昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

久しぶりに鮨を食う(下北沢 築地すし好)

2013-07-01 19:06:00 | グルメ

さて、先月末に決算(オカブ商会は6月~5月が会計年度)も終わった、今日、税務申告も済ませた、納税(先期も赤字のため法人住民税のみ)もした、ということでかーたんの申し出によりご苦労さん会をしようということになり、何を食おう?はて、トンカツ?いーや、ここは今期の挽回を期して、ぱーっと鮨でも食おうということになり、夜、下北沢の『築地・すし好』に繰り出した。
この店は、テーブル席も、上り座敷もあるが、やはり派手に行こうということになりカウンターでお好みを頼むことにした。
取り敢えずのビールにオカブはまずはコハダから。かーたんは一貫一貫の値段を計算して、こちらのほうがお得ということでセットを注文する。ちなみにこの築地すし好は、銀座に本店があるチェーン店だが、あくまで明朗会計で我々のような貧乏人が行ける数少ない鮨屋である。
コハダは冬が旬の魚だが、鮨屋でお好みで注文するには、夏とはいえまずはこれからいきたい。コハダの酢漬けの鮨は昔の江戸っ子には堪えられない好物であったらしく、これが食いたいばっかりに還俗した僧がいたという逸話が残されている。もっともこれを有難がったのは、専ら町人階級で、武士はコハダの別名、コノシロが「この城」に通ずるということで、この魚を食するのを忌み嫌ったという。しかし、コハダは、ネタに一味、手を加える古き江戸の与兵衛鮨の流れを伝えるものとして粋の中の粋の鮨ネタだと思う。
オカブはコハダを食った後、白身が好みなので、ヒラメ、コチ、鱚、真鯛、イサキ、烏賊、カニ味噌と続く。今日はオカブの好きなシマアジとキンメが切れていた。
かーたんのお好みは雲丹とイクラと鮪。しかも鮪の好みは大トロである。夫婦で鮨の好みが分かれる。
さんざん食って飲んで、お愛想は12,560円。まことにリーズナブルである。経費で落とすようなことは絶対にしない。今期こそは黒字を目指す。

星いずるみょうとで仰ぎ鮓の香や       素閑

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