小高い丘の小学校・竹野南小学校

2009年04月13日 | ふるさとの話
          (眼下に竹野川と国道178号線、御又の集落が望めます)

「蛍光管20Wを、一箱納品していただけますか、できたら急ぐんですけど~」と、竹野南小学校の事務員さんから電話です。
今年は蛍光管の納品を、豊岡市全域(4年前に1市5町が合併し広大な市域)にする契約をしていますから、どんなに遠くても契約通りに配達が発生いたします。
それが金額のかさ張らない20Wですから、ちょっとこたえます。

竹野南小学校は竹野町御又にあります。当店からおよそ20km、結構な距離、豊岡市にある小学校は30校、その中でも遠方の部類です(一番遠方はここよりさらに10km先の竹野小学校)。
竹野川と並走する国道178号線から急な坂道を登った、小高い丘の上の小学校です。
アクセルをふかして登り切ると左手に運動場、先生の掛け声と一緒に子供たちの元気な体育の時間です。
斜面には、「学べ、遊べ、南っ子」と書いた看板が、子供たちに微笑みかけています。
女性教師は、「遠くから、即刻配達していただき本当にありがとうございました」と深々とお礼、
私は、『な~んでも御用ありましたら、ご遠慮なく』と言ってしまってから、『えらい遠方、ちょっぴりかなわんわ~』という気持ちです。

小高い位置にありますから校区が一望できると表現したいのですが、校区自体がとっても広大、
もともと4つあった小学校を統合していますから、10km以上先の三椒・床瀬地区とか、三原地区からバス通学です。
廊下の壁には、「三原小学校」、「大森小学校」、「椒(はじかみ)小学校」、「森本小学校」の看板、統合前のものが飾ってあります。
のどかな山の小高い丘の小学校、まるでドラマのロケに使うとピッタリな坂道と眼下に広がる故郷の風景、のどかな里の学び舎です。
でも、電気屋さんの配達にはちょっと骨の折れる遠さです。
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