三笑会

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「前例にとらわれない挨拶を」

2020-10-19 20:54:43 | 日記
「前例にとらわれない挨拶を」

 救う会ニュースによると、令和2年10月24日(土)に、砂防会館別館1階大ホール「シェーンバッハ・サボー」で国民大集会を開催するとのこと。要請中とあるが、例年どおり菅首相や加藤拉致問題担当大臣も来て挨拶をするのだろう。両者の挨拶は、後日、救う会ニュースに掲載されるのでご覧頂きたいと思う。
 私は、今回するであろう菅首相の挨拶内容に注目している。安倍前首相時代の政府方針は、「ストックホルム合意に基づき、日本人の全ての問題の解決を目指す」というもので、菅首相においても9月の臨時国会での政府答弁書において、「政府としては、御指摘のいわゆる「ストックホルム合意」を破棄する考えはなく、同合意に基づき、日 本人に関する全ての問題の解決に向け全力を尽くしていく考えである。(答弁第4号)」として、前内閣の方針を継承することを明確にしている。
 安倍前首相が、昨年9月の国民大集会において行った挨拶の原稿は拉致問題対策本部事務局が起案しているが、起案の段階から挨拶文の中に政府方針である「ストックホルム合意に基づき、日本人の全ての問題の解決を目指す」という文言がどこにもない。これは、私が情報公開請求と審査請求の末に開示を受けた挨拶文を確かめたので間違いない。
 首相及び拉致問題対策本部事務局は、政府方針を熟知しているにも拘らず、家族会や救う会の前ではストックホルム合意を口にしない。国会議員への答弁書では「ストックホルム合意に基づき」と何度も答え、家族会や救う会の前では「拉致問題最優先」と繰り返す、どちらが本当なのか。政府内に未だに二つの方針が並立しており、このことが拉致問題の解決を妨げている。菅首相には前例にとらわれず、この際にはっきりして貰いたいものだ。