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黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

いかほろ紀行(水沢観音)総集編・水沢観音仁王門

2019-11-11 20:59:56 | いかほろ紀行

夕方雨が上がって、ひめちゃんは、七海ママとお散歩に出ました。

むこうから、今朝トラブったクロベイがやって来ます

きちんとおすましで、やりすごせました

おうちに帰ってみると、残されていたのは獅子丸でした

獅子丸と2回目の散歩です。

東の空にほぼ満月の月が上がってます

 

 

 

水沢観音の駐車場から、さっき横目に見た山門(仁王門)に戻ります。

やはり階段を下りて、仁王門から参拝です

うわあ、階段もすごいけど、立派な山門(仁王門)です

手すりは、ありがたい

二階に人の影が見えるような?

 

こんにちは

ケバケバしくもなく、ちょうど落ち着いた色合いの仁王様です。

 

説明板があります。

渋川市教育委員会とあります。

ここは、伊香保は渋川市になったんだ

 

去年の4月に行った旧榛名町の榛名神社は、高崎市でした。

 

いかほろ紀行(榛名神社)は、FC2ブログ「黒柴ひめちゃんの葛塚村だより」https://kazenotatutahime.blog.fc2.com  にあります。

 

榛名山の南側・榛名町は高崎市、東側の伊香保町は渋川市に合併したのです。

 

 仁王様の後ろには、風神・雷神が鎮座しています

 

雷神の後ろに、階段があります。

覗くと、わー急すぎる

でも、上ってみるきゃない。

 

地面にほぼ直角の感じの階段でした

這うようにして上ると、上った甲斐があった

中央に釈迦如来、右に文殊菩薩、左に普賢菩薩が鎮座です

後ろには十六羅漢です

静かに手を合わせます。

ひめちゃんが天寿を全うするまで、生きられますように

 

階下を望むと、ちょっと足がすくむような感覚を覚えます

 

下りるときは、反対側風神の方から下りました。

こちらの方が、少し楽かな

 

改めて見上げると、木鼻のこの子が、ひめちゃんに似ているような印象を受けました

かつては仏に敵対していたけれど、今は仏に帰依して明るく仏を守っているというイメージです。

うん、似てる

 

門をくぐって、境内です。

振り返ると、赤いけれど風景になじんだ仁王門です

本来の寺院は、こんなに赤いものだったのですね

仁王門だけでも、見所いっぱいでした

さあ、境内へ行きまーす

 

 

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いかほろ紀行(水沢観音)総集編・いかほろの歌

2019-11-11 09:56:15 | いかほろ紀行

今にも泣き出しそうな空でした。

ひめちゃんは、獅子丸とお散歩から帰ってきました。

もうすぐおうちというところで、ミックス犬のクロベイと遭遇してしまいました

トラブルを避けている時に、ひめちゃんの後ろ左足はおかあさんに踏まれてしまいました

大変、ひめちゃんは足が地面につけません

抱っこされて帰宅、おうちの中に入れてもらいました。

おうちの中で、元気に朝ご飯です。

よかった

明るく絞り咲の椿が咲き出しました。

 

 

 

 

桃井塚・桃井城から、鬼ヶ橋の信号に戻り、県道15号線をひたすら行きます。

そのうちに水沢うどんの文字を見るようになりました。

山門(仁王門)を脇に見て、奥の駐車場に入ります。

 

付近に万葉歌碑があるようです。

まず、万葉歌碑の確認です。

 

水沢山を背にして、歌碑があります。

あの山の向こうが、二ッ岳です。

1500年前の大噴火の火砕流で、鎧を着た古墳人を飲み込んだのでした

い香保ろの 八坂の堰塞 立つ虹の 顕ろまでも さ寝をさ寝てば

(いかほろの やさかのいで たつぬじの あらわろまでも さねをさねてば)

 伊香保の山裾にある八尺もある大きな水門(堰塞)からほとばしる水しぶきに朝日が当たって虹がはっきりと見えるようになるまで、おまえと一緒に寝ていられたらどんなに楽しいだろう。是非そうしたいものだな、お前・・・

 

そうか、万葉の時代は庶民も通い婚で、男は夜明け前に帰らなければならなかったのか

 

近くにもう1枚説明板がありました。

厳秀(いかほ)の 八坂の堰塞にあざやかな朝虹が立つ その虹にようにはっきりと二人の仲が知れ渡ってしまってもかまわない それまでも共寝をしたならばどんなによかだろう さあ寝よう 寝ましょう

 

こちらの解釈の方は、ずいぶんと歯切れがいい

 

上野国境野村(現在桐生市内)出身の国学者・橋本直香が安政年間に調査に来たのですね

桐生市境野出身の国学者・橋本直香、知りませんでした

安政年間といえば、世良田の毛呂権蔵が上野を歩いて、『上野国志』を著したころですね

 

採取された民謡だとあります

 

 

『万葉集』巻14は東歌で、3402番から3423番まで22首が、上野の国の歌です。

その中で、伊香保の歌はダントツに多いです

 

 

ついでだから、伊香保の歌に目を通しちゃいましょう

テキストは、講談社文庫『万葉集三』(中西進2012)です。

 

3409 伊香保ろに 雨雲い継ぎ かのまづく 人とおたはふ いざ寝しめとら

    (いかほろに あまぐもいつぎ かのまづく ひととおたはふ いざねしめとら)

 

3410 伊香保ろの 岨の榛原 ねもころに 奥をな兼ねそ 現在しよければ

    (いかほろの そひのはりはら おくをなかねそ まさかよければ)

 

3414 い香保ろの 八坂の堰塞 立つ虹の 顕ろまでも さ寝をさ寝てば

    (いかほろの やさかのいで たつぬじの あらわろまでも さねをさねてば)

 

3415 上野 伊香保の沼に 植ゑ子水葱 かく恋ひむとや 種求めけむ

    (かみつけ いかほのぬまに うえこなぎ かくこひむと たねもとめけむ)

 

3419 伊香保せよ 奈可中次下 思ひとろ 隈こそしつと 忘れせなふ

    (いかほせよ なか??? おもひとろ くまこそしつと わすれせなふ)

 

3421 伊香保嶺に 雷な鳴りそね わが上には 故は無けれど 児らによりてそ

    (いかほねに かみななりそね はがへには ゆゑはなけれど こらによりてそ)

 

3422 伊香保風 吹く日吹かぬ日 ありといへど 吾が恋のみ 時無かりけり

    (いかほかぜ ふくひふかぬひ ありといえど あがこいのみ ときなかりけり)

 

3423 上野 伊香保の嶺ろに 降ろ雪の 行き過ぎかてぬ 妹が家のあたり

    (かみつけ いかほのねろに ふるゆきの ゆきすぎかてぬ いもがいえのあたり)

 

22首中8首が伊香保の歌です

どうしてこんなに多いのでしょう?

確かに、採取された民謡かなという感じの歌も、いくつもあります

 

 

 

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