里の常連さん情報

横田の里の常連さんが綴る里のネタ特集

パナソニックの最新商品

2015年10月31日 | 秋ネタ

パナソニックは10月10~11日の2日間、『クラブパナソニック ファン・フェスタ』を開催。パナソニックの無料会員組織『クラブパナソニック』が主催するこの初のイベントには、2日間で約3500名のクラブパナソニック会員やその家族、友人たちが訪れた。

 発売前のパナソニックの最新商品の体験や、試食会、豪華賞品が当たる抽選会など会員限定のお楽しみが盛りだくさんと聞き、記者は会場の「東京ドームシティ プリズムホール」に潜入。その模様を逐一リポートしてみたい。

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 今回、いちばんの注目は、西島秀俊のCMでおなじみの「ふだんプレミアム」。“なんでもないふだんを、宝物にしよう”をコンセプトに、日々の暮らしを豊かに変える、上質で洗練された生活家電を新たに提案している。会場内には、洗濯機、冷蔵庫、エアコンのCM撮影セットが再現されていた。

 さっそく記者が目を付けたのは、まだ店頭で見ることができない、ななめドラム洗濯機『Cuble(キューブル)』(11月上旬発売予定)。西島が実際に撮影で座ったという椅子に腰を下ろし、同じポーズを…。まさにキューブ型のシンプルな形は、あえて人に見せたくなるデザインだ。操作パネルを扉の上部に配置するなど、とことんフラットな箱型にこだわっている。腰をかがめることなく洗濯物を取り出せる点もグッド! 温水泡洗浄や、新たに搭載した「低温風パワフル乾燥」など洗濯機としての機能だけでなく、そのキュービックフォルムがまさにプレミアムな空間を演出している。

 また会場には『エアコン Xシリーズ』(10月下旬発売予定)の展示コーナーもあり、実際の温風や冷風を体感できた。新たに世界初の温冷感センサーを搭載し、人体の放熱量から「暑い」「寒い」と感じている人を検知して、ひとりひとりが心地よいと感じる温冷風を届けてくれる。同じ室内で1m以上離れていれば、一度に8人までの異なる温冷風を届けることができるというから驚きだ。

 そして、そろそろ自宅の冷蔵庫が壊れそうな記者が注目したのは、最新の『パーシャル搭載冷蔵庫』。扉がガラス素材で光沢感があり、なんともいえない高級感が…。注目の「微凍結パーシャル機能」は、約-3℃で表面だけを微凍結させるため食品が酸化せず、肉は1週間、刺身は3日間、買ってきたそのままの鮮度を保つことができる。会場では料理研究家の関口絢子さんによる、実演も行われていた。

大盛況だったのは、調理家電を使った試食コーナー。中でも1時間待ちの行列となっていたのが『出張 食べ比べ亭』。五つ星お米マイスターの店として名高い『銀座米料亭八代目儀兵衛』が厳選したブレンド米『翁霞』を、炊飯器『Wおどり炊き』と非搭載のものでそれぞれ炊き上げ、ご飯の味の違いを食べ比べできる。

 長蛇の列に並び、いざ味わってみると…、確かに香りも味もまったく違う! 『Wおどり炊き』で炊いたご飯は、もちっと甘みがあって味が濃く、粒ひとつひとつがふっくらして存在感がある。まさか、こんなにウマい銀シャリをタダで味わえるとは! 一口ずつの食べ比べ後に登場した『お供御膳』は、京都の老舗漬物店『打田』のお漬物、静岡・浜名湖産のうなぎの蒲焼き、博多の料亭『稚加榮』の辛子明太子…と豪華ラインナップ。しかも1膳までおかわり自由とあって、行列ができる理由も納得。

 その後も香ばしい香りに誘われ記者の足が止まったのは、燻製が自宅で簡単に楽しめるスモーク&ロースター『けむらん亭』のブース。試しにチーズの燻製を試食してみると、しっかりいぶされてうまみがグンと増していて濃厚。そのほか、最新のホームベーカリーやスチームオーブンレンジ『ビストロ』などを使った試食も盛りだくさんで、すっかりお腹いっぱいに…。

 会場内ではスタンプラリーも行われ、スタンプを4個集めると、『クラブパナソニック』で使えるコイン500円相当と交換できる。さらに、最大500円相当のコインがもらえる福引きも。来場するだけで500円相当のコインがもらえたので、この日だけで最大1500円相当のコインが貯まる。貯まったコインは、航空会社のマイルや楽天Edy、Suica、nanacoなどのポイントに交換もできる。しかも当日、SNSに♯ハッシュタグを付けてイベントの様子を投稿すると、お掃除3点セットとシャンパンハンドソープがプレゼント! 来場者全員には西島秀俊のクリアファイルも配布された。

 イベントの最後には、大抽選会も開催。『レッグリフレ』、『ハンドブレンダー』、『創風機Q』などのパナソニック製品に加え、食べ比べをした八代目儀平衛のブレンド米『翁霞』、今治タオルなど、各回31名、計186名に賞品が当たったのだった。
 
 気になる最新家電をいち早く体験でき、おいしい試食体験やお土産も…。お得が盛りだくさんの『クラブパナソニック』。いますぐ入会してみては?


がんの発生・増殖に関して

2015年10月30日 | 秋ネタ

ヒトの身体は、約60兆の細胞からなり個々の細胞には2万数千種の遺伝子が記録されている。2003年にヒトゲノム(遺伝子)の解読が完了し、がんは遺伝子変異によって発生すると考えられ、ゲノム解析でがんの発生・増殖のメカニズムが解明されると思われたが、説明できる疾病は予想に反し少なかった。

 近年、がんの発生・増殖に関し遺伝子発現を制御するエピジェネティクスに注目が集まっている。がん治療は、がんの増殖に関わるシグナル伝達や血管新生をターゲットにした分子標的薬が臨床で利用され始めたが、新しい領域としてエピジェネティクス治療に関する研究も進んでいる。

 愛知県がんセンター研究所分子腫瘍学部の近藤豊室長に話を聞いた。

「DNAにある遺伝子は、活性化して発現することで初めて働くようになります。エピジェネティクスは、遺伝子発現をオン/オフにする制御を行なっている機構です。エピジェネティクスには、主にDNAメチル化、ヒストン修飾、クロマチン構造変化、非翻訳RNAの4つが相互作用しながら、遺伝子の働きを調整していると考えられます」

 例えば、一卵性双生児は一つの受精卵から2人が生まれたので、DNAの設計図は全く同じである。しかし一人はがんになり、残り一人はがんにならないケースも見られる。この場合、遺伝子以外にがんの発生に環境因子が関わっていることが考えられる。

 発がんにかかわる環境因子は、「たばこ」「ある種の食品」「感染」「アルコール」が挙げられ、これらは発がん物質として遺伝子変異を起こすだけでなく、エピジェネティクスにも影響を及ぼし、がんになる。

 例えば、肝炎ウイルスに感染すると最終的に肝がんになるが、感染によってエピジェネティクスの一つであるDNAメチル化が肝臓に蓄積し、複数のがん抑制遺伝子が働かないようになっていることが判明した。さらに、肝がんだけでなく、ほとんどのがん細胞でDNAメチル化異常が蓄積していることがわかった。


親から子へ遺伝と環境の関係

2015年10月29日 | 秋ネタ

ちょっと勉強すればデキる子もいれば、頑張っても成績が伸びない子もいる。人の学力には差があるけれど、この差はいつできるのだろう? 幼少期の経験の違いが学力の差を生んでいるのか? それとも体型や体質と同じように親から子へと遺伝するものなのか? 遺伝と環境の関係を20年以上にわたって研究する行動遺伝学者・安藤寿康(じゅこう)さんに聞いた。

「私が研究している行動遺伝学の成果をみると、学力やIQを含めたあらゆる心の動きや行動が、遺伝の影響を受けていると考えられます。ただ、知能や学力に遺伝がかかわっているというと『親が東大を出ているなら子供も勉強がよくできる』というふうに受け取られやすいんですが、これは間違いです。“遺伝がある”ということは、親の特徴が“遺伝する”ことではありません。むしろ、同じ親からまったく違う素質を持った子供が生まれてくるのが、遺伝子の仕組みであり特徴なんです」

人には2万数千種の遺伝子があり、子は両親から半分ずつ、ランダムに遺伝子を受け継ぐ。だから、同じ両親から生まれたきょうだいでも、どういう組み合わせで遺伝子を受け取るかによって性格や能力は異なるし、それぞれ親とはまったく違う素質を持って生まれてくるのだ。

「ただし、生まれ持った遺伝子がまったく同じ双子を調べると、学力や運動能力、絵画や音楽の才能はもちろん、性格や嗜好、収入などの社会的なポジションまで、個人差があるところには必ず、環境だけで説明できない遺伝の影響があることがわかります。一般的に遺伝の影響が強いと思われている体型や体質はもちろん、学力などの才能も同じ生命現象。遺伝が占める割合は、そんなに大きくは変わりません」

安藤さんがセンター長を務める慶應義塾大学ふたご行動発達研究センターでは、2000組以上の双子を対象にした様々な統計調査を行っている。双子なので、育った家庭環境はほぼ同じ。そのなかで、DNAが100%一致する一卵性双生児と、DNAが異なる二卵性双生児のグループを比較して一卵性の方が似ていたとすれば、それは環境要因ではなく遺伝の影響によるものだと考えられる。これを基本的な考え方として、遺伝と環境の割合を調べるのだ。

「私が最初に研究したのは、小学生の英語教育でした。英語を文法中心で教えるグループと会話中心で教えるグループでは、当然ながら文法力や会話力に差が出ます。これは純粋に教育の効果が表れているんですが、一卵性双生児と二卵性双生児のきょうだいをそれぞれ別のグループに入れて比較したところ、ほぼすべての項目で、一卵性双生児の方が二卵性双生児よりも類似性が高かった。総じていうと、英語力をはじめとする学力は、生まれついての遺伝が5割。のちの勉強によって得られる学力は5割程度だといえます」

もちろん、科目や調査項目によって多少の差はある。たとえば、リスニング能力には遺伝の影響がほぼ見られないため経験の差が出やすい傾向があり、文法力の方が遺伝の占める割合が高いことがわかった。興味深いのは、英語を学ぼうとする「意欲」についても、二卵性双生児では類似性が見られないのに対し、一卵性双生児では明らかな類似性が見られたこと。つまり、英語の能力や成績だけでなく、英語に興味を持ったり、積極的に勉強しようとしたりする姿勢にまで、遺伝の影響が表れていたのだ。

「この話を一般化すると、教育方法などの環境が異なれば、能力の違いは出てくる。ただし、遺伝的な素質というものもやはりあるということ。そして、英語力の場合は、能力が高い人は文法を中心に勉強した方が伸び幅が大きいけれど、能力が低い人はそうでもない。むしろ会話式で何回もゲームをやった方が、覚えが早くなるという結果が出ています。遺伝的な素質が違えば、効果的な教育方法も変わってくるのです」

遺伝的な素質があるということは、生まれ持った向き・不向きがあるということだ。ただし、だからといって「親に才能がないから、子供にもない」と考えたり、逆に「親にできることは、子供にもできる」と考えたりするのは早計。その人がどんな素質を持っているのかは、親を見てもわからない。様々なことを経験し、その素質が才能として発揮されることでしか、判断できないものなのだ。


ヤマハ発動機ジュビロの清宮克幸監督も候補?

2015年10月28日 | 秋ネタ

 現在開催中のラグビーW杯で、エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)率いる日本代表が大健闘し、ファンの期待は早くも4年後に向いている。次は日本開催、今大会を経て大きな注目を集めるのは間違いないだろう。次の大会へ向けた今後の課題は何か。

「決定力が足りなかった。前述のようにセットプレーは確かに良かったので、我慢して相手の穴を見つけていく攻撃スタイルで今回はうまくいった。しかし、フィジカルの強い強豪国にはそればかりでは勝てない。トライで得点をあげるため、セットプレーから抜け出して一気にトライに持ち込む決定力を高めてほしい」(ラグビージャーナリスト・村上晃一氏)

 4年後といえば日本代表を取り巻く環境も大きく変わる。課題は2つ。ポスト・エディー問題と、さらなる日本代表チームの強化をどうするかだ。

 まず考えなくてはならないのは監督人事だ。すでにジョーンズHCは今大会限りでの日本代表監督の退任と、スーパーラグビー(※注)の南アフリカチーム「ストーマーズ」監督への就任が決まっている。ただ日本人の母と妻を持つジョーンズ氏は、日本代表のHC職に未練がある、との話もある。

【※注:ラグビー強豪国であるニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの3か国から計15チームが出場し競う、クラブチームの国際リーグ】

「南アフリカチームとの契約は3年間とのことですが、本人は『2年で日本に戻ってくる可能性もある』と周囲に漏らしているようです。今回の結果で気をよくしており、W杯の公式サイトのインタビューでも『日本に戻ることは常に検討するだろう』と答えている」(スポーツ紙デスク)

 ただやはり望み薄といわざるを得ない。そのため協会は次期代表監督の選考に入っており、後任候補には60人もの名前が挙がっているのだという。

「実際の有力候補は、フィジー代表のジョン・マッキー監督ですが、フィジーとの契約をW杯日本大会の2019年まで延長したとの情報もある。あとは国内事情に明るいということでパナソニックのロビー・ディーンズ監督や、サントリーのアンディ・フレンドHCの名前も挙がっている」(同前)

 世界のトップリーグでの経験がある外国人監督を望む声がある一方、代表監督はやはり日本人で、という要望も根強い。

「次のHCは日本人でもいいと思う。ヤマハ発動機ジュビロの清宮克幸監督はいい。非常にクレバーなうえ、プレーヤーとしてはフル代表の経験がないからこそ、苦労を知っている。指導者としてヤマハを日本一に導くなど結果を出しているし、ここまでの日本人指導者はほかにいないのでは」(元日本代表・大八木淳史氏)


朝、ヨーグルトを食べると太る?

2015年10月27日 | 秋ネタ

《朝、ヨーグルトを食べると太る》。そんな衝撃理論を発表したのは、米国・シリコンバレーで成功したIT寵児。15年間、30万ドル(約3600万円)を投じて世界中の食とダイエットを研究したという著書『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』(デイヴ・アスプリー著、ダイヤモンド社刊)の中で、こんなふうに説明している。

 空腹時の腸内細菌は脂肪を燃やす絶食誘導脂肪因子(FIAF)を生成するのだが、糖やでんぷんが与えられると、FIAFの生成が止まり、体が脂肪を蓄えてしまうようになる。それゆえ菌の豊富なヨーグルトも、朝の空腹時に摂ると、FIAFの生成が抑えられ太ってしまう、というのだ。

 これまであまり深く考えたことはなかったけど、ヨーグルトは美と健康のために朝食べることを習慣にしてきた人も多いのでは? じゃあ、夜食べればいいってこと?

 ダイエット専門のエステサロンにて食事指導の経験がある、管理栄養士の磯村優貴恵さんは次のように解説する。

「腸がうまく動く時間帯は夜22時から2時頃。その時間帯に、腸の中に善玉菌がたくさんいたほうがいい。善玉菌が腸内にたくさんあると、消化吸収を助けるほか、代謝がよくなったり、免疫力アップにつながったり、お肌がきれいになったりと健康と美容効果が期待できます。口に入れてから腸に届くまでには、3時間ほどかかるので、夜ご飯の時間帯に食べると、腸がいちばん元気な時に善玉菌を届けることができます」

 また、一般保険診療のほか、便秘外来、健美腸ドック、ダイエット外来などの専門診療も行う小林メディカルクリニック東京院長の小林暁子さんは、朝派でも夜派でもない。

「ヨーグルトは栄養素に富み、たんぱく質やミネラル、カルシウムが効率よく摂れますが、それなりに脂肪分がある食材。夕食が遅くなりがちな人や外食しがちな人は、そこにヨーグルトをプラスするとカロリーオーバーになり、肥満につながります。それならむしろ、朝や昼に摂ったほうが、カロリーを消費できます」

 腸内環境に加え、カロリーや消化時間などを総合すると、ヨーグルトは昼間~夕飯の時間帯に食べるのが正解?


日本の「制空権」

2015年10月26日 | 秋ネタ

2015年は航空業界にとって激変の年となった。国内3位のスカイマークが経営破綻し、紆余曲折を経て実質的にANAの支配下に入る。かねてより日本の「制空権」を巡ってしのぎを削ってきたJALとANAの2強のパワーバランスに変化がもたらされた。

 世界的な好景気による需要増で、両社は今年の第1四半期でともに過去最高益を記録。JALは2010年の経営破綻から完全に立ち直ったように見えるが、両社の最新の力関係はどうなっているのだろうか。

 今回、30代前半の大手紙経済部若手記者のA氏、同じく40代の大手経済紙記者B氏、40代の業界誌記者C氏、長く航空業界を取材してきた50代のベテラン経済ジャーナリストD氏の4人に集まってもらい、航空業界の“裏事情”を話してもらった。

A「JALの今年第1四半期の純利益は326億円で過去最高を更新。経営破綻から完全に脱却した感がありますよね」

B「いやいや、ナショナルフラッグとして君臨した過去を知る上層部の社員は今でも『昔に比べれば……』が口癖だよ」

C「ANAもインバウンド(訪日外国人)需要などが好調で増収増益が続いている。しかも、喉から手が出るほど欲しかったスカイマークの羽田発着枠を手に入れたのだからウハウハですよね」

〈今年1月に民事再生法の適用を申請したスカイマークの救済を巡っては、ANAと米デルタ航空がそれぞれ支援案を提示する争奪戦が繰り広げられ、ANAによる支援案が勝利した。総額180億円とされる出資枠の内訳は投資ファンドのインテグラルが50.1%、残りをANAが16.5%、ANAの取引銀行である日本政策投資銀行と三井住友銀行が共同出資するファンドが33.4%の株式を保有することで決着した。〉

D「スカイマークの持つ『羽田発着枠』が2強にとって持つ意味は本当に大きい。1つの発着枠で年間20億~30億円の利益が出るとされていて、JALは183.5便、ANAは171.5便と拮抗していた。スカイマークはその発着枠を36便も持っていたので、ANA傘下になることで2強の支配下にある枠数は逆転した」

B「しかもスカイマークは、『羽田―福岡』『羽田―札幌』という日本で最も“太い”路線を持っていた。

 ANAは当初、新生スカイマークに自社から社長を送り込むつもりだったが、さすがに国交省から“やり過ぎ”と待ったをかけられた。それでもANAと関係の深い政策投資銀行の常務だった市江正彦氏がスカイマーク社長になったのだから十分でしょう。実質的に羽田の“制空権”はANAのものになった」

C「ANAにとっては“してやったり”だろう。彼らは内心、5215億円もの債権放棄や累計4000億円もの法人税減免などの公的援助で再建したJALのことを“ドーピング企業”だと思っているからね。

 今回、デルタ航空が突然スカイマーク救済に名乗りを上げたとき、ANAは“デルタをけしかけたのはJALなんじゃないか”と疑心暗鬼だったようです」

B「一方のJAL側からは“ANAにならなければどこでもいい”とアライアンス(航空連合)が異なるデルタを“応援”する声が聞こえたくらいだから、それほどスカイマークをライバルに渡したくなかったんだろうね」


ドラマ版『下町ロケット』 

2015年10月25日 | 秋ネタ

「阿部さんが大福を食べるシーンがあるんですが、リハーサルでは食べないだろうと思ってラップにくるんでおいたんです。でも阿部さんはそれを外してガブリ。ハードな撮影日程でも、リハも本番さながらに本気の演技を見せる阿部さんの妥協のない姿に引っ張られて、他の共演者もスタッフも燃えてますよ」(TBS関係者)

 大ヒットした池井戸潤・原作の『半沢直樹』(TBS系)や『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)に続き、今秋最注目のドラマ『下町ロケット』(TBS系・21時~)が10月18日にスタートした。

「『半沢』の制作チームと同じですから、テンポのよさと映像や音楽のクオリティーは折り紙付き。『半沢』と同じロケ場所を使ったり、背景に映っているテレビに『半沢』と同じ映像を流すなどの遊び心も満載で、スタッフからは“懐かしい!”という声も上がっていました」(撮影スタッフ)

 主役の阿部寛(51才)が演じるのは、父親の後を継いで町工場の社長になった宇宙科学開発機構の元研究員・佃航平。佃が社員らとともに、自分の夢であるロケットエンジンの開発に打ち込んでいく中で、メーンバンクから融資を断られたり、ライバル企業から身に覚えのない特許侵害で訴えられたりと、さまざまな難題に立ち向かう姿が描かれている。

 撮影現場を引っ張るのはもちろん主演の阿部。前出・TBS関係者が言う。

「阿部さんの気遣いにはいつも驚かされます。現場に着くと、スタッフ向けにいつも何かしら甘い差し入れが届いているんです。東京・入谷にある人気和菓子店『竹隆庵 岡埜』の大福だったり、『ゴディバ』のチョコレートだったり、団子やフルーツなど、どれも気の利いたものばかり。

 そんな阿部さんに女子スタッフはすでに虜。先日、阿部さんが夕食の弁当を選ぶのに、『チキンのトマト煮』か『スイートチリえびマヨ』かで、眉間にしわを寄せて、大いに悩んでいたんですが、そんな一コマでも“カッコよすぎて絵になる”と評判になっていました(笑い)」

 ドラマの見所について、阿部は雑誌のインタビューでこう語っている。

《“悪”の存在が悪いほどドラマは面白くなる。(中略)池井戸さんの作品はそのキレがいいのでそこを大事に作っていきたい》

『半沢』では、主人公に立ちはだかったオネエ口調の片岡愛之助(43才)や超イヤミな上司役の緋田康人(51才)の役柄が鮮烈だったように、池井戸ドラマでは数々の“名悪役”が輩出されてきた。

「今回の現場でスタッフが息をのんだのが、落語家の春風亭昇太さん(55才)の悪役っぷりです。主人公に向かって『御社の技術開発力を評価している者は、当行にひとりもいません』と言い放ち、融資を打ち切ろうとするメーンバンクの融資担当の役柄ですが、そのせりふの言い回しのいやらしさは撮影で見ていても本当にイラッとしました(笑い)。薄ら笑いを浮かべた表情と独特のネチネチとした口調は、まさにハマり役で、池井戸作品“史上最悪”の名脇役といわれるかもしれません」(前出・TBS関係者)

 主人公との迫真の対決は必見!


 なぜ日本代表は“突然”強くなったのか?

2015年10月24日 | 秋ネタ

「新しいラグビーの歴史を作りました」──エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)が凱旋記者会見で日本語で語った。その通りだ。

 ラグビー日本代表はW杯で強豪・南アフリカを下すと、サモア、アメリカを撃破し、予選成績は3勝1敗。惜しくも勝ち点の差で決勝トーナメント進出を逃したが、現地イギリス紙は、「大きな体格同士の闘いになりがちなラグビーだが、日本は技術で補える余地があることを知らしめた」(ガーディアン紙)、「最も不運で最も勇敢なチーム」(デイリー・テレグラフ紙)と、日本代表の健闘をこぞって賞賛した。

 なぜ日本代表は“突然”強くなったのか? ラグビージャーナリストの村上晃一氏が解説する。

「これまでの日本代表はW杯を見据えてチーム強化をするというより、『目の前の試合でベストを尽くせば、いずれ力がつく』という考え方でやってきた。それがエディー・ジャパンになったことで、4年間みっちりW杯本番を見据えて入念に準備する体制になった。

 具体的には、4年間の長期計画を組んだうえで、本番前の今年は4月からみっちり練習を積み上げてきた。練習も多い時は早朝5時から、1日4回に分けた走り込みやチームプレーのメニューをこなしていた」

 他国の選手は自分が普段所属するチームのリーグ戦などに時間を割かれ、2か月程度しかW杯に向けた練習ができない。そんな中、日本代表はW杯に向けて猛練習を行なっていた。

 体格に勝る優勝候補チームと戦うには、ぎりぎりまで筋力とスタミナをつけ、スピードと持久力で対抗するしかない。その練習は内容、量ともに通常の域を超える。厳しすぎる指導に、一時は「反エディー派」ができたともいわれる。

「ジョーンズHCは徹底して、選手をいじめ抜きましたからね。彼には選手に嫌われてもいいという信念があった。ジョーンズHCにいじめられて辞めていった選手は実は少なくない。その反面、チームに残ったメンバーはとことん鍛えられました」(ラグビー批評家・中尾亘孝氏)

 HCを信じて苦難に耐え抜き、そして報われた。だから選手たちはアメリカ戦後に涙を流したのだろう。バックアップ体制にもジョーンズHCの徹底があったようだ。村上氏の話。

「この4年間、エディー・ジャパンは今回のW杯で試合会場となる競技場を使ってのテストマッチを組んだり、選手が大会中に泊まることになるホテルを選手自身が事前に見学できるようにしたりと、つねにW杯本番を意識させるよう仕向けてきたんです」

 海外遠征や国内での国際試合、合宿などを含め、こうした代表チームの行動には先立つものが必要だ。

「協会に無理をいって、多額の費用をかけてチーム強化をしてきた。今回の日本代表のめざましい活躍に、資金難も少しは解消されるかもしれません」(中尾氏)



穏やかな最期を迎えるには

2015年10月23日 | 秋ネタ

920日放送のNHKスペシャル『老衰死 穏やかな最期を迎えるには』は大きな反響を呼んだ。

番組は平均年齢90歳の高齢者約100人が生活する東京・世田谷の特別養護老人ホーム「芦花(ろか)ホーム」に密着し、延命治療を施さず、徐々に人生の最終ステップに向かう人たちと見守る家族の姿を伝えた。

 増加する老衰死は「自然なこと」だと番組にも出演した同ホームの石飛幸三医師は指摘する。
 
「老衰死とは直接の死因となる病を持たず、老いによる身体機能の低下で死を迎えることです。共通する特徴は『食べる』という機能が低下することで、それが身体全体の機能を低下させていく。平均寿命(男性80.5歳、女性86.8歳)あたりが老衰死を迎える年齢の目安になります」
 
 そして、「老衰で死ぬ」とはどういう状態を指すのかが最新の研究では明らかになってきた。注目されているのが継続的な「体重の減少」だ。
 
 2013年に東京有明医療大学の研究者が介護保険施設で亡くなった約100人の高齢者のデータを収集・分析している。この研究では高齢者が1日に摂取したカロリー量とBMI(体重を身長の2乗で割った値)の変化を追った。
 
 すると興味深いことに、毎日一定量のカロリーを摂取している高齢者は、死を迎える56年前から体重が減り続けていた。バランスよく健康的な食生活を続けていたのに、体重維持に結びつかなかったのだ。
 
 この不思議な現象についてNスペでは、老衰のメカニズムを研究するジョンズ・ホプキンス大学のニール・フェダーコ教授が「細胞の変化」が原因だと指摘した。

フェダーコ教授によると、年齢を重ねるにつれて体内の細胞の数が減り、栄養素を吸収する小腸の組織や筋肉などが萎縮する。小腸の内壁は襞(ひだ)状になっており、それによって表面積が広くなり、より効率的に栄養を吸収できるようになっている。その襞が萎縮してしまうと、摂取した食事の栄養を体内に取り込めなくなり、体重も維持できなくなる。

 また、老化した細胞からは「炎症性サイトカイン」と呼ばれる免疫物質が大量に発生する。この物質が細胞の外に分泌されると周りの細胞の老化を促進し、体内の臓器や細胞が慢性的な炎症状態になり、機能低下を引き起こす。
 
 例えば筋肉が炎症すると運動機能が衰え、肺を動かす筋肉の炎症は呼吸機能の低下を招く。これらが互いに結びつき、少しずつ生命の維持を困難にしていくと考えられている。
 
 このように老化が進み、死期が近づくと、体重だけでなく「食事量そのものが減少する」と指摘するのは石飛医師だ。
 
 今年3月、「芦花ホーム」で93歳の女性が老衰で亡くなったが、亡くなる2か月ほど前から食事量がそれまでの半分に減っていた。施設は通常の食事から介護用のプリンにメニューを変えたが、それでもなかなか受け付けなかった。
 
「この女性は段々と食事の最中にも眠るようになり、亡くなる1週間ほど前から何も食べられなくなりました。年老いた体が食べ物を受け付けなくなるのは“終わりのサイン”。これは老衰死の典型的なパターンです」(石飛医師)


「霊能者」の沖紘子(ひろこ)

2015年10月22日 | 秋ネタ

松田聖子(53)、早見優(49)ら人気芸能人の命名者として知られ、女性週刊誌などで「名古屋の神様」として注目を集めているのが「霊能者」の沖紘子(ひろこ)氏である。

 彼女の評判を耳にして沖氏の門を叩くのは、何と芸能関係者に限らない。沖氏の「力」を頼って、政財界の大物たちまで、密かに彼女の元に通っている。

 例えば、ホテルなどを抱える大手鉄道会社の重役は年に数回、沖氏を訪ねてアドバイスを受けているという。そのときは、彼女の言葉を一言も漏らさぬよう、事細かにメモしているそうだ。

 ほかにも高級官僚や議員、スポーツ事業を手がける有名実業家、私大経営者など各界の大物たちが沖氏の「信奉者」だという。

 彼らの相談内容は新しい取引先との相性や不動産売買の時期、会社や事務所を移転するタイミングなど多岐にわたる。

 本誌は沖氏の力で人生が大きく変わったという50代の男性実業家A氏と接触した。男性は情報通信事業を中心とする7つの会社を営んでいる。

「本当に先生にはお世話になっているので……」

 言葉を選んで慎重に話すA氏。沖氏に初めて会ったのは25年前のことだという。

「当時、私はある会社のセールスマンで営業成績はいつもトップでした。ヤンチャな若造が調子に乗って独立しようと思い、あるご縁があって沖先生のご自宅にお伺いした。そこで自分で考案した会社名を相談したら、“この名前で行け”とアドバイスをいただけた」

 この時、沖氏にかけられた言葉をA氏は今も忘れられないと話す。

「あなたは全国統一するような事業をやるはずだ。そうすれば大成する」

 だが、この時は沖氏を信じ切れなかったという。

「当時は名古屋限定でビジネスを始めるつもりだったので、“全国統一”という言葉は正直ピンときませんでした。相談に来たのが無駄だったとさえ思ったほどです」

 だが、それから10年後、沖氏の予言は現実となる。

「北海道から沖縄までクライアントが全国に広がるビジネスに参画することになり、年商は一気に7倍になりました。30代の頃は鳴かず飛ばずだったのに、沖先生の言葉通り、全国展開したら道が開けた。そこで初めて、沖先生の慧眼を知った」

 成功の足がかりを築いたA氏はさらに事業を拡大していった。この25年間を振り返り、A氏は「沖先生という存在が心の奥にあることが大きい」と何度も繰り返す。

 A氏のように沖氏にすがる大物は少なくない。彼らはどうして、彼女を頼るのか。その謎を普段は公の場に姿を現わすことのない沖氏に聞いた。

「本来、人間は皆悩みを抱えているものです。しかし、経営者など社会的な地位が高くなると周囲に相談できる人が少なくなる。彼らは考え抜いた上で私のところに相談に来る。きっと彼らは自分なりの答えをしっかり持っているんです。その“保証”を私にしてほしいのでしょう。彼らには実行力がありますから、私は少しだけアドバイスをすれば十分なんです。

 また最近は子供や孫に後を継がせたいから姓名判断してほしいといった依頼も少なくありません」


J1から静岡勢が消える!

2015年10月21日 | 秋ネタ

今年5月、「“サッカー王国”崩壊危機! J1から「意識だけがビック」の静岡勢が消える!?」(参照記事)という記事を寄稿した。

 J1リーグ第13節を終えた段階での記事だったため、清水エスパルスを愛するサポーターからは、「まだファーストステージだからわからない」「嫌味な記事だ」と批判的な声を多く頂いた。だが、今月17日、清水エスパルスのJ2降格が決まってしまった。

 今なら冷静に振り返れると思うが、第13節の時点で勝ち点10しか獲得できていないのは非常に危険だった。とあるサッカーライターも「近年の結果からJ1リーグに残留する条件を考察すると、勝ち点43以上が必要。失点数が多いチームも危険」というが、清水エスパルスの失点数は、この時点で20台に突入していた。完全に、お尻に火が付いた状態だった。

 にもかかわらず、清水エスパルスに対する批判の声は少なかった。どこか余裕さえ感じられた。「エスパルスのサッカーを見つめ直そう」という合言葉でチームを鼓舞するのではなく、「J1残留」をテーマに泥臭く勝ち点を取れる監督を招へいすべきだった。やはり、どこか「意識だけがビッグ」だったのだろう。

 そんな清水エスパルスが降格した理由について、サッカー関係者は「アフシン・ゴトビ監督を切るべきではなかった」と話す。

「ゴトビ元監督は、戦術は見事なのですが、人心掌握術に欠けていたんです。特に経験のある選手たちの心をつかめない。なので、選手たちから反発を受けてしまった。ミックスゾーンでは、親しい記者に『あいつがいるから……』とゴトビ監督を批判するような声が、解任される1年前から、ちらほらと出始めていた。それを察知したクラブ側が、ゴトビ監督を解任した。結果論でいえば、切るべきだったのは、ゴトビ監督ではなく、造反する選手たちだった。もしくは、監督と選手の間にコーチを入れることだってできた。にもかかわらず、ゴトビ監督を切ったのは、選手たちを、サポーターやクラブ側が評価しすぎてしまった。違う監督を連れてくれば、上位にいけるのでは? と思い込んでしまった」

 ゴトビ監督だからタイトル争いができなかったのではなく、ゴトビ監督だからJ1残留ができていたというのが実際のところだった。ゴトビ監督を切ってから、2年連続でJ1残留争いに巻き込まれてしまった事実が、それを物語っている。

 清水エスパルスが再出発できるかどうかは、自らの立ち位置を理解できるかどうかにかかっている。
(文=TV Journal編集部)

 


保存方法を間違うな

2015年10月20日 | 秋ネタ

スーパーで買ってきた食材を、とりあえず冷蔵庫へ。忙しいと、何も考えずにバンバン入れてしまいがちですが、ちょっと待って下さい!

食材によっては、保存方法を間違うとすぐに傷んでしまうもの、逆に少し気を付けるだけで鮮度がグッと長持ちするものがあります。

今回は、海外のライフスタイル情報サイト『Prevention』の記事などを参考に、“冷蔵庫ではなく、常温保存が理想的な食材”を4つお伝えします。冷蔵庫の中身を要チェック! 

■1:トマト

美肌効果や栄養価も高く、女性に人気のトマト。冷気でトマトの細胞が破壊されて、栄養素が失われたり、風味もおちたりするので、基本的には冷蔵庫に入れないのがベター。

でも、「冷たい方が好き」という場合、せめて熟したものだけを入れて、すぐ使い切るようにしましょう。熟していないものは、常温で自然な甘みが出るのを待ちましょうね。

■2:玉葱、にんにく

何かと買い置きしておくと活用しやすい玉葱やにんにくも、常温で。水気のない乾燥したところに置きましょう。可能なら、風通しが良い場所に吊しておくのがベター。

因みに、熟した果物の側に置くと、玉葱は発芽しやすくなってしまいます。また、ジャガイモの近くだと、ジャガイモから出るガスの影響で、腐りやすくなるそうなので、側に置く食材にも気を付けましょう。

■3:桃

“フルーツ類は全部冷蔵庫へ”となりがちですが、桃は、実は常温がベター。冷蔵庫だと水分が奪われ、乾燥して水々しさを失ってしまうそうなのです。

ただし、熟しているものは、気温の高い所においておくと傷むのが早く、保存の方法が難しいので冷蔵庫で保存し、早めに食べるようにしましょう。まだ熟していない固い桃は、常温でおいておくと、柔らかく甘みが増して美味しくなります。

熟した桃を冷蔵庫で保存する際は、ラップで包む、または、少し空気を含ませたビニール袋に入れておくと良いそうです。 

■4:ハーブ

香り付けなど、ちょっしたアクセントになるハーブ。“マストバイ”の定番食品ではないかもしれませんが、お料理好きな方は、活用している方も多いですよね。また、一度に沢山使うものではないので、保存方法が重要です。

ハーブの種類にもよりますが、バジルは、冷気でダメージを受けてしまうので、常温で保存しましょう。花をいけるようなイメージで、水につけておくと長持ちしますよ。


以上、“冷蔵庫ではなく、常温保存が理想的な食材”でしたが、いかがでしたか?

よく使う食材だからこそ、無駄にならないよう気を付けたいもの。ほんの一工夫するだけで、長く美味しく頂けるので、食材費を無駄にしない為にも、ちょっと注意してみて下さいね。

 


4K、8Kテレビとは何か

2015年10月19日 | 秋ネタ

10月10日まで千葉市の幕張メッセで開催されていた最先端の家電見本市「CEATEC JAPAN 2015」。今年はソニーや日立製作所に続き、不正会計問題に揺れる東芝まで不参加となったために、「未来のテクノロジーを紹介するというより、各社が現行製品を並べるショールームの色合いが濃かった」(専門誌記者)との声も出た。

 そんな中で唯一気を吐いていたのがシャープだ。周知の通り、同社は経営再建中の身の上で、新規事業への積極投資もままならない状態だが、ロボット型携帯電話『RoBoHoN』ほか、独自のAI(人工知能)技術を駆使した“しゃべる家電”の数々を披露してみせた。

 そして、シャープが次世代規格製品の中で最も先行し、覇権を狙っているのがスーパーハイビジョンと呼ばれる「8Kテレビ」である。

 巷の家電量販店などでは、すでに高画質を売りにした「4Kテレビ」のラインアップが増えているが、シャープは4K映像をさらに高精細に映し出せるテレビや、日本メーカー初の発売(10月30日)となる商業用8Kモニターを大々的に展示した。

 しかし、テレビの買い替えを検討している人にとってみたら、「そもそも4Kテレビだって本当に必要なのか」「8Kテレビが出るなら購入を待ったほうがいいのか」「家庭用8Kテレビの値段はどのくらいになるのか」といった疑問が次々に沸いてくるのではなかろうか。

 そこで、CEATECで説明員をしていたメーカー担当者や、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏に、4K、8Kテレビの素朴な疑問を解説してもらった。

【4K、8Kテレビとは何か】
 映像の解像度を表す形式のことで、画面のきめ細やかさを左右する。4Kは現行のフルハイビジョン(2K)の4倍、8Kは16倍高画質といわれる。

 シャープの担当者によると、「8Kテレビは実物と見比べたときに違いが分からないほど高精細。85インチ(縦の長さは1060ミリ)の巨大サイズを購入した場合、テレビから70数センチの距離から見ても光の点が見えないレベル」だという。

【4Kテレビですら値段が高いし、本当に普及するのか】
 2012年から本格的に売り出された4K対応テレビ。当初は値段も高かったが、今年4月の平均単価は1年前より4割下がり、初めて20万円を割り込んだため、普及速度は増している。「画質のキレイさが実感できる50インチ以上の大画面モデルでは、4Kが当たり前になりつつあります」(安蔵氏)

【テレビだけ高精細でも対応する番組が放送されなければ意味がない】
 日本でいちばん視聴されている地上デジタル放送の番組が2K(フルハイビジョン)のままなので、4Kテレビを購入しても本格的な“映像美”を堪能しにくい環境であるのは事実だ。4Kの実用放送は「スカパーJSAT」など一部の有料チャンネルで始まったばかりで、年内もインターネットテレビやケーブルテレビ経由での放送しか決まっていない。

 では今後、地デジの4K、8K放送は始まるのか。答えはNOだ。

「地デジのフルハイビジョンを4K、8Kにする計画はありません。放送行政を司る総務省の計画では、来年から新たにBSでの4K、それに8Kの試験放送を始め、2020年の東京オリンピックまでには4K、8Kとも広く普及させたい考えです。しかし、周波数帯域に空きがなく、専用チャンネルが増えたとしても、どこに割り振るのか全く不透明です。

 まして、民放キー局は1台数千万円もする4K、8K対応カメラを揃えたり、制作コストを上げたりする余裕はなく、『画質がキレイな番組を作ったからといって広告収入が増えるとは限らない』と消極的な意見も多い。少なくとも今後10年は地上波で4K、8Kは見られないといっていいでしょう」(大手家電メーカー担当者)

【2020年の東京オリンピックは何のテレビで観るのがベストか】
 いくら高画質テレビを購入しても、その良さを味わえる番組がないならば、わざわざ4K、8Kテレビに買い替えなくてもいいのではないか――。そう思っている人は多いだろう。テレビを開発するメーカー担当者ですら、「4Kならまだしも、8Kテレビは2020年段階でも一般家庭用は少なく、街中のパブリックビューイングでオリンピック競技を見るのが精一杯だろう」と予測している。

もっとも、対応する番組が少なければ4Kテレビも必要ないと思えるが、前出の安蔵氏は「いま4Kテレビを買って損はない」という。

「現在売られている4Kテレビのほとんどは、フルハイビジョン映像を4K画質並みにアップコンバート(変換)する“超解像技術”に優れていますし、シャープが7月に発売した『アクオス4Kネクスト』は仮想的ではありますが、8Kの解像度まで実現させています。

 今後、一般家庭向けの“リアル8Kテレビ”が出てきたとしても、60インチクラスで100万円はくだらないでしょうし、8Kの良さが活かせる80インチ以上の大きさとなれば、価格以上に一般家庭のリビングに置くのは難しいでしょう。

 そう考えると、2020年までにテレビの買い替えを考えている人は、価格も手ごろになってきた4Kテレビで十分にハイビジョンとは違うキレイさが味わえると思います。4K対応のブルーレイレコーダーがようやく登場したので、視聴方法も少しずつ広がっていますしね」

 確かに、冒頭で記したシャープの8Kパネル(85インチ)の価格が1600万円もすることを考えると、国の思惑とは裏腹に本格的な「8K時代」がいかに遠い世界かがうかがえる。

 無料放送を少しでも高画質で楽しみたい人は、当分の間“なんちゃって4K”でもその実力は侮れない。いま、4Kテレビを購入しても、7~10年といわれる次の買い替えタイミングまで後悔しないほど受像機の技術力は先行している――というのが専門家や家電メーカーの共通した見方である。あとは、コンテンツがどこまで追いついてくるかだ。


あさが来た♪

2015年10月18日 | 秋ネタ

連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)の初週視聴率は20.3%を記録し、好スタートを切った。京都の豪商『今井家』の次女・あさ(波瑠・24才)が、嫁ぎ先である大阪の両替商の没落危機を救い、日本初の女子大を設立する“女傑”に成長していくサクセスストーリーだ。

 姉のはつ役を宮崎あおい(29才)、姉妹の母役を寺島しのぶ(42才)が演じるが、実はふたりは2006年の朝ドラ『純情きらり』で共演したコンビだ。

「当時寺島さんと宮崎さんは姉妹役だったから、今回の母娘役にともに思うところはあったでしょうね。でもそこは大ベテランのふたりですから、現場では波瑠さんをぐいぐい引っ張っているような状況ですよ」(芸能関係者)

 波瑠にとっては初めての朝ドラの現場で戸惑うことだらけ。おまけに京都弁や大阪弁のイントネーションに苦戦しており、NGを連発してしまう日も少なくないという。

「寺島さんも宮崎さんも、“大丈夫”“気にしないで”と波瑠さんを励ましていますが、端から見ていると、正直ヒヤヒヤ…」(前出・芸能関係者)

 というのも、宮崎と寺島の芸歴は重なる部分が多い。宮崎は1990年、4才のときに子役デビュー。1997年頃から本格的な女優業を始めた。2001年の初主演映画『害虫』や映画『EUREKA』で、高く評価され、いろんな賞レースを勝ちとった。

 一方、梨園に生まれた寺島は、1992年に文学座へ入団。その後活躍の場を広げ、2000年映画デビューを果たす。そして2003年の映画『赤目四十八瀧心中未遂』『ヴァイブレータ』で、日本国内外で10以上の映画賞を受賞した。

「年齢は離れていますが芸歴はほぼ同じ。そんなふたりが、10年ぶりに同じ朝ドラの現場で“大御所”として再会したわけですから、女優魂のぶつかりあいがとにかくすさまじいんです。波瑠さんとは違ってNGを出さない上に、ふたりとも役になりきっているからカットがかかってもすぐに演技を止めない。

 普通カットがかかるとフッと力が抜けて、笑顔になったり、素に戻ったりするんですが、宮崎さんも寺島さんも相手がそうなるまで演技をストップさせないんですよね。現場はみんな食い入るように見ていますよ。そしてこれがかえって波瑠さんに大きなプレッシャーを掛けているようなんですよね(苦笑)」(テレビ局関係者)


病気予防おススメの食べ合わせ☆

2015年10月17日 | 秋ネタ

 健康志向の高まりで、食事の内容に気を配る人も増えた。だが、さらに一歩進んだ健康な体やアンチエイジングを目指すなら、知っておくべきことがある。良かれと思って食べているものでも、実は組み合わせ次第で毒にもクスリにもなることがあるのだ。 ここでは、病気予防やダイエット効果のある「おススメの食べ合わせ」を紹介する。

【ひじき×黒ごま=円形脱毛症予防】
 食べ合わせのプラスの効果は、枝毛や円形脱毛症にまで及ぶ。『体が元気になる症状別食べ合わせ88』(実業之日本社刊)の著者で健康フードコンサルタントの飯塚律子氏が解説する。

「ひじきは髪に大切なヨウ素やクロム、カルシウムが豊富で、黒ごまはビタミンEやB群が頭皮を健康にして、枝毛や抜け毛を予防してくれるのです」

【切り干し大根×赤ピーマン=口内炎予防】
 口内炎など口の症状を改善するには皮膚粘膜を強化するビタミンB2などのB群とカロテンを十分に摂る必要がある。ところが、ストレスによって、こうした栄養素は消耗する。

 このため、粘膜を強くするカロテンなどが多く含まれる赤ピーマンとストレスを和らげるカルシウムに富む切り干し大根を食べ合わせるのが効果的となる。

【うずらの卵×カリフラワー=肩こり解消】
 肩や腰のこりに有効なのが、この組み合わせ。血行が悪くなり疲労物質がたまることで、筋肉が硬くなるというが、この食べ合わせがどう作用するのか。

「うずらの卵に含まれる、ビタミンB群が、血行を良くし疲労物質の代謝を高め、カリフラワーの豊富なビタミンCやパントテン酸が、筋肉の硬直を防いでくれるのです」(飯塚氏)

 つらい肩こりや腰痛に悩まされている人は、血行改善や抗酸化作用をもつビタミンEが豊富なアボカドなども加えて、サラダにしてみるといいだろう。