桜子でーす

日々の感想や思いついた事柄を写真や文章に表しました。ビジュアルに表現出来ると嬉しいな!

リハビリテーション病院(1)

2014年11月28日 | 日記・エッセイ・コラム
11月28日(金)

暖かい日になった。しかし、天気は変わるらしい。

昨日の疲れが残っているのは、運転の所為だけではない。
四日間、ため込んだブログを書き、写真を載せるのに苦労したからだ。
文章は、まだいい。『書く』ということには慣れてしまって、何とかなるからだ。(と、言ったらおこがましいかな?)
しかし、写真となると、ブログが変わって以来、画像をアップする手順に慣れていないので、すべて、無手勝流と言うしかない。
だから、時間が随分かかってしまう。

河口湖から帰って来たばかりなのに、えらく、手間どった。
我ながら『命知らずの⚪️⚪️者』と言いたくなる。


それでも、今朝は早起きをしなくてはならなかった。
十一時までにリハビリを受けに行く事になっている。

結局、病院へ着いたのは五分前。
この病院の玄関口では、他の病院から転院して来る人を見かける。
世の中、リハビリを必要とする人が大勢いるのだなと驚く。

そう言えば、私もまた、手術を受けた病院から、このリハビリ専門の病院へ運ばれて来たのだ。
家へ帰ることも許されず、あと二ヶ月は入院が必要と宣告されて、長~い日々を過ごす事になった。
退院したら、もう、家へ帰れると思っていた私の期待は外れ、気を落としたものだ。

しかし、リハビリ専門の病院は一般の病院とは違うと言う事が、次第に理解出来るようになった。

まず、普通の病院と異なり、病気の匂いが感じられないと言う事だ。
環境そのものも、明るく機能的で、たくさんの絵画が飾られてモダンな感じがする。
玄関ホールには白いグランドピアノや花が飾られている。






入院患者は大人ばかりで、車椅子や杖を使う人が多く、内科的な患者は少ないのが特徴である。
また、面会の人たちの出入りも多い。

何と言っても、治療や看護にあたる人々が若々しく明るい感じがする。
この人たちの真面目で親切な態度は患者の気持ちを明るく引き立ててくれる。
物好きの私は、よく、若い人たちに冗談を言ったが、未だに親しみを感じている。


患者は一日に、三~四回の単位でリハビリを受けることになっている。
患者の中には、自主的に歩行練習をする人もいて、日頃の生活態度を偲ばせる。
男性の方が多かったが、私も病院の中を歩き回ったものだ。




食事以外はおやつは食べる事が出来ない。
これは寂しかった。食堂の前を通ると「早くご飯が食べたいよ!」とつぶやいたものだ。しかし、
お陰で、体に無益な食べ方もせず、我慢をしながら、健康的な習慣がついた。

しかし、おやつの魅力は大きい。退院すると、元に戻ってしまった。

私は、退院する頃にはすっかり痩せてしまって『鶏ガラ』の様になってしまった。
これも、哀れな印象。


『早く帰りたいよー」が私の口癖だったが、結局、この病院では二ヶ月と二週間滞在したことになる。
真夏の二ヶ月間を涼しい病院で暮らしたのだから、ありがたかったと思わなければいけない。

しかし、毎日のように来てくれる姉には、頭が上がらないと思った。
この病院が我が家から近い場所にあるとは言え、バス停からは可成りの距離にあるから、汗をかきながら訪れる姉には申し訳ないと思った。

食堂から眺められるJRの線路を通過する電車に、いつも利用していた街への想いを馳せたことも度々あった。





退院後の自分の生活は、だらしのないものに変わっている。
まず、恐ろしく痩せた体を少しでも元へ戻そうと、食事を作り始めた。しかし、一度痩せたものはなかなか元へは戻らない。
最近では、過食気味も始まっている。

今まで、家ではほとんど食べなかった食品など、病院で出された物を参考にする様になった。
特に入院中には、麺類やパン類が禁止になっていたのが辛かったが、今となっては、納得出来るものがあると理解出来る様になった。





 * そのうち、続きを書く予定です。







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