弦が嫌いなのか?」と問題提起したうえで「男なんちゅうものは完璧に完璧を演じて完璧だろどうだ!と言い放つ男が嫌い」「ヒーローは少々間が抜けていたほうが親近感がわく」と持論を展開している。

司会のふかわりょうからコメントを求められたおおたわ氏は「今のこの日本でね、羽生結弦を『嫌い』って言ったら、そうとう非国民っていう感じにはなりますよね」と指摘し、笑いを誘った。

そんなおおたわ氏は、やはり羽生には好感を持っているという。「だってあれだけ世界で戦ってきて、スペインから戻ってきてね」「ドロドロに疲れてるところで、あの振る舞いが君にできますか?できないよ!」と、羽生の人間性を褒め称えた。

ふかわは「羽生くんに限らず、今、誰かを『嫌い』と言いにくい空気感がありますけど」と、おおたわ氏に問いかけると、おおたわ氏は「確かにちょっとダメな男の方が、男性からの人気は得やすい」と分析していた。


近藤誠医師を批判

2015年12月18日 | 冬ネタ

抗がん剤や放射線治療に見向きもしなかったのも先生の影響かもしれません。でも、がんは放置さえすれば本当にいいのでしょうか?〉

 今年2015年9月に54歳と若くして胆管がんで亡くなった川島なお美が、ベストセラー『患者よ、がんと闘うな』などの著書をはじめ"がん放置療法"で知られる近藤誠医師を批判していたことがわかった。

 たしかに、川島は近藤医師からセカンドオピニオンを受けており、そのことが論議を呼んでいた。もともとは近藤医師自身が「文藝春秋」11月号で川島が2年前に近藤医師の外来を訪れ、がん治療のセカンドオピニオンを受けていた事実を明らかにしたのだが、その近藤医師のセカンドオピニオンの内容に対して医学界から「近藤氏の診断のせいで、手術を遅らせ、治るチャンスを逸してしまった」という批判の声が上がったのだ。

 だが、川島自身も近藤医師の診断に怒りをもっていたようだ。12月に発売された川島の遺作『カーテンコール』(川島なお美・鎧塚俊彦/新潮社)は闘病中の手記をまとめたものだが、近藤医師のセカンドオピニオン外来を受診した様子も克明に描かれているのだ。

 13年8月の精密検査で腫瘍が見つかった川島が近藤医師のもとを訪れたのは、翌月の9月のこと。

〈この人だったら命を預けてもいい、そう思える医師に出会えるまで手術はしないと決めて、納得するまでセカンドオピニオンを受け続け〉ることにした川島は近藤医師のセカンドオピニオン外来も予約する。

 近藤医師の著書を読んでいた川島は、その理由をこう書いている。

〈そもそも先生の著書で目からウロコだったのは、「ほとんどのがんはがんもどき。早期発見などで慌てて切るとロクなことはない。生活に支障なく元気ならば様子を見る、放置する、余命3カ月と言われた患者さんも、無駄な治療をせず放置して、何年も長生きしたケースを見てきた」というもの。こういう考え方もあるんだと、感心しました。そしてすぐさま先生に「ご意見を伺いたい!」とアポを取ったのでした〉

 しかし、近藤医師の診断は予想とはまったくちがうものだった。

〈「切る必要はありません。きっとがんもどきです。様子をみればいいでしょう」 そう言われるかと思いきや、意外な答えが返ってきました。「胆管がんだとしたらとてもやっかいだね。2、3年は元気でいられるけど、ほうっておいたらいずれ黄疸症状が出て肝機能不全になる。手術しても生存率は悪く、死んじゃうよ」──言葉が出ませんでした。きっとこの先生の前で泣き崩れる患者さんは多々いたはず。でも、私は初めて会った人の前で泣くなんて、カチンコが鳴ってもいないのにできなかった。また何か悪い夢でもみているよう......〉

「ほうっておいたら、死んじゃうよ」──残酷な死亡宣告に固まる川島。しかし、近藤医師がその後に発した一言に救いを求めてしまう。

〈固まっていると、先生がすぐさま言いました。
「でも肝臓は強い臓器だからね、80パーセント以上腫瘍が占めるまではなんともない。ラジオ波がいいよ」
 一瞬にして光が見えた気がしました〉

 近藤医師が勧めた「ラジオ波」とはラジオ波焼灼術のことで、腫瘍の中に電極計を挿入し、ラジオ波電流を流すことにより、熱によって病変を固めてしまうもの。保険が適用され肝細胞がんでは標準的な治療法とされている。このときの診断を近藤医師は前述の「文藝春秋」のインタビュー記事で次のように語っている。

〈川島さんは『切除手術も抗がん剤治療も受けたくない』とおっしゃる一方で、「とにかく初発病巣だけは何とかしたい」との思いを持っておられるようだったので、僕は切除手術に比較して体への侵襲度がはるかに低い「ラジオ波焼灼術」を提案しました。これなら入院期間も格段に短く済みますからね。彼女には「万が一、転移が潜んでいたとしても、病巣にメスを入れる切除手術とは違い、肝臓に針を刺して病巣を焼く焼灼術なら、転移巣がどんどん大きくなってしまう可能性も低いでしょう」〉


〈(放射線治療との比較をすれば)ただ、制御率の面では、ラジオ波だったら百人やってほぼ百人がうまく行くんだけど、放射線の場合は百人やってうまく行くのは九十数人と取りこぼしが出る可能性があるんです。それでラジオ波を提案したところ、川島さんもかなり乗り気の様子で、「今の主治医に相談してみます」とおっしゃっていました〉

 ラジオ波ならうまく行く、そう聞いた川島は「ありがとうございます。ラジオ波の専門医をもう予約してあるので行ってきます、不幸中の幸い、運ってものがあるとしたら、私は人一倍強いので」と近藤医師と握手して辞去する。

 川島が「運ってものがある」といったのは、次の日、ラジオ波の名医のセカンドオピニオンを受ける予約をしていたからだ。ところが、翌日、関西弁を駆使するマイペースだが頭はシャープそうなラジオ波の名医の一言は再び川島を絶望の奈落に突き落とす。

「う~ん......胆管がんは一般の肝臓がんと違って、ラジオ波じゃとりきれんのですわ。良心的な医者なら90パーセント、今回の場合、ラジオ波はおすすめしませんな」

 なんと近藤医師がセカンドオピニオンとして提案したラジオ波は川島の胆管がんには適応しないというのだ。これにより、川島は途方にくれるのだ。

〈M先生(引用者注:近藤医師のこと)は確かに「私の患者で、胆管がんの人を何人もラジオ波専門医に送り込んだよ」とおっしゃっていましたが、あれって一体なんだったのでしょうか?〉

 その後、川島が腹腔鏡手術の名医であるK先生に出会い手術を決断する10月まで、がんを放置し進行させてしまった。

 結局、近藤医師のセカンドオピニオンは的外れのラジオ波治療というものだった。川島の夫である鎧塚氏も「追記」の中で〈専門医による「胆管がんにラジオ波は有効ではない」との判断とM先生(引用者注:近藤誠医師のこと)との見解の違いについては、確かに今でも疑問に感じることがあります〉と書いている。

 また、診療代についても、川島は不満を書いている。

〈M先生がデータを見ながら説明してくれた時間は、約15分。お支払い含めて20分足らず。消費税がまだ5パーセントの時代、20分のセカンドオピニオンで3万1500円也。領収証は頼んでいないうちから書かれていました。お高い!!〉

 なお、〈この人だったら命を預けてもいい、そう思える医師」である腹腔鏡手術の名医であるK先生のセカンドオピニオンは〈診察に1時間以上かけていただきましたが、お会計は1万円という大変良心的な値段だった〉という。

 そして、川島は冒頭で紹介したように、「序章」で、近藤医師の"がん放置療法"に対し、根本的な疑問を投げかけ、がん患者に"放置療法"に騙されないよう警告まで発している。

〈それからもうひとつ。様々な著書で有名なM先生の存在です。先生の本でためになったこともたくさんあります。即手術しなかったのも、抗がん剤や放射線治療に見向きもしなかったのも先生の影響かもしれません。でも、がんは放置さえすれば本当にいいのでしょうか?(略)私はそうは思いません。がんかもしれないと診断されることで、人生真っ暗になってしまったとしても、それは一瞬のこと。目からウロコの『気づき』をたくさんもらえて、かえって健康的でいきいきした人生に変わることだってある。それは、自分の病への向き合い方次第なんです。(略)がんと診断されたら放置するのではなく、その対処いかんでより健全で、充実した生き方が待っている。それは私ががんになってみて初めてわかったことなのです。がんと診断された皆さん、決して『放置』などしないでください。まだやるべきことは残っています〉

 がん患者は、近藤医師の本に洗脳される前に、川島なお美の声に耳を傾けるべきだろう。
(小石川シンイチ)