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竹原友徳のさすらいうどん武者修行道中記

香川でのうどん修業の後、2年間の日本一周うどん行脚の武者修行の旅を完遂!現在は京都・綾部での開店目指し奮闘中!

地産地消のうどん屋

2007年12月07日 | 全国うどん食べ歩き情報
岡山は全国で1番早く有機農業を推進した県だそうです。

自家栽培した有機無農薬小麦を石臼で挽いて出しているうどん屋があると知り岡山県瀬戸内市にある「一文字」というお店に食べにいってきました。

お店に入るとうどんが大きく2種類あって一杯100円~の国産小麦で作ったセルフのうどんと一杯550円のしらさぎうどんというのがある。

しらさぎうどんというのは岡山で昔、栽培していた小麦の品種「しらさぎこむぎ」をご主人の大倉さんが無農薬有機栽培し、石臼式の自家製粉で出来た小麦粉を使った手打ちうどん。

これはうどん屋として自力でやれる究極の世界ですね。

ざるでしらさぎうどんを食べる。
石臼挽きのせいか少しつぶつぶしていて、これまで食べた地粉にはないもちもち感と小麦の香りと甘味がありました。

大倉さんとお話させてもらう事ができいろいろ質問させてもらいました。

自家栽培、自家製粉でやるというのは本当に大変で、ここまで何年もかけてようやく花開いてきたそうです。

なかなか出来る事ではないですが実際にされている方がいるというのは将来チャレンジする時に心強いなと思います。


また一文字さんでは地産地消を広げようとしらさぎうどんだけでなく、地元でとれたもので天ぷらやおにぎり、郷土料理の復活もされてました。
お店の一角には近くの生産者の方の信頼の作物や商品の販売コーナーもあり、さながら自然食品店のようです。

さらにお店の近くの広場では月に一度の「福の市」という産直市もされていています。

まずその地域で販売できお金になる。
そんな地産地消から地域活性化そして地域独自の食文化の復活というのはすばらしい事だな感じました。