鳥バカ日記

インコと暮らす楽しくシアワセな毎日。
我家の愛しい鳥さんのことを綴った、親ばか、鳥ばか日記です☆

オーストラリア・バードウォッチング旅行11~野生のセキセイインコの日常~

2010年12月06日 | オーストラリア・野生のインコウォッチング
11月9日 午前

ボーリア滞在2日目。

夜にまた雨が降ってたみたい。



早朝、活発に活動してるであろう鳥さんたちを見るために、朝6時半からインコウォッチングへ。

狙いはセキセイインコ。


元々、オーストラリアの内陸部では乾季にはほとんど雨が降らず、
水を求めてインコたちが何千羽もの大群で群れをなして移動する・・・
そんな光景を求めて、乾季にこんな内陸の町まで来たんだけど・・・

今年は数十年ぶりに雨が多い年らしく、乾季だというのに雨ばっかし。
もうすでに去年の10倍の降水量だと聞きました。

地元の人も、今年は雨が多いからインコいないんじゃないか・・・と言われたけど・・・
一応、昨日の時点でオカメもセキセイも見ることはできた。

今日はどうかな?

ワクワクとドキドキが入り混じった、でもやっぱりすごく楽しみな気持ちがいっぱいで出発。





前日の夕方、セキセイさんたちがねぐらにしていた木の周辺から探しはじめることに。


昼はあんなに暑いのに、朝方はかなり涼しい。




そこらじゅうで牛さんがウロチョロ。いずれオージービーフとなる肉牛さんたち。
って言ってもまったく世話などされておらず、野放し。野生みたいなもんですね。




オーストラリアの牛の畜産農家では、人間は牛のお世話なんてしないで、ただつかまえるだけ。
時期が来たらヘリコプターを使って、牛を集め、つかまえて売るだけらしいです。

日本の〇〇牛とかみたいに、毎日きれいにブラシかけてもらって、
美味しいごはんやビールを与えられ、夜は快適な小屋の中でクラッシックを聞かせて寝かせるような飼い方とは
ぜっんぜん違いますね。

何故かみんな道路を歩きたがる。
車が来ると渋々道をあけてくれます。





あ。なんか綺麗な色したかわいい鳥さん発見。
なんていう鳥でしょう?





ガイドさんがiphoneに入れたこの鳥の鳴き声を聞かせたら寄ってきた!
仲間がいると思ったみたい。



うわぁ☆めっちゃかわいくて綺麗☆尾っぽがまたキュート。
マダラオーストラリアムシクイというそうです。

っていうか、ガイドさん。。。。
ガイドさんのiphoneの中には、他にもいろんな鳥さんの鳴き声が入ってるそうです。
メールや電話の着信音ももちろん鳥の鳴き声でした!!さすが。バードウォッチングガイドの鏡!尊敬。

この人、ほんまに鳥好きなんや。この人にガイド頼んで正解やった。と確信したうれしい瞬間でした!


そしてまたセキセイインコ探し。

昨日の夕方、セキセイ見つけた場所のすぐ近くに橋があり、よく見るとそこは川のすぐそばであることがわかりました。
でもその川は今は見事に干上がっていて、水は全然ありません。おそらく雨季限定の川なんでしょう。


車道から見て、どんどん奥の方へと進んで探します。

私は前日、ボーリア到着直後にスニーカーが崩壊したため、裸足に漁サン(漁業サンダル)履きで歩いて
足が土まみれ、ひっつき虫がチクチク刺さって痛い。。。
でもセキセイインコのことを考えると、チクチクよりもワクワクがとまらない。


しばらく歩きまわって、このへんには居ないのか?とあきらめかけたとき、ガイドさんと1羽のセキセイを発見!!

そのセキセイは木の洞の中に入って行きました。



おぉ。これは。“いかにも野生のセキセイの巣”らしい巣。巣穴の入口とか出来すぎてる感じ。
ちょうどいい大きさにリフォームしたのかなぁ?

中に入ったセキセイさんがまた出てくるのを、張り込み刑事ばりに粘って待ってみたけど、全然出てくる気配がない。
抱卵中なのか?

うむ。ここはあきらめて別のセキセイを探そうか。と思ったら、
すぐそばの木に巣穴の見張り番をしているらしきセキセイを発見!



きっとさっきの巣穴に入って行ったセキセイの頼りになるダンナさんなんでしょう。



あれ?あそこにいるのもセキセイのつがいじゃないかい?






今飛んできたのもセキセイじゃない?



この中にセキセイインコがいます!どこでしょう?
まるで間違い探しゲーム。


〇の中です!全然わからんでしょう?




なんでセキセイの原種がああいう色合いなのか、理解できた。
完璧。見事なまでの完全保護色。自然の中で生きるってこういうことなんや。野生ってすごい。


寄ってみた。みんな後ろ向きやけど、4羽います。




ここからはもうあっち見ても、こっち見ても野生のセキセイがいるという
正気ではいられないくらいのしあわせな光景。
これは果たして現実なのか?それとも夢?


野生らしいシュッとしたシルエット。






男の子たちが1列に並んでまったり中。






あ!飛んだ!



飛びながら聞きなれたギギギギッ~!って鳴き声。そのへんはすーちゃんとひまちゃんと一緒。




まだ若いコ。顔が丸くておぼこい。






すごい。今まさに目にしてる光景って・・・

オーストラリアで野生のセキセイインコを見てみたい!という長年の夢が叶ったんや!!!






すごいよ。すーちゃん、ひまちゃん。
すーちゃんとひまちゃんの親戚に会えたよ!

野生のセキセイインコって、想像以上に過酷な
暑くて、乾燥して、水も餌も豊富にあるとは思えないような場所で
強く、たくましく、いきいきと、みんなで仲良く暮らしてるんやなぁ。感動やわ。




じゅうぶんセキセイウォッチングを満喫したあと、これからお昼の時間帯は暑すぎて、熱中症になりかねないので
部屋に帰ってお昼ごはん&休息タイムということに。



モーテルへの帰り道、ガイドさんが何かを発見。




アゴヒゲトカゲ。道路の轍の上で休憩中。なんでここで休憩する?轢かれるぞーーー
全長53mのROAD TRAINなんかに轢かれちゃったら、もう紙みたいにぺっしゃんこになっちゃうのに・・・


町の集落近くに帰って来ると、モモイロインコがランチタイム。
片方だけ上げたあんよがかわいいぞ。




夢中で食事中。





気付かれた。



でも別に気にしない様子。



モモイロインコの雌雄や年齢は虹彩の色で見分けるらしい。
このコは虹彩が濃灰色なので若鳥。





ガソリンスタンド兼ファーストフード的なお店で昼食のハンバーガーを注文。

出来上がるまでに店の外をウロウロ。そこにもモモイロインコが普通におった。


大昔、ここは海だったそう。
この丸い石はその海だった時代の石らしく、町中の民家に並べてあった。




出来上がったハンバーガーを受け取り、ちょっと遠回りしてモーテルまで帰ってみたら・・・


アカビタイムジオウムもランチ中。





飛んだ!モモヒキが丸見え!!





とまった。






マジで??と目を疑う。
野生のラクダがウロウロしていました。





動物園で見るときはそれなりに心の準備ができてるから何とも思わんけど、
車で走ってていきなり遭遇すると、そのデカさにビビる。
遠目で見たら恐竜が歩いてるんかと思った。



そういえば、昔、ディスカバリーchでオーストラリアのアウトバックには、
野生のラクダがいっぱいおるって言うてた記憶が。

ガイドさんいわく、今や世界でいちばんラクダを輸出してる国はオーストラリアらしい。
アラブの国よりようさんおるねんて・・・なんかイメージとちゃうけど。




暑いお昼は鳥さんも人間も休息時間。

このあと夕方は野生のオカメちゃんにも出会います。




つづく・・・





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6 コメント

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Unknown (DUCK)
2010-12-08 00:15:55
ずっとコメントしてなくてごめんなさいね。
でも毎回楽しく見出てもらっています。

もう今日のは感動でウルウルしちゃった。
よかったー、サルコさんの夢がかなって。

わたしもサルコさんに便乗だけど、あんなふうに野生で生きるセキセイさんやオカメさんや他の鳥さんたちが見られて幸せです❤

振り返ったこの世のものとは思えないほどのすごい夕焼け。
地平線まで見渡せる大きな二重の虹の橋。
すごいところだなぁ。
そんなところまで行ってきたんだね。
ホント興奮しちゃいました。
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DUCKさんへ (サルコ)
2010-12-08 21:46:53
本当に長年の夢が叶って、すごくしあわせな旅でした。
見るものすべてにいちいち感動しっぱなし。夢のようでした。

一生に一度のつもりで行ったけど、また来年も行きたいなぁ。なんて計画しはじめてる自分がいます!!!

まだもうちょっと続きがあるから、また見てくださいね~
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Unknown (茶々のママ)
2010-12-12 18:46:21
あ~なるほど!!!
ここまで行かないと野生のインコ達に会えないんですね。
ツアーだと、こうは行かない。
しかも結構ハードで、ゆっくり出来ない。

次回の目標の参考になりますわ。
流石に。。セキセイは原色のみどり、ばかりかな?
日本では、原色の入手が難しいらしいです。






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茶々のママさんへ (サルコ)
2010-12-12 23:38:04
モモイロインコとかキバタンは割といろんなところに居て、簡単に見れるみたいですが、セキセイとオカメとなると、ここまで行かないと見れないみたいです。

基本、あの広大な内陸で移動しながら暮らしてるから、内陸全体の中でもここまで高確率で見れる場所は珍しいらしいですよ。

セキセイもオカメも野生は全員原種カラーのみです。

ほんと、日本では並セキセイ自体がかなり少ないって獣医さんも言ってました。うちのすみれちゃんも色はバイオレットだけど、並セキセイの貴重な1羽です!
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私もぜひ行きたいです! (akirakakapo)
2011-03-09 01:12:29
もう20年近くインコと暮らしていて、一生のうちにぜひ一度は野生のセキセイインコの群れに会いに行きたい!と思っています。
今回はどういった経緯で行かれたのでしょうか。
ぜひ詳細お伺いしたいです^^
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akirakakapoさんへ (サルコ)
2011-03-09 21:04:44
私もずっと野生のインコに会いに行きたい!と思い続けていたのですが、オーストラリアのどこに行けばいいのか全然わからず、なかなか実現できなかったのです。

『コンパニオンバード』というムック本に野生のセキセイインコを見に行った人の記事が出ているのを見て、どうやらケアンズから飛行機で内陸へ移動したあたりで見れる可能性があるらしい。ということを知りました。

ケアンズでバードウォッチングをやっている会社など数件に「野生のセキセインコが見たいのですが」とメールして、内陸まで一緒にセキセイインコを探しに行ってくれるケアンズ在住のガイドさんを探しました。

このような既製のツアーがあるわけではなく、完全なリクエスト旅行なので、ガイド料の他にも、ガイドさんの航空運賃や宿泊代もこちらもちなので、割高感はありますが、本当に野生のセキセイインコに会えたときには、はるばる来た甲斐があったなぁ。と心から思いました。
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