これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

都庁ランチ

2018年06月14日 21時58分01秒 | エッセイ
 久しぶりに都庁に行く仕事があった。資料を見ると、11:30には終わるようだ。
「じゃあ、ランチしてこなくちゃ」
 数年前に比べて、今は庁舎入口のセキュリティが厳しい。安全面を考えればやむを得ないだろうが、行列ができることを見越して早めに家を出る。
 青色の一時通行証を受け取り、無事、時間までに庁舎内に入れた。
 2時間の連絡会を終え、ひとまず1階に下りた。現在、第一本庁舎の職員食堂は営業していない。第二本庁舎への行き方を聞こうと、警備員に声をかける。
「ああ、食堂ね。3階に連絡通路があるので、そこから行ってください」
「はーい」
 時計は11:35くらいだったが、結構な人数が食堂をめざして移動していた。「ここは一方通行か?」と勘違いするような動きだ。もし、忘れ物に気づいたとしても、流れに逆らうのは難しいだろう。悪いがあきらめてくれ、と言われてもおかしくない。
 3階の通路から第二本庁舎に入ると、誰もが階段で4階に向かう。ちょこまか後をついていったら、大きな食堂にたどり着くことができた。バレーコートだったら、ゆうに5面はとれそうな面積だ。しめしめ。しかも、12時前とあって、座席は半分しか埋まっていない。
 メニューはカレー、麺類、丼、定食などに分かれており、かなり種類が多い。毎日食べに来ても、全種類を制覇するには2カ月以上かかりそうだ。もっとも、そんな人がいるかどうかは定かではないが。逆に、いくら種類が豊富でも、同じものばかりを選ぶ人もいる気がする。
「えーと、中華定食にしよう」
 実をいうと、あまり食欲はなかった。前日に美味しいワインをたらふく飲んで、ついでに料理もたらふく食べてしまったからだ。それでも、蕎麦などの軽食ですませようとしないのはなぜ?
「やっぱり、食い意地が張っているんだろうな……」
 690円を投入して食券を買う。あとは、定食のカウンターで順番を待つだけだ。キョロキョロしていれば、親切なスタッフが「ここですよ」と教えてくれるから、何も心配することはない。



 味は濃すぎず薄すぎず、ちょうどいい。油はきつくないし、野菜もたっぷり入っていた。ご飯は麦と白米から選べるので、血糖値を気にする私は言うまでもなく麦に。から揚げも「がっつり食べた感」があって満足できる。どの料理の味もグッドだ。
 食事がすんだらトレイを下げる。12時15分には、食堂入口に長蛇の列ができていた。いったい何分待つのやら。温かくて美味しいものを食べるには、辛抱我慢が必要なのだ。並ぶことが嫌いな私には無理だろうな。
 以前、ブロ友さんが、都庁の食堂には観光客や一般人も入れると書いていた。セキュリティが厳しくなっても、それは変わっていないらしい。入口で記名し一時通行証をもらえば、簡単にランチがいただけるという。
「よし、じゃあ今度は、日替わりを狙おうかしら」
 混雑前の11:30から12:00までがチャンスです!


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 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
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コメント (14)
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