この頃は、どこでも見かけるコウノトリです。
(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成30年 第13回但馬検定(2級)問題より
【36】コウノトリ野生復帰の第一歩として、2005年(平成17)、
7羽のコウノトリが試験放鳥され、2007年(平成19)には、国
内の自然界で( )年ぶりとなるコウノトリのヒナが巣立ちまし
た。この( )に入る数字は、次のうちどれでしょうか。
(a) 26 (b) 36 (c) 46 (d) 56
平成19年(2007)に実に46年ぶりに巣立ちしました。
正解は46年となります。(c)46です。
私がブログを始めたその月のことでした。今から12年前とな
ります。
もともと、コウノトリは全国各地にいました。翼を広げると
2mにもなる大きな鳥です。
田んぼに下りて踏み荒らす(本当は、決して苗など踏まず賢い
鳥でした)ことで嫌われ、明治以降乱獲され激減してしまいま
す。
大正10年(1921)に豊岡市出石町桜尾(さくらお)の「鶴山
(つるやま)」が「生息地」として国の天然記念物に指定され
ます。
昭和28年(1953)には種としての「コウノトリ」が天然記念
物に、さらに、昭和31年(1956)には国の特別天然記念物へ
変更さましたが、このころはすでに繁殖の兆しはなく、とうとう、
昭和46年(1971)に最後の一羽が死亡して日本のコウノトリ
は絶滅してしまいました。
兵庫県が立ちあがりました。昭和60年(1985)旧ソ連から6
羽のコウノトリを譲り受け、人工繁殖に向けて物凄い道のりが
始まりました。
平成17年(2005)には7羽の試験放鳥、そして平成19年
(2001)7月にヒナが巣立って野生復帰に成功したのです。
現在は100羽を超えるコウノトリが、豊岡を中心に空高く飛
び回っています。もちろん、全国にも飛んで行ってその土地に
住みつくものもあらわれました。
『なんちゅ~』
私はよく作文を書きます。「書けたよ~」と家内に見せますと、
「いつもあんたの作文には、なんちゅ~、なんちゅ~ってよく出
てくるね」、「そんな言葉使わないわ。国府の方言なの、あんた
の勝手な言葉使いなの」といつもクレームが出るのです。
「なんちゅ~」と言う言葉は、但馬の方言としてあるのです。
「なんちゅ~」は、「何という」の但馬の訛りなんです。
「アトムの仕組み、なんちゅ~よ~でけとるんですや~な(アト
ムの仕組みは、何という良くできたものですね)」なんて話し言
葉でついつい書いてしまいます。
「何」「という」が、「なん」「ちゅ~」になるのです。
「なんちゅ~」は、但馬の言葉で「何という」ことなのです。
(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成30年 第13回但馬検定(2級)問題より
【36】コウノトリ野生復帰の第一歩として、2005年(平成17)、
7羽のコウノトリが試験放鳥され、2007年(平成19)には、国
内の自然界で( )年ぶりとなるコウノトリのヒナが巣立ちまし
た。この( )に入る数字は、次のうちどれでしょうか。
(a) 26 (b) 36 (c) 46 (d) 56
平成19年(2007)に実に46年ぶりに巣立ちしました。
正解は46年となります。(c)46です。
私がブログを始めたその月のことでした。今から12年前とな
ります。
もともと、コウノトリは全国各地にいました。翼を広げると
2mにもなる大きな鳥です。
田んぼに下りて踏み荒らす(本当は、決して苗など踏まず賢い
鳥でした)ことで嫌われ、明治以降乱獲され激減してしまいま
す。
大正10年(1921)に豊岡市出石町桜尾(さくらお)の「鶴山
(つるやま)」が「生息地」として国の天然記念物に指定され
ます。
昭和28年(1953)には種としての「コウノトリ」が天然記念
物に、さらに、昭和31年(1956)には国の特別天然記念物へ
変更さましたが、このころはすでに繁殖の兆しはなく、とうとう、
昭和46年(1971)に最後の一羽が死亡して日本のコウノトリ
は絶滅してしまいました。
兵庫県が立ちあがりました。昭和60年(1985)旧ソ連から6
羽のコウノトリを譲り受け、人工繁殖に向けて物凄い道のりが
始まりました。
平成17年(2005)には7羽の試験放鳥、そして平成19年
(2001)7月にヒナが巣立って野生復帰に成功したのです。
現在は100羽を超えるコウノトリが、豊岡を中心に空高く飛
び回っています。もちろん、全国にも飛んで行ってその土地に
住みつくものもあらわれました。
『なんちゅ~』
私はよく作文を書きます。「書けたよ~」と家内に見せますと、
「いつもあんたの作文には、なんちゅ~、なんちゅ~ってよく出
てくるね」、「そんな言葉使わないわ。国府の方言なの、あんた
の勝手な言葉使いなの」といつもクレームが出るのです。
「なんちゅ~」と言う言葉は、但馬の方言としてあるのです。
「なんちゅ~」は、「何という」の但馬の訛りなんです。
「アトムの仕組み、なんちゅ~よ~でけとるんですや~な(アト
ムの仕組みは、何という良くできたものですね)」なんて話し言
葉でついつい書いてしまいます。
「何」「という」が、「なん」「ちゅ~」になるのです。
「なんちゅ~」は、但馬の言葉で「何という」ことなのです。