これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

2015 にぎやかバレンタイン

2015年02月15日 21時08分10秒 | エッセイ
 今年は2月14日が土曜日だった。勤務先の高校は土曜日が休みなので、前日13日の金曜日がバレンタインデーとなった。
「ハッピーバレンタイン!」
 何と、あるクラスでは、男子が女子全員にチョコレートを贈るという、「逆バレンタイン」をしたそうだ。おそらく、来月のお返しが目当てと思われるが、意表を突く演出に、男女の大きな笑い声がとどろき、相当なにぎわいを見せていた。
 朝のホームルームを終え、職員室に戻る途中で、そのクラスの黒板が見えた。真ん中に大きく「愛」という文字が書かれていたが、1時間目の授業担当者はさぞかし困惑したことだろう。
 私のクラスでも、大きな紙袋を抱えた女子が目立った。男女を問わず、手作りしたチョコを配っているらしい。いわゆる「友チョコ」というやつだ。味はともかく、交換することで盛り上がり、出来栄えを楽しんでいる。
 私も、以前、リョータという男子からペットボトルの紅茶をもらったので、お礼の義理チョコならぬ義理クッキーをあげることにした。消しゴム大の小さなサイズだから、いかにも事務的で、あっさり終わると予想していたのだが、そうではなかった。



「はい、リョータ君、この前は紅茶ありがとね」
「わあい、笹木先生からもらった~! みんなに自慢しちゃお」
 リョータは、チョコの小さな包みを30個近く持っていたのに、教員からもらったものに別の価値を見出したらしい。「笹木先生からこれもらった、もらった、もらった~」と言いふらして回るものだから、私は他の生徒から「何でリョータにだけあげたんですか?」「禁断の恋ですか」などと質問責めにあった。説明というより言い訳のようになり、最後はどうでもよくなった。
 疲れて家に帰った翌日、14日が我が家のバレンタインデーである。
 今年のチョコは、アニマル系で決めてみた。
 まず、トゥット・ベーネの豚さん。



 イタリアでは、豚は幸運の使者なのだという。たしかに、これを食べると、カカオの香ばしさとほどよい甘さが口いっぱいに広がり、幸せな気持ちになれる。
 それから、フランス屋製菓のぱんだくらんち(右)と、はーとぱんだ(左)。



 中はこんな感じになっている。



 少々甘味が強く、ひと粒でも満足感が得られる味だ。はーとぱんだは見た目が愛らしく、ぱんだくらんちはサクサク感がクセになる。
 最後は、牧家のカウカカオアソート。



 夫は牛に似ているので、パッケージで選んだのだが、ボリューム感とパンチ力のある味わいに驚いた。溶かしてホットチョコレートにしてもいいらしい。でも、このまま食べて、チョコレートの重量感を楽しむ方がよさそうだ。
 姉からも、恒例のデメル猫ラベルが届く。今年はヘーゼルナッツとスウィートだった。



 アニマル系チョコレートの大集合で、すぐには食べ切れそうにない。
 ちょうど、ひな人形を出したところである。
 お供えに、豚、パンダ、牛、猫を並べちゃおうかしらん。


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コメント (14)
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