火事になるところですよ

2012年01月28日 | お客さん宅で
(あら~、Sさんちのおばあちゃんの部屋、テレビの差し込みがえらいことなっとるがな~)

今日のことです。Sさんちのおばあちゃんから電話です。
「テレビんとこのコンセントに差してる電気ストーブが、おかしいですや~な。急いで見に来ておくれんしゃ~な」と叫びます。
雪の細道駆けつけまして、『Sさ~んよ、おばあちゃんどうしたん』、『コンセントがおかしいって、コードの先っちょが焦げてるって、診に来たよ~』と、声かけます上がります。

おばあちゃんの部屋に通されテレビの後ろ、差し込み眺めてビックリします。
『えらいことになってるがな~、こりゃ~焦げてますよ、危ないことになってますよ』と、コンセントを見ながら云いますね。壁のコンセントに差し込んでいましたストーブのプラグ、ちょっと緩かったのでしょうか?、抜けかけてたのでしょうか?、発熱しまして焦げてます。
『こんなんとっても危ないよ、発見が遅れてマンが悪かったら火事になるよ、ほんとに危ないことですよ』とばあちゃんに、
「若嫁に今朝云ったらな、すぐにアトムさんに診て貰わんにゃあ~、あかんで~と叱られたんよ」と、半分ベソかきばあちゃんは神妙な眼つきで話します。

『すぐに修繕します。見とってね』、焦げたコンセントを外します。『ありゃりゃ~、壁の中の線まで焼けてしまって、こびり付いてる危ないことになっとるよ』、
ボックスの中のケーブルまで焦げていましてボロボロ状態、きれいなケーブルもカツカツの長さしかありません。
なんとか何とか、中継のコネクター使って継ぎ足して新しいコンセントに仕替えます。

(これはちょっと以前のFさんちのコンセント、ドエライことになってるがな~)

これはちょっと以前のFさんち、台所は冷蔵庫の後ろのコンセントです。
冷蔵庫が止まったと云うので駆けつけまして、見たら写真のような事になっとる凄いです。コンセントもコードのプラグも真っ黒けに焦げてる怖いほど、こんな状態でも運良くですよ火事にならずに助かりました。

写真に収めていませんが、これもずっと以前のMさん宅は、「コンセントが焦げてる~、臭いの」と電話です。
駆けつけ見ました埋め込みの、壁のコンセントを見まして仰天します。焦げてるのです。真っ黒焦げてる臭いぞ臭う、触ると熱まで感じます。
大急ぎです。すぐに道具でプレート外し、コンセントのネジを外して分解します。『ギャ~~、燃えてますよ~、壁の中のボックスは溶けて柱が真っ黒焦げてます』、いやいや焦げてると云うより燃えている、いま目の前で燃えてます。エライこっちゃ水かけろ、火事になります大変ですよ。壁や柱は真っ黒でした。

昨日ですね、こんなに危ないこともありました。
リ~ン「X木工所です。事務所の漏電ブレーカーが、上げても上げても落ちてしまいます。診て下さい」と電話です。
事務所のブレーカーの一次側には三線ですから、200Vと100Vが来てなきゃならないのに、ダメです。どこを計っても200Vが来ている、それでブレーカー落ちます上げてもダメです。上がりませんね。
事務所の隣の木工所、木工の工場の天井たどって調べます。
私は初めてこの木工所、工場の天井配線見まして長年のことでしょうね、もうメチャクチャ・ゴチャゴチャ混乱してる、でもしゃうがないです調べます。
『Xさん、あの天井の梁の上、なにやらスイッチやブレーカーの配線接続がありますね、ちょっと診ますよ』と、ハシゴを掛けます高いとこ、ホコリまみれの工場です。
『えらいことですよ~、いま目の前で燃えてますよ~、赤い塊で30Aの古い古いナイフスイッチが今燃えてますよ』、下で見てますXさんと従業員のあんちゃんは、「え~~、火事ですか~、燃えてるのですか~」と大ビックリですホントです。
急いでスイッチ落として一次側、配線外して火を消しますね。
天井の上の梁に乗せます板の上、古い器具です緩んだのでしょうか、ポッポ、ポッポと目の前で燃えていますねホントです。そのためですよ2次側のケーブルが溶けて、事務所のブレーカーへ異常な電圧送ってたのです。木工所ですよ、木造の工場だ廻りは木がいっぱい積んでありますのこんなとこ、火が点けば危機一髪で火事ですよ。
Xさん云いますね、「ああ~あ、診てもらっている時に火事になる一歩手前で見つかるなんて、恐ろしいことです助かりました」、

壁のコンセントの真っ黒焦げや、天井の梁の上ですゴチャゴチャ配線の火事になる一歩手前、そんな危険なこともある。お客さまにはいつもです『コンセントが緩くて、コードが簡単に抜けるようなら絶対にすぐ電話してよ』、『コードやコードの差し込みが、熱いようなら絶対にすぐ抜いて電話してよ、辛抱したりして使ってはダメですよ』と、口が酸っぱくなるほど云ってるのに、時々怖いことがありますね。

《コンセント ちょっとの異常も すぐ電話》