
楽(たの)しみは アトムの店って 元気だね 訪ね来た人 話するとき
目立つ道路沿いで店をやっていますと、
いろんな人が店に飛び込んできます。
電気屋さんへの用事ではないですよ。
今日は “電話帳へ広告を載せませんか” の、
地図や電話帳の広告募集の営業マンです。
「地域の電話帳を発行しています〇〇出版です」、
「アトム電器さんですね。福知山エリアの営業の応援で、今日は豊岡市の方へ広告掲載の営業に回っています」と、
とても爽やか、シャンとした営業マンがやってきます。
『当店は昔からいろいろ広告も出したことありましたが、
考えるところがあって、電話帳にも地図にも今は載せる気ないのです」と返事をします。
普通そんな時、営業の方って「まあまあ、説明させて下さい。
そこのお店も、ここの会社にも広告いただきました」なんて、少しは営業かけることってされますね。
全然されないのです。
されないのに、気安そうに次々といろんなお話されますね。
「きれいなお店ですね。アトム電器ってチェーンですね」、
『ありがとう。そうです全国に千店近くのチェーン店なのですよ』、
「実は、私ちょっと前まで量販店にいました。
Yデンキの店長していたのです。都合で今はそこを辞めて電話帳の出版社なんです」、
「福知山の応援は臨時なのです。滋賀の方のエリアが勤務地なのですよ」なんて、
自分は大型量販店にいたと話し始めて、少しは大型量販店の現状の問題点なども話に織り交ぜ、ニコニコ笑顔で会話です。
アトムチェーンの加盟店は、親切な街の電気屋として日々頑張ってるのですよ、
お客さんの事、電気製品の事、そして大型量販店の事だって、とても一生懸命勉強してるんですよと言うような会話の中で、ビックリしたようにこんな事をおっしゃいますね。
「私、アトムのアの字も全く知らなかったのです。
量販店にいる時、街の電気屋さんのことなんか全く眼中になかったですね」、
「いや、私だけではありません。量販店にいるもの皆です。
そもそも量販店の世界しか関心ありません。街の電気屋さんがどんなもんかなんて全く気にも留めていませんし、アトムが有るか無いかも知りません」とこんな話をいたします。
街の電気屋は、大きな量販店が町にやってくると、
良い意味でも悪い意味でも、徹底的に量販店の研究をします。
どうすれば町の電気屋さんが生き残れるかを、
量販店の強み弱みを研究することで、生き抜く道を究めます。
量販店の皆さんがほとんど気にもかけない街の電気屋のやってることが、
実は、ずっとその先には大型店の今の衰退につながる要素があるなんて、
きめ細かなお客さまとの繋がりに、
どれだけ街の電気屋が努力研鑚してたなんて、全く知らんと言うのです。
「そう言えば、私の住んでる滋賀のエリアでもアトムのお店何軒か訪ねました」、
「ここのお店と一緒です。店はきれいです。話していてとても元気で頑張っておられる感じでした」と、
アトムのことを知って、初めて街の電気屋のしっかりを再確認したと言いますね。
目立つ道路沿いで店をやっていますと、
いろいろな人が入ってきましてお話します。