生野鉱山の町のシンボル・大ケヤキ

2018年10月13日 | 但馬の植物
         日本一高い所にある余部灯台


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成30年 第13回但馬検定(3級)問題より

【47】兵庫県で2番目の巨木で、生野鉱山の盛衰を長きにわ
たり見守ってきた町のシンボルとなっているのは、次のど
れでしょうか。

(a) 青倉の大ケヤキ     (b) 延応寺の大ケヤキ
(c) 藤和の大ケヤキ     (d) 八代の大ケヤキ


 文久3年(1863)10月、30数名の維新の志士が尊王
倒幕を掲げて生野・延応寺(えんおうじ)に集結します。
但馬各地から集まったおよそ2,000人と共に、生野代
官所を占拠して挙兵します。

後の世に言う、全国に先駆けて起きた生野義挙、生野の変
なのです。

しかし、わずか3日で破陣し義挙は失敗に終わります。
集結した生野の延応寺には、樹齢1,000年を超す大き
なケヤキが立っています。

朝来市生野町口銀谷(くちがなや)の延応寺の大ケヤキで
す。

樹高30m、幹廻り8.6mのケヤキは、兵庫県下第2の
巨木なのです。生野鉱山の盛衰を、長きにわたって見守っ
てきた町のシンボルなのです。
答えは、(b)の延応寺の大ケヤキなのです。



『おきょ~』

 ケンちゃんは目が覚めたら、布団の中からどう言うの。
「目が覚めたで起きよう」って言うだろね。

起きようとするときに口にする言葉は、「おきよう」だわね。
それが標準語。「おきよう」で良いんだよ。

ところが、発音が微妙なんだけれど、但馬の昔のばあちゃん
達はこう言ったんだよ。
「さあさあ~、朝日が昇ってるで~。さあさあ~おきょうで、
おきょうおきょう、いつまで寝とるんだえ、おきょうで~」
っと、布団をはがしてみんなを起こしてたんよ。

「起きよう」は、但馬弁では「おきょう」「おきょ~」って
なるの。
「おきよう」とよく似ているけれど微妙に発音が違うの。

「起きようで」は、「おきょうで」「おきょ~で」なんよ。
「起きなさい」は、「おきや~」。
「早く起きなさい」は「はよおきよ~」なんよ。

なかなか但馬弁の「起きる」「起きよう」「起きなさい」の
発音は、微妙な感じに繊細なんよ。
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