これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

シャインマスカットは秋の季語

2024年09月08日 11時12分49秒 | エッセイ
 職場で突出したお祭り男の畑中さんが、ニンマリしながら近寄ってきた。
「笹木さん、これどう? これどう?」
 彼の手には日帰りバスツアーのチラシがあり、「富士山5合目とシャインマスカット食べ放題!」との文字が見える。
「みんなで行こうと思って20人分予約しちゃった。行くのは来月だけど」
 今までにも彼のお出かけプランを提示されたことがあるが、休みの日は出かけるのが面倒でパスしてきた。しかし、大好きな富士山とシャインマスカットとあれば心が揺らぐ。家に帰って娘に「行きたい?」と聞くと、「いいよ!」との返事だったので、2人で参加を決めた。
 この夏は、おそらくシャインマスカットを食べていない。もっとも、カットケーキに入っていた一粒ぐらいは食べたかもしれない。実は、夫に平日の食事の支度を任せていたら、食材の値段を見ずに買ってしまうので、「ちゃんと値札を見るように」と注意したこともあり、高価なフルーツを買いづらくなった。スーパーに行くたび、パステルグリーンのたわわな葡萄に目を奪われ、自分で自分の首を絞める結果になったことを後悔した。だが、これはチャンスだ。たくさん食べてこよう。

 マスカットといえばもうひとつ。
 少し前に見た「ビーズ展」をアップしたら、ブロ友のヤッギーさんからお手製のビーズネックレスをいただいた。



 細かい作業の繰り返しの末に完成したものと思われ、「おおっ」と感嘆の声が出た。
 未使用のキットと作り方の本も添えられており、俄然やる気がわいてくる。
 箱の中には、ビーズに加えて、フェルトで作るケーキのキットもたくさん入っていた。たとえば、イチゴのロールケーキとストラップだとこんなにラブリーな仕上がりとなる。



「うわぁ、これはやりがいがありそう。どれから作ろうかな」
 選んでいるうちにマスカットのケーキが登場した。



 食べるわけではないので、シャインマスカットかどうかは関係ない。ちょうど今の時期にピッタリな作品になるだろう。ありがたいことに、キットのパーツは裁断ずみのようだ。



 これをチクチクと縫い合わせ、綿を入れて完成するのであろう。
 楽しみ~。
 ヤッギーさん、ありがとうございました!
 
 葡萄やマスカットは秋の季語として、しばしば俳句に用いられるようだ。では、シャインマスカットは季語として使われるのだろうか。俳句の文字数の半分を占めることを考えると、さすがに難しいのではと予想したのだが、検索してみたらヒットした。
「へぇ、入賞するなんて大したもんね」
 きっと、私以上にシャインマスカットが好きな方なのだろうな。
 この秋は、残暑が厳しく気温が高いだけじゃない。
 私の期待値も高いぞう~。

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コメント (6)
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